ひらい圓蔵亭
江戸川区平井に「ひらい圓蔵亭」。
一昨年亡くなった、八代目橘家圓蔵師匠に関する話題です。
江戸川区は、区の文化振興に貢献した圓蔵師匠の平井にある自宅を7月に「ひらい圓藏亭」として公開するそうです。
トレードマークだった黒縁眼鏡などを展示し、区の観光名所を目指すということですから、なかなか本格的です。
隣接する平井公園とともに憩いの場として地域活性化につなげる計画だそうです。
圓蔵師匠は、昭和27年、七代目橘家円蔵に入門。
40年に真打ちに昇進して五代目月の家円鏡となり、「ヨイショの円鏡」の名で親しまれ、その後、立川談志師匠らとともに、戦後の新「落語四天王」として人気を博しました。
57年に八代目橘家圓蔵を襲名。
平成24年に江戸川区文化賞を受賞し、27年にご逝去。
圓藏亭の亭内で師匠の功績を紹介し、落語が記録されたテープの音源を流し、愛用していたネタ帳や扇子、眼鏡、着物などを展示し、和室には高座を設け寄席などを開催するそうです。
圓蔵師匠が亡くなった後、自宅は空き家になっていたが、区は公開することを検討。
昨年12月、所有権移転契約を交わし、28年度予算約7680万円で土地と建物を購入。
江戸川区総合文化センターで年4回開催される江戸川落語会は、平井に住んでいた師匠が縁でスタートし、これまで100回以上開催、 現在も年に4回開かれているそうです。
大変結構なことですが、長く続けられるでしょうか?
歌手やプロスポーツ選手の記念館が多く建っていますが、来場者が増えず、何年も経たないうちにクローズする例も多いようです。
私には、大変記憶に残る師匠で、全盛期も知っていますが・・・、さて。
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