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2017年2月 3日 (金)

ふるさと納税

世の中、基本的には「ゼロサム」社会。
即ち、合計するとゼロになる。
さらに言えば、一方の利益が他方の損失になる。
以前から、漠然と思っていたことなんですが・・・。
自分の出身地や応援したい自治体に寄付をすると住民税などの控除が受けられる「ふるさと納税」。
寄付が集まらず、ほかの自治体に寄付した住民からの控除の申請によって税収が減る自治体が出ているそうです。
こうした税収の減少は、特色ある返礼品を出しにくい都市部の自治体などで顕著になっていて、例えば、東京23区の今年度の減少の見通しは、合わせて前年度の5倍以上となる、およそ130億円に上る見通しだそうです。
以前から疑問に思うのは、寄付を受ける側も景品やら何やらでコストがかかりますから、ネットでは税金が無駄に使われている気がするんです。
私はまだ実行していないので、大きなことは言えませんが、僅かながらではありますが、郷里の町に私の納税分の一部を還流させたいと思います。
その際に、何か景品を求めようとは思いません。
納税する中で、「メインは自分の住居地に、一部を郷里に」というスタンスです。
景品で釣れば、一時的に税収(のようなもの?)は増えるかもしれませんが、景品のコストを考えると、その100%が活かされない。
住居地では、その分まるまる税収が減ります。
これって、ひいては税金の無駄遣いなんじゃないかと。
景品に釣られてではなくて、納税者も、せこいことをしないで、もっとピュアに考えて欲しい気がしますが。
せめて、「三方一両損」ぐらいの裁き(捌き)は出来ないのかなぁ?

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