「父帰る」談義

師匠が、菊池寛の有名な戯曲「父帰る」を翻案して落語にした同名の噺の話題。
題名のこと、オチのことなど、私の考えを話して、演ってみたいと。
師匠も喜んでくださって、有名な作品を翻案する楽しみと苦労とプレッシャーなど、色々話してくださいました。
文芸作品であるが故に、原作のイメージを大切にしないといけないし、題名も変えずに同じにした方がインパクトや格調も高いし 。
日本の作品は、ハッピーエンドのものは少ない気がします。
また、その後どうなったかを期待させて終わるものが多いのでは。
落語もそうです。
しかし最近は、欧米の影響からか、ハッピーエンドのもの、ハッピーエンドを求められるようになり、深みや含み、“余韻”や“情緒”、想像力がなくなって来た気がする。
そんな話題でした。
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