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2015年6月 1日 (月)

杜の家とん平師匠

「長屋の花見」で、筵の毛氈を担いでいる場面。
恋し家古狂師匠の激写作品を使わせていただきます。
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杜の家とん平師匠は、学生時代は2学年上の先輩です。
1年生の時の3年生。
とん平師匠のほかに、風流亭喜楽師匠と山椒亭から志師匠。
3人ともとても優しい先輩方でした。
私のように、落語にのめり込まない、非常にさっぱりとした、あっけらかんとした芸風は、学生時代に「肥え瓶」などの噺をやっても、汚らしさや嫌悪感を感じない、とても素敵なキャラクターです。
大変僭越ですが、2週間前の「深川三流亭」でも同じ演目でしたが、とても良くなっていました。
下手の方向、前から2列目に、92歳のご尊父、90歳のご母堂が、「直ちゃん(とん平師匠の愛称)頑張れ」と、温かく見守っていらっしゃいます。
「息子の噺が心配た」と親が言えば、息子は「無事に家に帰り着けるか心配」と言う。
卒寿を過ぎた両親と、とっくに本卦還りを過ぎた愛息との、実にほのぼのした雰囲気。

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