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2015年6月13日 (土)

師匠のブログから

師匠のブログを拝見していたら、他の連の稽古で、メンバーへの講評がコメントされていました。
下げっ子連・大塚亭の稽古日。
上山下(とうげ)[三方一両得]
このところ、 初期の頃のさまざまな癖が 取れて聞きやすくなった。
落語演技の皆無だった男だったが、こつこつと演読稽古をしてきた結果であろう。
落語演技者の手本の一人としたい。
なまじっか過去に演技して来た者の中には、演読を軽視する者もいる。
こびり付いた悪癖を取るのは相当な努力が必要であるのに、残念。
お吟(おぎん)[垂乳根]
他で習ったというが、嫁に来た女が老女のような、役者気取りのような摩訶不思議な人物設定。
「この垂乳根は捨てなさい。いい噺家のいい噺を稽古しなさい」と指導。
…このお二人は存じあげませんが、師匠のコメントが大変参考になります。
昔やったことがある、正しく習っていない人の悪い癖。
上の上山下(とうげ)さんへのコメントの後半部分は、ご本人へではなく、逆に努力をしない人もいるよという戒めです。
落研出身者など半可通の誤った稽古による悪い癖と勘違いや思い上がり。
私も、色々師匠からご指導いただきました。
ただし、自分では意識せず、自然にやっていた稽古法を、師匠から褒めていただいて「演読」と名付けていただきました。
確かに、自分で言うのもなんですが、演読を始めて、意識した稽古を続けて、かなりレベルアップしたと思います。
活字で覚えず、場面や人物の設定をしっかりして、感情を移入していくこと。
三次元の場面設定と感情移入が出来るようになりました。
ところで、この連には、千早亭ワッフルさんこと程酔さんが参加していて、今は「甲府ぃ」の稽古をやっているようです。

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