四代目桂春團治誕生!
上方落語の大名跡が復活するという、とても嬉しいニュース。
上方落語の大名跡「桂春團治」を、昨年1月に85歳で死去した三代目のお弟子さんの「桂春之輔」師匠が襲名するそうです。
四代目襲名は、師匠の遺言だったそうです。
先月中旬に一門が集められ、先代の遺言開きが行われた席で意向を知らされたということです。
「資格があるのかと熟慮しました」。
一方で、「師匠の遺言であると伝えられたからには当然引き受けるべきであろうと思いました」と。
先代は、この大名跡は「止め名」にするべきではなく、代々襲名していくものとも言われていたそうです。
とはいえ、68歳での襲名ですから、色々ご苦労もあると思いますが、大きな名前が見られるというのは、本当に素晴らしいことだと思います。
上方では、かつての四天王のうち、「桂米朝」と「笑福亭松鶴」が、まだ"空席"です。
米朝師匠のご子息は「米團治」を襲名したばかり、松鶴門下の総領の仁鶴師匠は80歳・・・。
いずれにしても、大名跡が、円滑に襲名されて行くのはとても良いこと。
単なる名前ではなくて、演芸界、落語界そのものだと思います。
東京の圓生や志ん生は、いったいどうなるんでしょう?
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