師匠のブログのコメント
師匠が、おひろめ寄席について、早速ブログでコメントされています。
http://ensou-rakugo.at.webry.info/201604/article_6.html
元彼 扇子っ子連・千早亭早千(はやち)
開口一番の演りにくさを払拭させる地力があるので、
安心して聞ける。
留守番小坊主 羽織っ子連・要亭小藁(こわら)
紗の堂服を着用して堂々の口演。高座の袖で足袋の
コハゼが掛かってなかったのを母親が「ちょいと」と。
桃太郎 羽織っ子連・要亭桑良(くわら)
親子でハイタッチして高座へ。衣装は謡の。
転失気 洒落っ連・千川亭百貨(ひゃっか)
高座に上がって、お辞儀をしたんだかしなかったのか、
崩れた
お辞儀になった。でも、なんとか。
釜泥 下げっ子連・大塚亭八師(やつし)
落ち着きがあるような、ないような。でも、後半しっかり
してきた。
天狗裁き 落としっ子連・天租亭咲耶(さくや)
江戸っ子なのに上方弁巧み。
中入り
真田小僧 下げっ子連・大塚亭倉寿(くらす)
嫌味のない子供らしさあり。
長短 洒落っ連・千川亭喜子母(きしも)
長さんはいいんだから、短さんは慌てずやろう。
親子蕎麦 落としっ子連・天租亭忍緋(しのび)
一番心配していたが、クリアー。
目薬 扇子っ子連・千早亭三十一(みそひと)
常に噺の面白さをキャッチできるので、あとは仕種。
幇間腹 落としっ子連・天租亭佐々ん(さざん)
体の大きな割に、細かい仕種をしかりと演っている。
救いの腕 羽織っ子連・要亭貴尾(たかお)
綺麗に語れるんだから、あとは演じてみてはどうだろう。
中入り
寿限無 落としっ子連・天租亭三味(しゃみ)
着物の着方も巧くなった。大きな声もでるようになった。
あとは?
六尺棒 落としっ子連・天租亭媛堵(えんど)
しっかり、きっちりとが出来るようになった。
味噌豆 扇子っ子連・千早亭軽太(かるた)
愚痴を零しながらマクラも身に付いて来た。
孫帰る 下げっ子連・大塚亭第九(だいく)
稽古の度に良くなってきてたので、安心していた。
小言念仏 羽織っ子連・要亭印去(いんきょ)
口調よし。「お後がよろしいようで」じゃなくて、落ちを
工夫しよう。落語だもの。
茶の湯 洒落っ連・千川亭龍士(りょうし)、
明るい個性からの面白さは抜群。
指導出演 圓窓[町内の若い衆]
強風の中、客席は200人を超える入り。
駒込創造館へ移動した前館長の指導の許に発進して、そして現館長の継続応援の熱意のお陰の今日のこの落語会。
千早と南大塚の二館にある五つの稽古連(圓窓指南所)の内、「大きいホールで口演したい」という夢から、行動を起こしたのが、この五つの中で一番若い落としっ子連・天租亭という連。
今までどの連もなし得なかった出来事と、表現しても過言ではなかろう。
「あたしもやりたかったんだよ」ということは後から誰でも言えるが、夢の実現のために身を削って行動を起こすのは容易なことではない。
他の連からの熱い意を持った参加、協力もあって、まずは見事に成功した。
「和を以って貴しとなす」という言葉は、「みんな違って、みんないい」という意見を、より良く、より大勢のために求めて話し合うことである。
「あたしが、あたしが」という力んで息巻いて推し進めるような意見、行動力は返って弊害になることのほうが多い。
よい精神をしっかりと把握して五つの連をまとめた働きは賞賛に値するだろう。
この第一回を財産として、継続のパワーとアイデアがあれば単なる趣味の集合ではなく、区の大切な文化にも近付く。
この先も大いに期待したい。
ホールに真ん前にあるピザ屋を借り切っての打ち上げのお開きの席で、 「落としっ子連・天租亭一同に拍手を送るよ」と挨拶をしたら、号泣したのが天祖亭咲耶(さくや)。
その泣き声を聞いて貰い号泣したのが茨城県から聞きに来て打ち上げでも大いに飲んだのであろう噺っ子連・有難亭の真仮名(まかな)。
二人は普段からよく泣く。
かくいう、あたしも恥ずかしながら泣くほう。
洒落っ連・千川亭小三九(こみっく)が酔い潰れた。
企画の段階からよく協力をしてくれていた彼女、出演は見送った一人なのだが、当日も精力を発揮して裏表の手伝いに必死だった。
成功しての打ち上げで緊張がほぐれ、疲れが溢れ出したのであろう。
誰もがそんな彼女の背中に拍手。
・・・・師匠も、大変嬉しかったことと思います。
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