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2015年10月 4日 (日)

富士山百人一首

富士市内の某所で、「富士山百人一首」という小冊子を見つけました。
富士山百人一首
この小冊子は、静岡県が、平成23年2月23日に2回目の「富士山の日」を迎えるにあたり、万葉の時代から現代までに歌人によって詠まれた“富士山の短歌”の中から、好きな歌・心に残る歌を全国から募集し、「富士山百人一首」として編纂したものだそうです。
この冊子には、山部赤人の歌「田児の浦ゆうち出でてみれば真白にそ不二の高嶺に雪は降りける」や、水戸光圀の歌「たちならふ山こそなけれ秋津すや我日本のふしの高ねに」なども収録されています。
読んでいて気がつくのは、鎌倉時代あたりの歌の中に、富士山から煙が立ち上がっているというような表現のものがあるということ。
当時は、富士山は、浅間山のように、噴煙を上げていたのでしょうか?
源頼朝の歌に、「道すがら富士の煙もわかざりきはるるまもなき空のけしきに」とあります。
「富士山百人一句」という俳句バージョンもあるそうです。
・・・肝心の富士山は、今日も見ることは出来ませんでしたが。

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