圓蔵師匠のこと
圓蔵師匠の訃報は、「落語四天王」と言われた師匠ですから、かなり大きなニュースになるのかと思いましたが、意外や意外、あまり報道されていない気がします。
ある時期から落語に専念され、晩年はテレビ等マスコミへの露出も少なくなっていましたが、圓鏡さん、圓蔵さんは、一世を風靡しましたから、もっと大きく取り扱われても・・・と思います。
同じ思いは、若手噺家さんにもあるようで、三遊亭時松さんはこんなツイートをしていました。
YAHOOなんか見てると記事に成ってない様ですが、円蔵師匠の扱いってそんな存在なんですかね?
一時代築いた巨人なんですが、家元の時と違い過ぎて何か虚無感。
あたしはダメ前座の方だったから気も利かないしオドオドしてて覚えめでたからずだったけど、前座最後の頃に「オイッ!時松!」って名前呼ばれた時は嬉しかったなぁ。
円蔵師匠。
桂やまとさんは、こんな逸話をツイートしています。
9年前「ぼくらの圓朝祭」に出た際、トリが談志師匠で仲入りが圓蔵師匠だった。
終演後、師匠方に若手もぞろぞろついていった。
でも私は場違いと思い失礼した。
翌日、圓蔵師匠が「お前は昨日ついて来たのか?」
「いえ…」
「よし! それでいい。身の程を知ってる。いいか、俺たちは『了見』だぞ」と。
圓蔵師匠といえば、寄席の楽屋で前座さんが出すお茶には、決して口をつけなかったという噂があります。
それは、ご自身が前座の頃にお茶を淹れる時、嫌いな師匠の茶碗には、唾やふけなどを混ぜて出したので、今度は自分がやられるのではということで・・・。
「お笑い頭の体操」なんていうテレビ番組は、よく見ていました。
https://www.youtube.com/watch?v=fT19Md54g-g
「大山家の人々」という映像があります。
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