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2017年5月22日 (月)

桂米丸師匠

桂米丸師匠の話題です。
桂米丸師匠
年齢もさることながら、あの、あの桂歌丸師匠の師匠がご健在というのは、物凄いことです。
現役最高齢の桂米丸師匠、御歳92歳が、三越劇場の「三越劇場創立90周年記念演芸会」に出演されました。
サブタイトルが「90なんてまだ若い!」として、三越劇場よりも“年長”のメンバーとして94歳の内海桂子師匠とともに出演し、トリを務められたそうです。
爆笑につぐ爆笑で、予定時間をオーバーする熱演に米丸は「高座に上がると、のっちゃうね」と元気いっぱいだったそうです。
1947年に初高座を踏んでから新作落語一筋で活躍してきた米丸師匠は、「もうくたびれちゃったんですよ」と言いながらも、「好きで入った道なので、楽しいんですよ。(観客に)受けてくれれば」と話し、創作意欲も衰えていないようです。
最近、補聴器を使い始めた米丸師匠は「これで、人の心が分かったら面白い」と補聴器を題材にした新作落語を構想中。
「(落語は)きりがない。奥行きがある。これで終わりっていうのがない。それだけに楽しみだね。“終点”というのがないから。 ありがたいことに拍手で迎えてくれるし」と現役続行に意欲満々。
13日に退院した桂歌丸師匠について、「入院したりしているけれど、あの人は芯が丈夫、心配していませんよ」と話していたと。
これはもう、常人の領域ではありません。
米丸師匠との思い出(なんて言うと大袈裟ですが)は、大学4年生の6月、あの宮城県沖地震の前日、東京で開催された「第一回全日本学生落語名人位決定戦」の決勝大会で、当時の2協会の会長だった先代の柳家小さん師匠と米丸師匠が審査員でした。
私の「花色木綿」の講評は、小さん師匠と小島貞二先生で、米丸師匠からは直接お言葉はいただけませんでしたが、「審査員特別賞」にしてくださったのは、3人の審査員の皆さまでした。
とにかく、「長生きも芸」だと思います。
元気でいていただきたいものです。

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