時の記念日
6月10日は時の記念日。
でも、詳しいことは知りません。
1920年(大正9年)に当時の文部省社会局の組織である生活改善同盟会によって制定されたそうです。
目的は、個々人の時間に対する意識や衣食住を含め生活全般の改善を喚起し教育することによって、国内産業の効率化や合理化を図り、国を豊かにしながら近代化を推し進めるというものでした。
それを6月10日に記念日とした由来は、671年天智天皇の時代に、水時計(漏刻という)を使って時間を確認し鐘や鼓でその時を知らせていたことが日本書紀の記録として残っており、それが現代の6月10日であったことでした。
このように国を挙げて時間に対する意識の喚起や教育が行われたことによって、世界でも類を見ないほど、日本は時間に対して厳格な文化となっていったのでしょう。
今では電車や飛行機などの交通網のスケジュールは分または秒単位で組まれていますし、予想しきれない道路状況を鑑みて路線バスの位置情報や何分後に自分の乗りたいバスが停留所に到着するかもわかるようになりました。
また、宅配便の日時指定が可能でその通りに届くサービスは世界を見ても唯一無二ではないでしょうか。
毎朝、地下鉄の出口ですれ違う人がいます。
住む場所も乗る電車も違うのに、毎朝決まった場所、決まった時刻にすれ違うというのは、日本の鉄道の優秀さを物語るものです。
あまり厳格になり過ぎても窮屈ですが。
ところで、女性というのは、約束の時刻に少し遅れるのを良しとしている人が多い気がしますが、私の思い違いでしょうか?