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メジャーになって大活躍の春風亭一之輔さんの新刊。
一之輔師匠&山口晃が案内する落語入門。
注目の若手落語家・春風亭一之輔師匠が案内する古典落語の世界。
落語を聞いたことがある人もない人も、落語のおもしろさ、楽しさが味わえる「読む落語」の入門決定版。
古典落語から、子どもが活躍する「転失気」「初天神」「堀之内」、江戸時代ののんびり感が漂う 「あくび指南」「長屋の花見」、侍と町人が登場する「井戸の茶碗」の7本を一之輔師匠の語り口で収録。
江戸時代の人々の生活や考え方を知る機会にもな るでしょう。
また、絵は、伝統的な日本画の手法で現代美術の世界を切り開く、当代随一の人気絵師・山口晃が担当。
江戸の町の風情、物語世界をイメージ豊かに展開します。
子ども向けの落語本です。
思えば二つ目時代に、松戸市民会館で開催されていた「馬津郷(まつど)寄席」という独演会に何度も通いました。
出世しましたね。
観光地の文化財などに落書きをしたりする罰当たりがいるものです。
国の名勝に指定されている長野県飯田市の天龍峡の岩場に、ロッククライミングで使う金具が、少なくとも63本打ち込まれていることがわかったそうです。
市は、自然公園法や文化財保護法に違反する可能性があるとして、対応を検討中。
ここだけではありません。
岐阜県にある国の天然記念物の巨大な岩でも、ロッククライミングの金具が打ち込まれていたようです。
東海地方に住む男性が警察に「自分が打ち込んだ」と話しているそうです。
警察は文化財保護法違反の疑いで男性から詳しいいきさつを聞いているそうですが、「(文化財だと)知らなかった。知っていたら打たなかった」と言っているとか。
文化財であろうがなかろうが、まずは勝手に打ち込むことに疑問を持たなければ・・・。
酷いものです。
山を自分のものだと勘違いしているのでしょうか・・・?
「古典・新作落語事典」の発売で、ツイートされていました。
いよいよ本日発売です。
批判、その他、もとより覚悟の上。
でもいい出来になっていると思います。
まずは書店等で手に取って見て下さい。
また拡散をば。
よろしくお願い致します。
・・・あれっ?
今日発売ですか?
昨日買いましたよ。
でも、第一刷は6月20日だった気がしますが。
7月号は、さしずめ柳家喜多八師匠追悼号。
追悼 ありがとう、柳家喜多八師匠
似顔絵コウザ〜柳家喜多八 佐々木知子
柳家喜多八プロフィール
喜多八師を偲んで①入船亭扇遊・瀧川鯉昇
喜多八師を偲んで②柳家〆治・柳家はん治・柳家一琴
喜多八師を偲んで③三遊亭歌武蔵・柳家喬太郎
追悼・柳家喜多八 堀井憲一郎
22人による 喜多八師匠との思い出
メモリー・オブ・喜多八
柳家喜多八資料館
唯一の弟子・柳家ろべえに聞く
…改めて、存在感に驚かされました。
まだまだ若すぎました・・・。
イギリスのヨーロッパ連合からの離脱の賛否を問う国民投票で、離脱の票が過半数を占めたそうです。
選挙管理委員会によれば、「離脱」が1741万742票で51.9%、「残留」が1614万1241票で48.1%、と離脱の票が過半数となったと。
これからどうなるのかは分かりませんが、日本も含めて世界経済などに大きな影響が出て来ることは間違いなさそうです。
現に、市場は大幅な円高・株安に。
風が吹くと桶屋が儲かる・・・ではありませんが、大変なことになるのでしょうか・・・。
落語協会分裂騒動とは訳が違いますから。
噺のマクラではなく、"噺枕"です。
"歌枕"というのは、和歌の題材となっている名所旧跡のことですが、私は、落語に出て来る場所を"噺枕"と勝手に呼んでいます。
そこで、「文七元結」の”噺枕”を地図で訪ねてみようと。
吉原の「佐野槌」という大店は実在していたようです。
大門(緑の○印)をくぐり最初の大きな十字路が江戸町一丁目。
ここを右に曲がってすぐの左側(赤の○印)が「佐野槌」です。
娘のお久の親孝行により、女将さんから50両を借りた左官の長兵衛は、全盛の吉原を後にします。
闇の夜は 吉原ばかり 月夜かな
大門を出て、見返り柳を後ろに、土手の道哲を右に、待乳山聖天の森を左に、山の宿から花川戸、左に曲がる吾妻橋・・・。
一方、文七は、隅田公園あたりにあった、水戸の下屋敷で売掛け金50両を受け取って(つもりで)、枕橋へかかります。
向こうから来た男に50両を盗られ(たと思い)、吾妻橋から身を投げようとしている。
そこへ、偶然、長兵衛が通りかかる。
長兵衛は、吾妻橋を渡って右に曲がり、本所達磨横丁の長屋へ帰る途中。
ついでに、長兵衛が現を抜かした博打場は、"恐竜のウンチ"のアサヒビールあたりにあった細川家の下屋敷の中間部屋でした。
当時は、駒形橋も言問橋も架かっていなかったはずですから、吾妻橋がスクランブル交差点のようになっていたのでしょう。
ちょうど、東京スカイツリーから見下ろす場所で、この人情噺が展開されます。
江戸時代と現代とを見比べながら、噺の展開に思いを馳せるのも楽しいものです。
「オセロ」ゲームを考案した方が亡くなったそうです。
享年83歳。
よく、子どもたちと楽しんだものですが、考案(発売)されたのは1973年なんだそうで、新しいゲームなんですね。
恐らく、一家に一台という感じではないのかなぁ。
世界中に愛好者がいるそうですから、日本の自慢の一つでしょう。
「オセロ」というのは商標だそうですから、同じようなゲームで違う名前のものもあるそうです。
「リバーシ」「白黒ゲーム」「源平碁」だとか・・・。
「オセロ」の名称の由来は、シェイクスピアの戯曲「オセロ」で、「黒人の将軍・オセロと白人の妻・デスデモーナを中心に敵味方がめまぐるしく寝返るというストーリーに、黒白の石がひっくり返りながら形勢が次々変わっていくゲーム性をなぞらえたものだそうです。
そうだったのか、それなら早くオセロ(教えろ)ってなもので・・。
リオデジャネイロ五輪・パラリンピッ クをめぐって、東京都議会が議員団の視察を取りやめる方向で調整しているそうです。
宿泊費の高騰などで、総経費が620 0万円の予算を大幅に上回る1億円前後になる可能性があり、舛添前知事の高額な海外出張費を追及した都議会は、世論の反発を招きかねないと判断したようです。
・・・と言うことは、中止出来るような内容の視察だったとも言える訳ですね。
どうしても必要なら、お金がかかっても挙行すべきですから。
都議の中にも、出張・視察とは名ばかりの法外な贅沢旅行・物見遊山のおこぼれを享受している輩がいるという訳。
さもしい・・、せこいという点では、都議も同じ穴の舛添・・じゃなくて狢ですね。
「鹿政談」という噺を思い出しました。
郷里では今週は「あじさいまつり」です。
町の花になっているんですね。
そう言えば、「鰍沢」に出て来る「毒消しの護符」で有名な、小室山の妙法寺もあじさい寺と言われています。
今日と明日は、会社の近くの愛宕神社の千日詣り。
同時に開催されるのが「ほおづき縁日」では、「霊験あらたかな愛宕のほおづき」と呼ばれる、青いほおづきが境内に並びます。
今では各所で開かれているほおづき市の発祥は愛宕神社なんだそうです。
江戸時代には、「伊勢へ七たび 熊野へ三たび 芝の愛宕へ月まいり」と信心深い様子を表す俗謡が詠まれるほどだったそうです。
羽子板市とともに、愛宕神社が発祥の地。
境内で自生していたほおづきを飲めば子供の癇・婦人病に効くと言われるようになり、
「霊験あらたかな愛宕のほおづき」を並べた市が立つことになったそうです。
愛宕神社は1603(慶長8)年、江戸に幕府を設く徳川家康の命により、京都の本山・愛宕山から愛宕権現を勧請して創建されました。
主祭神は火の神・火産霊命(ほむすびのみこと)。
徳川家康は、江戸の町の防火神としたのでしょう。
それで、現代では、「恋の炎」「燃えるような恋」の成就を祈願する恋愛・結婚・縁結びの神さまとして、人気のパワースポットになっているそうです。
この愛宕山は標高25.7メートル。
人造ではなく自然地形で天然の山としては、23区内で一番高いそうです。
江戸時代には、東京湾や房総半島までを見渡すことができる見晴らしの名所だったと・・・。
東京タワーや虎ノ門ヒルズなどはありませんでしたから。
・・・夏ですね。
今日は大学の創立記念日です。
1907年(明治40年)6月22日に東北帝国大学を設置する勅令が公布された日だそうです。
それにしても「勅令」というのが凄いですね。
天皇が発した法的効力のある命令ですから。
だから帝国大学ということですか。
109歳ですね。
本名は知らなかったのですが、ダークダックスのマンガさんが亡くなったそうです。
享年84歳とか。
ダークダックスは好きでした。
・・しかし、ちょっと前にバクさん、今年に入ってゲタさんが亡くなり、マンガさんも
・・・。
とうとうゾウさん一人になってしまいました。
あの歌声は聴くことは出来ないんですね。
好きな歌はたくさんありますが、私は「花のメルヘン」ですね。
慶応大在学中の1951年にメンバー3人で結成。
翌年4人組となった。
57年にロシア民謡「ともしび」がヒット。
コーラスブームに乗って人気を集め、美しいハーモニーで幅広いレパートリーを歌う男性グループとして長年活動を続けた。
マンガさんはセカンドテナーを担当。
97年に脳虚血発作で倒れ、療養していた。
「ともしび」・・・♪夜霧の彼方へ 別れを告げ~♪
「銀色の道」・・・♪遠い遠い 遥かな道は~♪
「雪山賛歌」・・・♪雪よ岩よ 我らが宿り・・・♪
さて、今年前半の高座は一段落。
おかげさまで、夏から秋にかけて、高座が続きます。
初演と再演を織り交ぜて行きたいと思います。
現在確定しているのは…。
・ 8月 6日(土) 市川市曽谷寄席 ~怪談牡丹燈籠
・ 9月24日(土) OB落語会 ~未定
・ 9月24日(土) 千早亭落語会 〜休演
・10月(未定) 深川三流亭 ~未定
・11月26日(土) お江戸あおば亭 ~未定
残念ながら、隔年のOB落語会のため、千早亭落語会は休演せざるを得ません。
ということで、少なくとも、年内は4回の高座が確定しています。
中で、市川市の公民館での落語っ子連の出前寄席は、「牡丹燈籠・お露新三郎」に決めていますので、あと3題。
OB落語会は、20分程度の時間制限がありますので、なかなか・・・。
今日は夏至だったんですね。
今年前半は、ゲスが流行りましたね。
・・・関係ないですが。
私の会社の若手で、大阪から2ヶ月程度の出張で来ている社員が来場してくれました。
ただし
、夕方用事があるので、途中までだと。
おいおい、それじゃぁ、私の出番までいてくれないのかい。
それでも、わざわざ慣れない東京で、神保町まで来てくれたのですから、感謝しないといけません。
今朝、週末のお礼を。
「とても面白かった!はまりました!」との感想。
蕪生師匠の「蒟蒻問答」の仕草(見立て)オチには大爆笑だったようです。
勿論、本人には仕草オチなどという"符牒"は知る由もありません。
でも、ありがとう。
「文七元結」は、所謂オチがありません。
お久が、近江屋に身請けされて帰って来て、ハッピーエンドになった後です。
これから、文七とお久を夫婦にいたしまして、麹町貝坂に元結屋を開かせたという、「文七元結」の一席でございます。
・・・という形で終わるのが一般的。
師匠は、売り出せし 元結結びの 神なれば 文七お久 共白髪まで という歌でまとめられていました。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2014/10/post-07e8.html
私のオチをご披露します。
さぁ、これから文七は助けられた命と、以前より一生懸命に働きまして、そのうちに、旦那の信用もついてまいります。
「おぅ、文七さん、どうしたんだい。
お前さんが考えた新しい元結が、紙の質も良いし、結い易いし、値段も安いってんで、大そうな評判だそうじゃねぇか。」
「はい、ありがとうございます。
実は、この度旦那さまからお許しをいただいて、麹町貝坂に元結屋を開くことになりました。
・・・それで、お久さんを女房にさせてもらいたいと思いまして・・・」
「えっ?お久と?
そうかい、お前たちは、そういうことになっていたのかい。
あぁ、お似合いじゃねぇか。
考えてみりゃあ、お久が身を売った金が50両、お前が盗られたと思った金が50両。
50両と50両でちょうど100両。1束で縁起が良いじゃねぇか」
「ありがとうございます。
元はと言えば、親方が"結びの神(紙)"でございました」
・・・どうでしょうか?
先週の「お江戸あおば会」に、杜の家愛狂さんが来てくださいました。
愛狂さんは、落研の1年先輩。
女性部員が少ない中で、とても貴重な存在でした。
人呼んで「はったり姐ちゃん」という、豪快なお姉さまでした。
創部50周年の時にも会えたのですが、その後、ご自身とご主人のご両親の介護のために、なかなかお会いすることが出来ませんでした。
昨年だったか、ご自身の親御さんの介護はなくなり、今はご主人の親御さんの介護だけになったそうです。
今回は、定年になったご主人に、「貴方の親なんだから、1日ぐらい看てなさい!」
という捨て台詞?を残して、わざわざ来てくれたという訳。
「○○(私の本名)くん」と呼んでくれる唯一の先輩です。
「"文七元結"だなんて、どうなるかと心配しちゃったけど、泣かせてもらったわよ」と、温かい言葉をくれました。
そう言えば、50周年の時に「浜野矩随」を聴いた後、「○○くんの落語のトーン、現役時代よりも少し高くなったんじゃない?もっと声が低かった気がしたんだけど・・。」との鋭い感想。
そうなんです。
当時、師匠のアドバイスもあって、意図的にキーを上げていましたので。
いつまで経っても、生意気な1年後輩の「○○くん」です。
打上げまで付き合ってくれて、再会を約して固く抱き合って別れました。
ある噺家さんは、一番難しい噺だと言います。
人物造形が 一筋縄じゃいかないのですよ。
揃いも揃って登場人物の奥行きがそれぞれ深い。
深すぎる。
なにしろ落語はこれら全員を一人で演じるんですから。
薄っぺらな奴が演ったら、セリフをただ棒読みにするのと同じです。
学芸会もいいところで、とても聴いちゃいられない。
逆にもったいつけ過ぎても鼻について嫌らしい。
この「程の良さ」の調整は落語家のセンスにかかってきます。
誰が創ったんだか知らないけど、まあ大変なネタですわ。
プロでも一目を置く、“ザ・落語”。
OBの先輩方も、この噺が物凄く大きな噺だと知っているだけに、「どうなるかと思った」と。
それだけ大きい、名前だけで負けてしまいそうな、素人風情がやれるような噺ではないんです。
先輩やご通家から、「それ見ろ、思った通り、10年早かった」と言われそうな恐怖も抱えながらの高座。
師匠から言われて、オチは自分で考えました。
一方で、近江屋が長兵衛まで行き着く過程では、様々な演出がありますが、私は人情噺を徹底するため、ややあっさりした形にしましたが、元の師匠の高座本の仕込みの素晴らしさを実感です。
小槌の柄の結城の財布、「佐」の字の縫い取り、「吉原の…」という、三題噺のような僅かな手がかり。
吉原…佐の字…小槌…。
繋げれば、吉原の大店「佐野槌」となる。
商人しているなら、吉原の大店を知らない訳がないと。
それから、長兵衛は文七に、お久が身を売ったことは言わない。
それが、親心であり、見栄でもあるはず。
師匠からのアドバイスでした。
オチは、未熟な文七がすぐにお久をめとるのは不自然だし、「文七元結の一席でございます」では、オチがないのは落語ではないという師匠と私の信念。
元結は、紙で出来た髪を束ねるもの、文七とお久の縁は、図らずも博打に現を抜かした長兵衛が元。
だから、結びの髪・結びの神の地口にしてみました。
師匠にご指南いただいたちょうど30席目。
何か大きなものが掴めた気がします。
閉演後、いつもの中華料理店で打ち上げ。
大いに盛り上がりました。
創部メンバーの長老で、学士会落語会の代表委員でもある愉し家弁痴師匠が、今回の落語会の評価を「3賞」にしてくださいました。
まず、私に「敢闘賞・感動賞」と。
佐野槌の女将がお久のことを語る台詞が、女将の言葉になっていたことを除けば、とても良かったとのお褒めをいただきました。
他の2賞は、まず、長足の上達をしたと言うことで破れ家笑児さん。
それから、素晴らしい落語会だったと出演者全員と言うことでした。
ありがとうございます。
他のOBの先輩方からも、「最初はどうなることかと思ったが、とても良かった。涙が出たよ」と言うような評価をいただきました。
「どうなることか」と言うのは、「文七元結」と言う噺が、いかに難しい大ネタかを知っているので、これをやろうなんてとんでもないという気持ち、それから期待と不安が大きかったからでしょう。
僭越なトライアルだと思いましたが、お褒めをいただけたことで、少し自信になりました。
明日の手拭いが決まらない…。
財布が小槌の柄ですから、こんな小槌の図柄を探そうとも思いましたが、そのままと言うのも…。
帰りに上野駅の駅ナカの店で探しましたが、どうもピンと来るのがありません。
着物も決めていないから、帰ってから考えることにしました。
・・・明日はどうなることやら。
これが「元結」。
今では商売にならない品物です。
考えてみると、「文七元結」という噺は、文七に元結屋をやらせる必要はないんです。
呉服屋でも、小間物屋でも、八百屋でも、お店であればいい。
「文七羽織」でも、「文七紙入れ」でも、「文七南瓜」でも。
三遊亭圓朝は、飯田文七という人が売り出して人気だった元結をくっつけて話にした訳ですから。
ちょうど2ヶ月前に熊本が揺れましたが、今日は函館で震度6弱?
日本中が揺れています。
・・・ところで、OB落語会の演目、何にしようか悩んでいますが、もし出演希望者が少なかったら、許されるなら、やはり「揺れるとき」を演らせてもらえないかなと思ってしまいました。
30分以上かかってしまうから…、難しいかなぁ。
師匠が創作した、三遊亭圓朝と安政大地震を扱った、師匠と私しか演っていない噺。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/06/post-7de7.html
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2013/06/post-888a.html
「3.11」からちょうど5年。
師匠が、震災を受けて創作して5年。
いつかは仙台で演ってみたいなぁって、思っていましたので。
今さらチェックしても遅いのですが・・。
今度の土曜日の「お江戸あおば亭」の出演者のめくりのチェックをしました。
いつもめくりをお願いしている「H先生」の力作は、私が保管していますので、落語会の都度、出演者の分を揃えて持参しています。
以前、私のうっかりミスで、「杜の家とん平」師匠のめくりがあると勘違いして、実は「杜の家頓平」師匠しのしかなく、「お江戸あおば亭」のめくりだけを出すという失態を演じましたので、事前に確認しておかないといけません。
前回は、「花柳亭遊狂」師匠が初めてご出演だったので、新しく書いていただきましたが、今回は新顔がありませんので、漏れはありません。
出演者6名分と「お江戸あおば亭」と「仲入り」の計8枚を確認しました。
6月10日は「時の記念日」です。
「日本書記」によると、天智天皇10年4月25日の項に、「漏刻(水時計)を新しき台に置く。 始めて候時を打つ。鐘鼓を動す」とあるそうです。
これを西暦に直すと、671年6月10日になるので、大正9年(1920年)に東京天文台と生活改善同盟会では、6月10日を「時の記念日」とし、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼び掛けているそうです。
今や、様々な分野で、日本(人)の時間の正確性は、世界でも特筆すべきものがあります。
例えば、毎朝全く違う路線で通勤する人と、毎朝全く同じ場所で出会います。
日本の鉄道も優秀です。
日本の時計も優秀です。
そう言えば、今日の新聞には、時計メーカー2社が、一面(1社は見開きで)広告を出していましたが・・・。
世界の国々がどのくらい平和なのかについてランク付けした報告書を国際的なシンクタンクが公表されたそうです。
日本は近隣諸国との緊張関係がマイナスの評価となって、第9位。
この報告書は、世界の163の国と地域について、紛争の発生率、殺人事件など凶悪犯罪の発生率、近隣諸国との関係、GDPに占める軍事費の割合など、23の項目を基に平和の度合いを指数化してランキングしたもの。
1位は常備軍を持たず、犯罪の発生率が低いアイスランドで、6年連続で1位となり、上位10か国のうち7か国がヨーロッパだそうです。
日本は去年から1つ順位を下げて9位。
凶悪犯罪の発生が少ないことが評価されたものの、北朝鮮や中国と緊張関係にあることなど、近隣諸国との関係がマイナスの評価となっているようです。
平和だけは、絶対に捨ててはいけません。
談亭志ん志OB会長から、9月24日(土)に仙台で開催される「OB落語会」の出演者募集のメールが送られて来ています。
持ち時間は1人20分以内と厳命?
私にはやれる噺が限られてしまいますが、現役部員の人たちとの共演ですから、仕方ありません。
仙台の乱志ファンは、長講一番をご期待される向きもあるやに聞いていますが、「浜野矩随」や「揺れるとき」などはやれません。
持ちネタで探すと、「千早振る」「花色木綿」「三方一両損」「子ほめ」「花筏」…。
後は、ちょっと縮めて、「鬼子母神藪中の蕎麦」「三味線栗毛」「厩火事」「蒟蒻問答」「一人酒盛」…、あぁ「五百羅漢」も。
新しいネタを探してみることにしましょう。
煙草嫌いの私ですから、どうしても気になります。
喫煙者が吸っているタバコの煙を間接的に吸い込んでしまう「二次喫煙(受動喫煙?)」の健康への影響が問題となり、日本でも公共の場での「分煙」が進みつつあります。
ところが、煙草の煙そのものを吸い込まなくても、部屋や衣服に染み付いた煙の成分を吸い込むことで健康被害の可能性があるとする、その名も「三次喫煙」という概念が注目され ているそうです。
「三次喫煙」とは、 どのような状況を指すのか。
煙草を吸った部屋には、煙が残っていなくとも、家具や壁、 衣服に付着する形で、 煙の成分が残ります。
付着する成分のうち、ニコチンは空気中の成分と反応し、ニトロソアミン類へと変化する。
このニトロソアミン類の中には、発がん性物質も 含まれています。
そのため、部屋や衣服などに 残ったこの成分を吸い込んでしまうことで、健康被害が起こる可能性があります。
・・・飲み会などで、喫煙する人と同席をした後、スーツをハンガーに掛けておくと、部屋全体が煙草臭くなりますが、これですね。
たまりませんね。
北海道新幹線の開業に合わせ、函館市内で始まった観光客向けの雨傘の無料貸し出しサービスで、1500本用意した傘のうち、約1100本が返却されず、貸主の団体が「これでは事業が続けられない」と困惑しているそうです。
観光客が宿泊先に置いたままにしているほか、地元市民が持ち帰り返却しない例も多いようで。
傘の無料貸し出しを行っている他の観光地も同様の悩みを抱えているそうです。
昔と違って、傘自体が高価なものではなくなりましたし、モラルも低下しているのでしょう。
そうだ、秋の「深川三流亭」は、「三井の貸し傘」にチャレンジしようか…。
北海道で行方不明になっていた小学生が、6日ぶりに無事保護されました。
とにかく、狂言ではなく、小学生が無事だったことが何よりでした。
ところで、今回児童が不明になったのは、父親が「しつけ」として、置き去りにしたことが発端でした。
ネット上では、「行き過ぎた行為」「虐待ではないか」との意見が集まるとともに、「親としてやってしまうことはあるかも」の声もあっ たようです。
専門家は「しつけとして恐怖を与えても、教育効果はない」と指摘するとともに、男児の心のケアを通じて、一日も早く家族の絆を取り戻 してほしいと話しています。
「しつけ」「しつけ」と言いますが、「しつけ」というのは、個別のアクションを指すのではなくて、教育の一環として、全体的・俯瞰的に捉える言葉だと思います。
従って、しつけと称して、衝動的になにかをやったりする刹那的なものはしつけではないと思います。
日々の生活や教育の中で、普通に繰り返されることによって、永年の間に身につくもの、身につかせるものだと思います。
だから、「虐待」とまで言わないまでも、過ぎた「お仕置き」だったと言うことでしょう。
それから、マスコミはこぞって、児童の精神力や強さを賞賛しますが、本当に幸運が重なっただけで、生命力が強いなどとは言わない方が良いと思います。
しつけと言うのは、何気なく見る親の背中(の中)にこそあるものだと思います。
評論家の方々の言葉の遊びにならないように望みます。
無事だったんだから、もう静かにしておいてあげましょう。
稽古が始まる時は、かなり雨が降っていました。
今日は、4名が参加しての稽古会。
2週連続ということになります。
◇権助提灯 三流亭百梅
◇文七元結 三流亭流三
◇紙入れ 三流亭窓口
◇たがや 三流亭新参
参加者が少なかったため、4人が稽古を終えても、時間にも余裕があったので、師匠の芸談や巷の話など、一層教養が付き?、楽しい稽古会になりました。
新参さんの「たがや」から、花火の話題、昔のような旦那・金持ちが少なくなった話題、芸者遊びの話題、吉原の話題・・・・。
さて、私の稽古はと言えば・・・。
「今日はどうしたいだい?身体の具合でも悪いのかい?」
・・・師匠から、言われました。
師匠に毎度してきされている私の語りの欠点が、今日は随分出ていたので、師匠に言われてしまいました。
今日初めて、未完成ながら、高座本なしで通して演りましたので、内容はズタズタ・・・。
従って、余裕もなく、自分の欠点にまで思いが行き届かなかったのですが、非常にショックでした。
自分の稽古不足が原因だと、はっきり分かっているだけに、情けない。
・・・それでも負け惜しみを言わせてもらえば、パーツ・パーツを丁寧に仕上げれば、何とかなりそうな手応えはあった気がします。
最近の、噺の作り上げ方は、本当にギリギリの絶壁に立ってしまうパターンになって来ていて、かなり反省しています。
大ネタであるが故に、これからも演り続けられる噺にしたいと思います。
やれやれ・・・。
男子バレーのリオ五輪出場権をかけた世界最終予選で、日本の五輪出場の可能性がなくなったそうです。
一生懸命に頑張った選手たちは、心から労ってあげたいですが、何か、彼らがかわいそうになってしまいます。
勿論、出場が出来なくなったのは、残念、かわいそうですが、そうではなくて。
冷静に考えて、どう見ても、五輪出場の実力はないと思います。
それを、マスコミのコマーシャリズムに煽られて、「五輪出場!メダル獲得!」などとぶち上げられて。
選手のプライベートにまで踏み込み、キャプテンの奥さんが有名な歌手ということもあって、酷いものです。
こんな形のスポーツの応援や支援は、競技団体に群がる年寄りたちを利するだけのように思えます。
バレーボールに限りませんが。
今日はとても良い転気です。
自宅から見える景色も晴れ晴れとしています。
いつものとおり日比谷で下車して、日比谷公園を通ってオフィスに向かう僅かな時間が、貴重な歩き稽古の時間です。
時間にすれば、せいぜい15分程度でしょう。
霞ヶ関の官庁街から、虎ノ門・愛宕山方面を眺めると、手前がイイノビル、奥に虎ノ門ヒルズが見えます。
今朝は、最後の部分、近江屋卯兵衛が文七を伴って、夫婦喧嘩をしている左官の長兵衛
宅を訪ねる場面からオチまでを、手探りでさらいました。
台詞を覚えていませんから、場面設定の中から出て来る、言わば自分の言葉で進めます。
・・・これがなかなか難しくて。
でも、これが出来れば、師匠から度々指摘される欠点が克服できる気がします。
師匠の一門会「第23回三遊亭圓窓一門会」が、7月30日(土)に池袋演芸場で開催されます。
ワッフルさんが、チケットを用意してくれました。
以前にもちょっと触れましたが、このブログをスタートさせて7年5ヶ月。
おかげさまで、アクセスしていただく数も増えて、100万件も間近になって来ました。
どうせ途中でやめてしまうだろう、長続きしないだろうと思っていましたので、このブログのアカウントは、容量の一番少ない無料のプランで始めました。
ところが、そういう訳で、本日現在のアカウントの状況は・・・。
◆利用可能なディスク総容量: 2,000MB
◆利用中のディスク容量: 1,984.71MB (99.24%)
キャパシティいっぱいになってしまいました。
そこで、容量の拡大(バージョンアップ?)をすることにしました。
容量が5,000MBに増えたのは良いのですが、「有料」になってしまいます。
・・・相応しい内容にしていかなければと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
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