また…
お江戸あおば亭が次回が第10回となって一区切り。
色々考えることがあります。
以前ちょっと触れた「改名」のこともその一つです。
「金願亭乱志」は落研の名前で、私はニ代目です。
即ち、当然のことながら初代がいらっしゃるということです。
ところが、プロの世界と違って、先代もご健在なんです。
先代とは、数年前のOB会総会で初めてお会いしてご挨拶させていただきました。
要するに「勝手に二代目を名乗らせていただいています」と。
当時は、そんなに気にならなかったのですが、最近のようにOB会の活動が活発化して来ると、私が出しゃばっているので、先代にご迷惑なのではないかと思うようになりました。
・・・それが悩みのスタートです。
落研で名前を考える時、いろいろな洒落を読み込みます。
他大学でも、立川志の輔さんは明治大学落研のご出身ですが、「紫紺亭志い朝」という由緒ある名前だったそうです。
明大のスクールカラーが亭号で、名前は"志ん朝"のパロディ。
"C調"もかけていると思われます。
一方、仙台で先代が名乗った
「金願亭乱志」は、「近眼で乱視」という地口だけでなく、プロの"金原亭"と"談志"を意識しています。
さらに、字面で「金欲しさに心乱れる」という意味も込めています。
とても傑作だと思います。
繰り返しになりますが、「学生時代に名乗っていたよ」程度であれば、初代と二代目が並存していても構わないと思いますが、「お江戸あおば亭」や「OB落語会」といった落研OB会の活動のみならず、例えば「学士会落語会」等の外部の落語会に出演したり、ボランティア活動を行ったりする機会が増えて来ると、先代にご迷惑をかけてしまうことも出て来るかもしれません。
私自身も、自分の考え方で様々な落語徘徊を続けて行きたいと思いますので、お借りしていた高座名は、一旦先代にお返しした上で、せめて長い間名乗らせていただいた「金願亭」の亭号はそのまま使わせていただくことにしたい。
そこで考えたのが「三遊亭圓志」という名前。
「えんし」という噺家さんは、今はいません。
ただし、大看板に「談洲楼燕枝」というのがあります。
燕枝を意識して、乱視と遠視、金を欲して心が円くなるをこじつけました。
"金が欲しくて(願って)心(志)を乱していた"のが、"金は欲しくても心は丸(円)い了見"で、思い切りやってみようか。
「(二代目)金願亭乱志」を改め、「(初代)金願亭圓志」を襲名させていただくこともあるかもしれません。
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