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2017年7月30日 (日)

女性が落語を演じること

ring師匠とも何度か話したことですが。
落語をそのまま女性が演ることの是非について。
プロの世界で初めての女性の噺家さんは、三遊亭歌る多さんと古今亭菊千代さんです。
ちょうど、私と同年輩です。
講釈や浪曲と違って、女性(女流)落語家の歴史は新しい。
そもそも、落語は、男が男の目で、男が男を主人公にして作り、男が男の了見で演じて(語って)います。
これを女性がやるのなら、上の「男」の部分を全て「女」に変えたものがなくてはいけないと思います。
しかし、実際は「・・・女が男の了見のつもりでやっている」だけ。
だから、あまり男女で影響のない噺もありますが、多くは女性がやるのは難しいものが多いのです。
基本的には、今でも女性が今のままで落語家をやるのは、反対なんです。
それでも、「道灌」とか「子ほめ」とか「寿限無」とかは、あまり違和感はないのですが、特に廓噺や間男噺や職人の噺などを女性がやるのは・・・??
よく平気で出来るものだなぁ・・と思います。
また、演ずる時に男言葉を無理して使うのも違和感があります。
男言葉は、基本的に荒っぽくて汚いですから、いくら男の台詞だからといって、「・・・じゃねえよ」とか「てめえ」とか「座りしょんべん」なんて言うのはダメだと思います。
女性が落語をやるなら、男の世界、男の了見、男の性(さが)の出るものはやらない。
やるにしても、男の汚い言葉は使わないことだと思います。
それでなければ、女の世界を、女の目で、女が主人公の噺を作り、女の了見でやって欲しい。
お願いだから、軽い気持ちで、「紺屋高尾(幾代餅)」や「お見立て」や「紙入れ」などはやらないで欲しいと思います。
それから、「厩火事」とか「短命」「権助提灯(権助魚)」という、男の身勝手さを語るものも。
いつも、ひやひやしながら聴いています。

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