さん喬師匠の噺を聴く会
日本文化研究会という団体が主催するさん喬師匠の独演会。
正式名称は、「雲光院で柳家さん喬師匠を聴く会」。
場所は、清澄白河の名刹「雲光院」。
日本文化研究会という団体のことは全く存じ上げませんが、何度か聴かせていただいています。
今日は、「子別れ」を通しで・・というのがご趣向。
◇つる 柳家やなぎ
◇六尺坊・宮戸川・小言念仏・笠碁 柳家さん喬
◇子別れ 柳家さん喬
最初の部分は六尺棒の展開でしたが、途中から宮戸川に、お花と半七が駆け落ちをしたという噂をしながら碁を打つ場面に変わり、喧嘩してイライラしているところへ、赤ん坊が這い出して来て・・・。
オムニバスというのでしょうか?
最後は「笠碁」のオチでした。
「子別れ」は、随所にさん喬師匠の演出が入っていて、新鮮な部分もありました。
落語の中には、長講の一部を取り出したり、後半部分をやったりする名作が多いのですが、「子別れ」も典型的なものだと思います。
前半を「強飯の女郎買い」、後半を「子は鎹」として演じられますが、個人的には、「子は鎹」だけで十分な気がします。
吉原や山谷の様子を描写する部分は貴重だと思いますが。
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