当て逃げ?
「当て逃げ」なんて、一般的には甚だしく卑怯な行為です。
極端な場合は、未必の故意の殺人にもなりかねません。
人気のお笑いコンビの一人が、自身が運転する乗用車がタクシーに接触し、運転手にけがを負わせたそうです。
彼は、警察にも届けず、そのまま立ち去ったそうで、当て逃げの疑いがかけられています。
「接触事故を起こしてしまい、その場でよく確認するべきところを怠ってしまい、被害者の方には大変申し訳ありません。誠意をもって対応してまいりたいと考えております」とコメントしたそうですが。
所属事務所も「前を走っていたタクシーを追い越そうとした際に同車に接触したかもしれないと認識しておりましたが、事実確認をせずにそのまま帰宅してしまっておりました」とし「弊社としてはこの度の事態を深刻に受け止め、誠実に被害者対応に努めてまいります。被害者及び関係各位に多大なるご迷惑をおかけしておりますことをお詫び申し上げます」と重ねて謝罪していると。
まさに当て逃げそのものですね。
一部では、本人は事故の認識がなかったなどと言っていると伝えていますが、運転手が怪我をしていて気がつかないなんて、申し開きにもならないと思います。
とにかく潔くない。卑怯です。
瞬間的に自分の芸能人としての地位を守ろうとして隠した(逃げた)のでしょうが、人間のことですから、過失だってあります。
人の道を尽くして、正々堂々と反省し、真摯に詫びるべきだと思います。
左官の長兵衛は、通りすがりの見ず知らずの若者に、娘が身売りをして作った大事な50両を、赤の他人の命を助けるために譲ってしまうんです。
「情は人のためならず」という言葉がありますが、逆もまた真で、情をかけなかったら、後で大きな罰があたりますよということでもあります。
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