落語と幽霊の怖い関係?
こんなものを見つけました。
http://www.tenki.jp/suppl/hiroyuki_koga/2015/08/17/5901.html
「牡丹燈籠」などの怪談はさまざまな人物が入り乱れて、実に複雑な物語なのですが、大きなテーマは人間の「業」です。怪談にはなんといっても幽霊が欠かせませんが、命が尽きてもなお、なお残るその「業」や怨念が幽霊となって現れると信じられていたのです。
円朝は30代から“はや名人”と言われていたのですが、幕末の志士で有名な山岡鉄舟の前で演じたとき、「うまいが噺が死んでいる」と言われ、鉄舟の禅の弟子になります。
禅の修行によって「舌で語るのではなく心で語る」とばかりに開眼した円朝は、鉄舟に「無舌居士」と号をつけてもらいました。「噺家は舌をなくしてはじめて名人になる」というわけです。
鉄舟は臨終の際にも、円朝を枕元に読んで一席語らせたといいます。
円朝は鉄舟が開いた、谷中三崎坂の全生庵に葬られています。
円朝は幽霊に大変関心をもち、幽霊画のコレクターでした。
その幽霊画コレクションを紹介する展覧会が開かれています。
« ささやかなディナー | トップページ | 天真爛漫? »