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2015年9月10日 (木)

追善落語会

毎日新聞の記事。
六代目三遊亭円生の三十七回忌にあたる3日、東京・有楽町のよみうりホールで追善落語会が開かれ、ファンらが「昭和の名人」をしのんだ。
今年は五代目円楽の七回忌でもあり、六代目円楽が企画した。
「三遊のゆきどけ」と題した昼の部冒頭の座談には、七代目円生襲名に名乗りを上げていた直弟子の円窓、円丈、孫弟子の鳳楽らが登場。
棚上げ状態になっている襲名について・・・、
「無だね。仏の心でとらわれないのが一番」(円窓)
「七代目は天才的なのが出てほしい」(円丈)
「師匠の五代目円楽が“鳳”という字をつけてくださった。これでいいと思っている」(鳳楽)
・・・と、それぞれの心境を明かした。
これを受けて円楽は「円生襲名問題はまたスタートラインに立った。皆で合議してうまく落としどころを見つけたい」と改めて“円生復活”への意欲を語った。

今だから言えますが、圓窓師匠は、先代圓楽師匠が、例の「止め名」遺言の作成に立会っていながら、弟子の鳳楽師匠に七代目を襲名させようとしたことに異を唱えたのであって、ご自身は、襲名には拘泥していませんでした。
遺志を曲げられた、圓生師匠のおかみさんがかわいそうだと仰っていました。
とりあえず、混乱?が収まって良かったということでしょう。

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