落語家語録
昨夜帰宅途中に、上野駅の本屋で、立川吉笑さんの「現在落語論」を買いました。
読み始めましたが・・・。
ところで、大師匠の談志師匠にこんな語録があるそうです。
言葉で説明できない、形にとらわれない、訳のわからないものが人間の奥底にあって、これを表に出すと社会が成り立たないから、「常識」というフィクションを拵えてどうにか過ごしている。
落語が人間を描くものである以上、そういう人間の不完全さまで踏み込んで演じるべきではないか。
これが、「業の肯定」に繋がるのでしょう。
志ん生師匠の語録で、とても身につまされるものがあります。
他人の芸を見て、 あいつは下手だなと思ったら、 そいつは自分と同じくらい。
同じくらいだなと思ったら、 かなり上。
うまいなあと感じたら、 とてつもなく先へ行っている。
・・・そうかもしれない。
まだまだ下手くそです。
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