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2015年12月27日 (日)

千公さん

xmas「松曳き」は、粗忽な侍の噺です。
千公さん
千公さん、前作の「薬缶」あたりから芸に開眼して来たのか、稽古で師匠に褒められることが多くなりました。
講釈や侍というのがキーワードなのか、学校の先生で、大きな声で話すのが得意なのか、お殿様や田中三太夫はいいですねぇ。
師匠から言われたのは、これからは江戸っ子の台詞がしっかり喋ることが出来るようにと言うことで、圓生師匠の「お若伊之助」を勧められました。
なるほど、侍だけでなく、江戸っ子の職人、一中節の芸人なども出て来て、登場人物がバラエティに富んでいます。
千公さん、早速スマホで「お若伊之助」を検索しました。
「・・・こ、こんな難しい噺・・出来ない・・・」
さぁ、千公さん、どうしますか?
私は、とりあえず、「三方一両損」を勧めましたが・・・。
「松曳き」
大店の娘で、今小町と噂される美人のお若が一中節の稽古をしたいというので、女将さんが鳶の頭の紹介で伊之助を師匠に付けた。
若い男女が一間に二人きりでいれば、人目を忍ぶ間柄になる。
これを知った女将さんは、二十五両の手切れ金を渡して伊之助と別れさせたが、家が近いのが心配だと根岸の叔父、長尾一角の剣術道場にお若を預けた。
恋煩いでお若は体調を崩し一年が過ぎた頃なぜか身重の身体になった。
昨夜、長尾が見張っていると伊之助がお若の元に現れた。
叩き切ろうとも思ったが、頭を呼んで確認させると昨夜は朝まで頭と一緒だったのでその男は伊之助ではないと証言する。
では今夜も見張ろうと隠れていると伊之助が訪れた。
長尾が種子島で伊之助の胸を撃抜いてみると倒れていたのは、大きな古狸だった。
その後、お若が産み落としたのは、双子の狸だが間もなく絶命し、塚を作って葬ったという根岸の御行の松の因果塚、由来の一説。

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