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2016年7月 1日 (金)

ウィンブルドンの佐野山?

tennisウィンブルドンでの話題。
ウィンブルドンの佐野山?
地元のテニスクラブ でテニスを教えているテニスコーチで、現在世界ランク772位の選手が、メジャーで何度も優勝しているフェデラーと対戦したというニュース。
1時間のレッスンで40ドル(約4,000円)を稼いで、両親と暮らしているそうで、当然、これまでグラ ンドスラムはおろか、ATPツアーレベルでの試合経験もなし。
新しい彼女からテニスを続けて欲しいと言われるまでは、プロテニス選手としての人生を諦めかけていたという選手です。
結果はともかく、フェデラーには会場は完全なアウェイ状態。
「判官びいき」というのは、イギリスにもあるんですね。
落語の「佐野山」を思い出しました。
名横綱の谷風の"情け相撲"の噺。
勿論、相撲は神事(興行)、テニスはスポーツですから、"情けテニス"はありえませんが。
横綱谷風は生涯一回だけ八百長相撲をとった。
勿論落語の中のこと。
江戸時代、谷風が活躍していた頃。
十両だった佐野山も、大の親孝行で評判の人気力士。
しかし、大病を患っている母親の看病や薬代の支払いに追われ、ろくに食事もせずに土俵へ上がっているため初日から9連敗。
今場所かぎりで引退だと噂がささやかれるようにまでなってしまう。
これを聞いた谷風は親方衆に「千秋楽に佐野山と対戦させてくれ」と願い出る。
結びの一番では、いつもながらの谷風への歓声にかわって、場内は「佐野山、佐野山」の掛け声一色。
負けるに決まっている佐野山の一挙手一投足に江戸っ子達は祝儀を賭けていた。
大一番で谷風はなんとわざと先に足を出すという一生一代の八百長相撲を取って負けてしまう。
土俵の上には大勢の見物人から祝儀の金品が雨あられと投げ込まれ、おかげで佐野山はこの後も親孝行に励むことができたという人情噺。

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