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昨日、東京マラソンを視ていて、車椅子マラソンの男女各1名の選手が、リオデジャネイロのパラリンピック代表に内定したのを、テレビ中継のアナウンサーが「内定が決まりました」と、マイクに向かって叫んでいました。
えっ?・・・何かこう・・、違和感がありました。
内定というのは、公にはなっていないが、正式決定の前に採用や役職への就任が決まることをいいます。
「内定が決まる」と言うのは「決まることが決まる」ということ?
「パラリンピック出場が内定しました」と言えば良いのでは・・・?
最近の日本語は、断定的な表現をせず、自信のない表現が増えています。
「○○が出来たのかなと思います」でなくて、「○○が出来たと思います」。
SNSでの投稿が炎上したりするので、当たり障りなく表現するのでしょうか?
料理が運ばれて来て、「○○になります」というのもそうかな。
自分がしたのに、そうなったという表現もその一環かも。
JRでも、「終日禁煙として(させていただいて)います」と言うべきを、「終日禁煙になっています」と・・・。
車というのも、単純に 移動する道具・庶民の夢から、ハイテクの象徴のような存在になって来ました。
エンジンもさることながら、安全を中心にハイテクが盛り込まれて、今や車輪の付いたコンピューター・情報端末のようです。
先日、ドライバーの急病で起こった事故などは、今後は車内のコンピューターが反応して、停車させたりすることが出来るようになるでしょう。
某会社メーカーが、キー(鍵)のない車を開発しているとか。
えっ?キーがなかったら・・・と思いますが。
近距離の無線通信技術「ブルートゥース」を使い、車の近くに来ればスマホの画面で施錠・ 解錠ができ、エンジンもかけられる。
家族や友人らに車を貸す場合、その人に車を利用するためのアプリをダウンロードしてもらえば 鍵を直接渡す必要がなくなる。
デジタルキーの利便性を生かし、他のサービ スにも拡張できるそうですから・・・。
私のようなアナログユーザーが、果たしてハイテクに追いついて行けるでしょうか?
これからは、鍵が必要か必要でないか、鍵を使うか使わないかが、車の良否を決める鍵になるのでしょう。
今日は、「うるう日」で、2月29日。
閏日(うるうび、じゅんじつ)とは、太陽暦において暦と季節のずれを補正する暦日のこと。
日本でグレゴリオ暦を採用する際に、2月29日を閏日と定めた。
世の中、すべてが割り切れる訳ではありませんから、いわば調整が必要になるんですね。
よく、2月29日に生まれた人の誕生日や年齢が話題になります。
この日生まれの人は、4年に一度しか年を取らないなんていう。
日本では、生まれた日の前日に歳をとるようになっています。
つまり2月29日生まれの人は2月29日に歳をとるという訳。
これは、「年齢計算ニ関スル法律」により民法143条を適用するように記されています。これによると、誕生日の前日の24時に年齢が加算されることになります。
うるう年生まれの人は2月28日が前日になるので、その日に必ず年齢が加算されます。
・・・ということは、誕生"日"という概念ではなく、一日の誕生日はないけれども、年は取るということですね。
「うるう」があるのは"日"だけではありません。
◇閏日、閏秒
現在のこよみでは臨時に現れるのがこの2月29日という一日なので閏日ですが、太陰太陽暦であった旧暦時代では、閏として挿入されるのは一月単位だったので、この場合は、閏月(うるうづき)と呼ばれました。
閏秒は地球自転の速度変動によって一日の長さが現在の定義上の一日の長さとずれて、そのずれの累積が 1秒に近くなった場合に挿入または除去される「秒」のこと。
閏日は現在の暦法上から考えると「臨時に1日を追加」する方向だけですが、閏秒に関しては挿入されるばかりではなく、除去されることもあ得るので、(閏秒の制度が出来て以来除去された例はないそうですが)、追加挿入(あるいは除去)される「日」や「秒」そのものを指して「閏日」「閏秒」といいます。
◇閏年
閏年は、閏日(または閏月)があった年のこと。
元々暦法上の閏日や閏月(太陰太陽暦に見られるもの)とは暦法上の一年の長さを、実際の天体の動きの周期における「一年」に近づけるために調整用に設けられたもの。
要するに、臨時の暦の調整が為された年を「閏年」と呼びますので、暦法上の臨時の調整が一日でも、一月でも、その年は「閏年」となる訳。
また、2月29日は、閏日にしても「日」より一つ長い暦の単位「月」の長さを補正するために設けたものではないので、2月29日が入った 2月を「閏月(閏日の入った月)」とはいいません。
◇閏秒
閏秒が入った「分」を閏分ということはありません。
これは、閏日と閏年の関係と同じで、閏秒は「分」の長さを調整しようとするものではなくて、年の長さを調整するためのものなので閏分ということはないのです。
・・・ほかにも、まだまだ色々な薀蓄があるようですが。
あるSNSを見ていたら、「友だち」ではなく「知り合いかも」という人が、初めて寄席に行ったことを投稿していました。
親しくお付き合いはしていませんが、知っている方です。
「新宿末広亭」です。初めて来ました。
お昼12時から夜9時まで、3,000円ポッキリで、落語、 漫才、奇術、曲芸等々を次から次に満喫できます。
メインは落語、噺家さんも演目も初見ばかりで、楽し いことこの上なし。
東京落語の層の奥深さに、少し触れたような感じがし ました。
客席とのイキもピッタリで、ほのぼのした暖かみある高座に癒されます。
嬉しいですねぇ。
どういうきっかけで行かれたかは知りませんが、落語ファンが増えるというのは、とても素晴らしいことだと思います。
末廣亭の2月下席は、三遊亭歌奴さんと三遊亭天どんさんの若手2人が、昼夜それぞれの主任だったはず。
楽しい芝居だったと思います。
日曜日の夜8時は、ブルーな時間です。
◇長屋の花見 柳亭市馬
もう間もなく、この噺の季節になりますね。
市馬さんも、3月は、落語協会の真打昇進披露興行が始まりますから、会長として多忙になることでしょう。
好天の日曜日なのに、部屋に引きこもって、三遊亭圓生師匠の「山崎屋」を。
先日、圓窓師匠の高座本をいただいたので、ちょっとと…。
冒頭で、丁寧な吉原や花魁の説明がありました。
若旦那・徳さんが番頭に三十両貸してくれと借金の申し込みをしたが頭から断られた。
ではと言うので、番頭が抱えている女の件を細かく明かし始め、大きな声で親父に聞こえるように言い始め、逆に番頭を脅し始めた。
花魁に使う金は無くなればまた無心をする。
それではキリがないので、その花魁を身請けしましょう、そうすればもう遊びはしませんかと若旦那に念を押すと、しないという。 では、一計を案じてこうしますから3ヶ月は遊びは止めてください。
そうしたら親元身請けをして頭の所に預けておきます。それから、・・・。
それでイイでしょうか。
それで充分、それでいきましょうと二人が納得した。
丸の内の赤井御門守様に百両の集金に行ってくれと、番頭が頼まれたが断って若旦那に行かせようとしたが、旦那は息子を全然信用していない。
万が一使い込んだら手切れ金として勘当してしまいましょう。との申し出に旦那も渋々了承する。
帰り道、頭の所によって財布を預け、花魁の事を聞いたが嫁入り修行で針仕事を習っていた。
早い帰りに旦那は嬉しくて涙ぐんでいたが、財布を落としたというと、倅のふがいなさに怒り心頭。
そこに頭が財布を拾ったと届けにきた。
旦那は息子の改心に快く思った。
本町の親戚に身を固めさせた方がと言われたばかりだから、番頭も心掛けておいてくれという。
頭のところにお礼に旦那が直々に伺う事にした。
頭に礼を言って、にんべんの鰹節の二分の切手と十両の目録を差し出した。
切手は受け取ったが、目録はお心だけと返してきた。
頭も江戸っ子でエライが、番頭も良く分かった人だと感心。
そこに着飾った器量好しの元花魁・お花さんがお茶を持ってきた。
聞けば、かかぁの妹で見なかったのはお屋敷に奉公していたが、年頃になったので戻ってきた。
当人が言うには、武家は武ばって嫌だし、職人は雑風景で嫌だし、何処か商家にでも縁付きたいと言う。
持参金五百両と箪笥長持ち五棹、何処か良い縁があったら紹介して欲しい、 と頼んだ。
旦那は五百両と五棹で目を丸くして、家の徳にはどうだろうと乗り気になった。
頭は笑って話に乗らないが、それでは私が貰うと言う気の入れようであった。
めでたく二人は一緒になって、夫婦仲も良く仕事にも精を出し、旦那は裏に離れを建てて隠居した。
ある日、離れにお花さんを呼んで世間話を始めた。
「この間、床屋に行ったら、『お宅のお嫁さんはお屋敷勤めをしていたが、どちらのお屋 敷ですか』と聞かれたが、何処なんですか」、「あの〜、北国(ほっこく)でざますの」。
「?はぁー、北国とは『加賀さま』の事か。百万石の大名だから御家来もずいぶん多いだろうが、女中の数も多いんだろうな」、
「三千人ざますの」。
「参勤交代の時は道中はするのか」、
「道中はするんざますの」。
「御駕籠でか」、
「あの〜、駕籠、乗り物はならないんざますの。高い三つ歯の駒下駄で」。
「女の旅だから朝も遅く発ち夜は早く宿に着くんだろうな」、
「なんの、暮れ方に出て、伊勢屋によって、尾張 屋によって大和の長門の長崎の・・・」、
「ちょっと待ちな。暮れに出て、伊勢から尾張の 大和の長門の長崎なんて男でも歩けない。憑き物でもあったのか、諸国を歩くは六十六部、 足の達者が飛脚屋と、お前には六部に天狗が付いただろう」、
「いえ、三分で新造が付きんした。」。
…何とも、父親が滑稽ではありますが、ハッピーエンドだから許されるのかなぁ…?
大盛況のうちにお開きになったようです。
おめでとうございます。
卒業される皆さん、今度はOB会で一緒にやりましょう。
現役部員の皆さん、秋には行きますので、よろしくお願いします。
手元にレコーダーがあります。
以前、稽古用に買ったんですが、あんまり使うことはありませんでした。
最近、スマホに録音するようになりましたが、やはり使い勝手が良くないので、久しぶりに引っ張り出してみました。
3年以上前の稽古を聴くことが出来ます。
「三方一両損」「浜野矩随」「揺れるとき」が、それぞれ数回ずつ。
それから、師匠との雑談も入っています。
「揺れるとき」を聴きました。
…自分で言うのも何ですが、上手い!
なかなかいいじゃないですか。
声に張りがあって、それなりにリズム感もあって。
今よりずっと上手い…。
ふと思いました。
この「揺れるとき」は、5年前の震災の後、師匠が圓朝まつりの奉納落語会でネタ下ろしをした創作。
私がお願いをして、演らせていただきました。
圓朝と安政の大地震を元に、生きることと芸論が展開される大作。
「お江戸あおば亭」で、「この噺を、謹んで東日本大震災の被災者の皆さまに捧げます」と口上を申し上げて演らせていただきました。
今年はOB落語会の年。
仙台でこの噺をやらせていただこうか…。
例のゼロ金利政策と言うやつの影響で、今までもほんの雀の涙でしたが、さらに金利が下がり、お金を預けたら、かえってお金を取られるようなことにもなるかもしれません。
そうなって来ると、タンス預金と言うのが増えるんですが、今、百貨店各社で「友の 会」と呼ばれる顧客向けの優遇サービスの人気が高まっているそうです。
毎月一定の金額を積み立てると、1年後に積 み立てた金額以上の「買い物券」をもらえ る仕組み。
各社ごとに仕組みは異なるようですが、毎月一定額を積み立てると、1年後に支払った12ヶ月分に1ヶ月分加えた13ヶ月分の買い物券がもらえると言う感じ。
毎月1万円を積み立てると1年後に13万円分の買い物券がもらえるという…。
この場合、12万円の「投資」に対する利回りは年約8%になる訳ですね。
昨夜は、ばったりと早くに寝てしまいました。
心身の疲れ。五臓の疲れか……。
朝起きると、ノドがイガイガしています。
風邪かもしれないのでら今日は引きこもっていることにします。
◇錦の袈裟 六代目三遊亭圓生
「錦の袈裟」もあまり聴かれなくなった気がします。
私には、落語入門の一つでした。
与太郎と廓が出て来ますから。
「明烏」「二番煎じ」を並行して稽古しています。
本番1ヶ月前にも拘らず、まだ両方とも読み稽古の段階です。
落語っ子連でも、扇子っ子連でも、他のメンバーはほとんど高座本を離れいています。
今回試行しているのは、録音の活用です。
師匠からは「演読」の大切さをご指導いただいています。
ですから、仕草も含めて、なるべく"本息"で稽古をするように心がけています。
すると、後で、自分の稽古を録音したものを聴くと、課題や欠点が鮮やかに浮き出て来ます。
あるいは、ちょっとした言い回しや間の工夫も出来ます。
中途半端に覚えたものを録音して聴いても、恐らくほとんど参考にならないでしょう。
ですから、ひたすら演読による読み稽古を続けています。
これを繰り返していると、覚えるまでもなく、台詞も固まって来るようです。
師匠も、「しっかり演読が出来ているから大丈夫。全体の流れも良い」とコメントしてくださいました。
年を取って、真正面から力づくで覚えることが出来なくなりましたから、この方法が良いのかもしれません。
日本経済新聞の社説「春秋」に、久しぶりに噺家さんが登場しました。
2月26日と言えば「2.26事件」。
「2.26事件」と言えば、先代の柳家小さん師匠です。
「勝てば官軍で、これはどうしても勝たねばならぬ」。
大尉は兵たちに涙ながらに訴えたという。
「みんなの生命をくれ」。
のちに人間国宝となる落語家、柳家小さん師匠の回想だ。
80年前のきょう、陸軍の二等兵だった小林盛夫青年は青年将校の反乱に巻き込まれた。
非常呼集でたたき起こされたのが午前2時ごろだったという。
実弾を渡され、部隊はそのまま営門を出て警視庁占拠へ。
「なんなんです、演習ですか」。
昭和史を揺るがす二・二六事件の勃発だが、若き日の師匠はまだ訓練だと思い込んでいたそうだ。
追いつめられた指揮官が苦渋をにじませるのは2日目の夜からである。
1500人もの下士官や兵を動員し、首都中枢を制圧したクーデターのわりには計画がずさんだ。
決起すればあとは何とかなる――。
青年将校らは壮大な勘違いにとらわれていたのだろう。
迷惑なのは知らぬ間に反乱軍にされた兵卒である。
ときにロマンを交えて語られる「二・二六」の理不尽を見定めなければなるまい。
腹が減って仕方なかった。
1つだけの親子丼を60人で分け合った。
小さん師匠はそう振り返っている。
「親子丼を食うと思うな、精神を食え」と上官は言ったというから、その精神主義はのちの敗戦につながる旧軍の「伝統」だったろうか。
師匠は士気高揚のため一席やらされたが、みなクスリともしなかったそうである。
・・・私の記憶が確かなら、この全く受けなかった演目は「子ほめ」だったはずです。
そりゃそうでしょう。
洒落になりませんよ。
「第10回お江戸あおば亭」は、6月4日(土)に開催予定。
ところが、会場側の都合などで、日程の変更が必要になるかもしれません。
・・となると、18日(土)あたりになるかと。
ただいま調整中。
仙台の走れ家駄馬師匠からの情報。
青葉通りのダイエー仙台店が3月8日で閉店するそうです。
東日本大震災の時は、他の店が機能を失った中、震災2日後に店を開け、十分な商品を供給したため幾重にも長蛇の行列ができたそうです。
改装して12日「イオン」としてオープンするそうです。
ダイエーのことを、私がことさら話題にするのは、この店がオープンしたのが、私が仙台に行った年だからです。
当時のダイエーと言えば、成功のビジネスモデルを絵に描いたような企業でした。
仙台では、1971年(昭和46年)11月に東北新幹線が着工すると、昭和40年代から県外資本の商業施設が仙台の中心部の商店街に次々開店していました。
私が仙台に行った1975年(昭和50年)には、5月に一番町にジャスコ仙台店(現・仙台フォーラス)が開業し、続いて9月にダイエー仙台店が開業しました。
読売仙台ビルの中に開業したのですが、田舎者の私には、驚くほどの規模だったのを覚えています。
ある資料によると、この仙台店は、ダイエー内及び日本全国のスーパーで売上が上位にランクインすることが多く、「政宗ブーム」が発生し、かつ、仙台市営地下鉄南北線が開業して地下鉄最寄駅ができた1987年(昭和62年)度の売上は、長らく1位を占めていたダイエー新潟店を抜き、「スーパーの壁」と言われていた年商200億円の壁を破るという日本のスーパー業界として初めての偉業を成し遂げた店だったそうです。
・・・時は流れて・・・です。
先週、南太平洋の島国フィジーでは、猛烈な勢力のサイクロンに見舞われたそうです。
今でも首都がある島で2万人近くが避難所での生活を余儀なくされているほか、離島部でも大きな被害を受けている集落があるという情報があるそうです。
サイクロン「ウィンストン」が首都スバがあるビチレブ島を通過し、島の西部を中心に建物の屋根が吹き飛ばされるなど大きな被害が出、これまでに42人の死亡が確認されているそうです。
現地では、周辺国や国際NGOなどから寄せられた支援物資の搬送が始まっていますが、地元のメディアは住民1万9000人余りが自宅を失うなどして避難を続けていると伝え、首都以外の地域では停電が続いているようです。
フィジーは、実は新婚旅行で行ったので、とても親しみを感じる国です。
「ブラ!」というのが挨拶の言葉で、底抜けに明るい場所でした。
今年の流行語大賞にもなりそうな「ゲス」という言葉。
【下種・下衆・下司】
1.心根の卑しいこと。下劣なこと。そのようなさまやその人。
2.身分の低い者。
幼い頃、家畜の糞尿の混じった藁などを「ゲス」と言っていました。
恐らく、不潔なものということだったのでしょう。
(ただし、田畑の肥料として使われ、役に立っていましたが。)
女性タレントとの不倫問題で議員辞職した(せざるをえなくなった)、通称「ゲス元議員」の衆院京都3区の補選に、何と約2億6千万円の経費がかかるそうです。
関係する各自治体の計算の合計だそうです。
京都府では、2月議会に補選に必要な総額を盛り込んだ補正予算案を提出し、議決後に市町に分配するそうですが、財源は国負担となるそうです。
・・・実に釈然としません。
大変申し訳ありませんが、こんな「ゲス」を選んだ側にもいくらか責任があるような気がしますので、次回の選挙まで欠員にするとか、そんな方法はないものかと思います。
プールの水の栓を閉めるのを忘れて、水道料金が何百万円にもなった事例では、当事者(責任者)が、自主的に自費で負担したというニュースがありました。
勿論、これも重大な過失ですから、損害賠償という観点もあるかもしれませんが、何か救ってあげたい気にもなります。
ところが、この「ゲス」は、故意ですから、なかなか納得できるものではありません。
都合の悪いことは記憶にないと繰り返す、大泣き元県会議員も、パターンは違いますが、「ゲス」と呼ばれても仕方がない気がします。
それにしても、本家?ゲスの極みも含めて、最低な奴等です。
現役部員諸君が頑張っています。
こんなツイートをしています。
【東北大学落研がラジオに出ます!】
明日2/24(水)の11:30から、FM仙台(Date FM)のコレカラみやぎという番組に寝落亭朝霧と迷探亭コナソが出演します。
テンパりながらも頑張った二人の喋りを、皆さまぜひお聞きください!
きっと、今度の日曜日の「卒業生追い出し落語発表会」を宣伝するんでしょう。
ただし、ローカルのFM局だから…。
頑張れ!落研!
2月23日は「富士山の日」だそうです。
「2(ふ)2(じ)3(さん)」という、駄洒落ですね。
・・・と言うことで、山梨県と静岡県内の自治体(市町村)で、色々なイベントが行われるようです。
富士山は、日本を象徴する存在だと言っても過言ではないと思いますが、静岡県・山梨県どちらも、富士山は普段の生活に溶け込み過ぎていて、「あって当たり前」の空気のような存在です。
そのため 「富士山の日」に、各自治体や県内企業などがさまざまなイベント等を催し、参加する事など通じて、身近すぎる富士山を改めて、日本のシンボルとしても名高い名峰として再認識する機会としているんです。
初めて故郷を離れて仙台に行った時、ホームシックになりましたが、いつも何気なく眺めていた富士山を見ることが出来なかったのも、ホームシックに拍車をかけた気がします。
高校のトイレは、北側を向いていたので、富士山に向かって用を足していました。
今でも、高速道路を西に向かいながら、富士山が見えるポイントが楽しみです。
今日がニュージーランド地震からちょうど5年でしたが。
ニュージーランドと日本の形は、地図で見ると似ています。
北海道と本州が大きく、四国が小さな島で、九州がない・・。
ニュージーランドはそんな感じの地形です。
日本もニュージーランドも地殻プレートの境目にできた地形のために似た形になっているんだそうです。
沈み込むプレートと押し上げられるプレートがぶつかり合うと弓形の地形ができるということです。
時差も少なく、季節は逆ですが、気候も似ているのでしょう。
雨水を過ぎても、北国ではまだまだ寒い便りです。
本日、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を観測したと発表。
平年より20日遅く、昨年より34日も遅い観測だそうです。
今回の観測は、これまでの最も遅い記録だった、1991年の2月21日を更新して、1959年の統計開始以来、観測されなかった1989年を除き、約60年間で最も遅い記録となるそうです。
流氷はこれから流れ着くんですね・・。
でも、落語界では、流氷は春の標だと言われているのをご存じですか?
だって、春風亭流氷(柳橋・柳昇・柳朝)って言いますから・・・。
やはり、三流亭流氷・・でした。
現地ではカンタベリー地震と呼ばれているそうです。
2011年2月22日に、にニュージーランドのカンタベリー地方で発生した地震です。
この地震で、語学研修中の富山外国語専門学校の生徒がビルの倒壊に巻き込まれ、学生12人が亡くなり、合わせて日本人28人が犠牲となりました。
あの地震から今日で5年です。
「ニュージーランドが大変だね。専門学校の生徒はかわいそうだね」なんて言っていた直後に、あの東日本大震災が発生してしまい、何となく記憶が曖昧になりつつありますが・・・。
遺族の皆さんにすれば、さぞや悲しく無念なことでしょう・・・。
先週、甲府市に「爆弾を仕掛けた」という脅迫メールが届いたそうです。
その爆破予告が「22日午後」ということで、本庁舎と、駐車場を一時閉鎖するほか、市の施設で運営している放課後児童クラブを休むことにしているそうです。
また、午後から市立小学校25校、中学校11校のほか、甲府商業高校、甲府商科専門学校を休校にし、保育所も閉じるそうで、本当に大騒ぎになっているようです。
同様のメールは、水戸市、長野市、岐阜市などにも届いているそうで、卑怯極まりない、本当に許せない犯罪だと思います。
何もないことを祈ります。
先週末に帰省しました。
近所の人が郵便物を預かってくれているので、ありがたく受け取って確認すると、色々な物が送られて来ています。
今は確定申告や年度末などで、公的なものも含まれています。
それに加えて、火災保険や自動車保険の更新手続・・・。
早速、持ち帰った郵便物の中で重要で期限のあるものは、書類に記入して返送しました。
菩提寺の総会の通知もありました。
田舎ではこういう「寺事」も重要なことです。
父が長く檀家の総代を務めましたので、その大変さが分かります。
過疎化で、檀家の数が減り、地元に残る檀家はもっと減り・・・。
ニュースなどでもやっていますが、物凄いことになっています。
とは言え、一応長男ですから、先祖の供養も大切なミッション。
総会には出席出来ませんが、出来ることや協力は惜しまないようにと思っています。
母宛に届いた物を見て、老人の独居は難しいと思います。
田舎のことで、大概のことはご近所にお願いできますが、中には出来ないこともあります。
そんな多くの書類が来て、印鑑を押して返送を求められたり、私でもよく理解できないようなものもあります。
これでは、何もわからないお年寄りで悪い奴に騙される人も出て来る訳です。
生きて行くのは大変です・・・。
そう言えば、昨日、稽古を終えて古石場文化センターを出ると、建物の前と通りに、カメラを持った人たちが、20人近くいました。
ちょうど正午頃のことです。
・・・メンバーで「我々じゃないよね」なんて言いながら。
誰か有名人が、この建物の中にいるんでしょう。
師匠も、お弟子さんの吉窓さんも中にいらっしゃいますが、特にこういう類の人たちに追いかけられるような話題はありませんから。
それとも、小津安二郎監督に関するものを展示してありますから、その関係・・・?
しかし、外から撮影をしようと待つということはないでしょうし。
原節子さんはお亡くなりになってしまったし。
はて、一体誰だったんでしょう・・・?
落語っ子連の乙姫さんからメールをいただきました。
仕事が忙しくて、4月2日の深川三流亭への出演が難しくなったと…。
社会人になったばかりで、仕事が中心で、自分の時間が持てないのでしょう。
稽古にもなかなか出て来られない状況ですから。
とても残念ですが、仕方がありません。
次回は是非お願いしたいものです。
古石場文化センターの和室で行っている稽古会。
我が落語っ子連の稽古は、日曜日の午前中の3時間にやっていただきますので、基本的には、全員が最初から最後まで参加します。
勿論、千公さんや越児さんのように。遠くから参加していますから、遅れて来たり、早めに帰る場合もありますが。
師匠も常々仰っていますが、自分の噺を稽古するのは当然としても、他の人の稽古を聴くことも重要だと思います。
また、稽古場が和室だと言うこともあって、濃厚な稽古になっていると思います。
さりとて、全員がずっと眼や耳をすませているのではなく、自分の噺の予習・復習をしたり、他の“内職”をする人もいます。
そんな“ながら稽古”でも、非常に大切です。
他の連では、自分の稽古が終わると、他のメンバーの噺を聴かずに帰ったりする人が時々いるようですが、実に勿体ない。
メンバー全員が3時間じっくり、参加数が少ない時には、師匠に芸談をお聞きしたり、2席稽古をお願いしたり・・・。
今夜は早く休もうと思います。
◇稲川 三遊亭歌武蔵
歌武蔵さんも久しく聴いていません。
恒例の仙台での収録だそうです。
宮城県民会館と呼ばれていましたが、今はネームライツで企業の名前が冠されています。
ぞろっぺいかな…?なんて思うことが多いですが、新参さんは意外に几帳面なところがあります。
マクラを毎回考えていて、色々調べたりしています。
今日も、警視庁が調査した統計をどちらからか探して来て、マクラに使うんです。
後は、ぞろっぺいに戻りますが。
うろ覚えの部分は「え〜ッ」を多用するので、師匠からピシャリ!
「えー」が言えないとなると、緊張するそうです。
これまた、越児さんと私の「花色木綿ネタ持ちコンビ」から、いじめのようなコメントが飛びます。
しかし、あまり深くは考えていない様子なのが、実は新参さんの個性かもしれません。
まなちゃんが身を乗り出すようにしていたのは、聴き入っていたのか、退屈してしまったか…?
乙姫さんが仕事の都合で来られず残念でしたが、今日も楽しい稽古会でした。
今回は、南房総からまなちゃん親子にも参加してもらいました。
◇鬼の涙 三流亭越児
◇転失気 三流亭百梅
◇明烏 三流亭流三
◇小噺 まなちゃん
◇松曳き 三流亭千公
◇花色木綿 三流亭新参
◇寿限無 まなちゃんのお母さん
まなちゃんも仮称“まな母”さんも、素晴らしい内容でした。
まな母さんは、この4月から、正式に我が落語っ子連の仲間入りしていただきますので、益々多士済々となり、活動や稽古の内容も、深く幅広くアカデミックになって行くと思います。
まな母さんの噺を聴いて、オジサンたち少し慌てたかもしれません。
企画を始めた落語研修会も、色々工夫をして行こうと思います。
時間を忘れて、楽しい稽古会でした。
今、大評判のツイートです。
何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だよクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。
不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。
オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。
エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。
有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。
どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。
ふざけんな日本。
保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。
保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。
国が子供産ませないでどうすんだよ。
金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。
不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。
まじいい加減にしろ日本。
…いやはや、説得力がありますね。
毎週、この番組を聴いていますが、実は、ゲストとの対談はほとんど聴いていません。
460人目のゲストだったそうです。
◇有馬小便 三代目桂春團治
珍しい噺です。
初めて聴きますが、演じる人も少ないそうで。
昭和53年の音源だそうですから、春團治師匠40代の頃。
寝ながらにして小便がしてみたい…と言うニーズに応える商売をやろうという。
学士会落語会で、もう一つ興味をそそる企画の案内が配信されて来ました。
「新宿末廣亭まるごと見学会」です。
新宿末廣亭の楽屋や高座を見学し、その後昼席を鑑賞する会です。
朝は晴れていましたが、途中、東名高速御殿場ICあたりから、本格的に降り出しました。
予報では、午後から夕方以降は大雨になると言うことです。
高速道路も、「雨走行注意」の表示です。
今日は、実家に帰って雑事を済ませた後、母の見舞いに行きます。
こんな天気ですから、富士山は見えません。
近所のご夫婦が、家の周りや墓を頻繁に掃除してくれているので、とても綺麗になっています。
間もなく、父が亡くなって丸3年になります。
この間に、本当に色々なことがありました。
良いことも悪いことも…。
10年分ぐらいの出来事が目白押しでした。
帰りは、雨がさらにひどくなりました。
母のいる富士から世田谷の妹宅まで送って、約140キロを走って1時間半と順調でしたが、妹の家から自宅まで、首都高速と水戸街道の約約40キロを渋滞で2時間半…。
・・・雨の中の運転で、さすがに疲れました。
週刊誌のスクープで、国会議員や芸能人の悪行が晒し出されています。
する方もされる方もどうかと思うようなことで、要はレベルの低い、脇の甘い、思い上がりと勘違いの産物だと思います。
それに群がる野次馬根性丸出しの大衆も?です。
国会議員はともかく、芸能人が不倫した、結婚した、子どもが生まれたと言って、紙面や公共の電波を私物化しているようです。
そしてとうとう、落語界の重鎮にも…。
上方落語の大看板の師匠が、20年以上にわたって演歌歌手と不倫をしていたと、某写真誌に報じてられています。
所属事務所は「記事に書かれている事実はございません。写真は10人ぐらいで一緒のときのもので、ここ十数年、会ったこともな い状態」と説明しているようで。
・・・他人のことを善し悪しと言うこともないでしょう。
国会議員は別ですよ。
学士会落語会の例会の案内が配信されました。
3月19日(土)14時から。
今回は、大看板登場で、恐らく満席になるでしょう。
もちろん、何とか行きたいと思います。
大看板というのは、柳家さん喬師匠です。
ネタ出しはされていませんが、2席聴かせていただくことが出来そうです。
もしかすると、今日は今年初めての落語会鑑賞かもしれません。
落語徘徊が聞いて呆れます。
萬橘さんから聴きました。
タメ口高座は相変わらず。
高齢者の多い観客は、笑いながらも、ややまごつき気味。
歌春師匠は、「加賀の千代」のマクラで、売り声をやったんだろうと思いながらウトウト。
歌之介さんのこの演目は、ややお涙頂戴だったんですね。
ちょっとまとまりがなく、分かりづらい部分もありました。
しかし、歌之介節は確立出来ましたね。
仲入り後の白酒さんが一番受けていました。
主人公の酔い方がまだらだったのが残念でしたが、客席は大喜びでした。
志ん輔師匠は古今亭のお家芸の噺で、さすがの世界でしたが、またウトウトしてしまいました。
・・・疲れているなぁ・・・。
日本講談協会の神田陽司さんが亡くなったそうです。
享年53歳。
肝硬変だそうです。
兵庫県尼崎市出身。
早稲田大学卒業後、シティーロード入社、副編集長を経て退社。
二代目神田山陽に入門し、自由闊達な講談を学ぶ。
2003年真打ちに昇進。
古典のみならず母校早稲田大学の創立者である大隈重信を扱った講談など創作活動も精力的に行っていたそうです。
53歳ですか・・・・。
今日は暖かくて、春真っ盛りのようです。
立春から数えて15日めで二十四節気の「雨水」です。
降り積もった雪や、水辺を覆っていた氷が溶けて水となり、空から舞降りる雪が雨に変わる頃。
週末は雨になるそうです。
マイナンバー制度の運用開始に加え、日銀のマイナス金利政策の導入により、金庫の売
れ行きが伸びているそうです。
たんす預金用の金庫ですね。
個人情報や預貯金を守りたいという防衛本能なのでしょうか?
某ホームセンターでは、中小・零細企業の経営者や高齢者がよく買っていくそうです。
人気の税込79800円の大型金庫は品切れで、入荷は3月下旬頃になる見込み。
微妙な庶民心理というのも分からないではありませんが、そんなに大騒ぎするようなことでもないと思います。
それよりも、現金で保管するリスクの方が、総合的に考えれば大きいと思います。
尤も、私などは、そもそもどこにも金がありませんから、さっぱりしたものです。
金庫など買わずに、部屋の壁に、扉が開いていて1億5千万円ぐらいの札束が見えている金庫を描いてもらいます。
STAP細胞をめぐる問題で新たな展開。
小保方さんの研究室から見つかったES細胞が別の研究室から盗まれたとする刑事告発を受け、兵庫県警が小保方氏から参考人として任意で事情を聴いていたそうです。
STAP細胞をめぐっては、理化学研究所の調査委員会が、ES細胞が混入した可能性が高いという調査結果をまとめていましたが、理研の別の元研究員が「ES細胞は、別の研究室で作られ、何者かによって盗まれたものだ」として、窃盗容疑で兵庫県警に告発状が提出され、受理されていたそうです。
新しい細胞を発見した英雄から、データの捏造疑惑、さらに窃盗疑惑までかけられるようになって・・・。
疑惑は小保方晴子(大方晴れる)にはならないのかなぁ・・。
先日、松戸駅前の本屋に立ち寄ったら、店内の一番目立つ場所に、小保方さんの著書が積んでありました。
彼女は、松戸の出身ですから、関心も高いのかもしれません。
最近は、下手なお笑いを見るよりも、おバカな国会議員たちの言動の方が、よほどブラックで面白いと思います。
勘違いアホ議員の不倫スキャンダルや女性閣僚の失言・・・。
さらにこれに続いて、こんなことを言うオッサンもいて。
「例えば日本がアメリカの第51番目の州になることについて、 憲法上、どのような問題があるのかないのか。 例えば、今、アメリカは黒人が大統領になって いるんですよ。これは奴隷ですよ。はっきり 言って。アメリカの建国、あるいは当初の時代に奴隷がアメリカの大統領になるようなことは考えもしない。これだけダイナミックな変革をしていく国なんですよね」。
これは参議院の憲法審査会で飛び出した発言だそうですから・・・。
このオッサンも、言わばタレント議員です。
それにしても、現首相が指名(任命)した女性閣僚は、ほぼ全員が事件や暴言でお騒がせで、確かに、「活躍」されていますね。
心あるというか、普通の女性にしてみると、迷惑千万な話だと思います。
どこかの国の"ホントはミサイルロケット"ではなく、正真正銘のエックス線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、約14分後に予定の軌道に投入されたそうです。
日本のロケットも完全にコマーシャルペースになって来て、安心して見ることが出来ます。
衛星は「ひとみ」と名づけられたそうです。
落語には、ロケットは出て来ません。
江戸時代にはロケットはありませんでしたから。
「おい、ロケット屋さん、万世から下谷までやっておくれよ」なんて言う客もいないだろうし、「おら〜、らららぁ」なんて飛び出すロケットもないでしょうから。
高校時代、こんな富士山を仰ぎ見ながら、帰宅したものでした。
今日の夕方の、富士宮からの富士山だそうです。
毎日不完全燃焼が続きます。
メンタルで病んでしまいそうな気持ちを癒すためもあって、同僚と近くの飲み屋へ。
いつもの煮込みと串焼き。
このままの状態が続くと、かなりまずいと思いながら、何も出来ない歯がゆさと情けなさ。
でも、安いけど美味いです。
金曜日には、東京落語会の後、頓平師匠と久しぶりに一献傾けることが出来るでしょう。
東京にある、地方移住に関する情報を提供する「ふるさと暮らし情報センター」を2015年に訪れた人のアンケートで、長野県が移住希望地の1位になったそうです。
2位は前年トップの山梨県。
長野、山梨両県は首都圏に比較的近いことが人気を集めており、情報センターでの相談会やセミナー開催などの効果もあったとみられるとのこと。
3位は島根県で、県内の全自治体が参加した移住相談会を開くなど積極的なPRが実を結び、前年8位から大きくアップ。
4位は静岡県、5位は岡山県。
東京を中心に見るからだとは思いますが、山梨も静岡も人気があるんですね。
山梨と静岡の隙間で育った身には、あまり実感が湧きませんが。
それでも、富士山噴火や大地震がなければ、あの辺りは、住みやすい土地かもしれません。
「明烏」にチャレンジしています。
「明烏は上手く出来ないと思う」と、従妹から言われました。
その理由は、私がこの噺や登場人物の了見が腹に落ちていないから。
表面的には無難に仕上げるだろうが。
やる前から厳しいコメントです。
私は今まで、廓噺をやっていません。
それは、どうも吉原や廓、遊女や花魁と言うのを、自分の中で受け入れられず、敢えて避けていました。
何とも、堅物の若旦那のような了見です。
落語の稽古を重ねて、また齢も重ねて、規定演技ばかりでフリー演技をやらないのは、バランスを欠くと思い、この典型的な廓噺を選びました。
なるほど、私の噺には、柔軟性がないと言うことなんでしょう。
読み稽古の録音を再生して聴くと、それなりに出来つつある手応えも感じていますから、堅いイメージを払拭したいと思います。
今夜は、六代目三遊亭圓生特集。
◇引越しの夢 三遊亭圓生
◇百川 三遊亭圓生
…昨日も今日も、何もしないで、引きこもっていました。
圓生師匠の噺を聴いて、早めに休もうと思います。
それにしても、1960年頃の音源で、師匠が60歳頃のものですから、声の張りといい、テンポといい・・、物凄い。
昨夜から、外は雨風が激しく。
今日はひねもす自室で過ごすことになる?
◇一文笛 二代目桂春蝶
この噺は、桂米朝師匠の創作です。
人情噺ですが、これを13分でやっていました。
この噺、自ら指を傷つける場面が……。
それから、最近東京でも林家正蔵さんもやっていますが、オチの一言に違和感があります。
「俺はぎっちょなんだ」。
今日は自宅で読書。
会社で、社員の研修の参考図書に使用するための検討。
斜め読みですから、細かい部分は飛ばしていますが、3冊とも、それなりに面白く読みました。
三井越後屋はちょっと難しいかな?
「貸し傘」のことは出て来なかった気がします。
「せんだい3・11メモリアル交流館」という施設があるそうです。
http://sendai311-memorial.jp/
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台市沿岸部のかつての街並みや、復興の経過などを紹介するもの。
「せんだい3・11メモリアル交流館」は、仙台市若林区にある地下鉄東西線、荒井駅の駅舎に作られ、津波が押し寄せた仙台市沿岸部の被害状況やこれまでの復興の経過が写真や年表で紹介されているほか、震災前のかつての街並みを復元した模型などが展示されているそうです。
また、地区の住民がかつての暮らしぶりなどを語り合った座談会の様子を動画で紹介するコーナーもあるそうです。
いずれにしても、来月でちょうど5年です。
知人のHさんから、「竹扇落語会」の案内メールをいただきました。
2009年秋に始まった「竹扇落語会」も、回を重ねて20回目を迎えるそうです。
松戸出身の雷門小助六さんの会で、スタート直後の2〜3回聴かせていただきました。
日曜日に開催されるので、なかなか日程が合わず、ここのところご無沙汰ばかり。
この「竹扇落語会」というのは、松戸にあった「竹扇」という店の常連が、常連仲間だ
った雷門花助さん(当時二つ目)を応援しようと始めた手作りの落語会です。
花助さんが真打ちになるのを心待ちにしていた店の親爺さんは、残念ながら小助六への昇進の直前に亡くなってしまいましたが、その遺志を継いだ幹事さんたちの協力でずっと続いて、いよいよ20回ということです。
素晴らしいことだと思います。
東日本大震災から4年11ヶ月。
来月でちょうど5年になります。
昔から「名人上手」と言いますが、名人と上手とは全く次元が異なるそうです。
天性に恵まれた人が一生懸命に頑張れば「上手」と言われるようになれますが、その上の「名人」となりますと、並大抵のことではなれるものではありません。
だから、神童とか天才などと言われる人も、ただ天性だけでやっていたのでは、到底「名人」という域に達することは出来ません。
先日、覚醒剤で逮捕された、元プロ野球選手について、某元プロ野球の監督が
コメントしていましたが、実に説得力がありました。
まず、実績を残した人は監督やコーチをやっているのに、あれだけの選手だった人になぜ声がかからないのか不思議だったが、球団の幹部も良く見ていて、指導者になるような、人の上に立つ人間ではないということを知っていたんだろう。
プロ1年目から、(この元監督が持っている)記録はいつか塗り替えられるなと思っていた。
こんな選手いない。
ただ物足りなかった。
野球選手に大事なのは判断力だが、彼のプレーからは状況判断をしているとか、頭を使
っているとかが全く伝わってこなかった。
それで、1年目か2年目のときに、当時の監督に言ったことがある。
彼は野球に対する思想、哲学が何もない奴だ、天性だけでやっている。
ちゃんと教育しろって。
野球の指導はコーチがやる。
監督の仕事で大事なのは人間教育、社会教育。
野球は技術力には限界がある。
その先は頭で考えるしかない。
そこから先がプロの世界なんだ。
技術の先には頭脳と感性が必要なんだ。
でも彼は若いときに教育されていないから考えないし感じない。
人間の最大の悪は鈍感であると言うが、まさにそのとおりだ。
彼はやはり天才だからこうなったと思う。
苦しまない、考えない、センスだけでやってきた。
野球哲学をきちっと考えるということをしてこなかったんじゃないか。
せっかくのいい素材が、周りに恵まれなかったということなんじゃないか。
言い方は、例によって辛辣ではありますが、「名人」の影には「努力」が必要だと言うことだと思います。
名人は 上手の坂を ひと上り
「夢の国」も金儲けしないと?
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、「東京ディズニーランド」
と「東京ディズニーシー」
の入園料引き上げを発表したそうです。。
新料金は4月1日から、大人1日利用券の価格は500円増の7400円と。
値上げは3年連続。
「えっ?!また値上げするの」「毎年恒例みたいになってるな...」などとの声も。
10年前の入園料は5500円だったそうですから、この間に2000円近く値上がりしたことになります。
私は、ほとんど縁がありませんし、行きたいとも思いませんから、「あぁ、そうですか」ってなもの。
7400円というと、寄席の木戸が2800円(割引で2500円)ですから、約3回分。
浦安までの交通費、お土産や食事も考えると、かなりの出費です。
寄席なら、上野・新宿・池袋・浅草と近場ですし、食事は助六すし、お土産は・・高座扇か手拭い・・。
キャラクターだって「はなしか」がありますよ。
しかも、お昼前から夜の9時まで、ほとんどアイドルタイムなく遊べます。
いずれにしても、貧乏人は行けませんね。
貧乏な皆さん、どうですか。
寄席に行きましょう!
尤も、正直なところ、物見遊山気分で大勢に来られるのは、個人的には歓迎しませんが。
(~。~;)?もう呆れて物も言えない、未曾有(みぞうゆう?)の閣僚がいたもので。
沖縄北方担当相が、閣議後会見で、北方領土の一つである歯舞(はぼまい)群島の「歯舞」の漢字を読めず、秘書官に教わる場面があったそうです。
この人、北方領土の返還に向けて国民世論を喚起する担当大臣です。
もう、辞めちまえよ!…ぐらいは言いたくなります。
これを読めない人は歯舞(ほぼない)と思いますが。
それじゃあ、「色丹」の読みは色丹(知っとったん)?
長期金利が0.00%、日経平均株価が16000円台、円ドルが114円台…。
激しい動きが続いています。
台湾で起きた地震を受けて、5年前の東日本大震災の被災地域の方々を中心に、支援の動きが活発になっているそうです。
あの時、即座に救いの手を差し伸べてくれた台湾の方々への感謝と、被災の辛さも分かっているので、すぐに行動に出られたのでしょう。
その場に遭遇した人でないと分からないこと…。
だからこそ、恩返しも出来ると言う訳です。
情けは人のためならず
以前勤務したことのある所沢で、31階建ての超高層マンション「フォーラスタワー」の15階から出火したそうです。
駅の近くの元町に数棟建つタワーマンションで、よく知っています。
消防の梯子車では届かない高さで、消火には苦労したようです。
幸い、火元の部屋の住人が軽い怪我をした程度だったようですが……。
数日前のことでしたが、辞職した経済再生大臣に代わってTPPの署名式に出席した副大臣が着物でしたが、素朴に違和感がありました。
本人は気負っていたようですが、何か違うぞと。
国内でも着ていないのに、奇をてらったようなことをして欲しくないし、そもそも国を代表するんだったら礼装で臨むべきですが、あの出で立ちは、正装ではありません。
略式です。
着物でなら、紋付を着るべきだし、着物と羽織は同じ色にするべきでしょう。
要するに、黒紋付きにすべきです。
柳家小袁治師匠が、ブログで同じようにコメントされ、さらに…。
副大臣はご自分じゃ着物を着られない と推察した。
かねてから愚生は男性の着付けに対して不満というか理解できないことがある。
何で?袴の着付けで帯を出すの?帯を出して着て いる邦楽関係者、歌舞伎役者、噺家など帯を出している人は居 ませんよッ!
やはり、この人勘違いですよね。
何でも、家族旅行で沖縄に行っているとか。
宝物は順調に成長しているようです。
物事も少しずつ理解出来るようになり、何にでも興味を示して。
共稼ぎで子育てをしている娘夫婦。
大変だと思いますが、子どものために頑張って欲しいと思います。
有名な菊池寛の戯曲「父帰る」。
20年前妻子を捨て愛人と出奔した父が零落して帰ってくる。
母と弟妹は喜んで迎えようとするが長男だけは父を許さない。
家族一人一人の複雑な心情と、憎しみを超えた肉親の愛情を描く。
師匠が、舞台を江戸時代に移して落語に翻案されています。
勿論、オチもあります。
何度か高座本を読んで、チャレンジしたくなって来ました。
演目とオチを工夫してみたい。
師匠の創作噺は、「藪中の蕎麦」「救いの腕」「揺れるとき」
「高座の徳利」「五百羅漢」を演らせていただきました。
これから、この「父帰る」と「三井の貸し傘」でも。
年始頃に、師匠が「一文惜しみ」の高座本を編集しているとブログで仰っていました。
高座本「一文惜しみ」の編集を始める。
主人公の長屋の住人の名前が「初五郎」となっているのはこの噺だけ。
講釈から移入したから、そのまま使っているのだろう。
生粋の噺だったら、「八五郎」だったろう。
もっとも、「落語の中のに出てくるのは、八つぁん、熊さん」とマクラでよく振っているが、あれだって、明治時代に入ってから誰かが言い出したフレーズで、「江戸時代の書物にはあまり見掛けない名前だ」との弁を耳にしたことがある。
講釈から移入された噺なので、落ちがない。
タイトルの徳力屋は今日も現存する質屋。
大岡政談にしたのは、誰かの創作なのは確か。
徳力屋に本当に起こった事件だったのか、どうかもわからないが、噺の中では質屋は悪者扱いをされてきている。
他の噺でも質屋は悪者側に回されている・・。
なんとか質屋を救いたいな、とも思案しながらキーを叩いているが、どうも結末のつけようがなくて苦労している。
ないもんだろうか、、、。
この噺、柳派では「五貫裁き」という演目で演られていますが、なかなか難しい噺で、演って見たいとも思うのですが・・・。
師匠も仰っていますが、「大工調べ」の大家と同様、徳力屋という質屋が悪者になっているのですが、どうも・・・噺の発端が釈然としないんです。
例えば、「匙加減」などは、大家が強引なことをやりますが、相手が悪人だし、「帯久」も火付けをした和泉屋よりも帯屋の方が悪質だから、納得できるのですが・・・。
神田三河町の貧乏長屋に住む、四文使いの初五郎。
大家の家に相談にやって来た。
長いこと患っていたが、病気も治り、これを機に、今までの稼業をやめて、堅気になって、八百屋を始めたいと言う。
大家も感心して、商売の元手を作るために、奉加帳を作ってくれた。
これを持って、知り合いの所を廻り、元手を集めろ、と言う。
大家が「奉加帳は、初筆が肝心だ。最初の家が五百両つければ、二軒目は三百両、後は二百両、百両と帳面づらが落ちるもんだから、金持ちの家から廻るんだ。」と。
ところが、初公、知り合いに金持ちなんざいない。
思いついたのが、三河町で徳力屋万右衛門と言う、蔵が七戸前もある質屋。
ところがここの主人の万右衛門は大変なしみったれ。
番頭に掛け合うと、「うちの旦那はケチだから、奉加帳なんざ断られちまうだろう、しかし、お馴染みさんだから、あたしがおつきあいをしてあげよう」と、奉加帳に三文つけたくれた。「初筆に三文ばかりつけてもらって、後いくらもらうんだ!」と憤る初公の前に現れた万右衛門、「それなら、主万右衛門がおつきあいをしよう」と、一文つけた。
万右衛門が「番頭は世間の事を何も知らないから、三文つけた。主人万右衛門なら、一文のおつきあいだ。気に入らないなら、おいて行きな。」
怒った初公は、もらった一文を畳にたたきつける。
それが跳ね返って、万右衛門の顔へぶつかったから、「何をするんだ!」と、そばにあったキセルでポーンとやると、はずみで雁首が額の所へ当たり、皮がやぶれて、血が流れた。
初公が泣きながら帰って来たので、大家が訳を聞くと、これこれと言う。
すると大家は一計を案じて、初公にこの件をお奉行所に訴えさせたから、お調べとなる。
万右衛門に名主と五人組が付き添い、初公には大家が付き添い、双方から事情を聞いたお奉行様の裁定は、天下の通用を投げつけた上、家持万右衛門から膏薬代をむさぼろうとしたとして、初公にきついお叱りで、万右衛門は無罪。
ここで話しが終わりなら、面白くもなんともないんでだが、お奉行所では、万右衛門は平生どういう人間か、初五郎が堅気になりたがっているなんて事は下調べがついているから、
奉行が「奉加帳などを持ち歩き、他人に迷惑をかけるなぞはよろしくない。商売の元手、五貫文をお上より貸し与え使わす。しかし、五貫文を一時に返済するは大変であるから、日に一文づつ納めよ。ただ、その方が奉行所へ通うは大変であろう、万右衛門の家には奉公人も大勢いる事ゆえ、取次をいたし、その方から奉行所へ納めることといたせ。」
万右衛門、膏薬代ぐらいは取られると思っていた所が、お咎めなし、金の取次くらいなら、おやすい御用と引き受けて、名主様に相当なお礼をして、五人組には日当を払って、意気揚々と引き上げてきた。
ところが、翌日になると、朝早くから、初公が一文返却に来る。
一文預かると、受取(領収書)を書いてくれと言う。
番頭は、一文の受取なんざ、書いた事がないと、ぶつぶつ言いながら受取を書いて渡す。預かった一文を手の空いている手代が、お奉行所に届けると、奉行所ではその金を受け取らない。
「主万右衛門自ら、名主、五人組立ち会いの元に返済しろ」と言う、あわてて、名主、五人組を頼んで
奉行所へ出たが、半日待たされて、やっと一文の返済。
いや、名主と五人組の怒るまい事か、名主には相当なお礼をし、五人組には日当を払い、頭を下げて、帰ってもらう。
翌日から、曲者の大家の差し金で、初公の一文返却が日に日に早くなって来る。
徳力屋の番頭も仕方がないので、初公が来るのを寝ないで待っている。
受取も書くのが面倒臭いと言うので、印刷をすると言う。
万右衛門は、その一文を持って、毎日、名主、五人組を頼んで、奉行所へ出ると言う。
五貫文の金を一文づつ返すのだから、十何年かかる訳で、そろばんをはじいてみると、残らず返した時には、徳力屋の身代が半分なくなると言う。
ここで万右衛門、初めて、お奉行様の仕組んだ謎に気がつく。
驚いた万右衛門、初公に、「十両で示談にして欲しい」と頼み込む。
初公は喜んだが、大家が、千両ビタ一文まからない、と大見得を切ったので、万右衛門は目を回す。
しかし、「千両はあまりにも法外、どうか一割の百両にまけてください、頼みます」と願い、はじめて百両の金で示談になったと言う、「強欲は無欲に似たり」、一文惜しみの百両損と言う噺。
・・・確かに、吝嗇な万右衛門も問題はありますが、元々、奉加帳というのは、あくまでも善意が原則のはず。
確かに、高額所得者の社会貢献は求められるものではありますが・・どうも。
最近、1日が長くて、1週間が短いと言う、あまり良くないパターンが続いています。
◇講談 谷風の情け相撲 神田松之丞
◇漫才 あした順子・昭和こいる
◇不動坊 桂小文治
普段は色物は表記しませんが、順子・こいるコンビでしたから。
それぞれの相方のひろし師匠が亡くなり、のいる師匠は静養中。
それから、講談は「佐野山」ではないかと。
わしが国さで 見せたきものは 昔ゃ谷風 今伊達模様
この講釈師、あまり感じが良くない。
地語りでは、小朝さんの口調を真似ているようで。
不動坊と言う噺も、難しい噺だと思います。
今夜7時半前に地震がありました。
このあたりは震度3だったようです。
地震と言えば、昨日は台湾で大きな地震があったようで、手抜き工事か、マンションが崩壊して、多くの死傷者や行方不明者が出ているそうです。
師匠から、侍の台詞に太鼓判いただいて、自信満々な稽古。
噺のリズムが出来て、とてもリズミカルになったので、とても聴きやすくなりました。
師匠から厳しく言われたのは、言い間違いをした時のこと。
「あぁ間違えた」とか「あれ?」などと言ってはいけない。
落語は、人物を演じているのだから、自分を出すのはご法度。
登場人物の台詞で言い間違いがあったら、その登場人物が責任を取って繋げなくてはいけない。
これが癖になると落語にならない。
深いアドバイスです。
登場人物になりきると言うのは、喋り方も言い直しも、全て登場人物でなくてはならない。
当たり前なんですが、なかなか難しいことです。
舞台設定、感情移入、登場人物。
聴き手に場面や心持ちを的確かつ鮮やかにイメージしてもらうために。
3週連続の稽古会の最終回。
今日は、乙姫さんが仕事で欠席された以外は、暇なオジサンたちと百梅さんの6名が参加。
今回は6名の参加ですから、前回のように雑談の時間はありません。
千公さんが、私の読み稽古の写真を撮ってくれました。
確かに腹回りはスリムになり、くびれ?が分かりますね。
◇転失気 三流亭百梅
◇鬼の涙 三流亭越児
◇明烏 三流亭流三
◇大工調べ 三流亭窓口
◇花色木綿 三流亭新参
◇松曳き 三流亭千公
深川三流亭まで2ヶ月を切りましたので、皆さん順調な仕上がりのようです。
さて、師匠から、「落語研修会」(仮称)の企画の宿題をいただきました。
メンバーの皆さんには説明をしましたが、それぞれの経験や得意分野のノウハウをいただきながら、具体化したいと思います。
稽古の後、越児さんは富岡八幡の骨董市、千公さんは新宿末廣亭に立ち寄られたようです。
後で聞きましたが、百梅さんも鈴本に行ったとか。
それぞれ、落語ライフを楽しんでいるようです。
大変結構なことです。
今日は初午(はつうま)。
初午は、2月の最初の午の日。
旧暦で1年のうち最初の(1月の)午の日も初午には違いありませんが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午をいうそうです。
初午祭に初午詣(福詣)する参詣者が訪れ、これを雑節の一つとすることがあるそうです。旧暦で行う事もあり、その場合は新暦の3月となる事もあります。
要は、初午とは、稲荷神社の総本社といわれる京都の伏見稲荷大社の創立記念日
稲荷神社の眷属(けんぞく=従者)とされる狐には油揚げを供えます。
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神 が、711年(和銅4年・奈良時代)に伊奈利山(稲荷山)へ降臨された日が初午の日だったので そこから全国の稲荷神社を祀る日とされました。
稲荷神社の主祭神は、穀物の神様ということもあり、豊作の祈願も行われるようになりました。 稲荷(いなり)は「稲生(いねなり)」が縮まったもの。
「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食 端な事を申しますと 初午とは、稲荷神社の総本社といわれる京都の伏見稲荷大社の創立記念日です。
記念してお祭りをするわけです。 稲荷神社の眷属(けんぞく=従者)とされ る狐には油揚げを供えます。
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神が、711年(和銅4年・奈良時代)に伊奈利山(稲荷山)へ降臨された日が初午の日だったので そこから全国の稲荷神社を祀る日とされました。
稲荷神社の主祭神は、穀物の神様ということもあり、豊作の祈願も行われるようになりました。
稲荷は、「稲生(いねなり)」が縮まったもの。
「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食物の神様)を祀ったものであることから、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願するようになりました。
…なるほど、そういうことですか。
ところで、今稽古している「明烏」は、初午の日が舞台になっています。
堅物の若旦那の時次郎が、町内の札付きに連れられて吉原に上がりますが、その前に、町内のお稲荷様の初午のお祭りに行って、お強飯と煮〆を3膳お代わりをして、近所の子どもたちと太鼓を叩いて遊びましたから。
と言うことは、この噺は、寒い頃の噺だと言うこと。
「初天神」もそうですが、あまり季節を感じず、1年中聴く噺ですね。
「風が吹けば桶屋が儲かる」というのは昔のこと。
現在は、「ガソリンが安くなると回転ずしが儲かる」?
ここのところの原油安に伴うガソリン価格の値下がりに、回転ずしチェーン業界が沸いているそうです。
自家用車での来店が多い郊外の国道沿い店がほとんどで、ガソリン安になるほど浮いたお金で来店するファミリー層が増えているためなんだとか。
経済産業省資源エネルギー庁によると、2月1日時点でのレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、直近の高値だった平成26年夏と比べて3割以上も安くなっているんだそうです。
満タンにしても一回当たりの支払いが3割以上安くなる計算。
その分、浮いたお金の使い途として、選択肢になるケースが多いのが、回転ずしなどの外食だという。
大手の回転ずしチェーンは、地方の国道沿いで大型駐車場完備の店が中心で、車での来店が多い。
「ガソリン価格が下がると、郊外店での来店客が増えるのは間違いないですね」と話す。
・・・個人的には、疑問に思いますが、そういうものなんでしょうか?
それよりも、なぜ風が吹くと桶屋が儲かるんでしたっけ?
風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、目を病んだせいで失明すれば音曲で生計を立てようとするから三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。
そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。
鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かる。
実に他愛もない・・・。
アスリートのドーピングが問題になっています。
日本のメダリストを対象にしたドー ピングに関する初めての調査で、多くの選手がドーピングをしない理由 として、「武士道」の精神を挙げているそうです。
ロシア陸上界を始め世界でドーピングが後を絶たないなか、日本はこれまでにオリンピックで1人も違反者を出 していません。
某研究グループが、ロンドンオリンピックまでの3大会の日本のメダリスト男女6人ずつから聞き取り調査を行った結果、「ドーピングをしない理由」について、多くのメダリストが親や指導者から「ズルはしない」や「勝ち負けより一生懸命に頑張ることが大事」といった教えを受けたことを挙げたそうです。
また、「根底に武士道のよう な信念を持っている」といった回答も多く、「武士道」につながる日本のフェアプレーの精神が大きな要因になっているようです。
「武士道」・・・ですか。
「武士道」とは、日本の近世以降の封建社会における武士階級の倫理・道徳規範及び価値基準の根本をなす、体系化された思想一般をさし、広義には日本独自の常識的な考え方をさす。
これといった厳密な定義は存在せず、時代は同じでも人により解釈は大きく異なる。
狭義の武士道は、この、【文武両道の鍛錬を欠かさず、自分の命を以って徹底責任をとる】という武士の考え方を示し、広義の武士道は、この考え方を常識とする日本独自の思想を示す。
コンプライアンス意識、倫理感の高さということだと思いますが。
いずれにしても、このメンタリティは誇るべき一面だと思います。
夜10時頃、風呂の中で大声で落語の稽古をする景色・・・。
これはかなり異常なことかもしれません。昨夜は、「明烏」。
今回は、湯船に浸って通しで演る読み稽古を録音してみようと。
半身浴で約32分ぐらい。
再生してチェック。
浴室ですから、やや音が反響しますが、悪くはありません。
登場人物の演じ分けを意識していますので、分かり易くはなって来ました。
リズムやテンポも、今までの私からすると、かなりアップな感じですが、やはりこの方が良さそうです。
ただし、テンポを早めて雑になってしまわないように、十分気をつけないといけません。
以前から師匠に指摘されている、台詞の最後に力が抜けたり、地に戻ってしまったりするのは、まだまだ出て来る気がします。
それと、会話の場面(台詞のやり取り)での「間」。
これは、最後まで台詞をしっかり言うというのと、非常に微妙な関連があります。
そこは、「息」のレベルアップが必要なんでしょう。
声の抑揚と艶(色気)。
これも・・・・・。
昨夜は帰りが遅くなりました。
帰宅したのが9時を回っていたので、入浴は10時頃。
昨夜は「明烏」の稽古の番。
通して読み稽古をと思いましたが、前々回の稽古の録音を聴いて、私の欠点である冗長な部分が気になっていて、前回はそれを意識して演ったので、その録音を聴くことにしました。
・・・うん、かなり良くなっている。
ということは、意識して早めの口調にする必要がある。
ということは、本番の台詞では考える時間が少ない分、しっかり覚えておかないといけない。
・・・これは、「二番煎じ」にも言えること。
ついでに、「二番煎じ」の録音も聴いてみましたが、リズミカルな展開が必要であることは間違いありません。
声は、登場人物の演じ分けは、かなり"らしく"なって来ましたが、お茶屋の女将とおばさんの口調、源兵衛と太助のキャラクターの区別は、もう少し強めに出した方が良さそうです。
ところで、師匠の高座本では、この噺がなぜ「明烏」というのかを暗示させる台詞が入っています。
若旦那が「時次郎」、花魁が「浦里」という名前であることからだというのが分かります。
そもそも「明烏」というのは、「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」という新内節。
新吉原の遊女三芳野と江戸の町人伊之助の心中を脚色した舞踊劇の曲名。
これが、「明烏花濡衣(あけがらすはなのぬれぎぬ)」という清元節で演ぜられてから清元を使用することが多いようです。
山名屋の傾城浦里と時次郎は、禿みどりという子までなした仲。
しかし山名屋は遊女に間夫は稼業の邪魔と、2人の仲を割こうとする。
ある雪の日に浦里は庭の松の木に縛られて折檻される。
やがて塀越しに時次郎が来て、みどりともども手をとってその場から落ちる。
甘い浄瑠璃の曲節につれてのラブシーン、雪の中の折檻という凄惨な美しさなどは、十五世市村羽左衛門、六世尾上梅幸の名コンビでよく演じられたそうです。
中国で、8日の春節(旧正月)に合わせた休暇シーズンを前に帰省ラッシュがピークだそうです。
春節をはさんだ40日間に、延べ約29億人が移動するそうですが、まるで、製造ラインを流れる金平糖のよう。
このうちのかなりの人たちが来日し、爆買いをして行く訳ですね。
銀座や秋葉原、浅草や渋谷や新宿・・・。
北海道や京都や大阪・・・。
なんだか日本ではなくなってしまうのではないかと。
兵庫県が、神戸市内に寄席を設置することを検討しているそうです。
実現すれば、大阪の天満天神繁昌亭に続く上方落語の定席ということになります。
上方落語協会の桂文枝会長の、「若手が高座に上がる機会を」構想に対して、県が支援する方針を示したそうです。
場所は神戸市兵庫区の新開地が有力。
新開地はかつて西の浅草と評され、映画館や芝居小屋が並ぶ歓楽街として栄えたそうですから、相応しいのかもしれません。
落語に触れることが出来る場所が増えるというのは、実に素晴らしいことだと思います。
米国大統領選挙の党員集会。
民主党で、本命のクリントンさんに善戦したサンダースさん。
どこかで見たことがあるような気がします。
…誰だったかなぁ…。
そうだ!
川柳川柳師匠だ!
写真だとあまり似ているようには思えませんが、動画だと・・。
2月2日でなく、4月4日の話題。
私たちの世代には、記憶に残っている「キャンディーズ」。
1970年代に国民的人気を誇った3人組の解散コンサートは、78年4月4日に後楽園球場で行われました。
私は、特にキャーキャー騒いだ訳ではありませんが、このコンサートは、1980年10月5日の日本武道館での山口百恵のラストコンサートと、1988年4月11日の東京ドームでの美空ひばりの復活コンサートと並んで、世間の注目を浴びました。
そのコンサートのキャンディーズのフィルムコンサートが開催されるそうです。
解散コンサート「ファイナル・カーニバル」の全編を3月18日に東京・赤坂BLITZで、4時間にわたって300インチの巨大スクリーンで上映するということです。
「ラン」・「スー」・「ミキ」の3人。
確か、最初は「スー」ちゃんがセンターでしたが、途中で「ラン」ちゃんに代わってから、ヒット曲が増えた気がします。
「スー」ちゃんは、若くして亡くなってしまいました。
「ラン」ちゃんは、水谷豊さんの奥さんになりました。
「ミキ」ちゃんは、・・・よく知りません。
確か、落研の1年先輩の酩亭千鳥師匠が、キャンディーズと太田裕美が好きでしたから、テープをよく聴かされました。
このフィルムコンサートには、禿げやデブのオジサンたちが大勢集まることでしょう。
今はAKB48、あの頃は、キャンディーズとピンクレディでした。
花の色は うつりにけりな いたづらに
わが身世にふる ながめせしまに
扇子っ子連の千早亭大三九さんによるイラストです。
左が師匠で、右は私(とわくん)です。
昨日の稽古で色々話していただいたことをまとめてみました。
新参さんと百梅さんの稽古の合間や、マクラの腰を折って、稽古せずに雑談になってしまいました。
まずは、新参さんが「花色木綿」のマクラで、マンションで防犯カメラは設置したが、監視カメラの設置は管理組合で否決された話題から、インターネットの話題へ。
師匠は、パソコン通信時代から、インターネットなどに詳しいので、個人情報の漏洩などの話題に広がります。
世の中便利になったという観点から、噺をどうやって覚えたか・高座本(ネタ帳)は作ったかという話題に。
師匠は、三編稽古をしてもらった後、ノートや紙に手書きして噺を覚えたそうです。
我々も落研時代は、音源も書物も限られた中で、手でネタ本を作るのが一般的だった。
自分の手で書いた方が覚えやすかった。
ただ、中には、速記本をそのままコピーする"怠け者"もいたと。
最近は、音源や本から写すのでも、パソコン(ワープロ)で入力するので、それならば本をコピーするのとあのり変わらない気がする。
私も、以前は手書き、師匠に習い始めた頃はパソコンで作っていたが、今は師匠の高座本を使わせていただいている。
師匠の若い頃は、ノートに書き、見開きのページを白紙にしておき、訂正したり、加筆したりするスペースにしていた。
師匠も、そういうノートがたくさんあったそうです。
圓生師匠はどうだったのかお聞きすると、高座本・ネタ本という類のものは全くなかったそうです。
えっ?それじゃああの膨大な持ちネタは何処にあったのですかと尋ねると、全てうちの師匠の頭の中だよ。
へぇぇ、どういう頭の構造なんですかね?
幼い頃から、義太夫や唄や踊りなどの芸事に囲まれて育ったから、聞いただけで覚えて整理できる引き出しが頭の中にあったんだね。
だから、うちの師匠は、文楽師匠などと違って、すぐその場で噺を演ることが出来た。
物凄い人だったと。
そういう圓窓師匠も、真打昇進の時は、一人だけの昇進で、当時は定席の寄席が7ヶ所あったから、毎日演目を変えて演れば、最低70以上の持ちネタが必要だった。
勿論、寄席でネタ出しはしないから、自分の前に出た人にやられてしまうこともあるから、持ちネタはもっと必要。
圓窓師匠は、70席全て違うネタで主任を取ったそうです。
真打披露で、全て違う演目で演ったのは、師匠だけのようです。
そんな訳で、前日には、最低3席のネタをおさらいしておいて寄席に臨んだそうです。
しかし、披露初日の鈴本で「尻餅」、途中の池袋で、同級生たちが大勢来てくれた時に「紫檀楼古木」を演っさた以外は、全く記憶がないそうですから、さぞや緊張の毎日だったことでしょう。
・・・まだまだ芸談は続きました。
朝起きると、どうも喉がガラガラしています。
声が少し枯れたようです。
風邪かな・・と思いましたが、恐らく昨日の1時間10分の読み稽古のせいだと思います。
稽古の成果ならぬ、稽古の声果?
あぁ、落語が上手くなりたい・・・。
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