静かに見守るのが真の贔屓
奥さんが癌で闘病中の、人気歌舞伎役者さんのこと。
自身のブログで新居を探していると明かしたそうです。
「皆さんのおかげで、我が家がどこにあるのか(バレている)。きょうも家出るときにおばさま方が6名くらいいらっしゃったり、観光地化してきているので困るでしょう」と苦笑したと。
「いろいろ仕切り直したい」と引っ越しをする理由を語り、「マスコミさんも絶対いるし。あのへん張り込み率が高くて、頻繁に見られている感じがするので、移動しようかなと。やっぱり○○(奥さん)のことが一番なので」と、闘病中の妻を思いやっているそうです。
・・・確か、大岡裁きの一つだったと思います。
自分の子どもだと主張する2人の女に、その子どもの手(腕)を引っ張らせた奉行、途中で痛がる子どもを見て引っ張るのをやめた女を本当の母親だとお裁きをしたそうです。
本当の親なら、本当のご贔屓(ファン)なら、相手が悲しんだり、困ったり、怒ったりすることなどしないはずです。
おばさま6名は、好き嫌いの判断しか出来ずに行動する、大人気ない人たちです。
もっと大人気ないのは・・、マスコミなんでしょうが。
「薮入り」でこんな台詞ありました。
人間、なまじ学問を身に付けて理屈っぽくなるよりも、人の気持ちの分かる苦労人がいい。
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