千公さん
千公さんは「粗忽長屋」。
研究熱心な千公さんは、ここのところ、江戸っ子の喋り(江戸弁語り)に挑戦しています。
この噺も、高座本だけでなく、インターネットで数多く動画を視聴しているのですが・・・。
ところが、個々の噺家さん特有の言い回しをそのまま真似てしまう部分があって、江戸弁でないおかしな口調やイントネーションになる部分があり、師匠から指摘されていました。
スポーツでもそうですが、プロのアスリートは、まず基本を身につけてから、それをベースに自分なりのフォームに変えて行きますが、アマがそのまま真似をしても上手くなりません。
まず、言葉をしっかり覚えて、場面にあった感情移入をしてからでしょう。
表面的な真似は、かえって落語を壊してしまう。
師匠は、そう仰りたいんだと思います。
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