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2017年6月17日 (土)

歌丸師匠の苦言

左肺炎慢性呼吸不全の急性増悪のため入院し、先日退院した桂歌丸師匠が、「笑点」の前番組「もう笑点」の収録に参加。
笑点メンバーと囲み取材に応じ、ピン芸人・アキラ100%などの「裸芸」に物申したそうです。
こんな記事がありました。
落語を誰に聞いてほしいかと問われると歌丸の目が変わった。
「日本全体、あるいは海外からの人にも聞いてもらいたい」。
そこには、体一つで高座に上がり続ける落語家としてのプライドがあった。
「日本語っていうのは日本の文化。その文化を1番、使っているのが、我々、噺家だと思いますよ。それも笑いに持っていっている」と思いを語った。
その上で「失礼ですけど、日本語を使わないで笑いを取っている芸能人の方が大勢いるじゃないですか。これも、言っちゃ失礼ですけど裸でお盆持って出てきて何が芸なんですか。私は違うと思うな」と、アキラ100%のお盆で隠すネタをバッサリ。
続けて「ああいうのを見て、面白いな、うまいなと思われちゃ困るんです。やっぱり日本の言葉を使って笑いを取るのが芸人であり、我々、噺家だと思いますよね。だから大いに日本人に聞いていただいて、日本語というものを、もっともっと理解していただきたい」と静かに熱く語った。
「ちょっと望みは大きいかもしれないですけど、そういう気でいます」と80歳にして抱いている壮大な夢を明かした。
また、入院中に落語の魅力を改めて感じたという。
「病院でじーっと落語を聞いているとね、ホントにいいもんだなと思いましたね」としみじみ。
続けて「落語はしゃべるもんじゃなくて聞くもんだ」とぽつり。
笑点メンバーを笑わせていた。

・・・私も、品のない芸は大嫌い。
もっと嫌なのは、その下品な芸を見て喜んでる芸人たちのアホ面です。
騒がしいだけの、楽屋落ちの、学歴をひけらかすような お笑い芸人は、皮肉にもその姿こそが滑稽です。

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