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2015年6月21日 (日)

「五百羅漢」と「牡丹燈籠」

今日の稽古では、師匠に「五百羅漢」と「牡丹燈籠」を聴いていただきました。
随分、欲張りな、贅沢な稽古になったものです。
「五百羅漢」は、前半の展開で、語りの力の入れ方が難しいと思います。
長屋に住む棒手振りの八百屋夫婦ですから、あまり優しいばかりのしんなりしたキャラクターにしてはいけないし、さりとて、てやんでぇ~というばかりでもないし。
とは言え、前半は山場の少ない展開なので、メリハリも必要。
そして、師匠から新たな「課題」を頂戴しました。
課題とは、「後半の部分のストーリーを手直し(変更)したらどうか」と言うもの・・・。
この噺、ほとんど師匠のオリジナルな筋ですから、新作(創作)と同様で、他の噺家さんがお演りになるのを、師匠はほとんどお聴きになっていないはずです。
ですから、我々が演らせていただくのをお聴きになって、色々なアイデアが湧いて来るんだと思います。
古典でも、「藪入り」や「抜け雀」も、こういう感覚で、師匠独自のストーリー(オチ)に変えたものが多くあります。
確かに、この「五百羅漢」でも、師匠が仰るストーリーを入れると、さらに噺全体の厚さが増して来ることには間違いありません。
・・・ちょっと、チャレンジしてみようと思います。
それから、「牡丹燈籠」は、声の大きさ・高さと語りのスピードをかなり意識して演ってみました。
声は低め、間は努めて空けて、言葉はゆっくりと・・・。
そして、「怪談牡丹燈籠・下駄の音の一席でございます」ではなく、下駄の音がだんだん小さくなって、最後は消えて行く様を、そのままオチにしてみようと、それを演ってみました。
例えば、カラ~ン、コロ~ン・・の音が小さくなって行くのに被せて、照明を暗くして行けば・・・。
雰囲気は出てくるかもしれません。
師匠からは、声の調子やスピードについては、「それで良い」と仰っていただけました。

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