永六輔さんの訃報
放送タレント?の永六輔さんが亡くなったそうです。
享年83歳。
東京都出身。
体調を崩されていて、ラジオ番組にもご出演ままならずの状態だったようですが・・・。
浅草のお寺に生まれ、中学生の頃からNHKラジオ「日曜娯楽版」に投稿を開始。
早稲田大在学中に同番組を手がけていた三木鶏郎に見いだされ、放送作家・司会者としてデビュー。
小沢昭一、加藤武さんたちと、早稲田大学の落語研究会を創ったとも言われています。
作曲家の中村八大に誘われ、作詞家業を開始。
中村・永のコンビで1960年代に「こんにちは赤ちゃん」など数々のヒット曲を手がける。
就中、坂本九の「上を向いて歩こう」は全米でも大ヒットしたそうです。
作詞した曲は、作曲家いずみたくと組んだ「いい湯だな」「見上げてごらん夜の星を」、中村八大と組んだ「黄昏のビギン」などがあり、この曲の作詞も・・と思う名曲ばかり。
60年代半ばからは軸足をラジオの世界に移し、67年から2013年9月まで放送されたTBSラジオ「永六輔の誰かとどこかで」は放送回数が1万2629回に達し、同一人物が出演する同局の番組としては最長寿となった。
同局の「永六輔その新世界」も91年から15年9月まで続いた。
好きな旅で得た話から時事問題まで縦横無尽に語り、ラジオパーソナリティーとして活躍した。
正直なところ、上から目線の人だなと思ったりしたこともありました。
94年には老いや死を巡る言葉を集めたエッセー「大往生」が200万部を超えるベストセラー。
00年には菊池寛賞を、14年には毎日芸術賞特別賞を受賞。
60年安保反対闘争に参加し、尺貫法の復活を唱え、市民運動家としても知られた。
近年は病との闘いを公表。
10年には前立腺がんやパーキンソン病であることを明らかにした。
11年11月には自宅で転倒し、骨折したが、その後もリハビリを続けながら車椅子でラジオへの出演を続けていた。
今年2月に脊柱損傷のため手術を受け、TBSラジオ「六輔七転八倒九十分」を休み、番組は6月27日に終了。
・・・ また一人、昭和の人が鬼籍に入りました。
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