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2017年7月31日 (月)

酒飲みが演じる酒飲みのこと

bottle女性が女性を演じるのと同様、「酒飲みが酒飲み(酔っ払い)を演じるのは、自分の素を出せば良いから楽だろう」。
これもよく言われます。
「酒飲みは、酔っ払ってしまって、自分が酔っ払った状態が分からないから、かえって下戸の人の方が観察出来るから上手い」。
こんなことも言われます。
まぁ、それはともかく、落語では、自分の酔い様をそのままやるのはダメだと思います。
酩酊する状態には、聴く側にそれぞれイメージがあるはずです。
ですから、自分を出すだけではダメですし、落語は自分を消さないといけませんから、「いつもの酔い方だったよ」と言われるのは、褒め言葉にはならないかもしれません。
それに、酔っ払いにも色々なパターンがありますから、そのバリエーションも必要になる。
コロッケだとか、物まね芸人さんは、真似をする人のある特徴一点を極端に誇張して演じます。
実際には、そんなではなくても、観客は「そっくりだ」と、ある意味で錯覚してしまう。
これと同じように、聴く側が既にイメージしているポイント(酔っ払いというイメージ)にヒットさせることが重要だと思うのです。
要するに、女性、子ども、酔っ払い・・・は、単なる写実ではいけないということです。
それに、お殿様や花魁や侍など、今では分からないものも、説得力のある演出をしなくてはいけませんから。
聴く側が自然にイメージしやすい演出を工夫することですね。
独り善がりではなくて、聴く側にどのように映るか・・です。

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