初夢
現代では元日から2日の夜、または、2日から3日の夜に見るのが初夢と言われるようです。
室町時代ごろから、良い夢を見るには、七福神の乗っている宝船の絵に「なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな(長き夜の 遠の眠りの 皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな)」という回文の歌を書いたものを枕の下に入れて眠ると良いとされています。
・・・そんなことしたことはありませんが。
初夢と言えば、「一富士二鷹三茄子」ですが、四以降もあるそうで、「四扇五煙草六座頭」なんだそうです。
しかも、「一富士二鷹三茄子」と「四扇五煙草六座頭」はそれぞれ対応していて、富士と扇は末広がりで子孫や商売などの繁栄を、鷹と煙草の煙は上昇するので運気上昇を、茄子と座頭は毛がないので「怪我ない」と洒落て家内安全を願うという。
なぁんだ、「大山詣り」のオチじゃないか。
いずれにしても、夢でも、「子孫繁栄」・「運気上昇」・「家内安全」を願おうと言う訳ですね。完全燃焼の境遇だから、せめて夢で溜飲を下げたい。
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