「だいく」調べ
今日は、ベートーヴェンの誕生日だと言われているそうです。
俗にいう「第九」は、「交響曲第九番ニ短調作品125」のことですが、ベートーヴェンが楽譜に記入した正確な表記に従えば、「シラー作の賛歌「歓喜に寄す」による終末合唱を持つ交響曲」となるそうです。
しかし、これでは長すぎるため、九番目の交響曲として単に「第九」と呼称されます。
日本では、毎年の暮れに「第九」が演奏されるのが定例・定番となっていますが、海外ではそういう慣わしはないようです。
アメリカでオーケストラが年末にプログラムに取り上げる曲は、「ハレルヤ」コーラスで有名なヘンデル作曲のオラトリオ「メサイヤ(救世主)」が定番だそうで、「第九」は滅多にないと。
ヨーロッパでも、ほとんどないそうです。
一部で例外はあるようですが。
欧米では特別な機会に「第九」を演奏することはあるものの、年末だからと、あらゆるオーケストラが演奏するものではなく、年末の風物詩となっているのは、どうやら日本だけ・・?
では、日本のオーケストラが年末に「第九」を演奏するのはなぜ?
ベートーヴェンの交響曲自体が大傑作であることに加え、大きなスケールで「よろこび」を歌い上げるため、年末にふさわしいから?
日本で年末に「第九」を演奏する先駆けとなったのは、1943年に、東京音楽学校(現東京芸術大学)の奏楽堂で行われた学徒壮行音楽会といわれています。
文科系の学生が徴兵され、12月に入隊したためです。
戦後の1947年12月30日には、東京音楽学校で戦没した学徒兵を追悼する演奏会を行っているそうです。
・・・こんなことが書いてあるサイトを見つけました。
以上、「大工調べ」ではなくて、「第九調べ」でした。
それが言いたかっただけです。