味の嗜好
秋田市中心部に昨年末開店した「あきたタニタ食堂」の客足が思ったほど伸びず、苦戦を強いられているそうです。
首都圏では人気の塩分を抑えた定食が、塩分摂取量が多く、濃い味を好む秋田県民の嗜好と合わないことなどが要因だとみられているようです。
定食は薄味に加え、よくかんでもらうために野菜などは大きめに切り、硬めに調理してあって、開店当初から「素材の味が分かる」という声の一方で、年配客を中心に「味が薄い」「硬くて食べられない」などの指摘があったそうです。
秋田県民の「濃い味好き」は全国屈指。
県民1人当たりの1日の塩分摂取量は11.1グラムで、国の目標値(8.0グラム)を大きく上回る。
山菜やハタハタなどを塩漬けにする食文化が根強い。
その結果、がん死亡率、脳卒中の死亡率とも全国ワーストクラス。
塩分の多い食品はこれっきりたんぽって言われても、はたはた困りますよね。
分かっちゃいるけど止められない。
「あきたタニタ食堂」ではなくて「タニタ食堂あきた」になった?