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2015年11月 8日 (日)

落語DEデート

珍しい噺です。
志の輔さんも初めて聴く噺だそうです。
 ◇粥やろう    三遊亭圓生
音曲噺ですね。
「粥(かい)やろう」と発音するそうです。
そのまま「音曲小噺」という演目で言われることもあるそうです。
従って、「豊竹屋」のマクラに使われたりもするようです。

大阪で流行った国太夫節に、
      ♪一体おまえと  こうなったは    並たいていのことかいな
      末はどうしてこうしてと    たのしんだ甲斐がない……
    という文句があった。
冬になると大家が乞食にお粥をふるまう。「粥(かい)やろォ…う」と呼ぶと面桶(めんつう:乞食が食べ物を入れる器)を持った乞食がぞろぞろと集まる。
その一人が、もらった粥を急いで飲み、もう一杯粥をもらってわが家へ帰る。
わが家といっても橋の下、橋に穴をあけて明かり取りにしてある。お粥は後の楽しみに取っておいて、横になったが気になって眠れない。
同じ頃、橋の上を通り掛かった按摩が人に突き当たる。
「ど阿呆、盲に突き当たる奴があるかいな。唄に夢中になってけつかる。今えらい流行ってる唄や。けったくそ悪い。唄うたろかしら。
      ♪一体おまえと  こうなったは    並たいていのことかいな……」
乞食が明かり取りにあけた穴から杖を落としてしまった。
「あ、こらえらいことした。杖はどこへ行た。
      ♪杖(末)はどうしてこうしてと……」
    今乞食が粥を取り出して食おうとしたところへ、上から杖が落ちきた。
「あァッ……あァあァ……
      ♪たのしんだァ  粥(甲斐)がなァ…い」
志の輔さんも言っていましたが、「かゆ」でなく「かい」と言う。
これは、江戸の訛りなんでしょうか?
「ゆ」を「い」と発音することがあります。
圓窓師匠がよく、圓生師匠は、新宿(しんじゅく)を「しんじく」、千住(千住)を「せんじ」と発音していたと仰います。
それなら、「文七元結(ぶんしちもっとい)」もそうなのかな?
「元結」は、元は「もとゆい」と読むのでしょうが「もっとい」と言う。
しかし、「寿限無(じゅげむ)」は、「じげむ」とは言いませんね。

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