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2017年1月25日 (水)

横綱の名

sign05相撲は型や形を大切にしますから。
神事でもありますから、儀式は重要です。
横綱の名
「稀勢の里が満場一致で横綱に推挙されました」
「謹んでお受け致します。・・・・」
ここまではもう定番ですが、この後が注目されます。
絶対に言った本人は初めて聞くか、意味がわからないであろう四字熟語を使うのが流行っていたことがありましたから。
横綱の名に恥じぬよう、精進致します。」
・・・素晴らしい口上だと思います。
自分の言葉(改まってはいますが)で、自分の率直な気持ち。
今は、「ありがとうございます。一生懸命頑張ります」でいいじゃないですか。
最近の横綱の昇進時の口上を調べてみました。
【鶴竜】
これから、より一層稽古に精進し、横綱の名を汚さぬよう、一生懸命努力します
【日馬富士】
横綱の自覚を持って、「全身全霊」で、相撲道に精進します
【白鵬】
横綱の地位を汚さぬよう、「精神一到」を貫き、相撲道に精進いたします
【朝青龍】
横綱の名を汚さぬよう、稽古に精進します
【武蔵丸】
綱の名を汚さぬよう、「精進体」に致します
【若乃花】
「堅忍不抜」の精神で精進していきます
【貴乃花】
相撲道に「不惜身命」を貫く所存です
【曙】
横綱の地位を汚さぬよう、稽古に精進致します
【千代の富士】
横綱の名を汚さぬよう、一生懸命頑張ります
【北の湖】
栄誉有る地位を汚さぬよう努力します

「全身全霊」は、その人に備わっている体力と精神力のすべて。
「精神一到」は、精神を集中して物事に取り組めば、どんな難しいことでもできないことはないということ。
「堅忍不抜」っていうのは、どんなことがあっても心を動かさず、じっと我慢して堪え忍ぶこと。
「不惜身命」は、仏道のために身も命も惜しまないこと。身や命をささげて惜しまないこと。身を顧みないこと。

武蔵丸の「精神体・・・」というのがよく分かりませんが、本当は「横綱の名を汚さぬよう、心技体に精進致します」と言いたかったんだそうで、外国人力士だから仕方がないと思います。
・・・まぁ、若貴を除けば、基本的にはシンプルだと思います。
「横綱に推挙いたします」
「いえ、結構です。辞退します」
・・なんてぇのはないでしょうね。
本当は、お互いに向き合って口上を行うのでしょうが、カメラを意識した形になっているんでしょう。
ホームドラマの食事のシーンで、卓袱台の手前には誰も座らないのと同じですね。
ところで、相撲協会の使者が粗忽だったら面白かったでしょうね。
(ホテルに用意された)使者の間に通されましたが、口上を待っていた親方と稀勢の里の前で、どうしても思い出せない。
どうしても思い出せないのでここで「一服する」、じゃなくて「切腹する」と大騒ぎ・・・。
田中三太夫さんごめんなさい。

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