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2015年9月 1日 (火)

二百十日?

9月1日は、立春から数えて210日、「二百十日」と言われて、台風が多い時期の代名詞です。
それから、関東大震災が発生した日でもあり、「防災の日」ということにもなっています。
ところが、讀賣新聞の記事によると、内閣府の分析では、夏休み明けの9月1日は年間を通じて子供の自殺が最も多い日なんだそうです。

2015年版「自殺対策白書」によれば、1972~2013年の42年間の18歳以下の自殺者を日付別に整理すると、9月1日が131人で最も多く、4月11日の99人、同月8日の95人、9月2日の94人、8月31日の92人と続き、自殺が長期休暇明け前後に多発していることが判明した。
・・・確かに、長い休みの後は、学校や職場に行くのは、かなりのストレスになりますから、元々悩みを抱えている人にとっては、物凄く辛いことなんでしょう。
日本という国は、様々な面で水準の高い国ですが、自殺者が多いそうです。
ストレス大国なんですね。
「落語国」は、薄幸の身の上の人でも、自ら命を絶つというのは少ないです。
例外的には、封建社会を背景に、死を以って責任を取ったり、抗議をしたりするものもあれますが・・・。
「猫怪談」の与太郎は、物心つかないうちに両親が病死、引き取って育ててくれた養父が亡くなるところから、噺が始まります。
天涯孤独になってしまっても、恐らく、周囲の人たちの温かい助けを借りて、前向きに生きています。
何事もそうだと思うのですが、話を聞いてあげることが大切だと思います。

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