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2017年7月29日 (土)

責任の重さ

製薬会社の龍角散が、例の秋田県知事が出演するテレビCMの放送を中止したそうです。
「大雨被害がある中、CMをご覧いただくことが適切かどうかを判断した」と説明。
避難勧告が出ていたにもかかわらず、知事が県外にゴルフに出掛け、県の部長2人が同行していたのに虚偽の説明をした問題を受けた対応とみられます。
このCMは秋田県内のハーブ畑が舞台。
のどかな風景が広がる中、知事が1カット登場し「ハーブ作り、順調ですね」「秋田での本格栽培始まりましたね」などのせりふを言う。
2013年11月に全国で放送を始め、現在のCMは15年11月から流している。
今月末まで放送予定だったが、知事の虚偽説明の会見があった26日、打ち切りを決めた。
民放各局は27日、8月から放送する予定だったCMに差し替え、龍角散はホームページの動画を削除した。
龍角散は、江戸時代の秋田藩の御殿医藤井玄淵が調製した藩薬が原点とされるんだそうです。
CMは、秋田藩に縁がある龍角散が、知事の出演を依頼し、県側もハーブなどの薬草をPRしたいことから実現。
知事の一連の発言を受け、県には「出演するべきではない」といった電話が数件あった。
県職員の一人は「知事の言動が影響している。農業振興につながるCMなのに残念だ」と話しているそうです。

CM中止の"理由拡散(龍角散)"はお見事です。
企業は、特にイメージが大事ですから。
甘い認識の知事さんには、「良薬口に苦し」でしょう。

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