名作のオチ
今夜の東京落語会も、前半は爆睡してしまいました。
彦いちさんと菊丸師匠には申し訳ありません。
仲入り前の超ベテランの圓輔師匠は、釈台を置いての高座でした。
目が覚めたのは、「芝浜」のオチの直前でした。
「よそう、また夢になるといけねえ」と、定番の台詞が出たところで、会場は一斉に拍手。
ところが、圓輔師匠は、お辞儀をしないで何かしら言おうとしています。
拍手に消されてはっきり分かりませんでしたが、どうやら「いいんだよ。またあたしが正夢にしてあげる」・・・みたいな、おかみさんの台詞をオチにしていたようです。
最近は、時代に合わせたり、工夫をしたりで、元のオチを変える噺家さんも多いのですが、この名作のオチは変えなくても良いでしょう。
変えるならば、もっと大胆に、別の内容にすべきだと思ったのは、私だけでしょうか?
「また夢になるといけねえ」で終わらなかったから、何かこう・・・「芝浜」をを聴いた気分になれませんてした。
前半の菊丸師匠は、「革が破れて、鳴りませんでした」 でした。
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