アナザーストーリーズ
珍しくBSの番組を視聴しました。
司会者が、あのいわくつきの女優なのが気になりますが、「アナザーストーリーズ」で、古今亭志ん朝師匠の特集。
「そうなのかなぁ?」という構成部分もありましたが、まぁまぁ面白く拝見することが出来ました。
鈴々舎馬風師匠や桂文楽師匠は「ははぁ、なるほど」でしたが、いつもながら、立川談志師匠に関しては、やや持ち上げすぎの感じがしたような。
名人というのは、ただ技量が図抜けているだけではなく、時代や巡り合わせや世相などの様々な要因が複雑に絡み合って出来上がっていくものなのかもしれません。
そのうねりは、人一人の力では到底生み出せない、大きなうねりのようなものなのかもしれません。
志ん朝師匠も、単にもって生まれたセンスや稽古だけで、「名人」の名を欲しいままに出来た訳ではないんですね。
ところで、評論家の瀧口雅仁さんは、こんな対ーとをしていました。
志ん朝師の特集。興味深く拝見。
旧・池袋演芸場の高座を下りて来て、菊生さんかな?が挨拶する、あの映像。
あれ出典、何? それにしてもメガネをかけて、帽子を目深にかぶった『トランヴェール』での写真、あれは格好がいい。
ほかにもツイートがありました。
幼い頃から志ん朝師匠の落語を聴いてきた者として真打ち昇進時の明烏の音源を聴けたのは感無量。
あのような噺家は今いるか?これから出るか?
私はいつまで落語を聴くだろうか?
古今亭一門の噺家が誰も語らないのも気になるところ。
・・・大丈夫です。
志ん朝師匠亡き後も、さらに今後も、必ず斯界を背負う逸材が出て来ますから。
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