最近の高座映像
日曜日の午後、久しぶりの休みに、今年の自分の高座の映像を視聴してみました。
まずは、5月16日の深川三流亭の「浜野矩随」。
落語っ子連の窓口さんから、「いつも来場してくれる人から、流三さんの”浜野”のリクエストがあったから」という訳で、久しぶりに演らせていただきました。
直前の稽古会で、師匠から「(久しぶりのネタだが)大丈夫、芸は荒れていないよ」と言われて嬉しかった。
落語会の最後の師匠の講評でも、褒めていただいて。
窓口さんから、リクエストされた方は、噺の途中で来場されて、全編は聴いていただけなかったと・・・。
次は、9月19日の学士会落語会での「一人酒盛」。
出演させていただくにあたっては、時間など色々な制約があったので、「一人酒盛」を選びました。
あるOBの先輩からは、「乱志君の浜野矩随を学士会落語会で聴きたい(多くの人に聴かせたい)が、時間がね・・・」と、残念がられました。
一方で、長い・暗い・つまらない噺は・・、と厳しい先輩も。
師匠オリジナルの"一人芝居"の演出は、それなりにインパクトがあったとは思います。
そう言えば、初めて私の噺を聴いてくれた、前の会社の同僚が、「(私が)話しかける2~3メートル先に、人がいる感じがした」という感想を言ってくれました。
その次は、10月12日の深川三流亭の「怪談牡丹燈籠 お露新三郎」。
この噺をやろうと思ったきっかけは2つ。
ひとつは、以前演らせていただいた師匠の創作「揺れるとき」の劇中にこの噺の一部があって、カラ~ン・コロ~ンをフルに聴きたいという人がいたこと。
もうひとつは、OBの先輩から怪談が聴きたいというリクエストがあったから。
稽古の途中で、思いがけず嬉しかったことは、交流稽古で参加してくれた深沢亭ジュンジュちゃんが、私の読み稽古を気に入ってくれたこと。
そして、11月14日のお江戸あおば亭の「猫怪談」。
本当は、「怪談牡丹燈籠お露新三郎」をかけようとも思ったのですが、ご意見番の多いこの落語会では、30分足らずの怪談は認めてくれないだろうと思ったことも理由のひとつです。
それなら、あまり馴染みのない噺を演って、「初めて聴いた」と言わせたいと思い、「猫怪談」にしました。
あるご贔屓から、「(相対的な評価かもしれないが)今回の噺は良かったよ」と言ってくれました。
「通」を任ずる先輩方も誰も聴いたことがないはずです。
元々あまり演者のいない噺を、師匠が脚色したものを、さらに、私が元のストーリーとミックスさせましたから。
最近なのが、行徳亭落語会での「浜野矩随」。
ある意味で、この秋のハイライトだったのが行徳亭落語会でした。
窓口さんの関係で、行徳公民館での、落語っ子連初めての外部公演でした。
地元の窓口さんにトリをお願いしたのですが、気軽な持ちネタをやりたいと言われ、他のメンバーも、得意な噺の再演で、核になる噺がないので悩んでいたところ、また窓口さんの"悪魔の"ささやき。
「こういう会は、浜野で締めてよ」・・・。
自分の噺を並べて聴いてみて、色々思うところはありますが、基本的にはまずまずの出来、相応に受けているようです。
ただし、表情や台詞への力の入れ具合が、これからの課題だと思います。
熱演はちょっと抑えて、力を抜いた高座が理想でしょう。
ところで、この全てのBDは、喰亭寝蔵師匠(三流亭越児さん)の撮影・編集・制作によるものです。
ありがとうございます。
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