最近の稽古方法
「明烏」「二番煎じ」を並行して稽古しています。
本番1ヶ月前にも拘らず、まだ両方とも読み稽古の段階です。
落語っ子連でも、扇子っ子連でも、他のメンバーはほとんど高座本を離れいています。
今回試行しているのは、録音の活用です。
師匠からは「演読」の大切さをご指導いただいています。
ですから、仕草も含めて、なるべく"本息"で稽古をするように心がけています。
すると、後で、自分の稽古を録音したものを聴くと、課題や欠点が鮮やかに浮き出て来ます。
あるいは、ちょっとした言い回しや間の工夫も出来ます。
中途半端に覚えたものを録音して聴いても、恐らくほとんど参考にならないでしょう。
ですから、ひたすら演読による読み稽古を続けています。
これを繰り返していると、覚えるまでもなく、台詞も固まって来るようです。
師匠も、「しっかり演読が出来ているから大丈夫。全体の流れも良い」とコメントしてくださいました。
年を取って、真正面から力づくで覚えることが出来なくなりましたから、この方法が良いのかもしれません。
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