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2016年2月

2016年2月29日 (月)

大阪へ

今日も夕方の大阪移動です。
大阪へ
明日は、朝早くから夕方まで、びっちりと予定が詰まっていて、帰りは深夜になりそうです。
大阪発が夜8時頃になるかも。
大阪へ
今日も、JR東日本系の売店で売っている「チキン弁当」を買って、新幹線に乗り込みました。

ひな祭りの…

自宅マンションの庭を、いつも綺麗に飾ってくれる方がいらっしゃいます。
ひな祭りの…
今は、入口のモニュメントの花壇に、ひな祭りをイメージして飾ってくださっています。
ひな祭りの…
先日も、夜遅く、花壇や草木の世話をしていたので、「ご苦労様です。いつもありがとうございます。」と声をかけたら、「いやぁ、暇ですから」なんて仰っていましたが、とても嬉しそうでした。

内定が決まる?

昨日、東京マラソンを視ていて、車椅子マラソンの男女各1名の選手が、リオデジャネイロのパラリンピック代表に内定したのを、テレビ中継のアナウンサーが「内定が決まりました」と、マイクに向かって叫んでいました。
えっ?・・・何かこう・・、違和感がありました。
内定というのは、公にはなっていないが、正式決定の前に採用や役職への就任が決まることをいいます。
「内定が決まる」と言うのは「決まることが決まる」ということ?
「パラリンピック出場が内定しました」と言えば良いのでは・・・?
最近の日本語は、断定的な表現をせず、自信のない表現が増えています。
「○○が出来たのかなと思います」でなくて、「○○が出来たと思います」。
SNSでの投稿が炎上したりするので、当たり障りなく表現するのでしょうか?
料理が運ばれて来て、「○○になります」というのもそうかな。
自分がしたのに、そうなったという表現もその一環かも。
JRでも、「終日禁煙として(させていただいて)います」と言うべきを、「終日禁煙になっています」と・・・。

キーの要らない車

車というのも、単純に 移動する道具・庶民の夢から、ハイテクの象徴のような存在になって来ました。
エンジンもさることながら、安全を中心にハイテクが盛り込まれて、今や車輪の付いたコンピューター・情報端末のようです。
先日、ドライバーの急病で起こった事故などは、今後は車内のコンピューターが反応して、停車させたりすることが出来るようになるでしょう。
キーの要らない車
某会社メーカーが、キー(鍵)のない車を開発しているとか。
えっ?キーがなかったら・・・と思いますが。
近距離の無線通信技術「ブルートゥース」を使い、車の近くに来ればスマホの画面で施錠・ 解錠ができ、エンジンもかけられる。
家族や友人らに車を貸す場合、その人に車を利用するためのアプリをダウンロードしてもらえば 鍵を直接渡す必要がなくなる。
デジタルキーの利便性を生かし、他のサービ スにも拡張できるそうですから・・・。
私のようなアナログユーザーが、果たしてハイテクに追いついて行けるでしょうか?
これからは、鍵が必要か必要でないか、鍵を使うか使わないかが、車の良否を決める鍵になるのでしょう。

閏日

今日は、「うるう日」で、2月29日。
閏日(うるうび、じゅんじつ)とは、太陽暦において暦と季節のずれを補正する暦日のこと。
日本でグレゴリオ暦を採用する際に、2月29日を閏日と定めた。
世の中、すべてが割り切れる訳ではありませんから、いわば調整が必要になるんですね。
よく、2月29日に生まれた人の誕生日や年齢が話題になります。
この日生まれの人は、4年に一度しか年を取らないなんていう。
日本では、生まれた日の前日に歳をとるようになっています。
つまり2月29日生まれの人は2月29日に歳をとるという訳。
これは、「年齢計算ニ関スル法律」により民法143条を適用するように記されています。これによると、誕生日の前日の24時に年齢が加算されることになります。
うるう年生まれの人は2月28日が前日になるので、その日に必ず年齢が加算されます。
・・・ということは、誕生"日"という概念ではなく、一日の誕生日はないけれども、年は取るということですね。
「うるう」があるのは"日"だけではありません。
◇閏日、閏秒
現在のこよみでは臨時に現れるのがこの2月29日という一日なので閏日ですが、太陰太陽暦であった旧暦時代では、閏として挿入されるのは一月単位だったので、この場合は、閏月(うるうづき)と呼ばれました。
閏秒は地球自転の速度変動によって一日の長さが現在の定義上の一日の長さとずれて、そのずれの累積が 1秒に近くなった場合に挿入または除去される「秒」のこと。
閏日は現在の暦法上から考えると「臨時に1日を追加」する方向だけですが、閏秒に関しては挿入されるばかりではなく、除去されることもあ得るので、(閏秒の制度が出来て以来除去された例はないそうですが)、追加挿入(あるいは除去)される「日」や「秒」そのものを指して「閏日」「閏秒」といいます。
◇閏年
閏年は、閏日(または閏月)があった年のこと。
元々暦法上の閏日や閏月(太陰太陽暦に見られるもの)とは暦法上の一年の長さを、実際の天体の動きの周期における「一年」に近づけるために調整用に設けられたもの。
要するに、臨時の暦の調整が為された年を「閏年」と呼びますので、暦法上の臨時の調整が一日でも、一月でも、その年は「閏年」となる訳。
また、2月29日は、閏日にしても「日」より一つ長い暦の単位「月」の長さを補正するために設けたものではないので、2月29日が入った 2月を「閏月(閏日の入った月)」とはいいません。
◇閏秒
閏秒が入った「分」を閏分ということはありません。
これは、閏日と閏年の関係と同じで、閏秒は「分」の長さを調整しようとするものではなくて、年の長さを調整するためのものなので閏分ということはないのです。

・・・ほかにも、まだまだ色々な薀蓄があるようですが。

初めての新宿末廣亭

あるSNSを見ていたら、「友だち」ではなく「知り合いかも」という人が、初めて寄席に行ったことを投稿していました。
親しくお付き合いはしていませんが、知っている方です。

「新宿末広亭」です。初めて来ました。
お昼12時から夜9時まで、3,000円ポッキリで、落語、 漫才、奇術、曲芸等々を次から次に満喫できます。


メインは落語、噺家さんも演目も初見ばかりで、楽し いことこの上なし。
東京落語の層の奥深さに、少し触れたような感じがし ました。
客席とのイキもピッタリで、ほのぼのした暖かみある高座に癒されます。


嬉しいですねぇ。
どういうきっかけで行かれたかは知りませんが、落語ファンが増えるというのは、とても素晴らしいことだと思います。
末廣亭の2月下席は、三遊亭歌奴さんと三遊亭天どんさんの若手2人が、昼夜それぞれの主任だったはず。
楽しい芝居だったと思います。

2016年2月28日 (日)

ラジオ寄席

日曜日の夜8時は、ブルーな時間です。
 ◇長屋の花見    柳亭市馬
もう間もなく、この噺の季節になりますね。
市馬さんも、3月は、落語協会の真打昇進披露興行が始まりますから、会長として多忙になることでしょう。

山崎屋

好天の日曜日なのに、部屋に引きこもって、三遊亭圓生師匠の「山崎屋」を。
先日、圓窓師匠の高座本をいただいたので、ちょっとと…。
冒頭で、丁寧な吉原や花魁の説明がありました。
若旦那・徳さんが番頭に三十両貸してくれと借金の申し込みをしたが頭から断られた。
ではと言うので、番頭が抱えている女の件を細かく明かし始め、大きな声で親父に聞こえるように言い始め、逆に番頭を脅し始めた。
花魁に使う金は無くなればまた無心をする。
それではキリがないので、その花魁を身請けしましょう、そうすればもう遊びはしませんかと若旦那に念を押すと、しないという。 では、一計を案じてこうしますから3ヶ月は遊びは止めてください。
そうしたら親元身請けをして頭の所に預けておきます。それから、・・・。
それでイイでしょうか。
それで充分、それでいきましょうと二人が納得した。
丸の内の赤井御門守様に百両の集金に行ってくれと、番頭が頼まれたが断って若旦那に行かせようとしたが、旦那は息子を全然信用していない。
万が一使い込んだら手切れ金として勘当してしまいましょう。との申し出に旦那も渋々了承する。
帰り道、頭の所によって財布を預け、花魁の事を聞いたが嫁入り修行で針仕事を習っていた。
早い帰りに旦那は嬉しくて涙ぐんでいたが、財布を落としたというと、倅のふがいなさに怒り心頭。
そこに頭が財布を拾ったと届けにきた。
旦那は息子の改心に快く思った。
本町の親戚に身を固めさせた方がと言われたばかりだから、番頭も心掛けておいてくれという。
頭のところにお礼に旦那が直々に伺う事にした。
頭に礼を言って、にんべんの鰹節の二分の切手と十両の目録を差し出した。
切手は受け取ったが、目録はお心だけと返してきた。
頭も江戸っ子でエライが、番頭も良く分かった人だと感心。
そこに着飾った器量好しの元花魁・お花さんがお茶を持ってきた。
聞けば、かかぁの妹で見なかったのはお屋敷に奉公していたが、年頃になったので戻ってきた。
当人が言うには、武家は武ばって嫌だし、職人は雑風景で嫌だし、何処か商家にでも縁付きたいと言う。
持参金五百両と箪笥長持ち五棹、何処か良い縁があったら紹介して欲しい、 と頼んだ。
旦那は五百両と五棹で目を丸くして、家の徳にはどうだろうと乗り気になった。
頭は笑って話に乗らないが、それでは私が貰うと言う気の入れようであった。
めでたく二人は一緒になって、夫婦仲も良く仕事にも精を出し、旦那は裏に離れを建てて隠居した。
ある日、離れにお花さんを呼んで世間話を始めた。
「この間、床屋に行ったら、『お宅のお嫁さんはお屋敷勤めをしていたが、どちらのお屋 敷ですか』と聞かれたが、何処なんですか」、「あの〜、北国(ほっこく)でざますの」。
「?はぁー、北国とは『加賀さま』の事か。百万石の大名だから御家来もずいぶん多いだろうが、女中の数も多いんだろうな」、
「三千人ざますの」。
「参勤交代の時は道中はするのか」、
「道中はするんざますの」。
「御駕籠でか」、
「あの〜、駕籠、乗り物はならないんざますの。高い三つ歯の駒下駄で」。
「女の旅だから朝も遅く発ち夜は早く宿に着くんだろうな」、
「なんの、暮れ方に出て、伊勢屋によって、尾張 屋によって大和の長門の長崎の・・・」、
「ちょっと待ちな。暮れに出て、伊勢から尾張の 大和の長門の長崎なんて男でも歩けない。憑き物でもあったのか、諸国を歩くは六十六部、 足の達者が飛脚屋と、お前には六部に天狗が付いただろう」、
「いえ、三分で新造が付きんした。」。

…何とも、父親が滑稽ではありますが、ハッピーエンドだから許されるのかなぁ…?

追い出し落語発表会

大盛況のうちにお開きになったようです。
追い出し落語発表会
おめでとうございます。
卒業される皆さん、今度はOB会で一緒にやりましょう。
現役部員の皆さん、秋には行きますので、よろしくお願いします。

昔の稽古の録音

手元にレコーダーがあります。
昔の稽古の録音
以前、稽古用に買ったんですが、あんまり使うことはありませんでした。
最近、スマホに録音するようになりましたが、やはり使い勝手が良くないので、久しぶりに引っ張り出してみました。
3年以上前の稽古を聴くことが出来ます。
「三方一両損」「浜野矩随」「揺れるとき」が、それぞれ数回ずつ。
それから、師匠との雑談も入っています。
「揺れるとき」を聴きました。
昔の稽古の録音
…自分で言うのも何ですが、上手い!
なかなかいいじゃないですか。
声に張りがあって、それなりにリズム感もあって。
今よりずっと上手い…。
ふと思いました。
この「揺れるとき」は、5年前の震災の後、師匠が圓朝まつりの奉納落語会でネタ下ろしをした創作。
私がお願いをして、演らせていただきました。
圓朝と安政の大地震を元に、生きることと芸論が展開される大作。
「お江戸あおば亭」で、「この噺を、謹んで東日本大震災の被災者の皆さまに捧げます」と口上を申し上げて演らせていただきました。
今年はOB落語会の年。
仙台でこの噺をやらせていただこうか…。

デパート積立?

例のゼロ金利政策と言うやつの影響で、今までもほんの雀の涙でしたが、さらに金利が下がり、お金を預けたら、かえってお金を取られるようなことにもなるかもしれません。
デパート積立?
そうなって来ると、タンス預金と言うのが増えるんですが、今、百貨店各社で「友の 会」と呼ばれる顧客向けの優遇サービスの人気が高まっているそうです。
毎月一定の金額を積み立てると、1年後に積 み立てた金額以上の「買い物券」をもらえ る仕組み。
各社ごとに仕組みは異なるようですが、毎月一定額を積み立てると、1年後に支払った12ヶ月分に1ヶ月分加えた13ヶ月分の買い物券がもらえると言う感じ。
毎月1万円を積み立てると1年後に13万円分の買い物券がもらえるという…。
この場合、12万円の「投資」に対する利回りは年約8%になる訳ですね。

東京マラソン

テレビ観戦していて、世界とのレベルの差を痛感します。
いつからこんなになったんでしょうか?
仮に、オリンピックに出場しても、メダルや入賞など望むべくもありません。
ところで、マラソンの日本新記録を出すと、1億円の賞金がもらえるそうです。

落語DEデート

昨夜は、ばったりと早くに寝てしまいました。
心身の疲れ。五臓の疲れか……。
朝起きると、ノドがイガイガしています。
風邪かもしれないのでら今日は引きこもっていることにします。
 ◇錦の袈裟   六代目三遊亭圓生
「錦の袈裟」もあまり聴かれなくなった気がします。
私には、落語入門の一つでした。
与太郎と廓が出て来ますから。

2016年2月27日 (土)

新橋駅2番ホーム

新橋駅2番ホーム
新橋駅2番ホーム
新橋駅2番ホーム
様々な路線が乗り入れて来て、新橋駅の2番ホームは大忙し。
元は、東海道線の上り線ホームだったはず。
ホームで待つ10分程度の間に、東海道線が発車した後、常磐線の特急が通過し、と高崎線の電車が停まり、そして常磐線特別快速が来ました。

落語研究会のプログラム

昨日の落語研究会のプログラムを見て・・・。
落語研究会のプログラム
うわぁ、私の持ちネタ(稽古中も含めて)ばかりではありませんか!
「三方一両損」「明烏」「二番煎じ」・・・。
・・・行きたかった・・・。
それにしても、仲入り後は、文治さん・権太楼師匠という・・・、まぁ・・何と言いましょうか・・・。
自称「柳の宮喜多八殿下」がお出ましの仲入り前と比べると・・・。

卒業生追い出し落語発表会

卒業生追い出し落語発表会いよいよ明日は「第159回卒業生追い出し落語発表会」。
東北大学片平キャンパスさくらホールで、13時半開演。
卒業生追い出し落語発表会
現役部員の皆さん、部室での稽古にも余念がなく、熱がこもっているようです。
追い出し落語発表会
何と言っても、7人での「真景累ヶ淵」の通しという・・・。
頑張って欲しいものです。
仙台の皆さま、全国津々浦々り皆さまも、是非ご来場ください。
ちょうど私のブログも、アクセス累計92万件になりそうです。

岩本山の梅満開

富士市の岩本山公園の梅が満開だそうです。
岩本山の梅満開
ここからは富士山もよく見えます。
岩本山の梅満開
富士宮市の浅間大社の鳥居越しの富士山も見事です。

みんな不幸?

何とも痛ましい・・・・。
みんな不幸?
先日、大阪梅田の繁華街で乗用車が多数の歩行者をはね、11人が死傷した事故。
車を運転し ていた男性は大動脈解離による心タンポナーデという病死だったことがわかったそうです。
事故直前に意識を失ってしまって・・・。
最近は、バスの運転手さんが運転中に突然倒れたり、意識を失ったりして、あわや大惨事・・なんていう事故も起こっています。
今回の事故も、持病があったのかもしれませんが、突然のことだったのでしょう。
それにしても、巻き込まれて犠牲になった方は、さぞやご無念でしょう・・・。

上野駅・品川駅

仕事の用事があって、上野から品川に行きました。
土曜日の午前中の上野駅も賑やかです。
上野駅
品川駅は、最近大阪出張の帰りに新幹線から上野東京ラインに乗り換えるようになりましたが、改札を出るのは久しぶりです。
上野駅
新幹線が停まるようになって、ますます大きなターミナル駅になった感じ。
リニアモーター新幹線の始発駅にもなるはずですから、もっともっと賑やかになるでしょう。
港南口で人と待ち合わせました。
吉原が北国、品川が南・・・。
「明烏」で、意味深な川柳があります。
 北向きは どこを目当てか 赤とんぼ

2016年2月26日 (金)

Ⅰさんと

「Ⅰさん」と、いつもの北千住の焼き鳥の店で。
Ⅰさんと
週末とあって、北千住の街は混雑していました。
言うまいとは思いつつも、不完全燃焼の仕事の愚痴を連発。
随分、悪酔いさせてしまったようです。

人口減少

去年の国勢調査で、日本の人口は1億2711万47人で、前回・5年前の調査と比べて94万7000人余り減少したそうです。
人口減少
国勢調査で人口が減少したのは、96年前の大正 9年に調査を始めて以来初めて。
いよいよ日本は 人口減少の局面に入りました。
社会的な人口増加よりも、死亡者数が出生者数を上回る自然減のほうが毎年大きいことが、一番の要因だと考えられるそうです。
都道府県別では、前回より人口が増加したのは、東京・愛知・埼玉など8都県。
減少したのは39道府県で、大阪が増加から減少に転じたそうです。

最近の稽古方法

「明烏」「二番煎じ」を並行して稽古しています。
本番1ヶ月前にも拘らず、まだ両方とも読み稽古の段階です。
落語っ子連でも、扇子っ子連でも、他のメンバーはほとんど高座本を離れいています。
今回試行しているのは、録音の活用です。
師匠からは「演読」の大切さをご指導いただいています。
ですから、仕草も含めて、なるべく"本息"で稽古をするように心がけています。
すると、後で、自分の稽古を録音したものを聴くと、課題や欠点が鮮やかに浮き出て来ます。
あるいは、ちょっとした言い回しや間の工夫も出来ます。
中途半端に覚えたものを録音して聴いても、恐らくほとんど参考にならないでしょう。
ですから、ひたすら演読による読み稽古を続けています。
これを繰り返していると、覚えるまでもなく、台詞も固まって来るようです。
師匠も、「しっかり演読が出来ているから大丈夫。全体の流れも良い」とコメントしてくださいました。
年を取って、真正面から力づくで覚えることが出来なくなりましたから、この方法が良いのかもしれません。

2月26日

日本経済新聞の社説「春秋」に、久しぶりに噺家さんが登場しました。
2月26日と言えば「2.26事件」。
「2.26事件」と言えば、先代の柳家小さん師匠です。
「勝てば官軍で、これはどうしても勝たねばならぬ」。
大尉は兵たちに涙ながらに訴えたという。
「みんなの生命をくれ」。
のちに人間国宝となる落語家、柳家小さん師匠の回想だ。
80年前のきょう、陸軍の二等兵だった小林盛夫青年は青年将校の反乱に巻き込まれた。
非常呼集でたたき起こされたのが午前2時ごろだったという。
実弾を渡され、部隊はそのまま営門を出て警視庁占拠へ。
「なんなんです、演習ですか」。
昭和史を揺るがす二・二六事件の勃発だが、若き日の師匠はまだ訓練だと思い込んでいたそうだ。
追いつめられた指揮官が苦渋をにじませるのは2日目の夜からである。
1500人もの下士官や兵を動員し、首都中枢を制圧したクーデターのわりには計画がずさんだ。
決起すればあとは何とかなる――。
青年将校らは壮大な勘違いにとらわれていたのだろう。
迷惑なのは知らぬ間に反乱軍にされた兵卒である。
ときにロマンを交えて語られる「二・二六」の理不尽を見定めなければなるまい。
腹が減って仕方なかった。
1つだけの親子丼を60人で分け合った。
小さん師匠はそう振り返っている。
「親子丼を食うと思うな、精神を食え」と上官は言ったというから、その精神主義はのちの敗戦につながる旧軍の「伝統」だったろうか。
師匠は士気高揚のため一席やらされたが、みなクスリともしなかったそうである。

・・・私の記憶が確かなら、この全く受けなかった演目は「子ほめ」だったはずです。
そりゃそうでしょう。
洒落になりませんよ。

2016年2月25日 (木)

お江戸あおば亭の日程

「第10回お江戸あおば亭」は、6月4日(土)に開催予定。
ところが、会場側の都合などで、日程の変更が必要になるかもしれません。
・・となると、18日(土)あたりになるかと。
ただいま調整中。

雪が降ったんだ

昨日は日中から寒かったですね。
雪が降ったんだ
真冬の寒さでした。
夜中には雪も降ったようで、近所の小さな社や車に、白く残っています。
雪が降ったんだ
まだまだ寒さは続きそうです。

ダイエー仙台店閉店

仙台の走れ家駄馬師匠からの情報。

青葉通りのダイエー仙台店が3月8日で閉店するそうです。
東日本大震災の時は、他の店が機能を失った中、震災2日後に店を開け、十分な商品を供給したため幾重にも長蛇の行列ができたそうです。
改装して12日「イオン」としてオープンするそうです。
ダイエーのことを、私がことさら話題にするのは、この店がオープンしたのが、私が仙台に行った年だからです。
当時のダイエーと言えば、成功のビジネスモデルを絵に描いたような企業でした。
仙台では、1971年(昭和46年)11月に東北新幹線が着工すると、昭和40年代から県外資本の商業施設が仙台の中心部の商店街に次々開店していました。
私が仙台に行った1975年(昭和50年)には、5月に一番町にジャスコ仙台店(現・仙台フォーラス)が開業し、続いて9月にダイエー仙台店が開業しました。
読売仙台ビルの中に開業したのですが、田舎者の私には、驚くほどの規模だったのを覚えています。
ある資料によると、この仙台店は、ダイエー内及び日本全国のスーパーで売上が上位にランクインすることが多く、「政宗ブーム」が発生し、かつ、仙台市営地下鉄南北線が開業して地下鉄最寄駅ができた1987年(昭和62年)度の売上は、長らく1位を占めていたダイエー新潟店を抜き、「スーパーの壁」と言われていた年商200億円の壁を破るという日本のスーパー業界として初めての偉業を成し遂げた店だったそうです。
・・・時は流れて・・・です。

超大型サイクロン

先週、南太平洋の島国フィジーでは、猛烈な勢力のサイクロンに見舞われたそうです。
今でも首都がある島で2万人近くが避難所での生活を余儀なくされているほか、離島部でも大きな被害を受けている集落があるという情報があるそうです。
サイクロン「ウィンストン」が首都スバがあるビチレブ島を通過し、島の西部を中心に建物の屋根が吹き飛ばされるなど大きな被害が出、これまでに42人の死亡が確認されているそうです。
現地では、周辺国や国際NGOなどから寄せられた支援物資の搬送が始まっていますが、地元のメディアは住民1万9000人余りが自宅を失うなどして避難を続けていると伝え、首都以外の地域では停電が続いているようです。
フィジーは、実は新婚旅行で行ったので、とても親しみを感じる国です。
「ブラ!」というのが挨拶の言葉で、底抜けに明るい場所でした。

2016年2月24日 (水)

ランチ

今日は、訳あって、何と虎ノ門ヒルズの中のレストランで会食。
ランチ
さっぱりした和食膳です。
ご飯は2口ほど箸をつけただけで残しました。
昨日、恐らく数日分の炭水化物を摂っていますから。
ランチ
虎ノ門ヒルズの2階の庭園?に、変なモニュメントがありました。

ゲスの経費

今年の流行語大賞にもなりそうな「ゲス」という言葉。
【下種・下衆・下司】
 1.心根の卑しいこと。下劣なこと。そのようなさまやその人。
 2.身分の低い者。

幼い頃、家畜の糞尿の混じった藁などを「ゲス」と言っていました。
恐らく、不潔なものということだったのでしょう。
(ただし、田畑の肥料として使われ、役に立っていましたが。)
女性タレントとの不倫問題で議員辞職した(せざるをえなくなった)、通称「ゲス元議員」の衆院京都3区の補選に、何と約2億6千万円の経費がかかるそうです。
関係する各自治体の計算の合計だそうです。
京都府では、2月議会に補選に必要な総額を盛り込んだ補正予算案を提出し、議決後に市町に分配するそうですが、財源は国負担となるそうです。
・・・実に釈然としません。
大変申し訳ありませんが、こんな「ゲス」を選んだ側にもいくらか責任があるような気がしますので、次回の選挙まで欠員にするとか、そんな方法はないものかと思います。
プールの水の栓を閉めるのを忘れて、水道料金が何百万円にもなった事例では、当事者(責任者)が、自主的に自費で負担したというニュースがありました。
勿論、これも重大な過失ですから、損害賠償という観点もあるかもしれませんが、何か救ってあげたい気にもなります。
ところが、この「ゲス」は、故意ですから、なかなか納得できるものではありません。
都合の悪いことは記憶にないと繰り返す、大泣き元県会議員も、パターンは違いますが、「ゲス」と呼ばれても仕方がない気がします。
それにしても、本家?ゲスの極みも含めて、最低な奴等です。

真打昇進披露会見

落語協会の今春真打昇進の皆さんの記者会見と披露が行われたそうです。
真打昇進披露会見
林家ぼたんさんの師匠のこん平師匠もご出席だったようです。
私が落語徘徊を始めた頃は、皆さんまだ二つ目になったばかりでした。
真打昇進披露会見
鏡太改め小圓鏡さんは、確か松戸出身だった気がします。
松戸出身と言えば、落語芸術協会の雷門小助六さんがいますが、2人とも師匠の名前に「小」が付くことになります。
「次は師匠の名跡だぞ」と言うことでしょう。
いずれにしても、おめでとうございます。

2016年2月23日 (火)

今夜だけ…

稽古が終わって帰り道。
今夜だけ…
今日は人間ドックも終わって、ちょっと開放感。
「今夜だけ」「今日だけ」・・、ラーメンを食べることにしました。

富士山の日の富士山

やはり富士山はいいですね。
富士山の日の富士山
朝夕の静岡側の富士山。
富士山の日の富士山
そして、山梨側の富士山。
富士山の日の富士山
ふぅじは にっぽんいちのやま~ぁ

ゲン担ぎ

人間ドックのロッカールーム。
ゲン担ぎ
私のキーナンバーは「45」でした。
ところが、両隣の番号を見ると…、「43」「43-2」「45」「46」…と続いて行きます。
一桁目には「4」は使っていません。
やはり、4(=死)は忌み嫌われるんですね。

ランチ

人間ドックの検査がひと通り終わり、お楽しみの食事の時間。
ランチ
いつものような豪華なメニューでしたが、スマホのカメラの具合が悪く、料理の写真が撮れませんでした。
せめて外側からの写真で勘弁してください。
ランチ
食後、最後の面談を待つ間、高座本でも読みながら過ごそうと思います。
隣に座っている人は「預金封鎖」などという、物騒な?本を読んでいます。
「三井の貸し傘」「人情八百屋」「父帰る」なんて、いいでしょ。

落研ラジオ出演

現役部員諸君が頑張っています。
こんなツイートをしています。
【東北大学落研がラジオに出ます!】
明日2/24(水)の11:30から、FM仙台(Date FM)のコレカラみやぎという番組に寝落亭朝霧と迷探亭コナソが出演します。
テンパりながらも頑張った二人の喋りを、皆さまぜひお聞きください!

きっと、今度の日曜日の「卒業生追い出し落語発表会」を宣伝するんでしょう。
ただし、ローカルのFM局だから…。
頑張れ!落研!

富士山の日

富士山の日
2月23日は「富士山の日」だそうです。
「2(ふ)2(じ)3(さん)」という、駄洒落ですね。
・・・と言うことで、山梨県と静岡県内の自治体(市町村)で、色々なイベントが行われるようです。
富士山は、日本を象徴する存在だと言っても過言ではないと思いますが、静岡県・山梨県どちらも、富士山は普段の生活に溶け込み過ぎていて、「あって当たり前」の空気のような存在です。
そのため 「富士山の日」に、各自治体や県内企業などがさまざまなイベント等を催し、参加する事など通じて、身近すぎる富士山を改めて、日本のシンボルとしても名高い名峰として再認識する機会としているんです。
初めて故郷を離れて仙台に行った時、ホームシックになりましたが、いつも何気なく眺めていた富士山を見ることが出来なかったのも、ホームシックに拍車をかけた気がします。
高校のトイレは、北側を向いていたので、富士山に向かって用を足していました。
今でも、高速道路を西に向かいながら、富士山が見えるポイントが楽しみです。

人間ドック

今日は人間ドック。
人間ドック
健康管理のためとは言え、面倒臭いし、嫌と言うか、憂鬱です。
自分の身体ですから、検査した数値が良くても悪くても、全て自分の責任なんですが。
色々気にしないといけない数値もありますから。
人間ドック
今日は早く着いてしまったので、受付の整理券は「2」でした。

2016年2月22日 (月)

似た形

今日がニュージーランド地震からちょうど5年でしたが。
ニュージーランドと日本の形は、地図で見ると似ています。

似た形 似た形
北海道と本州が大きく、四国が小さな島で、九州がない・・。
ニュージーランドはそんな感じの地形です。
  似た形
日本もニュージーランドも地殻プレートの境目にできた地形のために似た形になっているんだそうです。
沈み込むプレートと押し上げられるプレートがぶつかり合うと弓形の地形ができるということです。
時差も少なく、季節は逆ですが、気候も似ているのでしょう。

流氷

雨水を過ぎても、北国ではまだまだ寒い便りです。
本日、網走地方気象台は「流氷接岸初日」を観測したと発表。
平年より20日遅く、昨年より34日も遅い観測だそうです。
今回の観測は、これまでの最も遅い記録だった、1991年の2月21日を更新して、1959年の統計開始以来、観測されなかった1989年を除き、約60年間で最も遅い記録となるそうです。
流氷はこれから流れ着くんですね・・。
でも、落語界では、流氷は春の標だと言われているのをご存じですか?
だって、春風亭流氷(柳橋・柳昇・柳朝)って言いますから・・・。
やはり、三流亭流氷・・でした。

ニュージーランド地震

現地ではカンタベリー地震と呼ばれているそうです。
2011年2月22日に、にニュージーランドのカンタベリー地方で発生した地震です。
この地震で、語学研修中の富山外国語専門学校の生徒がビルの倒壊に巻き込まれ、学生12人が亡くなり、合わせて日本人28人が犠牲となりました。
あの地震から今日で5年です。
「ニュージーランドが大変だね。専門学校の生徒はかわいそうだね」なんて言っていた直後に、あの東日本大震災が発生してしまい、何となく記憶が曖昧になりつつありますが・・・。
遺族の皆さんにすれば、さぞや悲しく無念なことでしょう・・・。

卑怯な・・・

先週、甲府市に「爆弾を仕掛けた」という脅迫メールが届いたそうです。
その爆破予告が「22日午後」ということで、本庁舎と、駐車場を一時閉鎖するほか、市の施設で運営している放課後児童クラブを休むことにしているそうです。
また、午後から市立小学校25校、中学校11校のほか、甲府商業高校、甲府商科専門学校を休校にし、保育所も閉じるそうで、本当に大騒ぎになっているようです。
同様のメールは、水戸市、長野市、岐阜市などにも届いているそうで、卑怯極まりない、本当に許せない犯罪だと思います。
何もないことを祈ります。

老人の独り暮らし

先週末に帰省しました。
近所の人が郵便物を預かってくれているので、ありがたく受け取って確認すると、色々な物が送られて来ています。
今は確定申告や年度末などで、公的なものも含まれています。
それに加えて、火災保険や自動車保険の更新手続・・・。
早速、持ち帰った郵便物の中で重要で期限のあるものは、書類に記入して返送しました。
菩提寺の総会の通知もありました。
田舎ではこういう「寺事」も重要なことです。
父が長く檀家の総代を務めましたので、その大変さが分かります。
過疎化で、檀家の数が減り、地元に残る檀家はもっと減り・・・。
ニュースなどでもやっていますが、物凄いことになっています。
とは言え、一応長男ですから、先祖の供養も大切なミッション。
総会には出席出来ませんが、出来ることや協力は惜しまないようにと思っています。
母宛に届いた物を見て、老人の独居は難しいと思います。
田舎のことで、大概のことはご近所にお願いできますが、中には出来ないこともあります。
そんな多くの書類が来て、印鑑を押して返送を求められたり、私でもよく理解できないようなものもあります。
これでは、何もわからないお年寄りで悪い奴に騙される人も出て来る訳です。
生きて行くのは大変です・・・。

出待ち?

そう言えば、昨日、稽古を終えて古石場文化センターを出ると、建物の前と通りに、カメラを持った人たちが、20人近くいました。
ちょうど正午頃のことです。
・・・メンバーで「我々じゃないよね」なんて言いながら。
誰か有名人が、この建物の中にいるんでしょう。
師匠も、お弟子さんの吉窓さんも中にいらっしゃいますが、特にこういう類の人たちに追いかけられるような話題はありませんから。
それとも、小津安二郎監督に関するものを展示してありますから、その関係・・・?
しかし、外から撮影をしようと待つということはないでしょうし。
原節子さんはお亡くなりになってしまったし。
はて、一体誰だったんでしょう・・・?

乙姫さんから

落語っ子連の乙姫さんからメールをいただきました。
仕事が忙しくて、4月2日の深川三流亭への出演が難しくなったと…。
社会人になったばかりで、仕事が中心で、自分の時間が持てないのでしょう。
稽古にもなかなか出て来られない状況ですから。
とても残念ですが、仕方がありません。
次回は是非お願いしたいものです。

2016年2月21日 (日)

稽古風景

古石場文化センターの和室で行っている稽古会。
稽古風景
我が落語っ子連の稽古は、日曜日の午前中の3時間にやっていただきますので、基本的には、全員が最初から最後まで参加します。
稽古風景
勿論、千公さんや越児さんのように。遠くから参加していますから、遅れて来たり、早めに帰る場合もありますが。
稽古風景
師匠も常々仰っていますが、自分の噺を稽古するのは当然としても、他の人の稽古を聴くことも重要だと思います。
稽古風景
また、稽古場が和室だと言うこともあって、濃厚な稽古になっていると思います。
稽古風景
さりとて、全員がずっと眼や耳をすませているのではなく、自分の噺の予習・復習をしたり、他の“内職”をする人もいます。
稽古風景
そんな“ながら稽古”でも、非常に大切です。
他の連では、自分の稽古が終わると、他のメンバーの噺を聴かずに帰ったりする人が時々いるようですが、実に勿体ない。
メンバー全員が3時間じっくり、参加数が少ない時には、師匠に芸談をお聞きしたり、2席稽古をお願いしたり・・・。

「父帰る」談義

稽古が始まる前、師匠と越児さんの3人で雑談。
師匠が、菊池寛の有名な戯曲「父帰る」を翻案して落語にした同名の噺の話題。
題名のこと、オチのことなど、私の考えを話して、演ってみたいと。
師匠も喜んでくださって、有名な作品を翻案する楽しみと苦労とプレッシャーなど、色々話してくださいました。
文芸作品であるが故に、原作のイメージを大切にしないといけないし、題名も変えずに同じにした方がインパクトや格調も高いし 。
日本の作品は、ハッピーエンドのものは少ない気がします。
また、その後どうなったかを期待させて終わるものが多いのでは。
落語もそうです。
しかし最近は、欧米の影響からか、ハッピーエンドのもの、ハッピーエンドを求められるようになり、深みや含み、“余韻”や“情緒”、想像力がなくなって来た気がする。
そんな話題でした。

流三の「明烏」

千公さんが写真を撮ってくださいました。
千公さん、ありがとうございます。
流三の「明烏」
私だけ、未だに読み稽古です。
今日の稽古のテーマは、テンポを意識しました。
途中で、いつもの悪い癖を師匠から指摘されました。
台詞の最後に地が出てしまう…。
流三の「明烏」
しかしまぁ、随分力が入っていること・・・。
汗だくでした。
まだ台詞が覚えられませんが、全体のペースはつかみつつあります。
「明烏」・・・、名作ゆえに難しい・・・。

ラジオ寄席

今夜は早く休もうと思います。
 ◇稲川     三遊亭歌武蔵
歌武蔵さんも久しく聴いていません。
恒例の仙台での収録だそうです。
宮城県民会館と呼ばれていましたが、今はネームライツで企業の名前が冠されています。

お土産

稽古に行く途中に通り過ぎた上野駅のおみやげコーナーで、何気なく目に入って来たのは、ひな祭り限定の“ひよ子”でした。
お土産
上野駅でなければと言う物ではありませんが、「そうだ!まなちゃんのお土産にしよう!」。
お土産
しかし、これでは東京のお土産にならない。
と言うことで、もう一つパンダのお菓子を加えて。

まな母さんの「寿限無」

とにかく南房総から参加してくれるぐらいですから、半端じゃありません。
まな母さんの「寿限無」
小学校の先生ですから、喋りも肝も座っていて、実にお見事です。
女性は強い!
千公さんタジタジ?
まな母さんの「寿限無」
師匠のコメントも、基礎的なものでなく、表現の仕方から入ります。
 まな母さんの「寿限無」
師匠の持論が展開されます。
まな母さんの「寿限無」
ちょっとど忘れしても、実に堂々としています。
まな母さんの「寿限無」
来年度は、大学院で1年間勉強するそうです。
まな母さんの「寿限無」
その研究の中で、落語も採り上げるそうで、正式に落語っ子連のメンバーになってもらうことになりました。
ただいま、師匠に高座名を考えていただいています。

新参さんの「花色木綿」

ぞろっぺいかな…?なんて思うことが多いですが、新参さんは意外に几帳面なところがあります。
新参さんの「花色木綿」
マクラを毎回考えていて、色々調べたりしています。
今日も、警視庁が調査した統計をどちらからか探して来て、マクラに使うんです。
後は、ぞろっぺいに戻りますが。
新参さんの「花色木綿」
うろ覚えの部分は「え〜ッ」を多用するので、師匠からピシャリ!
「えー」が言えないとなると、緊張するそうです。
新参さんの「花色木綿」
これまた、越児さんと私の「花色木綿ネタ持ちコンビ」から、いじめのようなコメントが飛びます。
しかし、あまり深くは考えていない様子なのが、実は新参さんの個性かもしれません。
まなちゃんが身を乗り出すようにしていたのは、聴き入っていたのか、退屈してしまったか…?

千公さんの「松曳き」

千公さんも自信満々の稽古。
千公さんの「松曳き」
師匠から褒められた侍の台詞に磨きをかけています。
千公さんの「松曳き」
これまた越児さんも同じ感想でしたが、田中三太夫さんが随分恐いキャラなんです。
千公さんの「松曳き」
ご本人、意図的に凄みを出そうとしたそうですが、どうも三太夫さんのイメージには合わない気がして。
あまり恐いと、聴いている人が引いてしまいますので。
千公さんの「松曳き」
師匠から、侍は良いけれども、江戸っ子の喋り口調が課題だと言われています。
確かに…。
千公さんの「松曳き」
次は「三方一両損」で、江戸っ子にチャレンジするそうです。
「何ぉ抜かしゃぁがるんでぇ、糞ったれ家主!」って・・・。

まなちゃんの小噺

お母さんと2人で、南房総方面から稽古会に参加してくれました。
まなちゃんの小噺
昨秋の「行徳亭落語会」でも、高座返しと小噺をやってくれましたから、メンバーみたいなものですから。
まなちゃんの小噺
師匠から、上下と演読の指導・アドバイスです。
まなちゃんの小噺
今日は、洗濯屋さんの小噺でした。
まなちゃんの小噺
4月の深川三流亭にもお手伝いしてもらうことになっています。
プログラムにも入れることにします。

百梅さんの「転失気」

とにかく楽しそうな稽古ぶりが良いですね。
百梅さんの「転失気」
台詞も覚えられて、身振り手振りも賑やかになりました。
百梅さんの「転失気」
前回の師匠からの宿題だった和尚さんが珍念に転失気が何かを医者に尋ねさせるように持って生き方も、見事クリアでした。
百梅さんの「転失気」
越児さんと私が同じように感じたのは、和尚や医者と珍念の会話の場面。
珍念を見る目線が低すぎるのでは…と。
百梅さんの「転失気」
写真を見ると分かると思います。
意識は正しいですが、そんなに極端にしなくてもと言うことで。
百梅さんの「転失気」
百梅さん、上手くなりましたね。

越児さんの「鬼の涙」

今日の稽古のトップバッターは新潟から通っている越児さん。
越児さんの「鬼の涙」
一部のイントネーション以外は、師匠からのご指摘もなく、概ね完成です。
越児さんの「鬼の涙」
笑いが多くないのと、架空の生物である鬼が出て来る噺ですから、登場人物と登場鬼物のキャラクター作りが大変だと思います。
越児さんの「鬼の涙」
しかし、そこは人呼んで「名人寝蔵」ですからなんのその。
越児さんの「鬼の涙」
ちょっと志ん朝師匠がかった口調は、とても羨ましい…。
越児さんの「鬼の涙」
ただし、赤ん坊の抱き方は、何人も?(失礼)子育てをしてきたまな母さんを参考にした方が良いかもしれません。

落語っ子連稽古会

乙姫さんが仕事の都合で来られず残念でしたが、今日も楽しい稽古会でした。
落語っ子連稽古会
今回は、南房総からまなちゃん親子にも参加してもらいました。
落語っ子連稽古会
 ◇鬼の涙     三流亭越児
 ◇転失気     三流亭百梅
 ◇明烏       三流亭流三
 ◇小噺        まなちゃん
 ◇松曳き      三流亭千公
 ◇花色木綿    三流亭新参
 ◇寿限無      まなちゃんのお母さん
   落語っ子連稽古会
まなちゃんも仮称“まな母”さんも、素晴らしい内容でした。
落語っ子連稽古会
まな母さんは、この4月から、正式に我が落語っ子連の仲間入りしていただきますので、益々多士済々となり、活動や稽古の内容も、深く幅広くアカデミックになって行くと思います。
落語っ子連稽古会
まな母さんの噺を聴いて、オジサンたち少し慌てたかもしれません。
落語っ子連稽古会
企画を始めた落語研修会も、色々工夫をして行こうと思います。
時間を忘れて、楽しい稽古会でした。

富岡八幡様

続いて富岡八幡へ。
富岡八幡様
今日は、第3日曜日なので、骨董市は開かれていないようです。
富岡八幡様
こちらも境内は静かでした。
富岡八幡様
様々な碑が建てられているので、ブラブラしながら眺めて来ました。
富岡八幡様
天皇陛下がお詠みになった歌碑もあります。
富岡八幡様
横綱・大関の碑もあります。
富岡八幡様
力持碑なんて言うのもあったりして。
富岡八幡様
伊能忠敬の像は一番新しいかもしれません。
富岡八幡様
稽古の時間が近づいて来たので、古石場文化センターへ向かいます。
とても良い天気です。

深川不動尊

今日は稽古の日。
深川不動尊
早めに駅に着いたので、深川不動尊と富岡八幡をお参りすることにしました。
深川不動尊
日曜日の朝8時過ぎですから、まだ人も少なく、落ち着いています。
来月の東日本大震災5年を控えて、供養する行事が予定されているようです。
深川不動尊
車の交通安全の祈祷場所にも車が並び始めたところ。
深川不動尊
参拝した後、本堂の階の所で越し児さんにばったり会いました。
思いは同じなようです。

あれから5年

東京電力福島第一原発事故で避難を強いられた方々が、避難先で新居を構える動きが加速しているそうです。
あれから5年
事故から5年経とうとしている今、安心して暮らしたい人が増えているのは当然なこと。
しかし、ふるさとへの思いや、自治体からの助成を受けられなくなる都合などで、住民票を残したままの人も多いようです。
これまた良く分かります。
故郷去りがたく、されど・・・。

何なんだよ日本。

今、大評判のツイートです。
何なんだよ日本。
一億総活躍社会じゃねーのかよ。
昨日見事に保育園落ちたわ。
どうすんだよ私活躍出来ねーじゃねーか。
子供を産んで子育てして社会に出て働いて税金納めてやるって言ってるのに日本は何が不満なんだ?
何が少子化だよクソ。
子供産んだはいいけど希望通りに保育園に預けるのほぼ無理だからって言ってて子供産むやつなんかいねーよ。
不倫してもいいし賄賂受け取るのもどうでもいいから保育園増やせよ。
オリンピックで何百億円無駄に使ってんだよ。
エンブレムとかどうでもいいから保育園作れよ。
有名なデザイナーに払う金あるなら保育園作れよ。
どうすんだよ会社やめなくちゃならねーだろ。
ふざけんな日本。
保育園増やせないなら児童手当20万にしろよ。
保育園も増やせないし児童手当も数千円しか払えないけど少子化なんとかしたいんだよねーってそんなムシのいい話あるかよボケ。
国が子供産ませないでどうすんだよ。
金があれば子供産むってやつがゴマンといるんだから取り敢えず金出すか子供にかかる費用全てを無償にしろよ。
不倫したり賄賂受け取ったりウチワ作ってるやつ見繕って国会議員を半分位クビにすりゃ財源作れるだろ。
まじいい加減にしろ日本。

…いやはや、説得力がありますね。

落語DEデート

毎週、この番組を聴いていますが、実は、ゲストとの対談はほとんど聴いていません。
460人目のゲストだったそうです。
 ◇有馬小便  三代目桂春團治
珍しい噺です。
初めて聴きますが、演じる人も少ないそうで。
昭和53年の音源だそうですから、春團治師匠40代の頃。
寝ながらにして小便がしてみたい…と言うニーズに応える商売をやろうという。

2016年2月20日 (土)

何これ?

ランチを食べた店のカウンターに、ケースに入れられ、座布団の上に置かれている、縦60センチ、横40センチ程度の直径の、褐色の塊が飾ってありました。
何これ?
「何だろう?」
当てずっぽうで、店の女将さんらしき人に「これ…、もしかすると蜂の巣か何かですか?」と尋ねてみました。
予想通り、蜂の巣だそうです。
古民家の天井裏に作られていたそうで、譲ってもらった物だそうです。
形が崩れやすいので、表面処理を施して、ケースに入れて、座布団の上で、大切に保管しているそうです。
見事なものですね。

ランチ

帰省して、ランチはお馴染みの店。
ランチ
店の庭に枝垂れ梅のピンクの花が、雨に濡れて綺麗でした。
雨水も過ぎて、もう間もなく本当の春です。
ランチ
いつものロースカツ定食。
副菜の牛蒡が柔らかくて美味でした。

「新宿末廣亭まるごと見学会」案内

学士会落語会で、もう一つ興味をそそる企画の案内が配信されて来ました。
「新宿末廣亭まるごと見学会」です。
新宿末廣亭の楽屋や高座を見学し、その後昼席を鑑賞する会です。

雨の1日

朝は晴れていましたが、途中、東名高速御殿場ICあたりから、本格的に降り出しました。
雨の1日
予報では、午後から夕方以降は大雨になると言うことです。
高速道路も、「雨走行注意」の表示です。
今日は、実家に帰って雑事を済ませた後、母の見舞いに行きます。
こんな天気ですから、富士山は見えません。
雨の1日
近所のご夫婦が、家の周りや墓を頻繁に掃除してくれているので、とても綺麗になっています。
間もなく、父が亡くなって丸3年になります。
この間に、本当に色々なことがありました。
良いことも悪いことも…。
10年分ぐらいの出来事が目白押しでした。
雨の1日
帰りは、雨がさらにひどくなりました。
母のいる富士から世田谷の妹宅まで送って、約140キロを走って1時間半と順調でしたが、妹の家から自宅まで、首都高速と水戸街道の約約40キロを渋滞で2時間半…。
・・・雨の中の運転で、さすがに疲れました。

スキャンダル

週刊誌のスクープで、国会議員や芸能人の悪行が晒し出されています。
する方もされる方もどうかと思うようなことで、要はレベルの低い、脇の甘い、思い上がりと勘違いの産物だと思います。
それに群がる野次馬根性丸出しの大衆も?です。
国会議員はともかく、芸能人が不倫した、結婚した、子どもが生まれたと言って、紙面や公共の電波を私物化しているようです。
そしてとうとう、落語界の重鎮にも…。
上方落語の大看板の師匠が、20年以上にわたって演歌歌手と不倫をしていたと、某写真誌に報じてられています。
所属事務所は「記事に書かれている事実はございません。写真は10人ぐらいで一緒のときのもので、ここ十数年、会ったこともな い状態」と説明しているようで。
・・・他人のことを善し悪しと言うこともないでしょう。
国会議員は別ですよ。

学士会落語会例会案内

学士会落語会の例会の案内が配信されました。
3月19日(土)14時から。
今回は、大看板登場で、恐らく満席になるでしょう。
もちろん、何とか行きたいと思います。
大看板というのは、柳家さん喬師匠です。
ネタ出しはされていませんが、2席聴かせていただくことが出来そうです。

2016年2月19日 (金)

頓平師匠と

東京落語会の後は、頓平師匠と定番の店で一献。
頓平師匠と
この店は、私は今週2度目ですが、頓平師匠とは3ヶ月ぶりでした。
お互いの近況や落研OB会のことや…。
とにかく、飲み始めが遅いので、ほんの1時間程度ですが、週末と言うこともあって、開放的な時間です。

東京落語会

もしかすると、今日は今年初めての落語会鑑賞かもしれません。
東京落語会
落語徘徊が聞いて呆れます。
萬橘さんから聴きました。
タメ口高座は相変わらず。
高齢者の多い観客は、笑いながらも、ややまごつき気味。
歌春師匠は、「加賀の千代」のマクラで、売り声をやったんだろうと思いながらウトウト。
歌之介さんのこの演目は、ややお涙頂戴だったんですね。
ちょっとまとまりがなく、分かりづらい部分もありました。
しかし、歌之介節は確立出来ましたね。
仲入り後の白酒さんが一番受けていました。
主人公の酔い方がまだらだったのが残念でしたが、客席は大喜びでした。
志ん輔師匠は古今亭のお家芸の噺で、さすがの世界でしたが、またウトウトしてしまいました。
・・・疲れているなぁ・・・。

神田陽司さんの訃報

日本講談協会の神田陽司さんが亡くなったそうです。
享年53歳。
肝硬変だそうです。
兵庫県尼崎市出身。
早稲田大学卒業後、シティーロード入社、副編集長を経て退社。
二代目神田山陽に入門し、自由闊達な講談を学ぶ。
2003年真打ちに昇進。
古典のみならず母校早稲田大学の創立者である大隈重信を扱った講談など創作活動も精力的に行っていたそうです。
53歳ですか・・・・。

雨水

今日は暖かくて、春真っ盛りのようです。
立春から数えて15日めで二十四節気の「雨水」です。
降り積もった雪や、水辺を覆っていた氷が溶けて水となり、空から舞降りる雪が雨に変わる頃。
週末は雨になるそうです。

黒い新幹線

新幹線は、基本的には白地にカラーリングされているというのが一般的なイメージです。
ドクターイエローという黄色の車体のはありますが、これは旅客用の車両ではありません。
黒い新幹線
黒い新幹線が登場するそうです。
「現美新 幹線(GENBI SHINKANSEN)」と言うそうです。
内外装をアーチストがデザインした「現代アート」の新幹線。
“世界最速の芸術鑑賞”と言う謳い文句。
運転開始は4月29日(金・祝)、6月末までの土日とゴールデンウイーク期間に走行。
運転区間は上越新幹線の新潟県内、越後湯沢 〜新潟間。
臨時「とき」として各駅に停車し、各日3往復の運転。
朱鷺は白い鳥ですが・・・。

今日は東京落語会

今夜は東京落語会です。
今日は東京落語会
仕事の都合で、12月と1月と2ヶ月連続で行かれませんでしたから、今日は何としても。
先輩の杜の家頓平師匠にもご無沙汰していますので。

追い出し落語発表会

28日(日)は、落研の「卒業生追い出し落語発表会」です。
追い出し落語発表会
奇抜な?企画でやるそうですから、是非とも多くの皆さんにご来場いただきたいと思います。

2016年2月18日 (木)

不発弾?

常磐線が石岡駅での不発弾処理のため、大幅にダイヤが乱れています。
帰りの電車は1時間以上遅れています。
不発弾と言うのは物騒な……(゜o゜;

たんす預金

マイナンバー制度の運用開始に加え、日銀のマイナス金利政策の導入により、金庫の売 れ行きが伸びているそうです。
たんす預金用の金庫ですね。
個人情報や預貯金を守りたいという防衛本能なのでしょうか?
某ホームセンターでは、中小・零細企業の経営者や高齢者がよく買っていくそうです。
人気の税込79800円の大型金庫は品切れで、入荷は3月下旬頃になる見込み。
微妙な庶民心理というのも分からないではありませんが、そんなに大騒ぎするようなことでもないと思います。
それよりも、現金で保管するリスクの方が、総合的に考えれば大きいと思います。
尤も、私などは、そもそもどこにも金がありませんから、さっぱりしたものです。
金庫など買わずに、部屋の壁に、扉が開いていて1億5千万円ぐらいの札束が見えている金庫を描いてもらいます。

天国と地獄?

STAP細胞をめぐる問題で新たな展開。
天国と地獄?
小保方さんの研究室から見つかったES細胞が別の研究室から盗まれたとする刑事告発を受け、兵庫県警が小保方氏から参考人として任意で事情を聴いていたそうです。
STAP細胞をめぐっては、理化学研究所の調査委員会が、ES細胞が混入した可能性が高いという調査結果をまとめていましたが、理研の別の元研究員が「ES細胞は、別の研究室で作られ、何者かによって盗まれたものだ」として、窃盗容疑で兵庫県警に告発状が提出され、受理されていたそうです。
新しい細胞を発見した英雄から、データの捏造疑惑、さらに窃盗疑惑までかけられるようになって・・・。
疑惑は小保方晴子(大方晴れる)にはならないのかなぁ・・。
先日、松戸駅前の本屋に立ち寄ったら、店内の一番目立つ場所に、小保方さんの著書が積んでありました。
彼女は、松戸の出身ですから、関心も高いのかもしれません。

失言と暴言

最近は、下手なお笑いを見るよりも、おバカな国会議員たちの言動の方が、よほどブラックで面白いと思います。
勘違いアホ議員の不倫スキャンダルや女性閣僚の失言・・・。
さらにこれに続いて、こんなことを言うオッサンもいて。
「例えば日本がアメリカの第51番目の州になることについて、 憲法上、どのような問題があるのかないのか。 例えば、今、アメリカは黒人が大統領になって いるんですよ。これは奴隷ですよ。はっきり 言って。アメリカの建国、あるいは当初の時代に奴隷がアメリカの大統領になるようなことは考えもしない。これだけダイナミックな変革をしていく国なんですよね」。
これは参議院の憲法審査会で飛び出した発言だそうですから・・・。
このオッサンも、言わばタレント議員です。
それにしても、現首相が指名(任命)した女性閣僚は、ほぼ全員が事件や暴言でお騒がせで、確かに、「活躍」されていますね。
心あるというか、普通の女性にしてみると、迷惑千万な話だと思います。

2016年2月17日 (水)

本当のロケット

どこかの国の"ホントはミサイルロケット"ではなく、正真正銘のエックス線天文衛星「アストロH」を搭載したH2Aロケット30号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、約14分後に予定の軌道に投入されたそうです。
本当のロケット
日本のロケットも完全にコマーシャルペースになって来て、安心して見ることが出来ます。
衛星は「ひとみ」と名づけられたそうです。
落語には、ロケットは出て来ません。
江戸時代にはロケットはありませんでしたから。
「おい、ロケット屋さん、万世から下谷までやっておくれよ」なんて言う客もいないだろうし、「おら〜、らららぁ」なんて飛び出すロケットもないでしょうから。

お江戸あおば亭

これも悪くないと思います。
お江戸あおば亭
いよいよ“つ離れ”の10回目です。
私は皆勤です。

深川三流亭

このチラシ、なかなか評判が良いみたいです。
深川三流亭
シンプルにしたのが良かったかもしれません。

2016年2月16日 (火)

今日の富士山

高校時代、こんな富士山を仰ぎ見ながら、帰宅したものでした。
今日の富士山
今日の夕方の、富士宮からの富士山だそうです。

一献

毎日不完全燃焼が続きます。
一献
メンタルで病んでしまいそうな気持ちを癒すためもあって、同僚と近くの飲み屋へ。
いつもの煮込みと串焼き。
このままの状態が続くと、かなりまずいと思いながら、何も出来ない歯がゆさと情けなさ。
でも、安いけど美味いです。
金曜日には、東京落語会の後、頓平師匠と久しぶりに一献傾けることが出来るでしょう。

もう一人の天使

今日は、息子夫婦の結婚記念日です。
2年前の大雪の日、臨席予定だった実家の母が積雪のために閉じ込められ、孤立状態になり、上京して披露宴に出席することが出来ませんでした。
あれから2年経って、孫が生まれて1歳2ヶ月になります。

今は、松江に住んでいますが、日に日に逞しくなっているようです。

節分の鬼の面から垣間見える表情も、本当にしっかりして来ました。
本人はきっと、赤鬼よりもスヌーピーの方が好きだと思いますが。
そう言えば、嫁のお父さんの誕生日に重なっているので、いつまでも忘れられないでいられます。

移住希望地

東京にある、地方移住に関する情報を提供する「ふるさと暮らし情報センター」を2015年に訪れた人のアンケートで、長野県が移住希望地の1位になったそうです。
2位は前年トップの山梨県。
長野、山梨両県は首都圏に比較的近いことが人気を集めており、情報センターでの相談会やセミナー開催などの効果もあったとみられるとのこと。
3位は島根県で、県内の全自治体が参加した移住相談会を開くなど積極的なPRが実を結び、前年8位から大きくアップ。
4位は静岡県、5位は岡山県。
東京を中心に見るからだとは思いますが、山梨も静岡も人気があるんですね。
山梨と静岡の隙間で育った身には、あまり実感が湧きませんが。
それでも、富士山噴火や大地震がなければ、あの辺りは、住みやすい土地かもしれません。

2016年2月15日 (月)

天使の休日?

先日、娘夫婦は休暇を取って、沖縄旅行をしたようです。
天使の休日?
孫にとっては初めての海だったかもしれません。
写真を見ると、表情が豊かになって来ている気がします。
天使の休日?
子どもの成長は早いものです。
写真を見るだけでも癒されます。

新車?

ブルーマンデー…。
いつもの始発電車に乗りました。
新車?
車内に入ると、明らかにいつもと違うにおいがします。
この車両、下ろしたてみたいです。
新車?
車でもそうですが、新車独特なにおいがします。
そのつもりで車内を見回すと、吊り革の色が、白でなくて水色だったりして・・・。
たしか、白かったと思いましたが・・・。
新車?
「青ガエル」のニックネームで親しまれ、かつて東横線などを走っていた車両が、完全に引退したと言うニュースもありましたが、新しい車両は良いものです。
畳と女房の新しいのは・・・って、「芝浜」の勝五郎さんが言っていました。

2016年2月14日 (日)

明烏

「明烏」にチャレンジしています。
「明烏は上手く出来ないと思う」と、従妹から言われました。
その理由は、私がこの噺や登場人物の了見が腹に落ちていないから。
表面的には無難に仕上げるだろうが。
やる前から厳しいコメントです。
私は今まで、廓噺をやっていません。
それは、どうも吉原や廓、遊女や花魁と言うのを、自分の中で受け入れられず、敢えて避けていました。
何とも、堅物の若旦那のような了見です。
落語の稽古を重ねて、また齢も重ねて、規定演技ばかりでフリー演技をやらないのは、バランスを欠くと思い、この典型的な廓噺を選びました。
なるほど、私の噺には、柔軟性がないと言うことなんでしょう。
読み稽古の録音を再生して聴くと、それなりに出来つつある手応えも感じていますから、堅いイメージを払拭したいと思います。

ラジオ寄席

今夜は、六代目三遊亭圓生特集。
 ◇引越しの夢   三遊亭圓生
 ◇百川      三遊亭圓生
…昨日も今日も、何もしないで、引きこもっていました。
圓生師匠の噺を聴いて、早めに休もうと思います。
それにしても、1960年頃の音源で、師匠が60歳頃のものですから、声の張りといい、テンポといい・・、物凄い。

チョコレート

チョコレートを食べました。
チョコレート
やっぱり美味い!
食べるのを控えていますが、意外なのは、食パン1枚の方が糖質が多いようです。
チョコレート
最近、糖分ゼロのチョコレートもありますから、たまには食べてもいいかな?
チョコレート


みちのく落語事情

岩手県の滝沢市に、どういう訳か盛岡大学があるそうです。
みちのく落語事情
ここに岩手県内の大学で2番目となる落語研究会が誕生。
卒業を控えた4年生2人を含む5人が、3月に開催する卒業記念寄席に向けて稽古を重ねているそうです。
発足は昨年12月。
1月には初の寄席を開き、昨年、県内の大学で初めて落語研究会が発足した、盛岡市にある岩手大学のメンバー2人も友情出演したそうです。
隣県の我が落研は、間もなく創部60年。
落語前線が、半世紀以上もかかって、やっと県境を越えたんですね。

縁起百福

どちらか、会社の取引先の年賀でいただいたようです。
縁起百福
手拭いなので、私が頂戴することにしました。
世に幸せを願わぬ人はなし。
どうか福が舞い込みますようにと思い巡らしますが、その形は様々です。
幸せのかたちは百人百様、招福したい福の字の形もみんな違っていい。
百の「福」が染められています。

バレンタインデー

外は雨風が激しく、部屋に閉じこもっています。
バレンタインデー
昼食の時に、テーブルに小さな箱。
家内から、バレンタインデーのチョコレートでした。
私は、糖質の摂取を控えていますから、極々小さな。
今日は、これぐらいは解禁したいと思います。
結婚30年。
これは究極の義理チョコでしょう。

毘沙門さん

富士市の妙法寺は「毘沙門さん」と呼ばれています。
毘沙門さん
祖父が叔父の家に泊まって、この「毘沙門さん」のお祭りを楽しみにしていました。
毘沙門さん
日本三大だるま市の一つとされる「毘沙門天大祭」が今日から始まるそうです。

落語DEデート

昨夜から、外は雨風が激しく。
今日はひねもす自室で過ごすことになる?
 ◇一文笛    二代目桂春蝶
この噺は、桂米朝師匠の創作です。
人情噺ですが、これを13分でやっていました。
この噺、自ら指を傷つける場面が……。
それから、最近東京でも林家正蔵さんもやっていますが、オチの一言に違和感があります。
「俺はぎっちょなんだ」。

2016年2月13日 (土)

読書

今日は自宅で読書。
     読書
     読書
     読書
会社で、社員の研修の参考図書に使用するための検討。
斜め読みですから、細かい部分は飛ばしていますが、3冊とも、それなりに面白く読みました。
三井越後屋はちょっと難しいかな?
「貸し傘」のことは出て来なかった気がします。

長男家族

長男の嫁が、こんな画をフェースブックにアップしていました。
長男家族
どんな経緯のものかは分かりませんが、とても良く描かれています。
思わず、「いいね!」をクリックしました。

春一番?

これから気温がさらに上がり、雨が降り、風が強くなるそうです。
春一番?
春一番ですか?

2016年2月12日 (金)

初代シーマ

バブルの頃、先細りの日産で、ちょっと注目されたのが、初代シーマです。
初代シーマ
某女性タレントさんは、24歳の時に初代シーマを購入し、それから25年間乗り続け、走行距離は25万㎞超になっているそうです。
地球を6周したことになるそうです。
初代シーマ
私も、愛車に長く乗り続けていたいと思います。
ここのところ、頻繁に帰省していますので、走行距離も急増しています。10〜15年ぐらいは乗り続けたいものです。
前の車も13年乗りましたので。

せんだい3・11メモリアル交流館

「せんだい3・11メモリアル交流館」という施設があるそうです。
http://sendai311-memorial.jp/
東日本大震災の津波で大きな被害を受けた仙台市沿岸部のかつての街並みや、復興の経過などを紹介するもの。
「せんだい3・11メモリアル交流館」は、仙台市若林区にある地下鉄東西線、荒井駅の駅舎に作られ、津波が押し寄せた仙台市沿岸部の被害状況やこれまでの復興の経過が写真や年表で紹介されているほか、震災前のかつての街並みを復元した模型などが展示されているそうです。
また、地区の住民がかつての暮らしぶりなどを語り合った座談会の様子を動画で紹介するコーナーもあるそうです。
いずれにしても、来月でちょうど5年です。

「竹扇落語会」の案内メール

知人のHさんから、「竹扇落語会」の案内メールをいただきました。
「竹扇落語会」の案内メール
2009年秋に始まった「竹扇落語会」も、回を重ねて20回目を迎えるそうです。
松戸出身の雷門小助六さんの会で、スタート直後の2〜3回聴かせていただきました。
日曜日に開催されるので、なかなか日程が合わず、ここのところご無沙汰ばかり。
この「竹扇落語会」というのは、松戸にあった「竹扇」という店の常連が、常連仲間だ った雷門花助さん(当時二つ目)を応援しようと始めた手作りの落語会です。
花助さんが真打ちになるのを心待ちにしていた店の親爺さんは、残念ながら小助六への昇進の直前に亡くなってしまいましたが、その遺志を継いだ幹事さんたちの協力でずっと続いて、いよいよ20回ということです。
素晴らしいことだと思います。

2016年2月11日 (木)

4年11ヶ月

東日本大震災から4年11ヶ月。
来月でちょうど5年になります。

深川三流亭のプログラム

4月2日に開催の「第7回深川三流亭」の番組案を作りました。
集客のバランス、演目、前回の順・・等を考慮しましたが・・・。
深川三流亭のプログラム
  ◇花色木綿      三流亭新参
  ◇紺屋高尾      三流亭乙姫
  ◇松曳き         三流亭千公
  ◇大工調べ      三流亭窓口
        仲入り
  ◇転失気        三流亭百梅
  ◇鬼の涙        三流亭越児
  ◇明烏          三流亭流三
  ◇お楽しみ       師匠

深川三流亭のプログラム
メンバーの意見や要望を聞いて、最終確定したいと思います。

休日出勤

今日は出勤しています。
休日出勤
オフィス街は静かです。    
    1455149310431.jpg
イイノビルの地下1階も、人がいません。

2016年2月10日 (水)

名人と上手

昔から「名人上手」と言いますが、名人と上手とは全く次元が異なるそうです。
天性に恵まれた人が一生懸命に頑張れば「上手」と言われるようになれますが、その上の「名人」となりますと、並大抵のことではなれるものではありません。
だから、神童とか天才などと言われる人も、ただ天性だけでやっていたのでは、到底「名人」という域に達することは出来ません。
先日、覚醒剤で逮捕された、元プロ野球選手について、某元プロ野球の監督が コメントしていましたが、実に説得力がありました。
まず、実績を残した人は監督やコーチをやっているのに、あれだけの選手だった人になぜ声がかからないのか不思議だったが、球団の幹部も良く見ていて、指導者になるような、人の上に立つ人間ではないということを知っていたんだろう。
プロ1年目から、(この元監督が持っている)記録はいつか塗り替えられるなと思っていた。
こんな選手いない。
ただ物足りなかった。
野球選手に大事なのは判断力だが、彼のプレーからは状況判断をしているとか、頭を使
っているとかが全く伝わってこなかった。
それで、1年目か2年目のときに、当時の監督に言ったことがある。
彼は野球に対する思想、哲学が何もない奴だ、天性だけでやっている。
ちゃんと教育しろって。
野球の指導はコーチがやる。
監督の仕事で大事なのは人間教育、社会教育。
野球は技術力には限界がある。
その先は頭で考えるしかない。
そこから先がプロの世界なんだ。
技術の先には頭脳と感性が必要なんだ。
でも彼は若いときに教育されていないから考えないし感じない。
人間の最大の悪は鈍感であると言うが、まさにそのとおりだ。
彼はやはり天才だからこうなったと思う。
苦しまない、考えない、センスだけでやってきた。
野球哲学をきちっと考えるということをしてこなかったんじゃないか。
せっかくのいい素材が、周りに恵まれなかったということなんじゃないか。

言い方は、例によって辛辣ではありますが、「名人」の影には「努力」が必要だと言うことだと思います。
 名人は 上手の坂を  ひと上り

高価な「夢の国」

「夢の国」も金儲けしないと?
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、「東京ディズニーランド」 と「東京ディズニーシー」 の入園料引き上げを発表したそうです。。
新料金は4月1日から、大人1日利用券の価格は500円増の7400円と。
値上げは3年連続。
「えっ?!また値上げするの」「毎年恒例みたいになってるな...」などとの声も。
10年前の入園料は5500円だったそうですから、この間に2000円近く値上がりしたことになります。
私は、ほとんど縁がありませんし、行きたいとも思いませんから、「あぁ、そうですか」ってなもの。
7400円というと、寄席の木戸が2800円(割引で2500円)ですから、約3回分。
浦安までの交通費、お土産や食事も考えると、かなりの出費です。
寄席なら、上野・新宿・池袋・浅草と近場ですし、食事は助六すし、お土産は・・高座扇か手拭い・・。
キャラクターだって「はなしか」がありますよ。
しかも、お昼前から夜の9時まで、ほとんどアイドルタイムなく遊べます。
いずれにしても、貧乏人は行けませんね。
貧乏な皆さん、どうですか。
寄席に行きましょう!
尤も、正直なところ、物見遊山気分で大勢に来られるのは、個人的には歓迎しませんが。

未曾有の?

(~。~;)?もう呆れて物も言えない、未曾有(みぞうゆう?)の閣僚がいたもので。
沖縄北方担当相が、閣議後会見で、北方領土の一つである歯舞(はぼまい)群島の「歯舞」の漢字を読めず、秘書官に教わる場面があったそうです。
この人、北方領土の返還に向けて国民世論を喚起する担当大臣です。
もう、辞めちまえよ!…ぐらいは言いたくなります。
これを読めない人は歯舞(ほぼない)と思いますが。
それじゃあ、「色丹」の読みは色丹(知っとったん)?

2016年2月 9日 (火)

マーケット混乱( °°;)

長期金利が0.00%、日経平均株価が16000円台、円ドルが114円台…。
激しい動きが続いています。

恩返し

台湾で起きた地震を受けて、5年前の東日本大震災の被災地域の方々を中心に、支援の動きが活発になっているそうです。
あの時、即座に救いの手を差し伸べてくれた台湾の方々への感謝と、被災の辛さも分かっているので、すぐに行動に出られたのでしょう。
その場に遭遇した人でないと分からないこと…。
だからこそ、恩返しも出来ると言う訳です。
      情けは人のためならず

マンション火災

以前勤務したことのある所沢で、31階建ての超高層マンション「フォーラスタワー」の15階から出火したそうです。
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駅の近くの元町に数棟建つタワーマンションで、よく知っています。
消防の梯子車では届かない高さで、消火には苦労したようです。
幸い、火元の部屋の住人が軽い怪我をした程度だったようですが……。

2016年2月 8日 (月)

父帰る

「父帰る」の原作を、改めて読んでみました。
父帰る
舞台は明治40年頃の南海道。
これを江戸時代の江戸の下町にして落語に。
オチをどうしようか…。
大阪のホテルにて。

正装?

数日前のことでしたが、辞職した経済再生大臣に代わってTPPの署名式に出席した副大臣が着物でしたが、素朴に違和感がありました。
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本人は気負っていたようですが、何か違うぞと。
国内でも着ていないのに、奇をてらったようなことをして欲しくないし、そもそも国を代表するんだったら礼装で臨むべきですが、あの出で立ちは、正装ではありません。
略式です。
着物でなら、紋付を着るべきだし、着物と羽織は同じ色にするべきでしょう。
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要するに、黒紋付きにすべきです。
柳家小袁治師匠が、ブログで同じようにコメントされ、さらに…。
副大臣はご自分じゃ着物を着られない と推察した。 かねてから愚生は男性の着付けに対して不満というか理解できないことがある。 何で?袴の着付けで帯を出すの?帯を出して着て いる邦楽関係者、歌舞伎役者、噺家など帯を出している人は居 ませんよッ!
やはり、この人勘違いですよね。

天使の近況

何でも、家族旅行で沖縄に行っているとか。
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宝物は順調に成長しているようです。
物事も少しずつ理解出来るようになり、何にでも興味を示して。 1454925736607.jpg
共稼ぎで子育てをしている娘夫婦。 大変だと思いますが、子どものために頑張って欲しいと思います。

大阪へ

大阪へ夕方移動。
大阪へ
何とか相応な価格でホテルが確保出来ました。
東京駅で、このチキン弁当を売っている場所が分かりました。
東海道新幹線ではJR東海なので、売っていませんので。
在来線や東北・上越新幹線はJR東日本ですから、このエリアで買うことが出来ます。

父帰る

有名な菊池寛の戯曲「父帰る」。
20年前妻子を捨て愛人と出奔した父が零落して帰ってくる。
母と弟妹は喜んで迎えようとするが長男だけは父を許さない。
家族一人一人の複雑な心情と、憎しみを超えた肉親の愛情を描く。

師匠が、舞台を江戸時代に移して落語に翻案されています。
勿論、オチもあります。
何度か高座本を読んで、チャレンジしたくなって来ました。
演目とオチを工夫してみたい。
師匠の創作噺は、「藪中の蕎麦」「救いの腕」「揺れるとき」
「高座の徳利」「五百羅漢」を演らせていただきました。
これから、この「父帰る」と「三井の貸し傘」でも。

一文惜しみ

年始頃に、師匠が「一文惜しみ」の高座本を編集しているとブログで仰っていました。
高座本「一文惜しみ」の編集を始める。
主人公の長屋の住人の名前が「初五郎」となっているのはこの噺だけ。
講釈から移入したから、そのまま使っているのだろう。
生粋の噺だったら、「八五郎」だったろう。
もっとも、「落語の中のに出てくるのは、八つぁん、熊さん」とマクラでよく振っているが、あれだって、明治時代に入ってから誰かが言い出したフレーズで、「江戸時代の書物にはあまり見掛けない名前だ」との弁を耳にしたことがある。
講釈から移入された噺なので、落ちがない。
タイトルの徳力屋は今日も現存する質屋。
大岡政談にしたのは、誰かの創作なのは確か。
徳力屋に本当に起こった事件だったのか、どうかもわからないが、噺の中では質屋は悪者扱いをされてきている。
他の噺でも質屋は悪者側に回されている・・。

なんとか質屋を救いたいな、とも思案しながらキーを叩いているが、どうも結末のつけようがなくて苦労している。
ないもんだろうか、、、。

この噺、柳派では「五貫裁き」という演目で演られていますが、なかなか難しい噺で、演って見たいとも思うのですが・・・。
師匠も仰っていますが、「大工調べ」の大家と同様、徳力屋という質屋が悪者になっているのですが、どうも・・・噺の発端が釈然としないんです。
例えば、「匙加減」などは、大家が強引なことをやりますが、相手が悪人だし、「帯久」も火付けをした和泉屋よりも帯屋の方が悪質だから、納得できるのですが・・・。
神田三河町の貧乏長屋に住む、四文使いの初五郎。
大家の家に相談にやって来た。
長いこと患っていたが、病気も治り、これを機に、今までの稼業をやめて、堅気になって、八百屋を始めたいと言う。
大家も感心して、商売の元手を作るために、奉加帳を作ってくれた。
これを持って、知り合いの所を廻り、元手を集めろ、と言う。
大家が「奉加帳は、初筆が肝心だ。最初の家が五百両つければ、二軒目は三百両、後は二百両、百両と帳面づらが落ちるもんだから、金持ちの家から廻るんだ。」と。
ところが、初公、知り合いに金持ちなんざいない。
思いついたのが、三河町で徳力屋万右衛門と言う、蔵が七戸前もある質屋。
ところがここの主人の万右衛門は大変なしみったれ。
番頭に掛け合うと、「うちの旦那はケチだから、奉加帳なんざ断られちまうだろう、しかし、お馴染みさんだから、あたしがおつきあいをしてあげよう」と、奉加帳に三文つけたくれた。「初筆に三文ばかりつけてもらって、後いくらもらうんだ!」と憤る初公の前に現れた万右衛門、「それなら、主万右衛門がおつきあいをしよう」と、一文つけた。
万右衛門が「番頭は世間の事を何も知らないから、三文つけた。主人万右衛門なら、一文のおつきあいだ。気に入らないなら、おいて行きな。」
怒った初公は、もらった一文を畳にたたきつける。
それが跳ね返って、万右衛門の顔へぶつかったから、「何をするんだ!」と、そばにあったキセルでポーンとやると、はずみで雁首が額の所へ当たり、皮がやぶれて、血が流れた。
初公が泣きながら帰って来たので、大家が訳を聞くと、これこれと言う。
すると大家は一計を案じて、初公にこの件をお奉行所に訴えさせたから、お調べとなる。
万右衛門に名主と五人組が付き添い、初公には大家が付き添い、双方から事情を聞いたお奉行様の裁定は、天下の通用を投げつけた上、家持万右衛門から膏薬代をむさぼろうとしたとして、初公にきついお叱りで、万右衛門は無罪。
ここで話しが終わりなら、面白くもなんともないんでだが、お奉行所では、万右衛門は平生どういう人間か、初五郎が堅気になりたがっているなんて事は下調べがついているから、
奉行が「奉加帳などを持ち歩き、他人に迷惑をかけるなぞはよろしくない。商売の元手、五貫文をお上より貸し与え使わす。しかし、五貫文を一時に返済するは大変であるから、日に一文づつ納めよ。ただ、その方が奉行所へ通うは大変であろう、万右衛門の家には奉公人も大勢いる事ゆえ、取次をいたし、その方から奉行所へ納めることといたせ。」
万右衛門、膏薬代ぐらいは取られると思っていた所が、お咎めなし、金の取次くらいなら、おやすい御用と引き受けて、名主様に相当なお礼をして、五人組には日当を払って、意気揚々と引き上げてきた。
ところが、翌日になると、朝早くから、初公が一文返却に来る。
一文預かると、受取(領収書)を書いてくれと言う。
番頭は、一文の受取なんざ、書いた事がないと、ぶつぶつ言いながら受取を書いて渡す。預かった一文を手の空いている手代が、お奉行所に届けると、奉行所ではその金を受け取らない。
「主万右衛門自ら、名主、五人組立ち会いの元に返済しろ」と言う、あわてて、名主、五人組を頼んで 奉行所へ出たが、半日待たされて、やっと一文の返済。
いや、名主と五人組の怒るまい事か、名主には相当なお礼をし、五人組には日当を払い、頭を下げて、帰ってもらう。
翌日から、曲者の大家の差し金で、初公の一文返却が日に日に早くなって来る。
徳力屋の番頭も仕方がないので、初公が来るのを寝ないで待っている。
受取も書くのが面倒臭いと言うので、印刷をすると言う。
万右衛門は、その一文を持って、毎日、名主、五人組を頼んで、奉行所へ出ると言う。
五貫文の金を一文づつ返すのだから、十何年かかる訳で、そろばんをはじいてみると、残らず返した時には、徳力屋の身代が半分なくなると言う。
ここで万右衛門、初めて、お奉行様の仕組んだ謎に気がつく。
驚いた万右衛門、初公に、「十両で示談にして欲しい」と頼み込む。
初公は喜んだが、大家が、千両ビタ一文まからない、と大見得を切ったので、万右衛門は目を回す。
しかし、「千両はあまりにも法外、どうか一割の百両にまけてください、頼みます」と願い、はじめて百両の金で示談になったと言う、「強欲は無欲に似たり」、一文惜しみの百両損と言う噺。

・・・確かに、吝嗇な万右衛門も問題はありますが、元々、奉加帳というのは、あくまでも善意が原則のはず。
確かに、高額所得者の社会貢献は求められるものではありますが・・どうも。

稽古風景

稽古風景です。
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 稽古風景2
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 稽古風景2
自分の姿はなかなか見ることが出来ませんから、いくらか参考になるかと、邪魔にならない程度に写真に撮らせてもらっています。
メンバー全員の表情が、本当に楽しそうです。

2016年2月 7日 (日)

ラジオ寄席

最近、1日が長くて、1週間が短いと言う、あまり良くないパターンが続いています。
 ◇講談 谷風の情け相撲    神田松之丞
 ◇漫才 あした順子・昭和こいる
 ◇不動坊          桂小文治
普段は色物は表記しませんが、順子・こいるコンビでしたから。
それぞれの相方のひろし師匠が亡くなり、のいる師匠は静養中。
それから、講談は「佐野山」ではないかと。
 わしが国さで 見せたきものは 昔ゃ谷風 今伊達模様
ラジオ寄席
この講釈師、あまり感じが良くない。
地語りでは、小朝さんの口調を真似ているようで。
不動坊と言う噺も、難しい噺だと思います。
今夜7時半前に地震がありました。
このあたりは震度3だったようです。
地震と言えば、昨日は台湾で大きな地震があったようで、手抜き工事か、マンションが崩壊して、多くの死傷者や行方不明者が出ているそうです。

ランチ

稽古帰りのランチ。
上野駅前の珈琲店でミックスサンドセット。
1500円。
ランチ
コーヒーが単品で1000円ぐらいしますが、落ち着ける店です。
でも、お昼時でほぼ満席で、席が入口近くだったので、ちょっとざわざわしていました。
間もなく、このブログのアクセス累計が91万件です。

人工衛星?

自称人工衛星、実はミサイルが、とうとうまた発射されたそうです。
人工衛星?
無事に打ち上げられて、想定の軌道に乗って、人工衛星になったと、主催国は言っているようですが、どこを回っているんでしょうか?

千公さんの「松曳き」

師匠から、侍の台詞に太鼓判いただいて、自信満々な稽古。
千公さんの松曳き
噺のリズムが出来て、とてもリズミカルになったので、とても聴きやすくなりました。
師匠から厳しく言われたのは、言い間違いをした時のこと。
「あぁ間違えた」とか「あれ?」などと言ってはいけない。
落語は、人物を演じているのだから、自分を出すのはご法度。
登場人物の台詞で言い間違いがあったら、その登場人物が責任を取って繋げなくてはいけない。
これが癖になると落語にならない。
深いアドバイスです。
登場人物になりきると言うのは、喋り方も言い直しも、全て登場人物でなくてはならない。
当たり前なんですが、なかなか難しいことです。
舞台設定、感情移入、登場人物。
聴き手に場面や心持ちを的確かつ鮮やかにイメージしてもらうために。

新参さんの「花色木綿」

今日は珍しく、マクラで雑談にならず、本題に入りました。
新参さんの花色木綿
読み稽古半分というところです。
師匠からは、筆で書くシーンの紙(手拭い)の位置について。
座布団の上だと仕草が窮屈になるから、座布団の右前に置くように。
上の写真としたの写真、確かに見ていて全く違いますね。
新参さんの花色木綿
私は、このシーンは左手に持って演りましたが。
演出は色々です。

窓口さんの「大工調べ」

今日の師匠のアドバイスは凄い。
窓口さんの大工調べ
落語は上半身だけで表現しますから、細かい部分でも、ちょっとした動きや仕草が大切になります。
師匠から、台詞を言いながら、腰(お尻)を浮かせる癖があるというご指摘。
窓口さんの大工調べ
マクラや地語りでは、窓口さんが喋っているから良いけれども、台詞を喋っているのは、窓口さんではなくて登場人物だから…。
登場人物になりきることが重要だと言うことです。

流三の「明烏」

台詞の語尾。
流三の明烏
師匠が越児さんにアドバイスされた点は、まさに今日の私のテーマでした。
私は、どうも間が抜けたリズムと語尾。
永年の癖なのかもしれません。
今日の稽古の録音を聴いて、チェックしようと思います。
それから、オチの直前で、源兵衛が階段から転げ落ちる場面。
師匠の高座本は、地語りになっていますが、台詞でやってみました。
師匠からも、地語りでなく、台詞と仕草を工夫するように言われました。
今日は、かなり汗が出ました。

越児さんの「鬼の涙」

驚きました。
越児さんの鬼の涙
師匠が越児さんにアドバイスされたのは、私も以前から指摘されたことで、今日の稽古のテーマにしようと思っていたことでした。
台詞の語尾が下がってしまって、地が出てしまう。
…ホッと力を抜いてしまったり、慌てて次の台詞に移ってしまう。
これは、落語を演る時の極めて大事なことだと思います。
これが多発すると、会話が切れてしまい、ひいては噺全体にも影響する。
今日は、自分に言われていると思ってしまいました。
一言一言、感情を込めて、丁寧に丁寧に…ですね。

百梅さんの「転失気」

今日の稽古では、師匠は、登場人物の気持ちやその語り口について、メンバーにアドバイスしてくださいました。
百梅さんの転失気
百梅さんには、知ったかぶりをした住職が、小僧の珍念に医者に尋ねさせる言い方の工夫を。
珍念の意思で、転失気が何かを訊かせるように仕向けるような言い回しです。
3人の心理戦?です。
これを一言で表現する・・・・。

落語っ子連稽古会

3週連続の稽古会の最終回。
落語っ子連稽古会
今日は、乙姫さんが仕事で欠席された以外は、暇なオジサンたちと百梅さんの6名が参加。
落語っ子連稽古会
今回は6名の参加ですから、前回のように雑談の時間はありません。
落語っ子連稽古会
千公さんが、私の読み稽古の写真を撮ってくれました。
確かに腹回りはスリムになり、くびれ?が分かりますね。
落語っ子連稽古会
 ◇転失気    三流亭百梅
 ◇鬼の涙    三流亭越児
 ◇明烏     三流亭流三
 ◇大工調べ   三流亭窓口
 ◇花色木綿   三流亭新参
 ◇松曳き    三流亭千公
落語っ子連稽古会
深川三流亭まで2ヶ月を切りましたので、皆さん順調な仕上がりのようです。
落語っ子連稽古会
さて、師匠から、「落語研修会」(仮称)の企画の宿題をいただきました。
メンバーの皆さんには説明をしましたが、それぞれの経験や得意分野のノウハウをいただきながら、具体化したいと思います。
稽古の後、越児さんは富岡八幡の骨董市、千公さんは新宿末廣亭に立ち寄られたようです。
後で聞きましたが、百梅さんも鈴本に行ったとか。
それぞれ、落語ライフを楽しんでいるようです。
大変結構なことです。

稽古会へ

3週連続の稽古会へ。
稽古会へ
古石場文化センターは、小津安二郎監督に縁があり、様々な展示が行われています。
稽古会へ
建物の外に、禁煙コーナーを通り過ぎる人への注意書きが掲示されていました。
稽古会へ
たばこの煙は嫌なものですから。
稽古会へ
ロビーには、もうお雛さまが飾られていました。
今日は参加者も多そうですから、密度の濃い稽古になるでしょう。

落語DEデート

今日も稽古です。
師匠のスケジュールなどで、月2回の稽古が2週連続になることもあります。
今回は、2月の1回目とも連続になったため、3週間連続の稽古です。
起床して、支度をしながら聴きました。
 ◇高野違い  二代目三遊亭円歌
初めて聴く噺でした。
大家さんに歌を知らない者は人間ではないと言われ、憤慨して隠居のところに教えてもらいにやって来た。
百人一首の本があるから見せると、 
「お公家さんが逆立ちであぐらして畳を持ち上げている・・・」、
「それは本が逆さまだ。最初は天智天皇様だ」、
「千住 の天王さまか、それではやっちゃ場だね。坊主は蔵前の団子天王。散らし髪は品川のカッパ天王か」、
「お祭りじゃないが、みんな歌詠みの名人だ」。
「水溜まりを見ている、これは?」、
「六玉川(むたまがわ)の一つ、高野の毒水で、 空海上人は近所の人は呑まないが、知らない旅人が飲んではいけないと、『わすれても汲みやしつらむ旅人の高野(こうや)の奥の玉川の水』と詠んだ」。  
「この坊さんは?」、
「僧正遍昭の『あまつ風雲のかよひぢ吹とぢよ乙女のすがたしば しとどめむ』」、
「たばこ屋の乙女ちゃんは看板娘なんだ」、「十六七の女の子を乙女と 言うな」。
「今度は女が出てきた」、
「それは素坊内侍だ。」、
「これは」、
「赤染衛門。こちらは右近」、
「赤があって、ウコンがあって、スオウが有れば、紺屋(こうや) がそろうかな」。
「ここにいい女が居るな」、 
「石山寺の紫式部だ『めぐり逢てみしやそれ共わかぬまにくもがくれにし夜半のつきかな』だ。向こうに恋人が現れ、あすこに居るなと思っていたら、人混みに紛れてガッカリした歌だ」、
「ガッカリしたのは大晦日の歌か」。
何回も読 み下し覚えた?これだけ覚えれば大家も驚くだろうと、駆け出した。
大家の家で大家に向かって百人一首は知っているかと啖呵を切った。
子供だって知っているとバカにされて、
「公家と坊主が水溜まりを見ているのを知っているか」、
「そんな の無いよ。どんな歌なんだ」、 
「『わすれても・・・、 わすれても汲みやしつらむ旅人の』よ、それから『乙女のすがたしばしとどめむ』だ」、
「歌が二つくっつていら〜」、
「出来立てだから・・・」、
「それは、空海上人の『わすれても汲みやしつらむ旅人の高野(たかの)の奥の玉川の水』と言う有名な歌だ」。
「高野(たかの)だって、それは高野(こうや)って言うんだ」、
「そこは高野とかいて”こうや”と読むと仏説になるので、歌の道では”たかの”と読むんだ」。
「よし、石山の姉さんを出そうか」、 
「お連れが有るんなら、入れなさい」、
「連れじゃないんだ。『めぐり逢てみしやそれ共わかぬまにくもがくれにし夜半のつきかな』 だ。どうだ、ドロボウ」、
「ドロボウはないが、誰が詠んだ」、
「それを忘れて成るものか。百人一首の中だ・・・。女だ・・・。赤でもなければ黄色でもなく・・・、えび茶式 部だ」、
「子供でも知っている石山寺の紫式部よ」、「紫と書いて、”えび茶”と読む。 ”むらさき”と読むと坊主臭いから嫌って・・・」、
「紫とえび茶は色が違うワ」、  
「え?色が違う。せんの高野(紺屋)で違った」。

2016年2月 6日 (土)

今日の富士山

今日は晴れてはいたものの、青空ではなかったので、青と白のコントラストではなく、白と白銀の富士山でした。
今日の富士山
下は東名高速富士ICより。
今日の富士山
それでも、まだ雪は少ない感じがします。

初午

今日は初午(はつうま)。
初午は、2月の最初の午の日。
旧暦で1年のうち最初の(1月の)午の日も初午には違いありませんが、通常は稲荷社の祭の日である2月の初午をいうそうです。
初午祭に初午詣(福詣)する参詣者が訪れ、これを雑節の一つとすることがあるそうです。旧暦で行う事もあり、その場合は新暦の3月となる事もあります。
要は、初午とは、稲荷神社の総本社といわれる京都の伏見稲荷大社の創立記念日
稲荷神社の眷属(けんぞく=従者)とされる狐には油揚げを供えます。
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神 が、711年(和銅4年・奈良時代)に伊奈利山(稲荷山)へ降臨された日が初午の日だったので そこから全国の稲荷神社を祀る日とされました。
稲荷神社の主祭神は、穀物の神様ということもあり、豊作の祈願も行われるようになりました。 稲荷(いなり)は「稲生(いねなり)」が縮まったもの。
「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食 端な事を申しますと 初午とは、稲荷神社の総本社といわれる京都の伏見稲荷大社の創立記念日です。
記念してお祭りをするわけです。 稲荷神社の眷属(けんぞく=従者)とされ る狐には油揚げを供えます。
稲荷社の本社である伏見稲荷神社のご祭神が、711年(和銅4年・奈良時代)に伊奈利山(稲荷山)へ降臨された日が初午の日だったので そこから全国の稲荷神社を祀る日とされました。
稲荷神社の主祭神は、穀物の神様ということもあり、豊作の祈願も行われるようになりました。
稲荷は、「稲生(いねなり)」が縮まったもの。
「稲」の神様「御饌神(みけつがみ)」(食物の神様)を祀ったものであることから、商売繁盛、五穀豊穣などを祈願するようになりました。

…なるほど、そういうことですか。
ところで、今稽古している「明烏」は、初午の日が舞台になっています。
堅物の若旦那の時次郎が、町内の札付きに連れられて吉原に上がりますが、その前に、町内のお稲荷様の初午のお祭りに行って、お強飯と煮〆を3膳お代わりをして、近所の子どもたちと太鼓を叩いて遊びましたから。
と言うことは、この噺は、寒い頃の噺だと言うこと。
「初天神」もそうですが、あまり季節を感じず、1年中聴く噺ですね。

2016年2月 5日 (金)

風が吹けば桶屋が儲かる?

「風が吹けば桶屋が儲かる」というのは昔のこと。
現在は、「ガソリンが安くなると回転ずしが儲かる」?
ここのところの原油安に伴うガソリン価格の値下がりに、回転ずしチェーン業界が沸いているそうです。
自家用車での来店が多い郊外の国道沿い店がほとんどで、ガソリン安になるほど浮いたお金で来店するファミリー層が増えているためなんだとか。
経済産業省資源エネルギー庁によると、2月1日時点でのレギュラーガソリンの全国平均小売価格は、直近の高値だった平成26年夏と比べて3割以上も安くなっているんだそうです。
満タンにしても一回当たりの支払いが3割以上安くなる計算。
その分、浮いたお金の使い途として、選択肢になるケースが多いのが、回転ずしなどの外食だという。

大手の回転ずしチェーンは、地方の国道沿いで大型駐車場完備の店が中心で、車での来店が多い。
「ガソリン価格が下がると、郊外店での来店客が増えるのは間違いないですね」と話す。

・・・個人的には、疑問に思いますが、そういうものなんでしょうか?
それよりも、なぜ風が吹くと桶屋が儲かるんでしたっけ?
風が吹けば砂埃のために目を病む人が多くなり、目を病んだせいで失明すれば音曲で生計を立てようとするから三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。
そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。
鼠は桶をかじるから桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かる。

実に他愛もない・・・。

武士道

アスリートのドーピングが問題になっています。
武士道
日本のメダリストを対象にしたドー ピングに関する初めての調査で、多くの選手がドーピングをしない理由 として、「武士道」の精神を挙げているそうです。
ロシア陸上界を始め世界でドーピングが後を絶たないなか、日本はこれまでにオリンピックで1人も違反者を出 していません。
某研究グループが、ロンドンオリンピックまでの3大会の日本のメダリスト男女6人ずつから聞き取り調査を行った結果、「ドーピングをしない理由」について、多くのメダリストが親や指導者から「ズルはしない」や「勝ち負けより一生懸命に頑張ることが大事」といった教えを受けたことを挙げたそうです。
また、「根底に武士道のよう な信念を持っている」といった回答も多く、「武士道」につながる日本のフェアプレーの精神が大きな要因になっているようです。

「武士道」・・・ですか。
「武士道」とは、日本の近世以降の封建社会における武士階級の倫理・道徳規範及び価値基準の根本をなす、体系化された思想一般をさし、広義には日本独自の常識的な考え方をさす。
これといった厳密な定義は存在せず、時代は同じでも人により解釈は大きく異なる。
狭義の武士道は、この、【文武両道の鍛錬を欠かさず、自分の命を以って徹底責任をとる】という武士の考え方を示し、広義の武士道は、この考え方を常識とする日本独自の思想を示す。

コンプライアンス意識、倫理感の高さということだと思いますが。
いずれにしても、このメンタリティは誇るべき一面だと思います。

風呂稽古

夜10時頃、風呂の中で大声で落語の稽古をする景色・・・。
これはかなり異常なことかもしれません。
昨夜は、「明烏」。
今回は、湯船に浸って通しで演る読み稽古を録音してみようと。
半身浴で約32分ぐらい。
再生してチェック。
浴室ですから、やや音が反響しますが、悪くはありません。
登場人物の演じ分けを意識していますので、分かり易くはなって来ました。
リズムやテンポも、今までの私からすると、かなりアップな感じですが、やはりこの方が良さそうです。
ただし、テンポを早めて雑になってしまわないように、十分気をつけないといけません。
以前から師匠に指摘されている、台詞の最後に力が抜けたり、地に戻ってしまったりするのは、まだまだ出て来る気がします。
それと、会話の場面(台詞のやり取り)での「間」。
これは、最後まで台詞をしっかり言うというのと、非常に微妙な関連があります。
そこは、「息」のレベルアップが必要なんでしょう。
声の抑揚と艶(色気)。
これも・・・・・。

2016年2月 4日 (木)

「お江戸あおば亭」のチラシ案

まだ先のことですが。
「お江戸あおば亭」のチラシ案
6月4日に開催予定の「お江戸あおば亭」のリーフレット案を作りました。
まだ出演者が確定していないので、写真は暫定的に入れました。
私もエントリーしていますので、写真を入れましたが、後ろからのもので、高座に向かっている写真です。

お浅間さんと身延山の節分

昨日は節分でしたが。
世界遺産富士山の構成資産の一つ、富士宮市の富士山本宮浅間大社の節分祭には、 大相撲横綱の鶴竜関(井筒部屋)が勢い良く豆をまき、参拝者の邪気払いと招福祈願をしたそうです。
鶴竜関は2010年から、浅間大社での豆まきを恒例行事にしているそうです。
一方、身延山久遠寺では、浅香山親方、魁聖関、旭秀鵬関が豆まきを行ったそうです。
お相撲さんというのは、やはり縁起がいいんでしょうね。

風呂稽古

昨夜は帰りが遅くなりました。
帰宅したのが9時を回っていたので、入浴は10時頃。
昨夜は「明烏」の稽古の番。
通して読み稽古をと思いましたが、前々回の稽古の録音を聴いて、私の欠点である冗長な部分が気になっていて、前回はそれを意識して演ったので、その録音を聴くことにしました。
・・・うん、かなり良くなっている。
ということは、意識して早めの口調にする必要がある。
ということは、本番の台詞では考える時間が少ない分、しっかり覚えておかないといけない。
・・・これは、「二番煎じ」にも言えること。
ついでに、「二番煎じ」の録音も聴いてみましたが、リズミカルな展開が必要であることは間違いありません。
声は、登場人物の演じ分けは、かなり"らしく"なって来ましたが、お茶屋の女将とおばさんの口調、源兵衛と太助のキャラクターの区別は、もう少し強めに出した方が良さそうです。
ところで、師匠の高座本では、この噺がなぜ「明烏」というのかを暗示させる台詞が入っています。
若旦那が「時次郎」、花魁が「浦里」という名前であることからだというのが分かります。
そもそも「明烏」というのは、「明烏夢泡雪(あけがらすゆめのあわゆき)」という新内節。
新吉原の遊女三芳野と江戸の町人伊之助の心中を脚色した舞踊劇の曲名。
これが、「明烏花濡衣(あけがらすはなのぬれぎぬ)」という清元節で演ぜられてから清元を使用することが多いようです。
nn
山名屋の傾城浦里と時次郎は、禿みどりという子までなした仲。
しかし山名屋は遊女に間夫は稼業の邪魔と、2人の仲を割こうとする。
ある雪の日に浦里は庭の松の木に縛られて折檻される。
やがて塀越しに時次郎が来て、みどりともども手をとってその場から落ちる。
甘い浄瑠璃の曲節につれてのラブシーン、雪の中の折檻という凄惨な美しさなどは、十五世市村羽左衛門、六世尾上梅幸の名コンビでよく演じられたそうです。

立春

今日は「立春」で、暦の上では春になります。

まだまだ寒い日も多くてすぐには暖かくなりませんが、徐々に日脚が長くなり、日差しも強まって、空が一段と明るく感じられるようになるため、「光の春」などと呼ばれているそうです。
徐々に春の気配が感じられるようになるでしょう。
と言っても、今朝も寒い…。
春は 名のみの 風の寒さや。

2016年2月 3日 (水)

春節

中国で、8日の春節(旧正月)に合わせた休暇シーズンを前に帰省ラッシュがピークだそうです。
春節をはさんだ40日間に、延べ約29億人が移動するそうですが、まるで、製造ラインを流れる金平糖のよう。
このうちのかなりの人たちが来日し、爆買いをして行く訳ですね。
銀座や秋葉原、浅草や渋谷や新宿・・・。
北海道や京都や大阪・・・。
なんだか日本ではなくなってしまうのではないかと。

上方落語の新しい定席

兵庫県が、神戸市内に寄席を設置することを検討しているそうです。
実現すれば、大阪の天満天神繁昌亭に続く上方落語の定席ということになります。
上方落語協会の桂文枝会長の、「若手が高座に上がる機会を」構想に対して、県が支援する方針を示したそうです。
場所は神戸市兵庫区の新開地が有力。
新開地はかつて西の浅草と評され、映画館や芝居小屋が並ぶ歓楽街として栄えたそうですから、相応しいのかもしれません。
落語に触れることが出来る場所が増えるというのは、実に素晴らしいことだと思います。

節分

節分は、雑節の一つ で、各季節の始まりの日(立春・立夏・立 秋・立冬)の前日。
節分とは「季節を分ける」ことをも意味しています。

江戸時代以降は特に立春の前日を指す場合が多いようです。
この場合、節切月日の大晦日にあたるということです。
一般的には「福は内、鬼は外」と声を出しな がら福豆(炒り大豆)を撒いて、年齢の数だけ(もしくは1つ多く)豆を食べる厄除けを行ったり、邪気除けの柊鰯などを飾ったりします。
「鬼は外」・・・と言えば、越児さんが稽古している「鬼の涙」という噺があります。
落語には、人間以外の観点から、人間の発想で人間を見ているような噺があります。
「狸(札)」「王子の狐」「一眼国」・・・・。

堕ちぶれて

有名な元プロ野球選手が覚醒剤所持で逮捕されました。
最近では、さもありなんと思っていましたから、さほど驚きはしませんが、プロ野球に入団した頃とのギャップは、最近よくCMで流れている肉体改造のビフォー・アフターの比ではありません。
あの純粋な野球少年は、どこに行ってしまったのでしょう?
いくら否定しようとしても、現行犯だから覚醒剤(隠せない)。
…これが言いたかった。

2016年2月 2日 (火)

稽古風呂?

昨夜から、毎晩欠かさずに稽古をやろうと決めました。
稽古風呂?
昨夜は「明烏」、今夜は「二番煎じ」。
場所は、半身浴をしながら。
ぬるめの湯ではありますが、30分以上浸かっていますので、少し汗ばみます。
まだまだ読み稽古です。
3日坊主にならないようにするためには、明日もやらないといけないということです。

誰かに似てる?

米国大統領選挙の党員集会。
民主党で、本命のクリントンさんに善戦したサンダースさん。
どこかで見たことがあるような気がします。
…誰だったかなぁ…。
そうだ!
川柳川柳師匠だ!
写真だとあまり似ているようには思えませんが、動画だと・・。

卒業生追い出し落語発表会

後輩諸君、色々趣向を考えたようです。
卒業生追い出し落語発表会
4年生の最後の高座となる発表会、7人で「真景累ヶ淵」を通して口演するそうです。
しきりに、前代未聞とか初めての試みだとか強調しています。
頑張って最後まで辿り着けるといいですね。

キャンディーズ解散コンサート

2月2日でなく、4月4日の話題。
私たちの世代には、記憶に残っている「キャンディーズ」。
1970年代に国民的人気を誇った3人組の解散コンサートは、78年4月4日に後楽園球場で行われました。
私は、特にキャーキャー騒いだ訳ではありませんが、このコンサートは、1980年10月5日の日本武道館での山口百恵のラストコンサートと、1988年4月11日の東京ドームでの美空ひばりの復活コンサートと並んで、世間の注目を浴びました。
そのコンサートのキャンディーズのフィルムコンサートが開催されるそうです。
解散コンサート「ファイナル・カーニバル」の全編を3月18日に東京・赤坂BLITZで、4時間にわたって300インチの巨大スクリーンで上映するということです。
「ラン」・「スー」・「ミキ」の3人。
確か、最初は「スー」ちゃんがセンターでしたが、途中で「ラン」ちゃんに代わってから、ヒット曲が増えた気がします。
「スー」ちゃんは、若くして亡くなってしまいました。
「ラン」ちゃんは、水谷豊さんの奥さんになりました。
「ミキ」ちゃんは、・・・よく知りません。
確か、落研の1年先輩の酩亭千鳥師匠が、キャンディーズと太田裕美が好きでしたから、テープをよく聴かされました。
このフィルムコンサートには、禿げやデブのオジサンたちが大勢集まることでしょう。
今はAKB48、あの頃は、キャンディーズとピンクレディでした。
 花の色は うつりにけりな いたづらに
           わが身世にふる ながめせしまに

2月2日

2月2日は、節分の前日、立春の前々日と言うだけではありません。
2月2日
夫婦の日、じいじの日、情報セキュリティの日、交番設置記念日、麩の日だけでもありません。
勿論、"ドーハの衝撃"で騒がしい隣国の大統領の誕生日だというだけではありません。
2月2日結婚記念日です。
1986年2月2日の土曜日の大安の日。
甲斐國一宮浅間神社の神前。
披露宴は石和温泉のホテルで。
披露宴の余興の最初に、ご当地噺の「甲府ぃ」を演りました。
…あれから、何と30年になります。
真珠婚式と言う年回りなんですね。

とりあえず、家内に感謝です。

2016年2月 1日 (月)

師匠との雑談

扇子っ子連の千早亭大三九さんによるイラストです。
左が師匠で、右は私(とわくん)です。
師匠との雑談 nn
昨日の稽古で色々話していただいたことをまとめてみました。
師匠との雑談師匠との雑談
新参さんと百梅さんの稽古の合間や、マクラの腰を折って、稽古せずに雑談になってしまいました。
まずは、新参さんが「花色木綿」のマクラで、マンションで防犯カメラは設置したが、監視カメラの設置は管理組合で否決された話題から、インターネットの話題へ。
師匠は、パソコン通信時代から、インターネットなどに詳しいので、個人情報の漏洩などの話題に広がります。
世の中便利になったという観点から、噺をどうやって覚えたか・高座本(ネタ帳)は作ったかという話題に。
師匠は、三編稽古をしてもらった後、ノートや紙に手書きして噺を覚えたそうです。
我々も落研時代は、音源も書物も限られた中で、手でネタ本を作るのが一般的だった。
自分の手で書いた方が覚えやすかった。
ただ、中には、速記本をそのままコピーする"怠け者"もいたと。
最近は、音源や本から写すのでも、パソコン(ワープロ)で入力するので、それならば本をコピーするのとあのり変わらない気がする。
私も、以前は手書き、師匠に習い始めた頃はパソコンで作っていたが、今は師匠の高座本を使わせていただいている。
師匠の若い頃は、ノートに書き、見開きのページを白紙にしておき、訂正したり、加筆したりするスペースにしていた。
師匠も、そういうノートがたくさんあったそうです。
圓生師匠はどうだったのかお聞きすると、高座本・ネタ本という類のものは全くなかったそうです。
えっ?それじゃああの膨大な持ちネタは何処にあったのですかと尋ねると、全てうちの師匠の頭の中だよ。
へぇぇ、どういう頭の構造なんですかね?
幼い頃から、義太夫や唄や踊りなどの芸事に囲まれて育ったから、聞いただけで覚えて整理できる引き出しが頭の中にあったんだね。
だから、うちの師匠は、文楽師匠などと違って、すぐその場で噺を演ることが出来た。
物凄い人だったと。
そういう圓窓師匠も、真打昇進の時は、一人だけの昇進で、当時は定席の寄席が7ヶ所あったから、毎日演目を変えて演れば、最低70以上の持ちネタが必要だった。
勿論、寄席でネタ出しはしないから、自分の前に出た人にやられてしまうこともあるから、持ちネタはもっと必要。
圓窓師匠は、70席全て違うネタで主任を取ったそうです。
真打披露で、全て違う演目で演ったのは、師匠だけのようです。
そんな訳で、前日には、最低3席のネタをおさらいしておいて寄席に臨んだそうです。
しかし、披露初日の鈴本で「尻餅」、途中の池袋で、同級生たちが大勢来てくれた時に「紫檀楼古木」を演っさた以外は、全く記憶がないそうですから、さぞや緊張の毎日だったことでしょう。
・・・まだまだ芸談は続きました。

「新々富士川橋」の起工式

富士市内や東名高速富士ICなどから実家に行くのに、待望久しかった「新々富士川橋」の起工式が行われたそうです。
この橋が架かると、旧東海道、特に富士川橋の渋滞に巻き込まれることなく実家に行くことが出来ます。
新々富士川の起工式
完成は平成30年頃だそうです。
完成が待ち遠しいです。
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もう少し、詳しく説明すると、我が母校の前を真っ直ぐ西進した所、日蓮宗の名刹実相寺の近くから富士川を渡るコースです。

稽古の成果?

朝起きると、どうも喉がガラガラしています。
声が少し枯れたようです。
風邪かな・・と思いましたが、恐らく昨日の1時間10分の読み稽古のせいだと思います。
稽古の成果ならぬ、稽古の声果?
あぁ、落語が上手くなりたい・・・。

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