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2015年10月27日 (火)

エルトゥールル号

memo今朝の日経新聞の社説「春秋」で、こんな一節がありました。
トルコに関する話題です。
1890年、和歌山県沖で遭難し約590人が犠牲になった、
軍艦エルトゥールル号への救援活動は、両国の絆を示す出来事として今も語り継がれる。
小説や落語にもなり、年末には映画も公開予定だ。・・・・。

ふと「落語にもなり」というフレーズが目に入りました。
知らないなぁ・・。
恥ずかしながら「エルトゥールル号」も知りません。
調べてみると・・・。
明治天皇の親書の答礼として、オスマントルコ帝国のオスマン・
パシャ提督率いる総勢650名の使節団が軍艦エルトゥールル号で来日。
帰路、同使節団は和歌山県串本町大島沿岸で台風により沈没。
オスマン提督を含む587名の乗組員が死亡する惨事となったが、付近住民の献身的な救助により69名の乗組員を救出。
後に日本海軍の巡洋艦によりトルコへ帰国した。
 ・・というもの。
トルコは親日国と言われる一因になっている出来事だそうです。
それは良いとして、この出来事と落語の関係?
ますます分からなくなりました。
すると、上方落語の三代目「桂春蝶」さんに行き着きました。
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春蝶さんの創作噺「約束の海〜エルトゥールル号物語」です。
串本の灯台守の家族。
エルトゥールル号からの生還者が這う這うの体で灯台に辿り着き、「まだ多くの乗組員が海に投げ出されている、どうか助けて欲しい」と訴えます。
幼い子どもがいる父は、荒れた海に救助に向かう決意をします。
祖父は必死でそれを止めます。
「お前、自分の子どもがいるのに、今この荒海に出ていくことは、死にに行くのと同じだ。そういうのを蛮勇というんだ。この子が大切だと思うなら行かないでくれ!」
しかし、父はこういうふうに言って出ていきます。
「祖父ちゃん、すまない。だけど、ここで助けを求めている人をみすみす見殺しにしたら、俺はこれから人間として生きていけない気がするんだ。祖父ちゃん、子どもを頼むよ!」
・・・荒海に小舟を出していった父は帰らぬ人になりました。

しかし、そのおかげで69名の船員の命が助かったのでした。
これぐらいしか分かりませんが、人情噺ですね。

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