稽古
いつからでしょうか。
部屋の中、入浴時や歩いての稽古が減ったのは・・・。
勿論、決して良いことではありません。
稽古の量は、上達のための大きなメルクマールだと思います。
しかし、体力的にも精神的にも、ちょっと疲れていて、なかなか気力が湧いて来ないのも正直なところです。
「文七元結」「人情八百屋」「三井の貸し傘」「明烏」、今までのような稽古はしませんでした。
「上達の過程で、一段高み(境地)に到達出来たからだよ」と仰ってくださるご贔屓もいらっしゃいます。
確かに、短期間で噺を覚えるコツが、自覚症状はありませんが、何となく身に付いて来たのかもしれません。
「不孝者」も、あと3日後に迫った「千早亭落語会」でネタ下ろししますが、まだ一度も通しでやれていません。
焦っています。
焦っていますが、必死で稽古をしようとしていない。
何度か師匠に聴いていただいた読み稽古の録音を、何度も繰り返して聴いているのみ。
そこで確認しているのは、一つ一つの台詞ではなくて、会話全体、噺全体のありよう。
台詞の単語には拘らず覚えない。
チェックしているのは、再生している言葉の妥当さ。
ここはこういう表現や抑揚ではなく、別のやり方があるはずだと。
後は、それを踏まえて、本番で言葉の引き出しから、的確な言葉を出すことです。
そんなことをやりながら、「次はもっと真面目に稽古しよう」と反省しています。
師匠に言われた、活字で覚えない、登場人物の了見になりきる、の2点のチャレンジです。
これで良いのでしょうか?
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