人情八百屋
師匠が、「人情八百屋」の高座本をまとめた時のコメントです。
この噺はーーー。
二人の孤児を引き取った鳶の所へ、八百屋が「あたしに引き取らせてください」と名乗り出た。
さぁ、鳶の夫婦、八百屋の夫婦が孤児を囲んで問題をどう乗り越えるのか。
この人間の生き様を演者がどう考え、どう表現しするか。
編集して、ドキドキワクワクした。
あたしが故談志さんから教えてもらった唯一の噺。
・・・まさに人情とは何かを問う噺だと思います。
今日の稽古会で読み稽古をしましたが、軽くやってみようと思ったのですが、そういう訳にはいきませんでした。
思わず涙が流れて来ました。
師匠から、「鳶のおかみさんの刺青の部分はカットしたの?」と。
かなりインパクトがあって、師匠は聴かせどころみたいにおっしゃいました。
・・・確かに。
もう一度全編を見直してみようと思います。
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