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2017年4月 6日 (木)

落語ブーム論議

dramaどうでも良いことですが、落語がブームだとか、そうじゃないとか。
実にくだらない議論だと思います。
そんな中で見つけた記事。
なぜに、落語関係者は今が落語ブームと認めないのだろう。
落語ブーム?
落語の話題がさまざまなメディアをにぎわせている。
この3月には落語協会(柳亭市馬会長)から5人、5月には落語芸術協会(桂歌丸会長)から2人が二つ目から真打ちに昇進。
落語協会の真打ちは200人となった。
東西合わせて落語家は約800人に上る。
観客動員も好調だ。大ヒットミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」になぞらえ、「ら・ら・らくご」なんて声も聞こえてきたりする。
こうした隆盛ぶりは演芸担当記者、そして落語を楽しむ一人として、うれしい限りである。
一度に何千人も動員する芸ではないが、観客が多彩な個性を楽しめる環境もできてきた。400年続く古くて新しい芸をより広く浸透させるチャンスであり、この機に寄席や落語会に足を運ぶ人がもっと増えてほしい。
一方で「ブーム」と呼ばれることに一抹の不安がないわけではない。
いずれ熱は冷めてしまうのではないか、と。 
江戸時代中期、落語家の祖といわれる露の五郎兵衛、米沢彦八、鹿野武左衛門が京都、大坂、江戸の3都にほぼ同時に現れ、小屋掛けやお座敷など興行のスタイルこそ違え人気を集めて以来、落語は浮沈を繰り返してきた。
直近で“ブーム”と呼ばれたのは約10年前、2005年前後。落語家を主人公にした宮藤官九郎さん脚本のテレビドラマ「タイガー&ドラゴン」(05年)や、上方落語を舞台にしたNHK連続テレビ小説「ちりとてちん」(07〜08年)で、落語が一気にお茶の間に浸透した。
今回、火が付くきっかけになったのは、人気と実力を兼ね備えた立川談春さんが師匠談志の下での修業時代をつづったエッセー「赤めだか」の2時間ドラマ(15年)、そして漫画原作のテレビアニメ「昭和元禄落語心中」(16〜17年)だといわれる。
若い観客層が二つ目を支持
前回と同じくドラマにけん引されてはいるが、目を引くのが二つ目と呼ぶ若手落語家の人気、そして若い観客層の支持である。
寄席の一つ、末広亭(東京都新宿区)の真山由光席亭は「ブームというのは大げさだが、たしかに若い人が増えている。二つ目あたりがお客さんをつかんでいる」。
落語協会も「右肩上がりです」と手応えを話す。
受け皿となる落語会も飛躍的に増えた。
首都圏だけで月1000件が開催され、寄席やホール以外にも小さなカフェなど落語を聴ける場所が多様化。
間口も確実に広がっている。
ぴあ総研の調べでも、寄席・演芸の動員数は、東日本大震災があった11年に前年比
減となり、12年には129万人に落ち込んだが、13年に156万人、15年には151万人と堅調に推移している。
そんな活況を象徴的に示したのが今年1月31日、落語協会が都内の寄席3軒に呼び
かけて実現した「昭和元禄落語心中寄席」だ。
アニメに絡めた落語を特集し、チケットは発売から10日で完売した。
「普段の寄席とはまったく違う(若い)お客様がきた。
どういう入り口であれ、寄席にお客さんを呼びたい。
そのうち10%でも残ってくれればいい」と協会は期待をかける。
寄席も動いている。
昼間はどうしても年配層が中心になるが、末広亭では若い層を取り込もうと、数年前から夜の部で、午後7時以降入場料を半額の1500円にした。
トリの演者によっては、半額狙いで行列ができる。
ブームかどうかはさておき、波が来ているのは確かだろう。
落語に注目が集まっているからこそ、落語家にとってもここが正念場だ。
多数の中から頭一つ抜け出すためには目先の笑いを取ることに走るだけでなく、波に左右されない芸の積み重ねが必要だ。
五代目古今亭志ん生、六代目三遊亭円生ら「昭和の名人」はとうになく、その次の世
代である、東京の古今亭志ん朝、立川談志ら、大阪の笑福亭松鶴、桂米朝ら、それぞれ
東西の「四天王」と呼ばれた絶対的な規範も失った。

言葉の復権の鍵を握るかも
その一方で、東京では柳家小三治さんや、立川志の輔さんらベテランから、柳家喬太郎さんや桃月庵白酒さん、春風亭一之輔さんといった中堅・若手まで、人気、実力ともに充実した層の厚さがある。
二つ目人気も、その裏打ちがあってのことだ。
生のコミュニケーションが希薄な時代。「ご隠居さん、こんちはあ」「おや、八つぁんかい。まあまあ、お上がり」という会話で始まる落語は、緊密な人間関係をベースに、喜怒哀楽、庶民の心のひだに優しく寄り添う。
若い客層に響く魅力の一つではないだろうか。
落語復権は、言葉を根幹にしたコミュニケーション復権の鍵を握っているのかもしれない。
舞台装置もなにもないところに、演者の言葉だけで、観客が想像力で噺(はなし)の
世界を描く。
いたってシンプルな芸、だが奥は深い。
今ちょうど、東京都内の寄席では50日間にわたる落語協会の真打ち昇進披露興行の真っ最中。
普段とはまた違う華やいだお祝いムードに包まれているから、これを機に寄席デビューも悪くない。ブームとやらであろうが、あるまいが、息長く見守っていきたい。

要するに、半可通ぶる本当は落語を知らない人が騒ぎ出すのがブームということですかねぇ。
噺家さんの数が増えているのだから、落語会の数が増えるのは当たり前。
またその逆も真と言えるのでしょう。
私の中では、一生ブームだと言えるし、一生ブームでないとも言えます。
落語の良さは、自分なりに分かっていて、一生付き合って行こう(行ける)と思っていますから、外野がああだこうだ言っているのが滑稽に思えます。
別に、ブームだろうが、ブームでなかろうがいいじゃないですか。
落語が本当に好きな人が、それぞれに楽しむことが出来れば。
どんなきっかけであれ、自然に落語好きになってくれる人がいればいい。
勿論、愛好者が多いほうが、色々な面で良いかもしれませんが、なくならなければ、無理に愛好者を増やすこともないでしょう。
落語の良さは、分かる人には分かります。
その分かる人がいれば、半可通な、ミーハーな俄か(自称)ファンなど要りません。

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