« 桂ざこば師匠の涙 | トップページ | やはり勘違い »

2017年7月29日 (土)

小噺のこと

小噺について考えました。
小噺のこと
広場亭落語会で、師匠がマクラで触れられたのが、「芸を盗め」ということ。
勿論、一般論として仰ったのですが、私には「いいか、良く聴いておくんだぞ」と聞こえました。
そこでお演りになったのが、浅草の観音様の仁王様の小噺。
「臭もの(曲者)ぉ~」「へ(屁)へへ、臭う(仁王)かぁ~」の、有名な小噺です。
小噺は難しいとは言われるものの、短いので、どうしても軽視しがちなものです。
師匠は、この小噺を、細かな仕草や感情を込めた台詞と仕草で熱演されました。
今まで、こんな渾身の小噺を聴いたことがあっただろうか?
この小噺は、私も「花色木綿」で演っています。
師匠、確かに、盗ませていただきました。
ありがとうございます。

« 桂ざこば師匠の涙 | トップページ | やはり勘違い »

師匠」カテゴリの記事