風呂家さん助師匠
東大落語会OBの「武闘派」の筆頭風呂家さん助師匠は「長短」の一席です。
私は、東大ホームカミングデー「東大落語会寄席」で、4席聴かせていただいています。
「淀五郎」「幾代餅」「大工調べ」「寄合酒」。
我が落研の恋し家古狂師匠が撮影してくださった写真を使わせていただいていますが、実に雰囲気のある高座です。
何と言っても、声が素敵です。
何て言うんでしょうか、澄んで濁って柔らかくてドスが利いている声なんです。
桂文朝師匠に似た、とても聴き心地のよい声です。
高座映えする姿と声なんです。
マクラも緻密な計算がされていて、客席は爆笑でした。
「長短」は、それほど大きな噺ではありませんが、間の作り方が難しい噺だと思いますが、客席が、だんだんつま先立ってつんのめるタイミングを読んだ間は、本当に絶妙でした。
八代目雷門助六師匠の上方弁の長さんを登場させるパターンですが、京都で15年ぐらい暮らしたご経験があるそうですから、イントネーションも違和感がありませんでした。
大変勉強になりました。
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