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2015年12月21日 (月)

2人の噺家さんの去就

drama柳家小袁治師匠のブログで知った情報。
林家すい平さんと古今亭駿菊さんが落語協会を退会する・・・。
555d3e2aebc1d_3 すい平さんは噺家を辞めるそうだということです。
広島県の呉市の出身で、噺家活動も地元で行っている噺家さんですから、あまりお馴染ではありません。
私は、真打昇進した頃に、一度だけ聴いたことがあります。
林家の噺家さんらしい雰囲気だったことを覚えています。
大変失礼ながら、呉あたりで噺家稼業というのは成り立つものなのか・・・、正直なところ不思議でした。
噺家も辞めるということですから、地元で別の仕事をおやりになるのでしょう・・・。
まだお若いから、どんな道に進まれるのかは存じ上げませんが、頑張って欲しいと思います。
プロのような素人もいれば、素人(失礼)のようなプロもいて、不思議な世界です。
また、こういう方々が生きて行かれるというのは、この国が良い国だということでしょう。
一方、驚いたのは、むしろ駿菊さんの方です。
賑やかな古今亭圓菊一門の中でも、存在感のある一人です。F0231910_23115689
小袁治師匠によれば、東日本大震災後、「今そこに落語と笑いを配達する演芸団(略称=今そこ演芸団)」というNPO法人を設立しと活動されていた様子。
ご本人のツイートを見つけました。
平成27年12月31日をもちまして、永らくお世話になりました一般社団法人落語協会から卒業させていただく事になりました。
お気楽な仲間からは
「なんで?」
「どうして?」
と言う雑な質問をされたりしてますが、これは昨年中からずっと考えていた事でした。
関係各所に迷惑を掛けないように話し合いを続けながら、今年11月の理事会で退会の承認を頂きました。
それでも「何故?」という疑問は誰しも抱き知りたくなるのもよく分かります。
多くの意見(同業者)は、「やりたい事があるのなら(協会に)いてもいなくても出来るだろう」「いてもいなくても同じならいれば良いんじゃないか」
これは「いてもいなくても同じ」という大前提を元に語られる事。
「一旦入ったら最後までそこに存在するべき
「囲い(協会)の中にいる事が落語家である事」
という考えの方には私のする事は一生理解できない事なんだと思っています。
水槽の中で生まれた魚にとって水槽こそが自分の知り得る全世界であって、そこから出る事はきっと恐怖でしかないんだと思いますし、出る事自体考えた事も無い事例なんだと思います。
この数年で色々体験をし、初めて落語に触れる方の輝く瞳を目の当たりにし、聴いてくれる人数にかかわらずその場その場で真剣に落語をし続けた事で、自分が変わっていった事に気がつきました。
そして自分の為だけに生きる人生を、折り返す事で終わりにしても良いのかなと思うようになりました。
残りの人生を今までと同じ様に費やす事をやめ、自分を待ってくれている方やこれから知り合う方の為に存在させても良いのかなと考えました。
この先の人生を「旅」と考え、人と会う度に笑顔と会う度に優しさに触れる度に成長していくつもりです。
旅する芸人駿菊はこれからもかわらず元気に活動し続けます。
こんな私に興味を持った方はいつでも声かけしてください。
みなさま引き続きご指導いただきます様お願いいたします。

・・・重い決断ですね。
私などは、こんな次元ではありませんが、不完全燃焼の状態かずっと続いていて、啖呵は切りたいですが、色々な柵(しがらみ)や事情があって、中途半端な気持ちで揺れています。
これでいいのかな。
良い人生だったと、来るべき日に言うことが出来るかな・・?
そんな葛藤ばかりですから、物凄いなぁと思います。

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