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2015年10月15日 (木)

江戸の名物

「二番煎じ」の冒頭で、江戸の名物が出て来ます。
かつて、江戸の名物がこんな風に言われました。
武士鰹、大名小路生鰯、茶店紫火消錦絵、
        火事に喧嘩に中っ腹、伊勢屋稲荷に犬の糞

[武士]
 江戸は行政の中心地、武士(侍)は他から比べて多
かった。
[鰹]
 初物大好き江戸っ子だから、初鰹は女房を質に置いても一番で
 食した。
[大名小路」
 江戸の土地の7割を占めた武家屋敷。
 東京駅前丸ビル東を南北に走る道路名。
[生鰯]
 江戸ではゲスな魚と言われたが、庶民は一年中食べていた。
  それも生で買えた。
[茶店]
 江戸っ子は季節の花見、虫聞き、潮干狩り、参拝等に遊んだ。
 その為の喫茶店。
[紫]
 江戸紫。歌舞伎の助六がしめている鉢巻きが江戸紫。
[火消]
 大名火消し、定火消し、町火消しの順で整備されて、江戸の
 消火体制が整った。
[錦絵]
 あずま錦絵。華麗な多色刷浮世絵版画。
 春信・清長・歌麿・豊国・北斎・広重等が活躍した。
[火事]
 火事によって江戸が大きくなったと言われるほど火事が多く、
 住民に多大の影響をあたえた。
[喧嘩]
 火事、祭礼、劇場などでメンツをかけて、武士から、火消し、
 町人までグループ同士がやりあった。
[中っ腹]
 職人や商家は、大飯では仕事が出来ないので、小食だった。
 間食が多く、すし、そば、天ぷら、おでん等が好まれた。
 大飯ぐらいは田舎者とされた。
 気みじかで威勢がよく喧嘩ばやいこと。
 そのことばや行動やそういう人。また、そのさま。
 ちゅうっぱらと読み、ちゅうは仲、はらは原で、吉原のことを
 言ったという説もある。
[伊勢屋]
 商人は伊勢、上方から江戸に店を出した。
 伊勢屋の屋号は目立った。現三越の越後屋も伊勢の出。
[稲荷]
 伏見稲荷から長屋の隅まで大小様々な稲荷があり、神社の
 半分以上は稲荷だった。
[犬の糞]
 犬公方といわれた五代将軍綱吉が、犬の殺生を禁じたため
 街中犬が闊歩しその結果・・。
「二番煎じ」・・・おもった以上に難しいです。
というか、噺の前に、謡や都々逸、当時の風俗などを覚えないと。
少し、稽古の方法も考えます。

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