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2015年6月

2015年6月30日 (火)

水無月の落語徘徊

季節の移り変わりの早さに、身体がついて行けません。
今日で6月は終わり、明日からはもう7月。
稽古会には少しずつ出られるようになったのですが、実は、また母の所へ行くことが増えそうになったので、ペースダウンするかもしれません。
ただし、これからの高座の予定を確認して、しっかり準備しないといけません。
  9月13日   千葉県のイベント「通夜の猫」
  9月19日   学士会落語会「一人酒盛」
  9月27日   千早亭落語会「五百羅漢」
 10月中旬頃  深川三流亭「牡丹燈籠」
 11月14日   お江戸あおば亭「通夜の猫」
 11月28日   行徳落語会「・・・・・」
今月の落語会は2回。
  6月19日   東京落語会
  6月29日   三遊亭圓窓一門会
三遊亭圓窓一門会
ブログは、本日未明、80万件に到達。
くだらなさにますます磨きがかかっています。

麻雀亭駄楽?

「麻雀亭駄楽」師匠と言えば、我が落研創設のリーダーで、雲の上のような存在です。
・・・とはまったく関係なく、電車の隣に座ったオッサンが、朝っぱらから、タブレットで麻雀ゲームに興じていました。
麻雀亭駄楽?
恥ずかしくないのかなぁぁ。
こんなに大きな画面で・・・、隣からもはっきり見えるのですから。
最近の職場では、麻雀人口が激減しているようで、まことに結構なことだと思います。
昔の、「麻雀・酒・ゴルフ」のサラリーマン必修の全てが大嫌いな私は、やはり天邪鬼でしょうか?
麻雀も酒もゴルフもやらないなんて、野暮でドジな奴だと評価されて、随分損をして来たかもしれません。
落語は好きなんですけどねぇ。
かなり変でしょうか・・・?

鉄道事故

JR身延線での痛ましい事故のニュース。
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昨日の夕方、昭和町西条の JR身延線の線路内で、近くに住む男児2人が甲府発富士行き普通列車にはねられるという。
鉄道事故
2人は病院に搬送されたが、1人が頭を強く打って死亡、もう1人も重傷だそうです。
鉄道事故
現場はJR国母駅から南西約400メートルで、 線路沿いにフェンスが張られているが、一部フェンスがない場所があり、2人がそこから線路に入った可能性もあるようです。
乗り物にはねられたり、池や川に落ちたり、生活の場は多くの危険と隣り合わせで、普段から気をつけていたのでしょうが・・・。
郷里と同じ線路で繋がっているところでの惨事なこともあり、心が重くなります。

駅の広告

松戸駅の東西連絡通路の壁に貼ってあるポスター。
駅の広告
「新松戸まつり」と「春風亭小朝独演会」が並んでいます。
だから何だというのではありませんが。L_1432628929
小朝さんの独演会は9月27日(日)に松戸市民会館らしい。
何年か前に、ご贔屓の「Ⅰさん」ご夫妻を誘って行ったことがありましたが、なかなか余裕がなくなってしまって・・・。

早気(はやけ)

日本経済新聞の「春秋」に、興味深い一文がありました。
仙台藩や旧制二高に関わるということだけではなくて、以前話題にした「浜野矩随」の母親が息子が帰ってくる前に自害してしまう必然性の説明とも繋がるような気がして。
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO88688190Q5A630C1MM8000/
弓道に「早気(はやけ)」という言葉がある。
弓を引いて十分な間合いをとらず矢を放ってしまうことをいう。
昔から退治したい癖だった。
仙台藩の弓の指南役を父に持つ若者と母の話を、東北大の元弓道部長の池沢幹彦名誉教授が「弓聖 阿波研造」という本の中で書いている。
若者は遠藤時習(ときしげ)。
早気がひどく、
死別した父の後を継ぐ力がない。
母は死をもって亡夫に謝るほかないと決める。
わが子に、この母を射ておまえも自害をと説く。

時習も覚悟し射場で弓を引き絞る。
さすがに早気も影を潜める。
まさに矢が弦を放れるかという瞬間、母の声があがった。
「よし、その呼吸を忘れるでない!」
(中略)
池沢氏がその生涯を描いた阿波は、大正、戦前に主に仙台で活躍した弓道家だ。
一射一射に全精神を込める「一射絶命」を説いた。
旧制二高では「数多く射てどうするぞ、一本でもよいから命がけでやれ」と指導したという。
医療や農業では岩盤規制がまだ残る。
一射絶命の覚悟を持てと、阿波ならハッパをかけるだろう。

後半部分はともかく、「死別した父の後を継ぐ力がない。母は死をもって亡夫に謝るほかないと決める。わが子に、この母を射ておまえも自害をと説く。」の部分が、「浜野矩随」の母親の思いと一致すると思うのです。
私は、以下のように考えていました。
http://ranshi2.way-nifty.com/blog/2015/06/post-e523.html
私は、江戸時代の社会的な背景(男尊女卑・家・母親の位置)等から来る部分と、ストーリーにインパクトを与えるためだというのが大きなポイントだと考えています。
名人の亭主と、自分の腹を痛めた凡人の息子。
家(の格式)を伝えて行くことが、嫁(母親)の最大の任務だった時代、凡庸な息子は、可愛ければなおさらのこと、母にとっては重たい存在だったはず。
息子を覚醒させるためには、畢竟自身の存在は、甘えの温床になってしまう。
従って、自分の命と引き換えにする覚悟を決めた。
まさに、武士の世界の切腹だと思います。
母親が生きていたのでは、覚醒した矩随が、再び緩んでしまう。
名人の地位を維持させるために、母を失った悔いを以って歯止めにさせようとしたのではないか。

悲しいというか、壮絶な時代があったんですね。

給食の牛乳

「ご飯の給食に牛乳は合わない」と、給食の献立から牛乳を外すという・・・。
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コメどころの新潟県三条市は、7年前から小中学校の給食でパンや麺類をやめ、地元産の米を使った「完全米飯給食」を実施しています。
こうしたなか、「ご飯の給食に牛乳は合わない」という理由で去年12月からの4か月間、試験的に牛乳の提供を取りやめ、廃止するかどうかの検討を進めてきました。
その結果、牛乳の代わりに「大豆」や「煮干し粉」などを使うことで、子どもたちの成長に必要なカルシウムの摂取量を満たすことができ、給食の食べ残しの量もほとんど変わらなかったとして、給食の献立から牛乳を外す方針を固めました。
文部科学省によりますと、自治体が牛乳のない学校給食を実施する例は聞いたことがないということです。

給食と言えば、私の時代は、脱脂粉乳からスタートしました。
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途中から、瓶の牛乳に代わり、さらに三角のパックになりました。
育ち盛りでしたから、牛乳の嫌いな子の分も飲んでいました。
牛乳が、他の献立と合うとか合わないとか、そんな贅沢を言っていられる時代でもありませんでした。
そもそも、学校給食というのは、1889(明治22)年、山形県鶴岡町の私立忠愛小学校で、貧困児童を対象に昼食を与えたのが始まりだといわれているそうですが、本格的な学校給食は、戦後になってからのことのようです。
1949(昭和24)年には戦後の食料難にあえぐ日本にユニセフからミルク(脱脂粉乳)が寄贈され、その翌年にはアメリカから大量の小麦粉が寄贈されました。
これにより、パンを主食とした完全給食の素地が出来上がりました。
当時の学校給食は世論の絶大な支持を得ていたようで、1947(昭和22)年時点でわずか23%だった実施率は、その後4年ほどで69%に達するなど、急速な広がりを見せます。
しかし、1951(昭和26)年、アメリカからの贈与小麦粉が打ち切られると、財源を失った学校給食は再び中断することになります。
その後、学校給食への理解の深まりや保護者などからの強い要望を受けて、1954(昭和29)年に「学校給食法」が制定。
時代に翻弄
され続けてきた日本の学校給食は、ここに第2のスタートを切ります。
1976(昭和51)年からは米飯給食が開始され、今なお人気献立の筆頭に挙げられるカレーライスも登場し、このあたりから献立も一気に拡大しビビンバやリゾット、パスタなど、国際色豊かなメニューが各地で実施されます。
同時に、食器も従来のアルマイト製からポリプロピレン食器へと移行。
かつて「犬食い」を助長すると揶揄された先割れスプーンも徐々に見直しが図られ、献立に応じて箸やフォーク、スプーンなどを使い分けるようになりました。
80年代後半から90年代にかけては、ランチルームを利用したバイキング給食や別学年との交流食など、教室で一斉に同じものを食べるという従来のスタイルにこだわらない試みが目立つようになります。
そして21世紀、もはや栄養の摂取や改善といったことは第一義として語られず、食を通じた交流や地域への理解といったソフト面が重要視されるようになりました。
ここ数年は、生徒がお弁当か給食かを定期的に選択できる「選択給食制」など、給食と家庭の味がお互いに補完し合うものとして認識され始めています。

・・・「給食は残さず食べなさい!」と言われて、嫌いな物を涙ながらに飲み下した記憶もありますが、基本的にはありがたい制度だと思います。
最近では、アレルギーの問題もあるようですし、聞けば、校長先生が「毒見」をしてから配膳したりしているそうで、世の中も随分変わったものです。

ミス富士山

「第27回ミス富士山コンテスト」というのが、富士宮市の浅間大社で開かれたそうです。
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ミス富士山グランプリは日本工業大4年生、ミス富士山は静岡大1年生に決定。
2人は富士宮市の観光大使として1年間、市観光協会などが主催するイベントでPR役を務めるそうです。
「富士山のまち富士宮を全国にアピールしたい」「富士山や富士宮やきそばの魅力を広くPRしたい」との抱負。
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富士山と言えば、木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)ですよ。
木の花(桜の花、あるいは梅の花)が咲くように美しい女神、木花咲耶姫。
その美しさに、天照大神の孫である天孫ニニギノミコト(瓊瓊杵尊、邇邇芸命)に一目で見初められ妻となりました。
3柱の御子を出産。
その3番目の子、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)は神武天皇の祖父にあたるそうです。
木花咲耶姫を祀っている神社は日本全国にあり、浅間神社では、火中出産の説話から火の神として祀られています。
ただし、浅間神社の総本山である富士山本宮浅間大社の社伝では、水の神として噴火を鎮めるために富士山に祀られたとされています。
また、木花咲耶姫は、妻の守護神、安産の神、子育ての神、酒の神として信仰を集めています。

2015年6月29日 (月)

十三夜?

月齢が間もなく13です。
十三夜?
太陰暦の周期は28日ぐらいですから、本当に慌ただしい…。
部屋から見える駅方面に見える夜景の上には、梅雨晴れに十三夜?の月が上っています。
もうすぐ「望」です。
そして、アクセス累計が80万件になります。

梅八さんと真仮名さん

江戸崎の噺っ子連の有難亭梅八さんと真仮名さんが、偶然池袋演芸場の師匠の一門会で隣に座りました。
梅八さんと真仮名さん
仲入りの時に、ちょっとだけ話すことが出来ました。
図らずも、9月に千葉県立中央博物館でのイベントに出演する3人が揃うことになりました。
梅八さんは、「狸札」を演るそうです。
“化ける”と言うキーワードで。
真仮名さんは「応挙の幽霊」だそうです。
私は…、動物で梅八さんとついてしまいますが、やはり「猫怪談(通夜の猫)」にしようと思います。
他の連の様子を聞くと、色々参考になります。
それぞれ、環境やメンバーの事情なども違いますが、落語が好きだということは完全に一致しています。

三遊亭圓窓一門会

池袋演芸場の正面の大きな看板。
三遊亭圓窓一門会
第22回「三遊亭圓窓一門会」、今回は「数え噺 一から五」と言うテーマです。
会場は、立ち見も出る満席です。
三遊亭圓窓一門会
 ◇一目上がり    三遊亭萬窓
 ◇二人癖       三遊亭窓里
 ◇三人無筆     三遊亭圓窓
 ◇四段目       三遊亭吉窓
 ◇五月幟       三遊亭窓輝
窓里さんから聴くことが出来ました。
池袋演芸場は、高座と客席との距離が近いので、とても良く分かります。
客席には、師匠が指南されている素人連のメンバーが大勢。
隣の席は、江戸崎の有難亭の梅八さんと真仮名さんだったのでびっくりしました。
場内爆笑の中で、私と梅八さんは、少なくとも声を出して笑っていませんでした。
面白くないのではなくて、オチやくすぐりは熟知していますから、笑いませんが、十分に楽しんでいます。
久し振りに定席の寄席の客席に座ることが出来ました。
プログラムには、師匠の高座本が各1冊ずつ付いています。
私がもらったのは「不孝者」でした。
いつか演ってみたいと思う噺なので、既に高座本はいただいていますが、これも何かの縁ということで、チャレンジするのは案外近いかもしれません。

池袋演芸場

池袋演芸場は、ビルの地下2階にある、文字通り穴場の寄席です。
池袋演芸場
向かって右側に演芸場専用の入口があります。
何か、こう、富士山麓にある氷穴にでも降りて行く感じです。
池袋演芸場
今日は指定席ですから、慌てずに落ち着いて行くことが出来ます。
外はまだ明るい時間です。

池袋へ

千早亭の稽古の時は、地下鉄で通り過ぎたり、帰りにJRに乗り換えたりするのですが、駅から街に出たのは久しぶりでした。
池袋へ
池袋駅西口ロータリーにあるのは、やはりフクロウです。
今日は、池袋演芸場で師匠の一門会があるので、仕事も早めに切り上げて…。
池袋へ
演芸場の前には、一門会の大看板が立ててあります。
開演からは聴けませんが、2人目には間に合うかもしれません。

鉛筆の持ち方

最近、他人の鉛筆やペンの持ち方が気になっています。
S52_3我々の世代は、こんな感じで、角度も緩やかでしたが、最近よく見かけるのは、人差し指を中に入れて、親指と中指で握っているような持ち方だったり、鉛筆そのものもかなり立てて書いているように思います。
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そんな形でよく字が書けるよなぁと思うことがしばしばです。

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最近では、学校では、あまり厳しく教えないんですかね。
物凄く魅力的な女性が、こんな持ち方で字を書いているのを見たら、恐らく恋も冷めてしまうと思います。

えっ?また?

アメリカのフロリダ州で、国際宇宙ステーションに物資を運ぶ民間会社が開発した無人のロケットが打ち上げられ、一旦は順調に上昇したものの、約2分後に爆発し、空中で分解してしまいました。
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このロケットには、国際宇宙ステーションに運ぶための約2500kgの食料や科学実験のための装備などが搭載されていて、千葉工業大学が開発した流星を観測できるカメラ「メテオ」も積載されていました。
国際宇宙ステーションには約4ヶ月分の食料などが貯蔵されていて、運用に直ちに影響が出ることはないということですが・・・。
千葉工業大学のカメラは・・・、2度続けての失敗です。
「もおぉぉ、やメテオ(やめてよ)ぉ。」ぐらい言いたくなるでしょう。

HB

私などは、鉛筆の芯と言えば「HB」ですが。
「基準となる鉛筆」 とされている「HB」の シェアが低下しているそうです。
HB
20年ほど前は全体の半数ほどを占めて首位だったのが、今では 2〜3割にまで下がり、 もっと芯が柔らかい「2B」がトップになっているそうです。
理由のひとつとして、子どもの筆圧が下がっていることが挙げられているそうです。
鉛筆のシェアの大部分は「三菱鉛筆」と「ト ンボ鉛筆」の2社が占めています。
トンボ鉛筆によると、1999年と2014年で比較した場合、 HBは44%から31%に下がり、2Bは22%から 37%に増えました。
三菱鉛筆の場合も同じ傾向のようです。
鉛筆のJIS規格は、芯の硬さにより17種類が規定されています。
芯が柔らかいものから順に、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、 H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9H。
Bは「ブラック=黒い」、Hは「ハード=か たい」の略です。中心にあるFは「ファーム= しっかりした」で、HとHBの中間の濃さと硬さ として作られた比較的新しい規格。
Fよりも古くからあるHBは、その名前からも明らかなように濃さと硬さの中間として「基準になる鉛筆」と位置づけられてきました。
戦時中は「中庸」と呼ばれ、現在も選挙の記名やマーク シート式のテストではHBが主に使
われています。
それではなぜ、鉛筆の主流はHBから2Bへと変わったのか?
その理由の一として、鉛筆を主に使う小学校での変化があります。
入学時に「2B もしくはB」と指定する学校が増えているようです。
小学校に取材したところ、「児童の筆圧が下がっていて、字を丁寧に書く子が増えてい る」ことを理由に挙げました。
実際、三菱鉛筆が実施したアンケート結果によると、感触とし て濃く書ける鉛筆の方が評価が高いそうです。
今どきの子どもたちにとっては、HBよりも2B の方が使いやすいと受け止められているようです。

私が幼い頃は、低学年の頃は、硬筆の書初め大会などに出品する時には、「トンボのB」が良いと言われて、愛用していた記憶があります。
「2B
」だと、右手のノート接地部分が黒くなったり、ノートかの字がこすれたりしたので、せいぜい「B」が常用だった気がします。
最近、シャープペンシルには「B」の芯を入れています。
やはり、比較的軽い力で、くっきりとした字が書けるという点から、「B」傾向になっている気がします。
ところで、「F」って言うのは「ファーム」のことだったんですね。
単純に、アルファベットの「B」と「
H」の間だからと思っていました。
ところで、「子別れ」で、亀ちゃんが「もらったお小遣いで鉛筆買ってもいい?」と尋ねる演出があります。
私は、個人的には、「薮入り」もそうですが、江戸時代を舞台に演りたいので、「鉛筆」などは登場させないポリシーですが・・・。
でも、鉛筆って、日本にはいつ頃からあるのでしょう?
日本では鉛筆は、17世紀初頭に徳川家康が最初に使用したといわれる。
当時の鉛筆のつくりは現代のものとほぼ同じだった。
しかしそのころは定着せず、本格的に輸入が始まるのは19世紀後半、明治時代になってからだった。
明治初期の日本では鉛筆の需要は少なく、東京や横浜の輸入品専門店で少量が売られるのみだった。
やはり、鉛筆にしない方が良さそうです。

落語協会のHPのこと

柳家小袁治師匠が、落語協会の総会で、HPのことについて、ブログでコメントされていました。
乖離という言葉は読み方と書き方の難しい漢字だ。
まさに今回の落語協会の総会は隔たりを感じた会議だった。
ホームページのリニューアルについて協会員から質問が出て、 このままではホームページ委員会が可哀想だという発言があったので、受ける形で「私が可哀想なホームページ委員会の委員長の小袁治です」と、挨拶して執行部に質問 をした。
何故?強引にリニューアルをしたのか?質問したけど、本当の理由を聞けないまま閉会してしまった。
これで今まで約15年頑張ったホームページ委員会は現行のホームページとは何の関わり合いのない幽霊委員会になることが決まったようなものだった。
どうやら協会の執行部はHPはそれ程重んじていないようなので、もう、諦める。
でも、悔しいなぁ。

・・・お気持ちお察しいたします。

2015年6月28日 (日)

今日の富士山

本来であればこんな姿なのですが…。
今日の富士山
昼過ぎになって曇りがちになり、富士山も隠れてしまいました。
今日の富士山
帰りは、横浜ICあたりだけ雨が降っていました。
今日の富士山
梅雨明けまでにはもう暫くかかりそうです。

オワハラ?

新しい言葉が出て来ます。
「オワハラ」という言葉です。
「オワハラ(おわハラ)」とは、「就活終われハラスメン ト」を略した新語で、企業の人事担当者が就職活動中の学生に対し、他社への就活を終わらせて、自社への入社を決断するように強要したり、嫌がらせをしたりする行為を指すそうです。
今年の採用活動では、経団連の指針変更により、採用・選考時期が大幅に後ろ倒しされるため、指針を守る義務のない経団連非加盟の中小・ベンチャー企業などが優秀人材を大企業より早く囲い込もうとして、「おわハラ」に走る可能性が懸念されているという。
2016年3月卒業の学生を対象とする採用活動が、先月“解禁”されました。
求人数が回復し、売り手市場の傾向が鮮明になる中、企業が学生に対して「うちの内定が欲しければ就活を終了しろ」などと脅したり、他社への応募を妨害したりする行為が問題になっています。
そうした行為は、学生から職業選択の機会を奪いかねないハラスメント(嫌がらせ)だとして、 「おわハラ」(就活終われハラスメント)という新しい言葉まで作られました。

・・・とさ。
ハラスメントがどうかは別にして、中小企業に限らず、大手でも似たようなことをやっている気がします。
バブルの頃は、それはそれは激しかった気がします。
プレッシャーをかけると言うより、OB社員がアテンドして、保養所などを連れ回して、他社に行かせなかったり・・・。
それにしても、こういうことをやる企業は、大手でも中小でも、企業として長続きしないでしょう。
昔から、オワハラ(小原)庄助は身上を潰すと言います。
オワハラのない企業は、「あぁマトモ(もっとも)だ」と言われます。

落語浪曲

落語でおなじみの演目を浪曲で・・・。
日本浪曲協会企画公演「落語浪曲!」が浅草の木馬亭で開かれるそうです。
女性浪曲師6人の語りと三味線の掛け合いが楽しめるという訳。
落語浪曲は昭和20~30年代に、二代目広澤菊春が寄席で披露、一世を風靡した。
菊春の弟子の澤孝子師がトリを務め、「浪曲の味わいに落語の面白さとやわらかさを加えます」。
彫刻の名人左甚五郎が竹を刻んで作ったリアルな水仙の噺「竹の水仙 左甚五郎伝より」をご披露されるそうです。
普通、浪曲は演台を前にして立って演じますが、菊春師の落語浪曲のスタイルを引き継ぎ、座って演じるとのこと。
「おなかから声を出すので座ってやるのは難しいですが、熟練の技をみせます」。
ほか5人は立って演じるそうです。
「芝浜の革財布」「悋気の火の玉」など。

・・・「ねずみ」という噺は、三代目桂三木助師匠が、「加賀の千代」と交換して菊春師から教わって落語に翻案したものだそうです。
だから、「ねずみ」を浪曲でやったら・・・、どうなるんでしようか?
「落曲」か「浪語」になってしまう?
そう言えば、師匠の「叩き蟹」も、菊春師からおゆるしいただいて、落語に翻案したと仰っていました。

酷似?

三遊亭歌太郎さんの落語会のポスター。Ciuken2uwaai802
今騒ぎになっている、「少年A」が勝手に出版した本の題名に似ていたので、パッと見た時にびっくりしました。
元「少年A」・・・本当に、人の気持ちを何だと思っているんでしょう。
あ、歌太郎さんには、まったく関係ありません。

2015年6月27日 (土)

トンカツ三昧

トンカツ三昧
トンカツ三昧
トンカツ三昧
田舎に帰っても、食事ではトンカツが多いようです。
ご飯は半分残して。
一つは、おろし納豆トンカツ定食。
一つは、ファミレスのヒレカツ定食。

今日の富士山

梅雨時の富士山。
今日の富士山
富士市中央公園付近からの眺めです。
今日の富士山
JR身延線富士駅近くの跨線橋から。
今日の富士山
そして、富士川西岸岩淵から。
この季節、なかなか見ることが出来ないのですが、今日は雲間から望むことが出来ました。
富士市内から望む姿は、雪もほとんどなく、山開きを待っているようです。

随分お年を召して・・・

私は、最近ほとんどお顔を拝見したことがなかったので、びっくりしました。
朝日新聞の記事で見つけました。
それも、落語の話題で。
70歳を超えてなお活躍の幅を広げている俳優の近藤正臣。
近年は、飄逸とした中にも人情や悲哀のにじむ役柄を演じることが多い。
無類の落語好きで、3月に亡くなった桂米朝、そのまな弟子の故・桂枝雀とも親交が深かった。
俳優としての自身の生き方と落語との関わりについて聞いた。
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2年前のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。
近藤演じる正蔵は家族を捨て、偽名で生きながらも、最後は家族に囲まれて大往生を遂げる。
深みのある語り口と愛嬌のある身のこなしは、まるで落語の登場人物のようだった。
北野武監督の新作映画「龍三と七人の子分たち」では、家族に見放された老いぼれやくざ役。
9月末に始まる朝ドラ「あさが来た」では、ヒロインあさ(波瑠)の嫁ぎ先である大阪の両替商の旦那を演じる。
周囲からは「今の話し方、噺家さんみたい」と言われることもあるという。
だが本人は、「落語を何かに役立てようとかは、考えたこともない。ただ好きなだけ」と言い切る。
「知らん間に役立ちよるんでしょう。空気のようにすぅっと体に入ってきて、勝手にどこかでとどまっていく。即効性の肥料やなくて、ものすごくゆっくりと、ひょっとしたら効くかもしれない」
落語との出会いは高校卒業後、京都で駆け出しの俳優をしていたころ。
寄席に通うようになって1、2年後、日本酒を手土産に米朝にあいさつに行った。
「あんた、若いのによう顔見せてるな。これからも来なはれ」。
米朝から最初にかけられた言葉だ。
枝雀との間には忘れられないエピソードも。
30年ほど前、枝雀に「高座にあがるまで、どれぐらい練習するのか」と尋ねた。
枝雀はひと言、「近藤さんともあろうお方が、そないなこと聞きはりますか」。
「めっちゃ恥ずかしかった。芸に、いつになったら出せるいうのはない。そんな当たり前のことをプロのあんたが聞きますか、と。たしなめてくれたんやと思う」
そんな落語にまつわる思い出を、近藤はとてもうれしそうに語る。
「米朝さんや枝雀さんの音源は全部持っています。車を運転するときとかに聴いている。寝る前に聴くと、興奮して寝られないんですよ」
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・・・でも、近藤正臣さんと言えば、私には、何と言っても「柔道一直線」ですよ。
それも、あのピアノのシーン。
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何とも存在感のある役でした。
主人公「一条直也」のライバル「結城真吾」でした。

2015年6月26日 (金)

さもしい・・・・

!!(゚ロ゚屮)屮「さもしい」・・・。
品性が下劣なさま。心根が卑しい。意地汚い。 見苦しい。

学校給食費を「払えるのに払わない」とみられる未納が相次いでいて、社会問題になっています。
埼玉県某市立の中学校4校では、3ヶ月未納が続いた場合は給食を提供しないことを決め、各家庭に通知したところ、該当する保護者43人のうち、納付の意思を示さない保護者は3人に激減したということです。
生徒1人あたりの給食費は月4500円で、全額が材料費。
今年4月から6月まで3ヶ月分の未納が続く家庭の未納額は計58万500円。
担任教諭が家庭訪問などで納付を求めてきたが、一部未納を含む全体額は約180万円に上っており、7月分の食材購入が危ぶまれる状況だった・・・。
そこで、4校の校長会は3ヶ月未納が続く家庭の保護者43人に、生徒に弁当を持たせるよう求めることにして、学校だよりなどで通知。
「”有料”なものを手に入れる時は、それ相当額の支払いをするというのは社会のルール」などと書いた。
すると、40人が実際に納付するか、「納付する」との意思を示したという。

該当する家庭に、生活保護を受給しているなど給食費を負担しなくてよい例はなく、家庭から学校に相談もなかったため、市教委は「いずれも支払うだけの資力があると考えられる」とみているそうです。
やはり毅然とした対応が必要だと思います。
それにしても、こういうのって「盗人猛々しい」って言うんじゃないでしょうか。
盗みや悪事をはたらき、それをとがめられても、ふてぶてしい態度をとったり、逆に居直ったりするさまをののしっていう語。
「唐茄子屋政談」で、若旦那が置いていった金を因業な大家に取られて、自ら命を絶ってしまったおかみさんの爪の垢でも煎じて飲め!
プライドとか品格というものはないのでしょうか?

100歳の銀杯

100歳になると、お祝いに銀杯が贈られるそうです。10147390499_s
これについて、税金の無駄遣いがないか外部の有識者がチェックする「行政事業レビュー」で、厚生労働省の高齢者向け事業に「抜本的改善が必要」と判断されたという…。
この事業は1963年度に約150人を対象に始まったそうですが、2014年度には約3万人になり、予算額は1人8千円ほどで計2億9800万円 に上るそうです。
物を貰って喜ぶと言う時代でもなくなりましたから、別の形で祝意を表す方法を考えた方が良いのかも。
でも、勲章や褒章みたいなものですからね。
あまり固いことを言うのもとも思いますが。
それにしても、50年前にはせいぜい150人だったのが、今や100歳は何と3万人…。
長寿社会になりました。

うるう秒

時間と言うのは3の倍数だから、割り切れないんですよね。
うるう秒
通常よりも余分に1秒が追加される「うるう 秒」が、7月1日に実施されるそうです。
この日は、1日の時間が1秒長くなると言う訳。
うるう秒が追加されるのは、日本時間の7月1日午前9時直前。
通常はない「8時59分60 秒」という時刻が加わります。
こうした調整は1972年に始まり、今回が26回目だそうです。
・・・と言うことはですよ、“クジラ”に、潮を噴く時刻をこの日だけは1秒遅らせるように言っておかないと。
(分かるかなぁ?)

インスリンパッチ?

糖尿病は、本当に恐い病気です。
勿論、病気にならないのがベストですが、治療方法が進むと良いものだと思います。
インスリンパッチ?
この度、患者に適量のインスリンを自動的に投与できるパッチ状の治療器具が、実験動物を用いた前臨床試験に合格したそうな。
知人にも、毎日欠かさずインスリン注射をしている人がいて、血糖値を測定するのと合わせると、そのキットもかなりの大きさですし、針を刺すのも大変です。
このパッチが、人間での臨床試験で効果が証明されれば、インスリンを注入するために注射針の使用を強いられる糖尿病患者にとっては、大きな朗報だと思います。
とにかく、健康ならば命は要りませんからね。

高座本

先週、師匠が出演された、BS11の「芸賓館」が、またツイートしていました。
オイラは、最近圓窓500話の“講座本”を読んでおります。
あんたって、500冊ですよ、読めば目から鱗です。
めちゃくちゃ勉強になります!!
これを書かれてまとめられた、圓窓師匠には敬意を表します。
「高座本」なのに「講座本」となっているのはご愛嬌というやつ
でも、ただ読むんじゃないんだよなぁ。
「音読」でもなく「朗読」でもなく、勿論、「黙読」や「積ん読」でもなく、高座本は「演読」しないと、目から鱗は落ちません。

2015年6月25日 (木)

七夕飾り

もう七夕の季節です。
松戸駅にも、例年通りの七夕飾りが登場しました。
七夕飾り
また仙台の七夕祭りに行ってみたいと思います。
 七夕の飾りは揺れて、思い出は還らず…

猫の駅長

和歌山電鉄貴志駅の駅長を8年務め、集客アップに貢献した三毛猫の「たま駅長」が死んだそうです。
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「たま駅長」は先月から鼻炎のため食事が十分に取れずに体力が落ちていて、今月22日午後7時ごろ、急性心不全で死んだということです。
16歳でした。
人間で言えば、80歳を超えていたそうです。
「たま」という猫は、「通夜の猫(猫怪談)」に出て来ます。
与太郎が可愛がっていた猫です。

一人芝居

Thumb3_2女優の藤田弓子さんは伊豆にお住まいなんですね。
地元で、戦後70年・女優活動50周年を記念した一人芝居「穴」を上演するそうです。
演じる主人公は戦争で家族を失い、高度成長期を迎えた社会の片隅でひとり生きる女性。
藤田さんは「節目にふさわしい舞台にしたい」と情熱を燃やしている。
「穴」の舞台は1964年。
物語は一人暮らしをしている女性よね子が、家の床を踏み抜き地下の防空壕に落ちた空き巣の男を見つける場面から始まる。
男に語りかけるよね子の台詞から戦中、戦後の社会の移ろいや、よね子の生き様が徐々に浮かび上がる。

一人芝居・・・、私の「一人酒盛」も、一人芝居です。

妙法寺のアジサイ

落語「鰍沢」に出て来る「毒消しの護符」で有名な、妙法寺のアジサイが満開だそうです。
   妙法寺のアジサイ
妙法寺は、別名「あじさい寺」と言われています。

不思議な絵

小学校1年生の国語の教科書に、腕が3本あるように見えるイラストがあり、回収することになったと言う、不思議なニュース。
不思議な絵
花輪を持った両手のほかに、もう1つの手が、後ろの机の上に置かれています。
下書きを消し忘れたことによるものだということですが…。
確かに、3本に見える…。
そんなことあるんですね。

著作権?

隣国を代表する女性小説家が1996年に発表した短編小説の一部が、故・三島由紀夫の短編小説「憂国」の盗作であると指摘され、本人がインタビューに応じて盗作を事実上認めたそうです。
「何度も読み比べた結果、盗作との問題提起は妥当だと思った」と述べ、さらに「いくら過去の記憶をさかのぼっても 『憂国』を読んだという記憶はないが、もはや私も自分の記憶を信じられない状況になった」とした上で、「出版社と協議して、収録した単行本から削除する」「文学賞の審査委員などすべてを辞退し、自粛する時間を頂きたい」と述べ、謝罪したそうです。
…何やら意味の分からない、歯切れの悪いコメントです。
「盗作でした。ごめんなさい」って言うことでしょ?

2015年6月24日 (水)

今日の富士山

陽が長くなりました。
6時近くになっても、陽が照っています。
今日の富士山
今日の富士山は…、この時期はなかなか見られません。
大阪からの出張の帰り、新幹線の車窓から。

情報流出

母も、「私の年金がどうなっているのか心配だ。高齢になった今、生きるための最も大切な支えだ」と言っています。
情報流出
若い頃一生懸命に働いて、老後に受け取るべきものが、一瞬にして毀損してしまったら…、と思うのは当然です。
そういう心を理解して、真心を持って業務に当たっていれば、こんな杜撰なことは出来ないでしょう。
いずれは自分もそうなるのに。
腐りきった組織は、不祥事の企業風土の某社と全く同じです。

6月24日

今日は美空ひばりさんのご命日だそうです。
平成元年に52歳で亡くなったそうですから、27回忌になるのでしょうか?
6月24日
渋谷駅前の、今はヒカリエが建っている交差点で、高級車から降り立った小柄な女性は、間違いなくひばりさんだったと思います。
当時は40歳代後半で、体調を崩していた頃でした。
亡くなった病気が、父と同じ病名なので。
ところで、ある資料を見たら、ひばりさんの身長は、147センチだったそうです。
テレビ画面などでは、もっとずっと大きく見えましたが。
「昭和」そのものの人でした。
私は・・・、やはり「悲しい酒」ですね。

FCV?

ホンダが開発中の燃料電池車(FCV)。
最長走行距離が約750キロ・メートルと、トヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミラ イ)」を約100キロ・メートル上回る見通し。
FCV?
2016年3月に発売し、価格はミライの約 720万円とほぼ同じ水準に設定する予定。
市販車の投入でホンダがトヨタと本格的な競争に挑むことで、FCVの普及に弾みがつきそう。

FCV?
FCVは走行中に二酸化炭素(CO2)を出さないので、「究極のエコカー」と言われる。
空気中の酸素と、燃料の水素を反応させて発電し、モーターを回す仕組み。
モータリーゼーションの革命的変化をもたらすことでしょう。
エンジン音の出ない車ですから。

ちはやふる?

「ちはやふる」と言う映画が公開されるそうです。
人気コミックを2部作で映画化するそうです。
「競技かるた」を テーマにした青春群像劇 だそうです。
落語とは関係なさそうです。
それならば、「ちはやぶる」じゃないかなぁ…。

不祥事の風土

それにしても、物凄い表現だと思いますねぇ。
「不祥事の風土」って、企業風土が不祥事を容認しているということ?
会社の看板が「不祥事」ってこと?
不祥事の風土
「東洋ゴム工業」じゃなくて、「東洋不祥事ゴム」です。
企業風土と言うのは、組織のメンバーが共有する価値観や信念、思考プロセス、これらに基づく行動等のこと。
「帯屋久七」=帯久みたいです。
マネジメントは総とっかえ(クビ)です。
危険を認識していたのですから、もはや重い犯罪だと思います。
輪ゴムで、緩んだたがをきつく締め上げないと。

デフォルト?

「デフォルト」と言うのは、ITの世界では、「標準仕様」とか「通常時」とかいう意味なんだそうです。
デフォルト?
パソコンを使っていて、時々目にしますが、そのたびにビクッと驚きます。
私にとっては、デフォルトと言えば、「債務不履行」という意味。
ギリシャ政府は6月30日、国際通貨基金(IMF)から受けた16億ユーロの融資を返済する必要がありますが、国際債権団から新たな融資を獲得できない場合には、デフォルト(債務不履行)になる可能性が高いそうです。
どうなるんでしょう…?
「金がないんだからどうしようもないやね。」
「ボーッとしてないで、さぁ芋掘り行こう(債務不履行)……

師匠の「叩き蟹」

瀧口さんが、圓生師匠のアクセントについてツイートされた後も、さらに続きます。
その弟子である三遊亭圓窓師の『叩き蟹』を録画で見る。
確実な芸。
でも、以前はあんなに説教臭くなかったよなあと。
甚五郎はどの時代の甚五郎としての設定なのか。
その甚五郎までもが説教臭くなっている。
もっと飄々とした人のような気も。
『戴き猫』も放送して欲しい。
あと『桶屋裁き』も。

…鋭いご指摘。
甚五郎物は数ありますが、確かに、どの段階・時期かによって、かなりキャラクターが変わっています。
「三井の大黒」は、上方から江戸に下って来た時ですし、「ねずみ」は居候していた大工の政五郎が亡くなって、息子の二代目の後見をしている時ですから。
師匠の甚五郎は、全て、最後まで名乗らない、甚五郎だと言わない展開ですから、説教口調になりやすいのかもしれません。
よく似た噺で「いただき猫(猫餅)」と言う噺もありますが、私はこちらの方が好きです。

2015年6月23日 (火)

支持率

某新聞社の全国世論調査(電話)によると、現内閣の支持率は39%で、前回(5月)の45%から下落。
支持率の40%割れは昨年11月の調査以来で、現内閣発足以降最低に並んだそうです。
支持率
今議論が騒がしい安全保障関連法案への賛否は、「賛成」29%に対し、「反対」は53%。これが支持率にも影響したのでしょう。
一方、不支持率は37%(前回3 2%)。
今回、内閣支持率は女性での落ち込みが大きく、前回の42%から34%に減少。
不支持率も37%と前回の31%から増え、支持と不支持が逆転。
隣の国の大統領も、度重なる失政で支持率が下がっていて、一部にはレイムダックだと言う向きもありますが、向こう岸の火事ではなくなって来ました。
憲法は、他の法律とは違って、国と国民との約束ですから、小手先の対応をしたのでは、国そのものの存立や評価を毀損することになりますから、しっかりとした手順を踏むことだと思います。
何と言っても、この70年間、戦争をしなかった、平和な国ですから。

痩せ過ぎ?

大変不謹慎ですが、「痩せ過ぎ」なんて言われる人を羨ましく思います。
何を食べたら痩せられるのでしょう?
痩せ過ぎ?
ところで。
体調不良により入院している桂歌丸師匠の 病名が腸閉塞だったことが分かったそうです。
関係者によると、痩せすぎているため血管が腸を圧迫していることが原因だと言うことで、現在、アメをなめているぐらいで、きちんとした食事ができず、脂肪を増やすために、鼻から脂肪を注入し始めたそうで、退院のめどは、まだ立っていないと。
脂肪注入だなんて…、思わず私のを使ってください!…と思います。
早く良くなっていただきたいものです。

アクセント

瀧口雅仁さんが、こんなツイートをされています。
三遊亭圓生師の「佐々木政談」を”しっかりと”聞いていたら、あれ?さっきはああ言ってたのに、ここではこう言ってる!という箇所がいくつかあった。
圓生師位になっても、細かい表現で揺れるんだなと。
あと、何かの単語を平板なアクセントで呼んでいた。
何かが思い出せない。
圓窓師匠に稽古をつけていただいて、一番多く指摘されるのはイントネーションやアクセントです。
おかげさまで、訛りはないと思うのですが、微妙にイントネーションやアクセントが違っていたり、分からなくなることがあります。
日本語は難しい。
例えば、「社長」と言う単語、単に「社長」と呼ぶ場合と、「○○社長」と呼ぶ場合では違いませんか?
後者では、「しゃちょう」は、関西弁と同じように、「しゃ」にアクセントがついて、トーンも高くなります。
語りの勢いなどでちょっと違ったり、同じ言葉でも、使う場所で違ってしまったりは、たまにはあると思います。

回収不能金5400億円

滞納された税金や企業への貸付金などで、回収できなくなったり回収できない見込みとなったりした金額は、全国の都道府県で5年間に5400億円に上るそうです。
http://www.nhk.or.jp/d-navi/link/kaisyuhuno/
武家の商法ならぬ、お役所の緩い計画や杜撰な審査などによるものが多い気がします。
そんな中で、個人的には親しみのあったというか、何度か利用したことのあるショッピングセンターが、典型的な失敗例とされていることを知りました。
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1988年(昭和63年)地元の業者6社による共同出資で「身延ショッピングセンター事業協同組合」を設立、30億円を投じて1993年(平成7年)に、大手の資本を受けない地域主体のショッピングセンターとして開店した。
食品館「ハウディ」と衣料店「ふじやエクセル」を核店舗とし、館内には専門店のほか映画館(ビデオシアター)、プール、スポーツジムなどの施設が入るなど、当時9千人程度の町としては巨大ともいえる商業施設であり、他の過疎地から視察がくるほどでした。

「へえぇぇ、こんな所に、こんな立派なものが・・」と驚いたものでした。
しかし誘いを受けた県内大手スーパーの社長が「裏に山が迫っており商圏として成り立たない」と進出を断念し、当時の身延町長も近隣に大型店舗が進出した時太刀打ちできるのかと先行きを危惧していたそうです。
が、その不安は的中し、身延町にほど近い甲府都市圏および静岡県富士都市圏に大手資本のショッピングセンターが開店すると、身延ショッピングセンターの経営が悪化。
入居していた専門店が次々と撤退し、2004年4月には映画館「COMAシアター」が閉館。客を取り戻そうと改装を行ない、「ハウディ」を「COMA食品館」に変更するなどして、2004年(平成16年)12月にリフレッシュオープン、2006年(平成18年)1月にケーズデンキを誘致し、「こまパワフル館」をオープンさせたが、ケーズデンキはわずか8ヶ月で撤退。
その後も、経営は一向に改善されることなく悪化の一途を辿り、2階を完全閉鎖し、エレベーターを使用不可にするなどの経営合理化をすすめていたが、2008年(平成20年)7月に、これ以上経営を継続をすることが困難となり、全面閉鎖されました。
閉鎖後も閉店ではなく営業休止扱いとし、再開を模索していましたが、施設は差し押さえられ、3度にわたる競売も買い手がつかなかったそうです。
この間、山梨県では中小企業向けに貸し出していた中小企業高度化資金のうち108億円が回収困難になるなど社会問題となり、そのうち身延ショッピングセンターへは22億円を融資し18億円が焦げ付いたことが発覚・・・・。

そうですよね。
上手く行くはずがありません。

休眠預金口座

金融機関で10年以上預けられたまま取引がなされていない「休眠預金」について、福祉や教育などの公的な使い道に回せるようにするための議員立法が、今国会の提出を目指して、具体的な条文作成などの最終調整に入っているそうです。
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休眠預金は、銀行口座に10年間が経過した口座に入金された預金のうち、預金者と連絡がつかないものと定義され、1口座につき平均1万円程度ですが、口座数は増えており、現状では年間約800億円の新たな休眠預金が生まれ、このうち約500億円が全国銀行協会(全銀協)などの内規により、金融機関の利益として計上されています。
これを、預金者に言わずに、勝手に福祉や教育のために使おうというものです。
以前から言っていますが、このお金は、あくまでも預金者のもので、事務処理の便宜上、一旦は雑役として計上処理するものの、預金者からの払い戻しや解約の申し出があれば、正規の計算・手続きをして対応するものです。
ですから、当然のことだと思いますが、「人様の懐に手を突っ込むのか」といった意見もあり、問題は大きいと思います。
今後、例えば預金約款に、休眠口座になった場合には、福祉目的のために使われても良いというような一文を入れるべきだと思います。
あくまでも銀行の意思ではなく、預金者の意思確認が必要です。
そんな姑息なことを考えるよりも、議員の先生方やお役人の無駄遣いを減らすことだと思いますが、いかがでござるか大岡様。

2015年6月22日 (月)

晩産化?

2015年度版「少子化社会対策白書」によりますと、第1子を出産する平均年齢は、13年時点で30・4歳と前年より0・1歳上昇し、「晩産化」が進んでいることがわかりました。
「晩産化(ばんさんか)」30歳・・・?
おかしいなぁ、「ヴァンサンカン」25歳のはず・・。
※フランス語でヴァンサンカン (vingt-cinq ans) は、「25歳」「25年」のこと。
晩婚化も進み、女性の平均初婚年齢は、29・3歳。
内閣府が14年度に20~39歳の男女を対象に実施した意識調査の結果によれば、未婚の男女に恋人が欲しいかを聞いたところ、「欲しい」は60・8%、「欲しくない」は37・6%。
「欲しくない」と回答した人を男女別で見ると、男性36・2%、女性39・1%だった。
欲しいと思わない理由(複数回答)は、「恋愛が面倒」(46・2%)、「自分の趣味に力を入れたい」(45・1%)など・・・。
何歳で第1子を持ちたいかという質問では、男性の平均が30・2歳、女性は28・4歳。
希望する子どもの人数は、2人(55%)が最も多く、続いて3人(27%)、1人(7%)の順。
・・・・世の中、変わりました。

夏至

今日は二十四節気の「夏至」なんですが、実は、東北大学の創立記念日でもあります。
在学生・卒業生もあまりご存知ではないかもしれません。
東北大学は、国内で3番目の帝国大学である1907年(明治40年)6月22日に創設された「東北帝国大学」が前身です。
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恐らく、皆さんの多くが知らないと思いますが、東北帝国大学創立期の大学の略称は、東京帝国大学が「東大」であったため「北大」と呼ばれていました。
後に東北帝国大学から分立した北海道帝国大学は「海大」とされていたんです。
しかし、現在では「北大」は北海道大学の略称として用いられることが多く、東北大学の略称は「東北大」が用いられています。
東大・京大・名大・阪大・九大・北大と、他の旧帝大が略称される中で、東北大と唯一漢字3文字の略称です。
ところで、「夏至」ですが、冬至にかぼちゃを食べるように、夏至にも決まった食べ物を食べる風習がある地域があるようですが、冬至のようには風習として各地に根付いてはいないようです。
これは古来より田植えの忙しい時期であったために、あまり根付かなかったといわれています。
各地にいくつか残っている風習がありますが、これも夏至だからというよりは、田植えを終えた労いで食べられてきたという意味合いもあるようです。
西ではタコ食べる風習があるそうです。
夏至が田植えの時期だったことから、タコの足のようにたくさんの稲がしっかりと根を張り、育ってほしい、という願いから。
関東では、を食べる風習があるようです。
餅のように粘り強く、ということ。
もともと小麦と稲の二毛作をしていたため、新小麦で焼餅を作って神棚に供える風習から来ているようです。
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ところで、2年前の今日は、富士山が世界文化遺産に登録された日ですが、2年経過して、何か変わりましたか?

オリンピック追加種目

2020年東京オリンピックの追加種目の採用を目指す競技団体の1次選考の結果が発表されたそうです。
通過したのは、8種目。
 ・「野球・ソフトボール」
 ・「空手」
 ・「スカッシュ」
 ・「スポーツクライミング」
 ・「ローラースポーツ」
 ・「武術太極拳」
 ・「ボウリング」
 ・「サーフィン」
個人的には、野球・ソフトボールだけで十分だと思うのですが・・・。
そもそも、全く知らないものもあります。
ちなみに、「相撲」と「綱引き」は落選したそうです。

マクラ

今日は、稽古会で読み稽古2席だったので、疲れました。
会社に寄って夕方帰宅すると、身体がだるく、頭が重い感じ。
膝から脛にかけて痛みを感じるのは、正座のせい?
マクラ
師匠にお願いしていた高座本、マクラ小咄撰集と言うことで、5冊いただきました。
「蕎麦」「医者」「泥棒」「吝嗇」「酒」。
つまらないと言う定評のある私には、もう一度、マクラに使われる小咄(小噺)に取り組むのも必要かもしれません。
ざっと斜め読みすると、聴いたことのある小噺も多いようですが、ぶつぶつやってみますか。

師匠と

師匠と、出演された先日のテレビ番組の話題。
「ところで師匠、叩き蟹をお演りになった会場は、観客がいたんですか?」
「いないんだよ。あたしも事前に確認していなかったんだが。観客のいないところで演ることもあるが、目の前で、スタッフやカメラマンが動き回っていて、実にやりにくいんだよ」
「なるほど、そりゃあ気が散って大変ですね」
「そうなんだよ」
…なんて言いつつも、あたかも観客が入っているように。
プロの技だと思います。
ところで、「五百羅漢」は、江戸崎の噺っ子連の有難亭真仮名さんが、既に上げていて、何度か口演しているようです。
「真仮名さんも、相変わらず頑張っているよ」と。
師匠のブログに、真仮名さんのメールが紹介されていました。
常に真剣に、稽古を続けている一人なので、ここに記す。
噺っ子連・有難亭真仮名からのメールです。
圓窓師匠へ。
昨晩、寄席蔵で[五百羅漢]を勉強させていただきました。
2階の稽古場に30人近くのお客様で大入りでした。  
いやぁ、興奮冷めやらずといったところです。
日頃の稽古とお客様の前で口演するのとでは、丸っきり違いますね。
本当に勉強になります。
人情噺を人前で口演するのは初めてでしたので、これまで経験したことのない緊張感に身が引き締まりました。
ピーンと張り詰めた空気・・、どこかお客様との戦いのような・・、シーンとした中に飲み込まれそうな・・、お客様との対話でもあるのでしょうか・・、呼吸が合うというか・・。 
最初は緊張していましたが、段々と物語の世界に入ることが出来、落ちの後、フッという間があり、ウワッという拍手が起きたのでボーっとしてしまいました。
今のベストは尽くせたと思います。
来月は初めて佐原で一人勉強会をやる機会をいただきましたので、 また[五百羅漢]を口演しようと思います。
落語は生き物ですね、本当に。
お客様と作り上げる芸です。
聞いて下さる方に、登場人物を喜んでいただける落語が出来るように心新たに一層精進します。 、 
初心に戻った気分です!
ますます落語にドップリになりそうです(笑)
もう突き進むしかありません(笑)
今後ともよろしくお願いいたします。
…真仮名さん、どっぷり突き進んでいますよ。
人情噺の快感にも目覚めたようで、ますます楽しみです。
9月の千葉県立中央博物館のイベントでの梅八さんと真仮名さんとの共演が、今から待ち遠しいです。

浜野矩随のこと

先月の「深川三流亭」にご来場くださった方から、「浜野矩随」の筋について、尋ねられました。
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母親が、矩随が若狭屋に褒められるかどうか分からないうちに、自ら命を絶ってしまうのは、どうも釈然としない・・・・という。
若狭屋に褒められて帰って来たのを、親子で喜び合うハッピーエンドでいいじゃないかと・・・。
私は、江戸時代の社会的な背景(男尊女卑・家・母親の位置)等から来る部分と、ストーリーにインパクトを与えるためだというのが大きなポイントだと考えています。
名人の亭主と、自分の腹を痛めた凡人の息子。
家(の格式)を伝えて行くことが、嫁(母親)の最大の任務だった時代、凡庸な息子は、可愛ければなおさらのこと、母にとっては重たい存在だったはず。
息子を覚醒させるためには、畢竟自身の存在は、甘えの温床になってしまう。
従って、自分の命と引き換えにする覚悟を決めた。
まさに、武士の世界の切腹だと思います。
母親が生きていたのでは、覚醒した矩随が、再び緩んでしまう・・・・。
名人の地位を維持させるために、母を失った悔いを以って歯止めにさせようとしたのではないか・・・。
封建時代というのは、実にそういうものだった気がするのです。
従って、今の時代には理解できない思考回路でもあると思います。
「名人は上手の坂をひと上り」・・・。
名人と言われる人に隠された、凡人の想像を超えた世界には、凡人には計り知れない背景や思いがあるものなのでしょう。

2015年6月21日 (日)

「五百羅漢」と「牡丹燈籠」

今日の稽古では、師匠に「五百羅漢」と「牡丹燈籠」を聴いていただきました。
随分、欲張りな、贅沢な稽古になったものです。
「五百羅漢」は、前半の展開で、語りの力の入れ方が難しいと思います。
長屋に住む棒手振りの八百屋夫婦ですから、あまり優しいばかりのしんなりしたキャラクターにしてはいけないし、さりとて、てやんでぇ~というばかりでもないし。
とは言え、前半は山場の少ない展開なので、メリハリも必要。
そして、師匠から新たな「課題」を頂戴しました。
課題とは、「後半の部分のストーリーを手直し(変更)したらどうか」と言うもの・・・。
この噺、ほとんど師匠のオリジナルな筋ですから、新作(創作)と同様で、他の噺家さんがお演りになるのを、師匠はほとんどお聴きになっていないはずです。
ですから、我々が演らせていただくのをお聴きになって、色々なアイデアが湧いて来るんだと思います。
古典でも、「藪入り」や「抜け雀」も、こういう感覚で、師匠独自のストーリー(オチ)に変えたものが多くあります。
確かに、この「五百羅漢」でも、師匠が仰るストーリーを入れると、さらに噺全体の厚さが増して来ることには間違いありません。
・・・ちょっと、チャレンジしてみようと思います。
それから、「牡丹燈籠」は、声の大きさ・高さと語りのスピードをかなり意識して演ってみました。
声は低め、間は努めて空けて、言葉はゆっくりと・・・。
そして、「怪談牡丹燈籠・下駄の音の一席でございます」ではなく、下駄の音がだんだん小さくなって、最後は消えて行く様を、そのままオチにしてみようと、それを演ってみました。
例えば、カラ~ン、コロ~ン・・の音が小さくなって行くのに被せて、照明を暗くして行けば・・・。
雰囲気は出てくるかもしれません。
師匠からは、声の調子やスピードについては、「それで良い」と仰っていただけました。

落語っ子連稽古会

昨日、一緒に帰省した妹と、「去年の今頃は大変だった・・・」と、やっと落ち着いた母を見舞って話しました。
本当に、落語の稽古も出来ない状態でしたから。
落語っ子連稽古会
今日の稽古会は、5人参加です。
 ◇十徳           三流亭乙姫
 ◇狸札           三流亭百梅
 ◇五百羅漢        三流亭流三
 ◇らくだ           三流亭窓口
 ◇目黒の秋刀魚       三流亭新参
落語っ子連稽古会
乙姫さんの稽古を聴くのは、私は初めてですが、ちょっとハスキーな声で、でも大きくはっきりした口調は、さすが落研経験者だけのことはありますね。
大看板の師匠の前で、まわりに雲霞のようにオジサンたちがいて、さぞや緊張したことでしょうが、微塵も感じさせません。
落語っ子連稽古会
百梅さんの「狸札」は、語り以上に、手拭いが主役になる噺だと痛感します。
楽しそうにやっています。
いっそのこと、「狸賽」「狸鯉」もやったら良いと思います。
さて、流三は、「五百羅漢」の読み稽古。
この噺は、登場人物のキャラクター設定と各場面での位置設定がポイントになると思います。
落語っ子連稽古会
窓口さんは長講「らくだ」。
お酒を飲む場面のある噺は、窓口さん大好き・大得意のようです。
落語っ子連稽古会
新参さんは「目黒の秋刀魚」ですが、私が「目白のイワシ」と揶揄しても動じないところはさすがです。
師匠も、強弱が出て来てとても良いと褒めていました。
ご本人も楽しみながらお演りのようで、何とも可笑しい噺になっています。
さて、私は、稽古の時間が余っていたのと、今度の火曜日の千早亭の稽古に出られないので、師匠にお願いして、もう一席稽古をお願いしました。
「豊島区の扇子っ子連から、”交流稽古”に来た千早亭永久です」という訳で。
 ◇牡丹燈篭     千早亭永久(三流亭流三)
それから、紅巣亭の心童さんも、久しぶりに加わりました。
 ◇抜け雀      紅巣亭心童
楽しい稽古は、時間の経つのを忘れてしまいます。

稽古日

今日は、落語っ子連の稽古会。
天気がはっきりしません。
稽古日
いつものように、深川不動さんにお参りして、今朝は、富岡八幡さんにもお参りしました。
拝殿に置いてある今月の短歌。
「千早ぶる」から始まります。
「千早ぶる」は、「神」に係る「枕詞」ですから。
 ちはやぶる 神の御坂に 幣まつり
             いはふ命は 父母のため

荒ぶる神のいらっしゃる神坂峠に、お供えをして道中の安全と無事の帰還を祈るのは、
自分のためではない。命を授けてくれた父母のためである。
神人部子忍男(みわひとべのこ おしお)という方は、かく歌われております。
天気も良くないので、境内は閑散としています。

落語DEデート

今朝は先代の小さん師匠。
 ◇本膳    五代目柳家小さん
元気な声で、とても受けていました。
こういう素朴な、落語らしい噺が、私の持ちネタにはありません。

2015年6月20日 (土)

長男の嫁から

長男夫妻に、父の日のプレゼントのお礼メールをすると、長男の嫁から、孫の写真と動画映像が送られて来ました。
長男の嫁から
今月6日が、生後6ヶ月だったので、ハーフバースデーのおすまし写真や離乳食をたべているところだとか。
長男の嫁から
とにかく可愛い!
スマホの待ち受けにしたいものばかりです。
と、その中の一枚を待ち受けにしている「じいじ」です。

父の日

松江に住んでいる息子から、明日の父の日のプレゼントが届きました。
父の日
尤も、倅がこんなに気が利くはずがありませんから、きっと、嫁が仕切ってくれたものだと思います。
父の日
普段ならメールで済ませますが、今回は息子にお礼の電話をかけました。
「おう、今日届いたぞ、ありがとう。元気でやってるか?それじゃ…」でおしまい。
実に照れくさいものです。
父の日
後で、改めて2人にお礼のメールをしました。
嬉しいひとときでした。

トウモロコシ

私が実家に着くのを待っていたように、伯父から電話がありました。
「トウモロコシを取りに来い」と。
トウモロコシ
先週は帰省しなかったので、諦めていたのですが。
喜んで、もらいに行きました。
写真は、そのほんの一部で、売るほど?譲ってくれました。
それから、伯母と従弟が、我が家の猫の額ほどの畑で収穫したタマネギとじゃがいもを、実家の納屋にストックしてくれてあり、これもいただいて来ました。
あ、それから、畑にはインゲン豆が作付けされているので、これも収穫して来ました。
帰ってから、トウモロコシに舌鼓を打つのが楽しみです。

空き家

母が療養生活をしているので、実家はただいま世に言う「空き家」状態です。
空き家
それでも、ご近所や親類が、家の周りの掃除などをしてくれて、町の駐在さんも頻繁に巡回してくれて、実に有り難いものです。
空き家
先日、遠縁の人が、庭の松などの植木の手入れをしてくれました。
今までも毎年やってくれていたのですが、今年も忘れずに。
鋏の入った松は、本当に気持ちよさそうです。
「植木屋さん、菜をおあがりか?」

セルフスタンド

2週間ぶりの帰省です。
必ずガソリンを満タンにして出かけます。
必ず、セルフではないスタンドに行きます。
セルフスタンド
ところが、毎回行っているスタンドが、先月から営業時間が短縮され、開店時刻が7時になりました。
ですから、これより早い時間帯に出かける時は、とても不便になりました。
今日もそれ。
仕方がないので、セルフスタンドに立ち寄りました。
セルフを敬遠するのは、面倒臭いのと、スタンドによって機械操作方法が違うので。
そうも言っていられず、愛車に朝食を。
やれば、さほど難しい訳ではないのですが。
「愛車よ今日も頼んだよ」。

2015年6月19日 (金)

東京落語会

今週も終わります。
今日は、いくらか早めに会場に行くことが出来て、小圓朝さんから聴くことが出来ました。
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トリが小三治師匠ですから、客席もいつもより混んでいる感じです。
ひな太郎師匠、受けていました。
小言幸兵衛がやってみたくなりました。
圓輔師匠を聴くのは久しぶりですが、間や発声法は、年輪を感じました。
花緑さんが、お祖父さんの先代小さん師匠の話題を出さなかったのは、初めてでした。
いつまでもおじいちゃんではありませんから、それで良いと思います。
小三治師匠が人間国宝になってから、これまた初めて生で聴かせていただきました。
ちょっと言葉が出づらくなっている感じがしましたが。

南部あじさいまつり

我が郷里の「町の花」は、実は「紫陽花」なんです。
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ボランティアの方々が育てている90種約3万株のアジサイが咲き誇る「うつぶな公園」は、山梨県の花の名所に指定されています。
この公園内で毎年6月に恒例の「南部あじさいまつり」が開催されます。
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今年も祭りの期間中は、色とりどりに咲いたアジサイが訪れる人たちの心をなごませてくれることでしょう。
4月の「たけのこまつり」と8月の「南部の火祭り」と、山の中の寒村のささやかなお祭りです。
・・・と言いつつ、私もまだ行ったことがありません。

不食

不食(ふしょく)・・・、腐食ではありません。
ほぼ同年輩の俳優さんが、30日間水以外を摂取しない、「不食」というのをやったそうです。
「食べなくても生きられることを、自分の体で科学的に調べてみたかった」ことから始めたそうです。
不食期間中は「一度も空腹感がない」「心地良い満腹感に満たされている」と明かしたそうですが、信じられませんね。
不食中は「決して同じマネはしないでください」と呼び掛け、賛否あることも把握している。
これまで演じる役に合わせて「プチ不食みたいなことはしていた」。
今後は「30日間は当分やらないけど、3日から1週間ぐらいはやるかも。時と場合に応じて」と話した。

とても、体のために良いとは思えません。
ところで、「不食」、「絶食」、「断食」の違いとは・・・・。
いずれも「食物を体内に入れない」という点で共通しています。
食欲と闘わずして食べない行為が「不食」。
「絶食」は主に医療行為やダイエットなど、なんらかの目的がある。
「断食」は主に宗教的な行為に対して呼ぶことが一般的。

桂歌丸師匠休養

桂歌丸師匠が、体調不良で、暫くの間休養されるそうです。
落語芸術協会が発表したそうです。
これに伴い、休養期間の高座、テレビ収録および、明日行われる「笑点」の収録も休むことに。
歌丸師匠、「背部褥瘡(はいぶじょくそう)」の手術のため入院治療を行い、無事完治。
一旦退院したそうですが、その後体調不良となり、検査・療養のため入院となったということです。
姿を拝見していて、痩せていることもあって、本当に痛々しい。
ところで、「背部褥瘡」ってどんな病気?
褥瘡というのは、寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなったり、滞ってしまうことで、皮膚の一部が赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことを指す。
一般的に「床ずれ」ともいわれるものだそうです。
えっ?
歌丸師匠、「床ずれ」するほど寝ているんですか?

何かこう…

この人・・・、本当にお坊っちゃんで、詰めの甘い人なんだなぁと、つくづく思いますね。
自民党憲法改正推進本部の元本部長は、某テレ番組で、衆院憲法審査会について「しばらく休む予定だ」と述べ、当面開かない考えを明らかにしたそうです。
この人は、審査会の与党筆頭幹事で、現政権が今国会成立を目指す安全保障関連法案の審議への影響を避ける意図があるのは明らかです。
審査会の参考人質疑で、自らが推薦した憲法学者が集団的自衛権の行使容認を「憲法違反」と表明したんですから、人選したこの人に批判が党内で強まるのは当然でしょう。
面白いのは、参考人の見解について「あまり調べていなかった。正直(人選の)ミスだった」と語ったそうですから、とにかく大笑い。
でも、あのミスがあったからこそ、表れてきた真実もあります。
「裸の王様」という童話で「王様は何も着ていない」と言った少年を思い浮かべました。
と言うことは、政治家としてはともかく、いい人なんですね。
この人、政治家の御曹司ながら、以前には女性問題のミス?で、政治生命に大きな傷を負って、やっと復活しかけたかなと思っていたら、今度はこれです。
それも含めて、憎めない人ですね。
いよっ!若旦那ッ!(もう若くありませんが・・・・)

2015年6月18日 (木)

行きはよいよい帰りは…?

フェイスブック(FB)など、無料で登録できるインターネットサービスは、簡単に始められるのに、やめるのが難しい気がします。
入会や各種設定のやり方などは、懇切丁寧というか、しつこいぐらいですが、退会や脱退、削除の説明は、見当たりません。
過去の記録をきれいに消そうとしても、なかなかできず、放置されたアカウントが悪用される恐れもあります。
入口と同様に、出口も分かりやすくすべきだと思います。
とにかく、「友だちになれ」とうるさい!
友だちには慣れませんよ。
実の娘と友だちになるの?
長男の嫁と友だちになったらややっこしいでしょう! 
・・・・こんなに面倒くさいようです。
   行きはよいよい帰りは…?
それはともかく、個人情報ジャジャ漏れですね。
気を付けないと…。

白いスズメ

全身白色なのにスズメ!?
る一般の方が、船橋市内の田んぼで全身白色の鳥の撮影に成功したそうです。
   白いスズメ
「バードウオッチングを趣味にしているが、白色スズメを見たのは初めて」と新聞社に情報を寄せられたので、我孫子市鳥の博物館に確認したところ、「珍しい白色スズメで、突然変異の白変個体とみられる」と分析されたという。
羽が生え替わっても白色のままだそうです。
それにしても、私はこのスズメの"鳴き声"に非常に興味が湧きますね。
「チュン」とは鳴かずに「ハク」と鳴くのではと思いますね。
"チュンチュン"ではなくて、"ハクハク"…?
風邪を引いたら、くしゃみは"ハクチュン"。

えっ?マーガリンて…

えっ
マーガリンて、バターなどの動物性脂肪に比べて、身体に良いのではなかったのですか?
マーガリンなどに含まれている「トランス脂肪酸」。
アメリカのFDA=食品医薬品局は、 動脈疾患との関連が指摘されていることなどから、トランス脂肪酸を多く含む油脂について、 食品への使用を3年以内に全廃するよう通達したそうです。
日本人の摂取量は少なく、通常の食生活では 健康への影響は少ないそうですが。
えっ?マーガリンて…
食品の安全とか、健康に影響のある食材とか、色々言われますが、はやし立てられたり、否定されたり、良く分かりません。
あれだけコレステロールの敵だと言われていた「卵」が、最近では、コレステロールとの因果関係は否定されていたりとか。
何とか療法というのも、盲信してはいけないのかもしれません。
適当なバランスでと言うことでしょう。

18歳参政権

選挙権年齢を「20歳以上」から「18歳以上」に引き下げる公職選挙法改正案が、参院本会議で全会一致で可決、成立しました。
1945年に「25歳以上」から「20歳以上」に引き下げられて以来、70年ぶりの改定。
若者の政治参加の拡大につながりますか……?
昔に比べて、全ての層で、同年齢でも若返りというか幼児化が進んでいるのを考えると、いささかの不安もあります。
ただし、昔と違って、あらゆる情報を容易に入手出来る時代ですから、しっかりしたスタンスで判断出来るはずだと思います。

2015年6月17日 (水)

旅の始め?終わり?

東京駅新幹線ホームの北端。
今日は16号車に座席が指定されていますので、「のぞみ」の最後尾ということになります。
この先は行き止まりで、線路はありません。
旅の始め?終わり?
心なしか、喧噪から離れて静かな感じがします。
行く時は起点、帰って来る時は終点、旅の終わりです。
旅の始め?終わり?
私の指定席に、若い外国人のお兄さんが座ろうとしていました。
「ここは私の席だよ」と座席の表示プレートを指さすと、「おぅ、間違えました。ごめんなさぁい」と、一つ前の席に移動しました。
仕方ありません。
私だって何度か間違えたことがありますから。
京都見物でもするのでしょうか、大勢の外国人観光客も乗ってきました。

イラネッチケー

NHKの受信料に関して、面白い記事を見つけました。
まず、堅い話をすれば、放送法において、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者」は、NHKに受信料を支払わなければならないと定められています。
ですから、普段NHKを視聴しなくても、「テレビがある世帯は受信料支払い義務がある」と言われてしまいます。
そこで登場したのが、NHKだけを受信しない装置です。
直径21ミリ、長さ75ミリの筒状の装置で、「iranehk(イラネッチケー)」。
テレビ背面にあるアンテナ入力端子などに取り付けるとNHK総合とNHK教育の周波数をカットする「地上波用」が、ネット通販で7965円で購入できるそうです(「BS用」は7587円)。
イラネッチケーを使えばNHKの放送が見られる〈受信設備〉ではなくなるから、受信料を払う必要はないという理屈。
こういうのも有りなんですね。
この商品、東北の人は不要だと言うかもしれません。
「いらねっちゃ」…。

サッカー

サッカーのことは良く分かりませんが。
男子はダメですね。
女子も心配ですね。
とにかく点がとれないんだから、どうしようもありませんね。
実に悲惨です。
応援していない訳ではありませんよ。

紫陽花

鬱陶しい日が続きます。
紫陽花
駅へ向かう途中に咲いている紫陽花が綺麗です。
紫陽花

2015年6月16日 (火)

定期入れ( パスケース)

思うところがあって、使い勝手の向上と気分一新を兼ねて、定期入れを買い換えました。
定期入れ(<br />
 パスケース)
最近は、スイカや電子マネーをコンビニなどで使う機会が増え、また出張などの時に使う仕事用のスイカや交通機関の切符を入れたりもしたいので。
今まで使っていた定期入れも、なかなか気に入っていたのですが、手許から気持ちを切り換えようと思ったので。
ただし、どのカードにも電子チップ?が埋め込まれていますので、微弱な電磁波が干渉し合わないように気を付けないといけません。

それでも、何かすっかりした気分です。

ようこそ芸賓館

この番組は今まで思っていたのと違って、とても真面目な番組だと初めて知りました。
芸賓館
師匠がゲストなので、見逃すことが出来ません。
芸賓館
話題は、常々師匠から伺っていることですから、知っていることばかりですが、映像で視ると楽しいものです。
私にとっては、とても優しい師匠ですが、落語界の大看板・重鎮の師匠ですから、あの喬太郎さんも、緊張しながら対談をしている感じです。
師匠は、いつもの通りの話し口調です。
芸賓館
落語は、師匠の十八番の一つでもある「叩き蟹」です。
芸賓館
約1時間、たっぷり楽しませていただきました。

BS11の番組予告ツイート

番組紹介のツイートです。
本日の「芸賓館」は三遊亭圓窓のご出演頂きます。
圓窓師匠の落語界入りから500話までたっぷり伺います。
オイラが20年前以上に見に行った落語会のエピソードが日記に残っているなど筆まめな師匠が制作した講座本もご紹介します。
そしてこちらを2冊セットで3名様にプレゼント詳しくは番組で!!

・・・・ちょっと変ですよ。
「三遊亭圓窓のご出演頂きます」はないでしょう。
「三遊亭圓窓師匠にご出演頂きます」だと思います。
それから、「講座本」ではなくて「高座本」です。
・・・しかし、こんな揚げ足を取る奴って、嫌われますね。
揚げ足を取る。
(技を掛けようとした相手の足を取って倒すところから)人の言い間違いや言葉尻をとらえて非難したり、からかったりする。

「間もなく」と「暫く」②

間もなく○○しますので、暫くお待ちを」とは、よく言われているかもしれません。
「間もなく」と「暫く」の時間の長さは違うので、おかしな表現だと思いましたが。
あれから色々考えましたが、私なりにこんな結論に達しました。
例えば、昨夜のように電車が停まったような場合、運行を再開するという、主語はJR側。
一方で再開を待つ主語は乗客側。
JRにしてみれば、長く停めていたが、やっと再開の目処が立ったので、残った再開までの時間は「間もなく」なんだ。
それを乗客に伝えるのに、もうあと少しなんだけれども、既に乗客には相当な時間待たせてしまっているから、恐縮も込めて「今(もう)暫く[あと少し]待って」ということで、この暫くは、再開までの時間だけではなくて、待たせた時間全体にかかるんだ。
そう考えたら、冒頭の言葉は、おかしくない・・・・。
分かったような、分からないような。
でも一つだけはっきりしているのは、そんなことはどうでもよいことだっていうこと。

思いがけない・・・・

色々思うところがあって、もう10年以上も会っていない人に、電話をしてみました。
昔、同じ会社で接点のあった先輩で、姉御肌の人で、久し振りに愚痴でも聞いてもらおうと言うことで。
すると、彼女は、ちょうど10何年ぶりかで当時の職場の女子会に参加しているところで、その中にかつての私の部下も参加していて、その人とも話すことが出来ました。
彼女の結婚披露宴に出席して以来、会っていなかったので、これまた懐かしくて。
10年ぶりの偶然が重なったと言うことは、10×10=100年ぶりの奇跡(偶然)ということでしょうか?
でも、まだそんなには経っていませんが。
「幸せでいる?」って尋ねたら、「それはともかく元気です」という、複雑な答えが返って来ました。

「間もなく」と「暫く」

帰りの電車が遅れています。
車内放送で、「間もなく運転再開します。暫くお待ちください」と、繰り返し叫んでいました。
えっ どういうこと
「間もなく」は、さして時間がたたないさま。じきに。
「暫く」は、長くはないが,すぐともいえないほどの時間が経過するさま。少しの間。
言っていることが矛盾していませんか?
「すぐ運転再開するから、すぐとは言えない間お待ちください」って、どっちが正しいのでしょうか?

外国人が見た落語

マイナビニュースで、「日本の演芸「落語」、面白いと思いますか?-日本在住の外国人に聞いてみた!」という記事。
http://news.mynavi.jp/news/2015/06/15/190/
日本の伝統芸能の中でも特に言葉が重要になる「落語」についてのアンケートです。
日本で活躍する外国人落語家も存在するのですが、受け手として一般的な落語の印象はどんな感じでしょう。
日本在住の外国人20名に「日本の演芸「落語」を面白い、興味深いと思いますか?」と質問してみました。
■面白いと思います。
  同じ国の人で落語をやっている人もいます。
  (トルコ/30代前半/女性)
■面白いし、笑えるし、素晴らしい伝統芸だと思います。
  (ドイツ/40代前半/女性)
■面白いです。(中国/20代後半/女性)
■面白いです。(マレーシア/30代前半/男性)
■面白いと思います。(ペルー/30代前半/男性)
■面白い、興味深いものです。(ベトナム/30代前半/女性)
■はい、両方そう思います。(ロシア/20代前半/女性)
■はい、思います。(台湾/40代前半/男性)
■はい。(韓国/40代後半/男性)
■はい。(オーストラリア/40代前半/男性)
■とても好きです。(スペイン/30代後半/男性)

日本語を駆使した芸のためか、今回のアンケートは賛否が半分にわかれました。
元禄時代の上方(大阪)や江戸に始まり、江戸時代に大衆芸能として現在の形になった落語。
衣装や道具を用いる歌舞伎などとは異なり、落語家がひとりで語りと役を演じわけ、扇子や手拭ですべての小道具を表現し、身ぶり手ぶりのみで物語を進めるため、高度な技術が必要とされています。
ちなみに、「落語」という呼び名は明治以降のものだそう。
昭和に入ってからも三遊亭圓丈や3代目桂米朝、立川談志、6代目桂文枝、春風亭小朝など各世代の落語家が活躍し、古典、新作問わずさまざまな作品が演目として行われています。
また、トルコの方の回答にもある外国人落語家は、明治・大正時代から存在。
「青い目の落語家」として活躍した初代快楽亭ブラックを始め、現在はカナダ人の桂三輝(サンシャイン)やイギリス人のダイアン吉日などが活躍しています。
■日本語をすごく理解していないと面白くないと思います。
  (ブラジル/20代後半/男性)
■面白そうですが、母国での笑い所と日本の笑い所が違う
  野で、
自分にはあまり……。(タイ/30代後半/女性)
■面白い時もありますが、私は興味深いと思いません。
  (フィリピン/40代前半/女性)
■落語は難しくてあまり聞き取れないが、とても頭を使うもの
  だと思う。(イギリス/20代前半/女性)
■僕には面白くない。(アルゼンチン/30代前半/男性)
■落語には興味がありません。(アメリカ/20代後半/男性)
■あまり興味がないからよくわからない。
  (イスラエル/30代後半/女性)
■落語はあまり好きではないし詳しくありません。
  (スウェーデン/40代後半/女性)
■まあまあ。(チュニジア/40代後半/男性)
本当に上手な落語家の演目はすべての役柄が目に浮かぶようだと言われますが、それでも聞き取りが必要な話芸だけに、ハードルが高いと感じる方も多いようです。
古い時代が舞台の作品が多く、日本の伝統文化や国民性に基づいた笑いなので、余計に難しく感じるのでしょうね。
ブラジルやタイの方の「日本語を理解していないと」、「笑い所が違うので」という意見も、アメリカンジョークが日本人にはいまひとつ理解できないことを考えれば仕方がないのかも。見る側にも演じる側の意図をくみ取る力が必要だけに「頭を使う」という意見もうなずけます。
目や耳だけでも楽しめるアートや音楽の世界と異なり、笑いには言葉と国民性、文化背景の理解が重要です。
コメンテーターとしても活躍するアメリカ人のパックンや漢字ネタの厚切りジェイソンなど、外国人のお笑い芸人も増えていますが(よしもとのチャド・マレーンのチャド、サンミュージックのタイムボムのニック、松竹のエリザベータなども)、言葉や歴史知識も必要な落語は難しく感じるのかもしれません。
でも、私たち日本人が海外のコメディ映画を理解できるようになることと同じかも、と考えると、なんだかわかる気がします。

・・・そんなところでしょう。
しかし、同じ質問を日本人にしてみたら、恐らく似たような形か、むしろネガティブなイメージの方が多くなる気がします。

2015年6月15日 (月)

林家正蔵さん

鈴本演芸場のツイート。
本日夜の部に出演を予定しておりました林家正蔵は、本人急病のため、明日16日まで休演致します。
17日以降の出演も病状によって変更になる場合がございます。
なお、本日は柳家はん治が代演を務めますのでご了承ください。

・・・「急病」?
どうしたんでしょう。

走れ家駄馬師匠から

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867s仙台の走れ家駄馬師匠から、昨日の現役の皆さんの「顔見世発表会」の様子が、OB会のMLにコメントされました。
あいにくの曇天でしたが来場者は40名ほど。
9名の新人が高座にあがりました。
昨年よりは早い時期でしたが、発声ができていると桂友楽さんが感心しておられました。
若手のOBも5名来場。
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大盛会、おめでとうございます。
友楽師匠が感心されたそうですから、本式でしょう。

置き引き?

国土交通省の幹部が電車内で業務用のタブ レット端末や重要書類が入ったカバンを置き引きされたそうです。
会合で飲酒していた国土交通省の航空局長は、午後11時頃、都営大江戸線六本木駅から青山1丁目駅経由で、東急田園都市線を利用して帰宅の途についた。
だが、13日午前0時すぎに利用駅を寝過ごして、終点の同線中央林間駅に到着した際、網棚の上に乗せていたカバンを盗まれていたことに気付いた。
カバンの中には、国会答弁資料やメールが保存された業務用のタブレット端末と、有事の際 の緊急連絡網の資料が入っていたということです。
航空局長は、航空機の保安対策や空港施設、管制システムなど航空行政全般を統括する重要ポスト。

とにかくみっともない話。
「置き引き」ではなくて、「置き忘れ・紛失」のような気がします。
言い訳のために、ことさら被害者を装っている気がします。
そもそも、今時、仕事の資料などを外に持ち出す、ましてや自宅に持ち帰るなど、もってのほか。
しかも、どんな事情や理由があるにせよ、飲酒する場所に持って行くなどに至っては、危機管理意識ゼロの管理危機です。
民間では、当たり前の危機管理です。
国土交通省は今回の件について、「業務用タブレットにはパスワードがかかっていて、機密性の高い資料は保存していないし、緊急連絡先は事務方に限られている」とコメントしているようですが、中身の問題ではないと思います。
年金機構といい、大丈夫でしょうか?
この人、もうこの組織にいてはいけませんね。
「退場」です。
「文七元結」や「柳田角之進」も、大事なお金を置き忘れて・・・。
でも、落語国の住人は皆善人ばかりですから、事なきを得ますが、現実はそういう訳にはいきませんよ。

師匠のテレビ出演

柳家喬太郎さん司会の「ようこそ芸賓館」という、BS11の番組に、師匠がご出演されます。
6月16日(火)午後7時から、BS11で。
師匠のテレビ出演
番組紹介です。
三遊亭圓窓師匠をお迎えします。
圓窓師匠が1973年から2001年まで続けられていたのが「圓窓五百噺を聴く会」。
よく 演じられる演目300ほどに、新作などを加えた500の噺をやろうと決めた。
五百覚えるのではなく、五百勉強しようという 会。
勉強する会なので、やったことない話ばかり。
隔月で3席ずつ。
1年で18。
10年で180。
1973年から28年かけ2001年3月にゴール。
500席めが「五百羅漢」。
五百噺の会が終わったあとに演じた噺を収録した高座本を作ることに。
なんと合計300冊!
さらに圓生師匠とのエピソードなどたっぷり伺います。
落語は圓窓師匠の「叩き蟹」です。
師匠のテレビ出演
これが、その五百噺の有終の美「五百羅漢」の高座本です。
今、稽古を始めたところです。
第499番目の「救いの腕」と第500番目の「五百羅漢」は、私の持ちネタとして大切にして行きます。

暦の語源

6月もあっと言う間に15日。
今年も半分過ぎてしまいます。
カレンダーを見て、溜息が出てしまいます。
ところで、「暦」とも言いますが、どういう訳かと、突然不思議に思いました。
古来、月を読むので、ツキヨミ(ツクヨミ、月読)と言ったそうです。
そこから、暦はカヨミ(日を読む)ことが転じたという説が有力だそうです。
なあんだ、地口の洒落じゃありませんか。
日本語って、和歌に代表されるがごとく、みんな(駄)洒落(掛詞)なんですね。

2015年6月14日 (日)

田舎からの電話

カナダからの手紙ではありません。(古ッ!)
午前中、ちょっと仕事の整理に会社に行こうと電車に乗っている時に、母の実家から電話がありました。
この時間帯の、田舎からの電話は、あまり良い予感がせず、何となくイヤだなと思いつつも、勇気を奮って、電車を降りてから返電しましたが、なかなか先方が出ません。
心配になって、会社に着いてから、再度返電してみました。
すると今度は、伯父(母の兄)が電話に出て、電話をくれたのは、私が、今日は実家に帰っていると思って、初物のトウモロコシを渡したいと言うことだったそうで、ホッとしました。
田舎からの電話
一昨年までは、甥・姪の所にまで送ってくれたのですが、高齢になったので、作付けを減らしたので、食べられなくなっていました。
それでも、私が実家にいるならと、ちょうど一番が実ったからと。
有り難いことです。
伯父にはお礼を言いました。
残念ですが、今年はあの美味しいトウモロコシは食べることが出来ませんでした。
空き家になった実家を、時々、従弟が様子を見に行ってくれているようです。
何も出来ない長男で情けなく、申し訳なく思っています。
伯父は、最近はあまり食欲がなく、血圧が低いそうですが、それでも元気な声で安心しました。
伯父は86歳になるはずです。
父と同い年でしたから。
この2〜3年、田舎からの電話に過敏になっていたので、とても気になりましたが、杞憂で良かったです。
最近、田舎から夢を抱いて都会に出て来ましたが、一体何だったのかと思うことが多くなりました。

休日の

手が遅いので、仕事が溜まっていて。
休日の虎ノ門は、人通りもほとんどありません。
地下鉄虎ノ門駅を上がって南に向かうと、ビル群の向こうに虎ノ門ヒルズが図抜けて見え、さらに向こうに東京タワーのアンテナの部分が見えます。
休日の
水曜日から大阪に出張するので、その準備をしておかないと。
誰もいないオフィスでの仕事は、とてもはかどります。
スマホでYouTubeの落語を聴きながら。
圓窓師匠の「明烏」「くしゃみ講釈」「不孝者」、圓生師匠の「牡丹灯籠・お露と新三郎」「永代橋」「帯久」「寝床」等々。

広瀬川花石さん

「三舎梵泰(さんしゃ ぼんたい)」さんが改名したそうです。
「広瀬川花石(ひろせがわ かせき)」という。
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広瀬川は誰でも知っている仙台市内を流れる川。
ご本人は、地学クラブと兼部しているそうですから、化石だとか花崗岩だとか、関わりがあるのでしょう。
プロに「隅田川馬石(すみだがわ ばせき)」さんがいます。
とても良い名前だと思います。
めくりの字面も綺麗でいいですね。
これは、三舎梵泰(三者凡退)ではなく、逆転サヨナラホームランだと思います。
それにしても、今年も判読不明な高座名の新人が大勢いることでしょう。

顔見世落語発表会

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867s今頃、新入部員顔見世落語発表会が開演したことでしょう。
部員が増えて、二部に分けて開催するそうです。
片平キャンパスのさくらホールの看板も目立ちます。
・・・ただ、以前から気になっているのですが、やはり皺が・・
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落研のツイッターから、昨日の前日の稽古会の様子など分かりますが、みんな真面目に取組んでいるのが頼もしく思います。Chxs8ofusaabgil
出演者だけでも、こんなに佃煮にするほど・・・。Chwu9hduaaaoxul
盛況を祈ります。

落語DEデート

この番組もマンネリですね。
  ◇水屋の富   五代目古今亭志ん生
この噺、痛々しいと言うか、どうもすっきりしないのは、誰か悪者が利を得ていると思ってしまうから。
この後、金を盗んだ悪者が捕まって…、顔見知りかと思ったら、見ずや(水屋)知らずの男だった
……、なんて。

深川三流亭の映像

先日、三流亭越児さん(喰亭寝蔵師匠)が、「深川三流亭」のBDを編集して送ってくださいました。
今回は、高座返しをやってくれた、南房総のまなちゃんと、それぞれ演者の写真がプリントされています。
深川三流亭の映像
ディスクの自分の写真を見て驚きました。
いやぁぁ、随分窶れてしまいましたねぇ。
顔も小さくなりましたが、腹周りはすっかりしました。
昔の写真と比べて見ると…。
 深川三流亭の映像 Puffer_9_2
ただ歳を取って萎んだただけですか…。
ビジュアル的には、デブの頃の方が良かったかなぁ?
些末な話ですが。

2015年6月13日 (土)

高齢者は若い

65歳以上の高齢者が、人工の4分の1を超えたそうです。
長寿になって来て、よく実年齢の8掛けぐらい、要するに、70歳は昔の56歳ぐらいだと言います。
高齢者は若い
某団体が、65歳以上の高齢者の身体、知的機能や健康状態についての分析結果が発表されました。
最新の科学データを総合すると、「現在の 高齢者は10〜20年前に比べて、5〜10歳は若返っていると想定される」と評価。
高齢者の健康状態は個人差が大きいが、「高齢者が就労やボランティア活動などに参加できる社会を創ることが今後の超高齢社会を活力あるものにするために大切だ」と。
知的機能については、国立長寿医療研究センターが某市の40歳以上の住民約2300人に実施してきた知能検査のデータ を分析。
認知症がなく、健康状態の良い高齢者の集団では、ほとんどの検査項目で60〜70 歳代の成績が向上し、2010年の70歳代は、10年前の10歳程度若い人たちと同等の成績だった。
病気にかかる割合については、全国の65〜79歳の高齢者が1996〜2011年に医療機関で治療を受けた割合を分析。
75〜79歳の女性では脳卒中で治療を受けた割合が3分の1近くになるなど、脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症で大きく減っていた。
この他にもアルツハイマー病を除く、ほぼ全ての病気で低下傾向にあり、 これに伴い、要介護認定率もほぼ全ての年代で低下した。定期的な運動など生活習慣が改善したのが原因ではないかと指摘。
6 5〜79歳の高齢者の健康状態は5〜10歳程度改善している可能性があるとした
身体機能では、1992年と2002年に某県で実施された高齢者の調査のデータを比較、歩く速さや握力、片足立ちの時間などが各年代で向上していた。
この地域では、その後の調査でも身体機能が改善しているデータ も出ているという。
今後、これらのデータを基に、現在65歳以上とされている高齢者の定義を変更する必要があるかどうかも検討する

本卦帰りとか、古稀なんて言う言葉も、後ろにずらさないといけなくなるかもしれません。
二本卦とか、二古稀とか。

師匠のブログから

師匠のブログを拝見していたら、他の連の稽古で、メンバーへの講評がコメントされていました。
下げっ子連・大塚亭の稽古日。
上山下(とうげ)[三方一両得]
このところ、 初期の頃のさまざまな癖が 取れて聞きやすくなった。
落語演技の皆無だった男だったが、こつこつと演読稽古をしてきた結果であろう。
落語演技者の手本の一人としたい。
なまじっか過去に演技して来た者の中には、演読を軽視する者もいる。
こびり付いた悪癖を取るのは相当な努力が必要であるのに、残念。
お吟(おぎん)[垂乳根]
他で習ったというが、嫁に来た女が老女のような、役者気取りのような摩訶不思議な人物設定。
「この垂乳根は捨てなさい。いい噺家のいい噺を稽古しなさい」と指導。
…このお二人は存じあげませんが、師匠のコメントが大変参考になります。
昔やったことがある、正しく習っていない人の悪い癖。
上の上山下(とうげ)さんへのコメントの後半部分は、ご本人へではなく、逆に努力をしない人もいるよという戒めです。
落研出身者など半可通の誤った稽古による悪い癖と勘違いや思い上がり。
私も、色々師匠からご指導いただきました。
ただし、自分では意識せず、自然にやっていた稽古法を、師匠から褒めていただいて「演読」と名付けていただきました。
確かに、自分で言うのもなんですが、演読を始めて、意識した稽古を続けて、かなりレベルアップしたと思います。
活字で覚えず、場面や人物の設定をしっかりして、感情を移入していくこと。
三次元の場面設定と感情移入が出来るようになりました。
ところで、この連には、千早亭ワッフルさんこと程酔さんが参加していて、今は「甲府ぃ」の稽古をやっているようです。

妖怪と出会う夏 in CHIBA

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河童、天狗、鬼、大蛇など、
        みんなが知っている妖怪やもののけが大集合!
暑い夏にヒヤッとしたいあなた、
        怖いもの見たさの君、さあ、集まりや~。

http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=950
・・・という企画が、千葉県立中央博物館で開催されるそうです。
その中に、【もののけ噺】と題されたイベントがあります。
●もののけ噺
地獄絵の絵解きや妖怪噺など、大人が聞いて楽しい演芸会
 
 8/22(土)・9/6(日)・9/13(日) 各日13:00~14:30
 
この9月13日のコマに、演芸会が予定されていて、有難亭梅八さんと真仮名さんと私が出演することになっています。
「もののけ噺」・・・・。
梅八さんは「ろくろっ首」、真仮名さんは「応挙の幽霊」を演る予定。
私は「猫怪談(通夜の猫)」をと考えていましたが、「牡丹燈籠」もいいかなと思い始めました。
先日読み稽古した「牡丹燈籠・お露と新三郎(下駄の音)」です。
妖怪・もののけ・・・、これでいいのかな?
ところで、「妖怪」とか「もののけ」というのは、何となくイメージはしてはいますが・・・。

【妖怪】
日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。
【物の怪(もののけ)】
日本の古典や民間信仰において、人間に憑いて苦しめたり、病気にさせたり、死に至らせたりするといわれる怨霊、死霊、生霊など霊のこと。
妖怪、変化(へんげ)などを指すこともある。
【幽霊】
死んだ者が成仏できず姿をあらわしたもの。
死者の霊が現れたもの。
【お化け】

本来あるべき姿や生るべき姿から、大きく外れて違って変化してしまう、その変化した姿を「お化け」や「変化(へんげ)」という。
化け物】
動植物や無生物が人の姿をとって現れるもの。
キツネ・タヌキなどの化けたものや、柳の精・桜の精・雪女郎など。
また、一つ目小僧・大入道・ろくろ首などあやしい姿をしたもの。

・・・ということは、幽霊ももののけの一部か。
それならいいか。

「深川三流亭」次回の日程

梅雨の真っ最中。
「深川三流亭」次回の日程
先月「深川三流亭」が終わったと思えば、もう次の日程を決めなくてはいけません。
前回は、会場の都合等で、本来4月にやりたかったのが、1ヶ月ずれ込んだという事情もありましたので。
次回は、10月にやれたらいいなと・・・・。
というのも、個人的な都合で言えば、9月は、「学士会落語会」「千早亭落語会」ともうひとつ「妖怪と出会う夏」のイベントの予定があります。
11月は、「お江戸あおば亭」「行徳落語会(仮称)」がありますので。
まど音さんに、調整をお願いしました。
10月下旬の土曜日あたり。

2015年6月12日 (金)

1978年6月12日

1978年6月12日(月)午後5時14分。
マグニチュード7.4の「宮城県沖地震」は、28人もの尊い命を奪い、生活インフラに大きな被害をもたらしました。
1978年6月12日
37年前の今時分(夕方)のことでした。
当時の私は大学4年生。
前日、東京で行われた「第1回全日本学生落語名人位決定戦」に出場して、審査委員長の小島貞二先生から、「特別賞」の評価をいただき、月曜日の定例の部会に出席のため、片平キャンパスの稽古場に入った瞬間でした。
あれ?と思っていると、揺れは治まるどころか、さらに酷くなって、和室の襖が倒れて来て、停電になりました・・・。
あの地震は、私の生き方にも影響を与えました。
地震後、地元のテレビ局のアルバイトで、被災地の取材に、記者やカメラマンに帯同して奔走しました。
1978年6月12日
仙台の市街地で崩壊した建物、人が下敷きになった倒れたブロック塀、原油が漏れだした仙台港の原油タンク…。
そうそう、余震が起きたら崩落するかもしれないという斜面が見える場所で、徹夜した日もありました。
市内には、地震の爪痕が至る所にありました。
ある日、八木山の向こう側に広がる新興住宅地に行きました。
宅地造成で、山を削った土で谷を埋めて整地した土地の上に、住宅が建てられています。
地震の影響で、削った土地の上の家は無傷でしたが、埋め立てた土地に建てられた家は、傾いたり歪んだり…。
ほんの1メートルの違いで、無事な家と倒壊の危険があって立ち入り禁止になった家が並んでいます。
記者とカメラマンが、傾いた家の前で途方にくれている、この家の住人と思しき女性にマイクとカメラを向けて、こんな質問をしました。
「今のお気持ちを聞かせてください」。
その人は、怒気を含んだ眼で、我々を睨み返しましたが、無言のままでした。
すると、すかさず「これからどうしますか?」。
その人は、そっぽを向いたままでしたが、その肩が微かに震えていました。
マスコミへの就職を志望していた私は、この取材に物凄い違和感を感じました。
女川原発建設計画を巡って開かれた、女川町漁業共同組合の総会の取材に行って、石つぶてを持った地元の老婆に「帰れ!」と追いかけられたこともありました。
報道の名の下に、人の気持ちを踏みにじることに、大いなる疑問を感じるようになりました。
あの日から、あれから37年です。
その後に起こった東日本大震災の余震は、未だに続いています。

木りんtheナイト

6ymu38kf_bigger林家あずみさんのツイート。
明日お時間ありましたら是非お越しくださいませ*\(^o^)/*
寄席イベント「木りんtheナイト」の案内です。
勿論、ご本人も出演します。
蔵前のリノベーションカフェ「蔵前4273ガレージカフェ」で、寄席イベント「木りんtheナイト」が開かれる。  
周辺住民らとコミュニケーションを図り、古くから浅草の文化として残る落語や曲芸、漫談などを身近に伝える試みとして企画した。
主催は林家木久扇さんの弟子で、落語家の林家木りんさん。

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木りんさんの冠イベントとして、今回は大神楽曲芸師の柳貴家雪之介さんと、三味線漫談の林家あずみさんを迎え、「イケメン2人と美女1人」というサブタイトルの通り、「美男子」と「美女」がそれぞれの演目を披露する。
「近所と積極的なコミュニケーション」をテーマに、下町からの情報発信や地域との関わりにも重点を置く同店。
「街の人々を巻き込み、巻き込まれる、良好な近所付き合い」に取り組んでおり、同イベントのステージや客席などの会場づくりには、近所でセレモニーを取り扱う鵜原商店が協力する。  
元大関「清國」を父に持つ浅草育ちの木りんさんは、同店がある町会との縁で、「若手の落語家がもっと話せる場を」との思いがあったという。
大関清國。
立会いがとても綺麗なお相撲さんでした。

迷子しるべ石

「五百羅漢」には、迷子の女の子が登場します。
火事と喧嘩は江戸の花と言われただけに、火事で焼け出された迷子なんていうのも多かったようで、迷子探しの仕組みも出来ていたようです。
江戸時代の江戸は3~6年で1回は火災に類焼すると言われるくらい火事早い所でした。
そのため、多くの家族が生き別れになってしましましたが、今のように通信手段がなかったので、消息をつかめず泣く泣く別離の状態で過ごす事になりました。
ただ一つ例外的に「迷子知らせの標柱」がありました。
落語「ぼんぼん唄」で紹介しているこの標柱がそうです。
片面に迷子捜しの紙を貼り、反対側には預かった子供の親探しの紙を貼りました。
迷子しるべ石
また、江戸時代 も後半に入る頃、一石橋から日本橋にかけては盛り場で、迷子も多かったようです。
迷子が出た場合、町内が責任を持って保護することになっていたので、付近の有力者が世話人となり、 建立されたようです。
柱の正面には「満(ま)よい子の志るべ」、右側には「志らする方」、右側には「たづぬる方」と彫り、上部に窪みがあります。
利用方法は左側の窪みに迷子や尋ね人の特徴を書いた紙を貼り、それを見る通行人の中で知っている場合は、その人の特徴を書いた紙を窪みに貼って迷子や尋ね人を知らせたそうです。
いわば庶民の告知板という訳。
一石橋のほか、浅草寺境内や湯島天神境内にもあったそうですが、浅草寺のものは戦災で破壊されたそうです。
「ぼんぼん唄」っていう噺は、あまり知りません。
江戸時代、京橋八丁堀、玉子屋新道に”源兵衛”という背負い小間物屋があった。
女房”おみつ”さんと二人暮らしで、子供が欲しかった。
浅草の観音様に三七21日、日参して子供が授かるように願を掛けた。
満願の日何事もなかったので、帰り道、天王橋に差しかかると人だかりの中に迷子が居た。抱き上げると泣きやんで可愛いので連れて帰って来た。
女の子で観音様からの授かりものと、拾ってきたので”おひろ”と呼んで大事に育てた。

1年が経って、盆の14日。
近所の子供と遊んでいた。
盆唄 “♪ぼ~ん、盆の十六日、江戸一番の踊りは八丁堀” と子供達は唄ったが、四つになった、おひろだけは相生町と唄った。
みんなは自分の町内を褒めるのに、この子は相生町と言った。
元はそこに住んでいたのであろうと、あくる朝、相生町に調べに出かけた。
近所で聞くと、材木屋の越前屋で子供を無くして騒いでいた事があった、と言う。
主人に会うとそっくりな顔をしていたので、一年前の話を聞くと、
「天王橋でケンカに巻き込まれ家族中がバラバラにはぐれてしまった」
「その後、お子様を拾い大事にお育て申しておりました」。
越前屋でも色々な神様に願掛けて、お願いしていたのが叶ったと、踊り出してしまった。

古今亭志ん生師匠ぐらいしか演っていないようです。
でも、「五百羅漢」と一脈通じるところもあります。

五百羅漢

今稽古をしている「五百羅漢」のあらすじをご紹介します。
師匠の「圓窓五百噺ダイジェスト」より。
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八百屋の棒手振りの八五郎が迷子(六つくらいの女の子)を連れて商いから戻ってきた。
その子はかみさんが問い掛けても口を利かない。どうやら、先だっての大火事で焼け出されて親とはぐれしまい、驚きのあまりに言葉を失ってしまったのであろう。
とりあえず、まい(迷子のまい)という名前を付けて、親が見付かるまで手許に置くことにした。
翌日から、八五郎は商いをしながら、女房は外へ出て用足しをしながら、「こういう子を預かってます。親御さんを知りませんか」と尋ね回るが、一向に手がかりはない。
四日目。かみさんは八五郎に言う。
「このまいは、いやな子だよ。薬缶を持って口飲みするよ」
「親の躾が悪いのかな。親が見付からなかったら、うちの子にしてもいいと思ってい
たのに……。手がかりがねぇんだから、探しようがねぇ」
Yjimage_3「この子を旦那寺の五百羅漢寺へ連れってって、羅漢さんを見せたらどうだい? 五百人の羅漢さんのうちには自分の親に似た顔があるというよ。それを見つけて、なんか言おうとするんじぇないかい。それが手がかりになるかもしれないよ」
と、翌日、五百羅漢寺へ連れて行って羅漢堂の中の五百の羅漢さんを見せる。
すると、上の段の一人の羅漢をじーっと見つめて、指差しをした。
「この子の父親はこういう顔か。これも何かの手がかり」と合点して、境内を出たところで、住職とばったり。
迷子のことを話すと、住職が「今、庫裏の畳替えをしているんだが、その職人が『火事でいなくなった子供がまだ見付からない』と来る度に涙ぐむんだ」と言う。
と、子供が庫裏を前の畳の仕事場になっている所へ駆け寄ると、小さい薬缶を持って口飲みを始めた。
これを見た八五郎「畳屋の娘だ! 躾が悪かったわけじゃねぇ。親と一緒に仕事に行って、見てて覚えたのが、口飲みだったんだ」
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ちょうど庫裏から畳を運び出してきた職人が、子を見付けて「よしィ!」と絶叫。
はじかれたように立ち上がった子が、「ちゃーん!」と声を出して、吸い寄せられるように跳び付いていった。
職人は泣きながら、その子を両手で包むように抱きしめた。
この様子を見ていた八五郎、「やっと声が出た…。本物の親にゃ敵わねぇ…」
住職も涙を拭きながら、「畳屋に言って、お前さんに礼を言わせるから」
八五郎も涙して、「しばらく、二人切りにさしておきましょうや」
二人が手をつなぎながら、親が大きな薬缶を持って口飲みをして、プーと霧を吹き出すと、畳ほどの大きな虹が立った。
子供が小さな薬缶で口飲みして、ぷーッと小さく霧を吹くと、可愛い虹が立った。
この二つの虹と虹の端が重なった様は、親子がしっかりと手を握り合って、「もう離さないよ」と言っているようだ。
八五郎「こちらへ来てよかった。さすが五百羅漢のおかげだ」
住職「なあに、今は親子薬缶だよ」

先日、初めて読み稽古をやって、あまり人情噺ぶらずに、さりげなく作り上げてみようと思いました。

ハコスカ

「ハコスカ」とは、箱根スカイラインではありません。
往年の名車「日産スカイライン」の愛称です。
この車の精巧な模型を作る本が発売されています。
かなりリアルな模型のようで、完成まで週刊100回の配本になるようです。
と言うことは、約2年もかかると言うことです。
不器用で短気でずぼらな私には到底出来ませんが。ハコスカ
「週刊NISSAN スカイライン2000GT-R KPGC10」は、アシェット・コレクションズ・ ジャパンが展開しているパートワークマガジン。
全100号で完結し、完成すると全長54.1センチ、全幅20.8センチ、車高は17.3センチと1/8スケールのハコスカが姿を現すことになっています。
ハコスカとケンメリのスカイラインには、子ども心に憧れました。
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日本が高度成長の真っ只中だった頃・・・・。
私も若かった、日本も若かった。

2015年6月11日 (木)

トヨタカローラ

トヨタ自動車の「カローラ」(商用車を除く)の国内累計販売台数が、1000万台を超えたそうです。
単独車種で1000万台を上回ったのは国内では初めて。
初代カローラは1966年に発売された。
手頃な価格で手が届く大衆車として乗用車の普及を後押しし、2001年まで33年間連続で国内販売首位を続けた。
現在は11代目。
最近はトヨタのハイブリッド車「アクア」や「プリウス」が販売台数で上回っているが、14年の車種別販売台数では4位を保った。
全世界での累計販売台数は4月末時点で4200万台を超え、150以上の国・地域で販売されている。
・・・大したものです。
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が、個人的には、憎たらしいクルマです。
当時の我が家のマイカーは、カローラとガチンコに競合していた「日産サニー」でした。
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1100ccになったカローラに対して、サニーは「隣のクルマが小さく見える」のキャッチコピーで、1200ccモデルでした。

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あの頃の国内メーカーは、トヨタVS日産という構図で、カローラVSサニー、コロナVSブルーバード、クラウンVSセドリック・・・。
しかし、いずれも、トヨタには敵わず、その後日産は低迷して行きます・・・。
そう、巨人VS阪神、大鵬VS柏戸みたいに・・・。

ヘリポート

「鰍沢」の舞台になった山梨県富士川町。
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山間部の十谷地区という場所に緊急時の離着陸場となるヘリポートを整備したそうです。
これらの集落は、道路が1本しかなく、台風や大雪、あるいは地震などで道路が寸断されると、完全に孤立してしまいます。
現に、昨年の大雪では、実際に現実化してしまいました。
「ホテルJIKKOKU」ではありません。
ヘリポートです。

ホテル満室

こんな記事を見つけました。
政府は、2015年版の観光白書を発表した。
訪日外国人の宿泊者数が最近3年間で2.4倍に増え、人口減少による日本人宿泊客の伸び悩みを補っていることが明らかになった。
都市部ではホテルの稼働率が高まり、一部でホテル不足も顕在化。
せっかくの外国人需要を取り込むうえで制約になりかねず、ホテル各社は改築や改装など対応を急いでいる。
14年の訪日外国人は前年比29.4%増の1341万人。
円安や訪日ビザの条件緩和が後押しし、過去最高となった。
同年の国内の延べ宿泊者数は前年比1.4%増の4億7232万人。
日本人は1.1%減ったが、33.7%増えた外国人が全体を押し上げた。
外国人宿泊者数は11年の1840万人から14年は4482万人と2.4倍に急増した。

Hotel
そうなんです。
今年に入ってから、例えば仕事で大阪に出張した時に泊まる定宿にしているホテルも、非常に予約が難しくなって来ました。
3月~4月は、ずっと満室状態。
空いている場合があっても、従来の4割増ぐらいの料金。
今月も、中旬と下旬に1泊ずつ予約しようとしましたが、全て満室。
「じゃらん」や「一休」などの旅行サイトには若干あるものの、めちゃ高・・・・。
先日宿泊した時に、「外国人旅行者の影響ですか?」とフロントで尋ねたところ、担当者は否定しませんでした。
観光立国を宣言しているのですから、ある程度は致し方ありませんが。

2015年6月10日 (水)

やかん

先日の落語っ子連の稽古会。
千公さんの楽しそうな「やかん」。
やかん
やかん
やかん
やかん
やかん
以前からやりたかった噺だそうですから、稽古も実に前向き。
譜面台?を使った稽古は、まるで義太夫のよう?
よ、どうする、どうする。

ヤマボウシ

霞ヶ関駅で地下鉄を降りて、経済産業省の庁舎前の通りに、綺麗な白い花が咲いています。
ヤマボウシ
幹に「ヤマボウシ」と言う札が掛けられていました。
ヤマボウシ
本州、四国、九州の山野や朝鮮半島、中国に分布する高さ10m〜15mになる高木で、冬に葉を落とします。
5月〜6月になると先端の尖った真っ白い花びらを4枚もつ花を枝いっぱいに咲かせます。ヤマボウシの名前の由来はこの4枚の白い花びらを、頭巾をかぶった法師に見立てて名付けられました。
花はいいですね。
・・・実にいい・・・。

ダイエットの味方

低糖ダイエットは、糖分摂取をコントロールするものです。
コンビニでは、糖分の少ない食材が増えている気がします。
これも、そのひとつです。
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さっぱりしていて、なかなか美味だと思います。
今日のランチは、いつもの野菜サラダと豆乳とこのチキンでした。
リバウンドだけはしたくありませんから。
健康ならば、命は要らない。(久し振り)

バカッター?

「バカッター」っていう言葉があるんですね。
ツイッターにいたずらや犯罪行為を投稿することを意味する。
バカとツイッターの合成語(造語)。
2013年の新語・流行語大賞にノミネートされた。

なるほど、よくバカッター(分かった)・・・。
Lif15060920070021p2それで、その“バカッター”騒ぎ。
りそな銀行中目黒支店に勤務する派遣社員の女性の家族が、ツイッターで「○○さん(人気芸能人)、りそな銀行中目黒支店ご来店」などと投稿した。
投稿では、このタレントさんの来店理由なども書き込んでおり、住所などの個人情報が漏れていた疑いのある内容もあった。
さらに、別の俳優さんについても、「母は免許証顔写真のコピーとってきた」などと書き込んでいたという。
りそな銀行は同日、ホームページに謝罪文を掲載。
全従業員に守秘義務に関する研修を行い、誓約書の提出を受けているが、「金融機関としてあってはならないことであり、再発防止に全力を挙げて取り組んでまいります」とし、経緯を調査、厳正に対処するとしている。

・・・本人たちは至って無邪気で、自慢したいのでしょうが、ことの重大さが全く分かっていません。
まぁ、ミーハーな人が、や"りそな"(やりそうな)ことですね。
リリースされた、りそな銀行の謝罪文。
【お詫びとご報告】
特定のお客さまが中目黒支店にご来店された情報が、ツイッター上に漏えいしていたことが判明いたしました。
お客さま並びに関係者の皆さまには多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます。

ある社会心理学者は、利用者のSNSのとらえ方として、「内輪だけでなく、一般に公開されているという感覚を持ちにくい」と指摘。
青少年の心理に詳しい先生は、多様な価値観が認められる時代が訪れ、社会共通の「判断基準」がなくなり、自分の選択に自信を持てない人が増えたという。
さらに、特にアイデンティティー(主体性)が固まっていない若い世代は、「『それいいね』と認めてもらって初めて、自分の行動に安心できる」とし、「誰かに認めてほしいという『承認欲求』が高まっていることが影響している」とみる先生もいるようで。
師匠が、「好き嫌いの判断だけで行動する人が増えた、これに良し悪しの判断を加えて行動するのが大人だ」と仰いますが、本当に、ものの道理の分からない、一人称で行動する人ばかりの国になってしまいました。
その点、落語国はいいですよ。
個人情報と言ったって、長屋の八っつぁん、熊さん。
何処かも、どの時代かも、年齢も、家族も・・・、「まぁどうでもいいじゃないの」という、極めてファジーでアバウトな世界。
講釈みたいに、個人情報を列挙することもありません。

2015年6月 9日 (火)

一人飲む酒?

稽古の帰り、遅い夕食を駅前の店で。
恐らく、私の人生の中でも、ほとんどないことですが、ハイボールを注文しました。
一人飲む酒?
飲みたいと言うより、ちょっと格好つけたかったから?
ライスを注文せずに、おかず単品と言うのも何だから。
ハイボールと冷奴とニラレバ炒め。
寂しい、侘びしい、一人酒…。
「一人酒盛」とはいかないようで・・・・。

サイバー攻撃

サイバー攻撃って言うのが巷で流行っているようです。
私には良く分かりませんが。
富山大学では、工学部のサーバーが海外からのサイバー攻撃で乗っ取られ、米国への新たな攻撃に利用されていたことがわかったそうです。
    サイバー攻撃  
これも、私にはさっぱり分かりません。
情報流出は確認できていないそうですが、大学では、文部科学省に報告し、富山県警にも相談しているとのこと。
サーバーの管理パスワードが単純で、納入時 から変えていなかったそうですから、セキュリティー体制の甘さが浮き彫りになってしまいました。
それにしても、「パスワード」は大切ですね。
この間の年金機構でもそうでした。
それにしても、ウイルスとはよく言ったものです。

東京かわら版新書

Nagaithumb193xauto2297東京かわら版から、新書が刊行されたそうです。
新書第1弾は、『僕らは寄席で「お言葉」を見つけた』。
2007年から連載が始まった「今月のお言葉」の書籍化。
演芸家50組(全員現役)の連載原稿を抽出、全員写真入りで再構成し、著者・長井好弘と石井徹也とのロング対談「僕らは寄席で何を見つけたか」を新規に挿入。
本書の副題は・・・、
寄席演芸家傑作語録! ぐっとくる「お言葉」、心が楽しく躍り出すような「お言葉」を、みっちり掲載しています。

新書第2弾は、「小満んのご馳走」。Komanthumb193xauto2298
ファン待望の柳家小満んの"食""出会い"を主軸にしたエッセイ集!  多くの雑誌に発表された原稿を再構成し、書きおろしも加えました。
とても美味しそうな食べ物の描写、様々な食(酒・肴)の蘊蓄に加え、小満んが出逢った、人、アートへの思いも綴られました。
堀口大學、吉井勇への思いも披露されています。
500号という歴史の重み、豊富なデータのなせる業だと思います。
それにしても、小満ん師匠の博学多才ぶりには驚きます。
あっ、そうだ。
師匠の「てきすと」の第3巻と第4巻も注文しなくては。

宣伝効果

ぺヤングソース焼きそば。
販売を開始したというのが、NHKのニュースにも採り上げられています。
社会現象です。

宣伝する必要は全くありません。
それにしても、人気商品なんですね。News_20150607163607thumb645xauto667
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・・・食べたいなぁぁぁ。
それも、2個分入っているジャンボサイズのを。

命名の儀?

A873b7f40a10da9fbb51ec546e92d867s発表会を一週間後に控えての「命名の儀」だという・・・。
まぁ、厳粛な儀式があるんですね。
新入部員のデビューは、いよいよ今度の日曜日。
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   ≪157回新入生顔見せ落語発表会≫
 ◇日時 平成27614日(日) 
開場    10:30     
                                              第一部 11:00~12:30
                                       第二部 13:30
 ◇場所 東北大学片平キャンパス内さくらホール
 ◇木戸 無料

新入部員の皆さんには、是非頑張ってほしいものです。
私の頃は、高座名は、部会でみんなで寄ってたかって決めたものでした。
自分で考えた案を出し、それを噺家さんらしい字面にしたり。
それでもなかなか妙案がない場合は、二代目・三代目・・・ということになります。
私は、どんな名前を考えたか忘れましたが、「東風亭梅香」か「金願亭乱志」のどちらかをと、希望した記憶があります。
「東風亭梅香」は、先代が卒業したばかりで、上級生と重なっているのでと、「金願亭乱志」の名前をいただきました。
先代には、襲名をお願いしたり、同意を頂戴してはいません。
恐らく、高座名というのは、部のものなのでしょう。
だから、かつてあった高座名も、基本的には自由に名乗ることが出来ました。
・・・ただ・・・、OB会が盛んになって、先代もご健在な場合が多いので、今までと違って、やや遠慮がちになる面もあります。
「乱志」を返上・・・と思うのも、こういう理由からでもあります。
現役部員の皆さんには、高座名は、洒落やおちゃらけで考えても構いませんが、長く名乗るものですから、やはり熟考して考えて、例えば、どこに出前に行っても、「あぁぁ、なるほど」と思われるような名前が良いと思います。
そういう意味では、「杜の家頓(とん)平」「有賀亭〆太」「内気家てれ生」「恋し家古狂」「恋せ家乙女」「東風亭梅香」「談亭志ん志」「花柳亭遊狂」「宝亭六方」「酩亭千鳥」「山椒亭から志」「猩々亭酒楽」なんて言うのは、なかなかだと思います。

2015年6月 8日 (月)

来日客急増

観光立国の宣言のもと、海外からの旅行者が急増しています。
円ドル相場の影響も大いにあることと思います。
そんな中で、中国人をはじめとするインバウンド(訪日外国人の旅行)が急増 している関西国際空港では、入国審査を担当する大阪入国管理局が悲鳴を上げているそうです。
来日客急増
円安などを背景に、今年に入ってアジアからの観光客がさらに増加。
混雑のピーク時には管理職も動員して“非常時態勢”でしのいでいるが、押し寄せる観光客を前に焼け石に水だ。
厳正さが求 められる審査と迅速さとの板挟みのなか、あの手この手で混雑緩和策に奔走している。

・・・そう言えば、先日の「お江戸あおば亭」の打上げをやった、神保町の中華料理店も、我々以外のお客さんは、ほぼ全員が中国人でした。
日本人とは異なり、静かに列を作って待っていてくれない人も多いでしょう・・・。

梅雨入り

「つゆいり」と検索したら「入梅」と出ました。
今日、東海地方が梅雨入りしたようです。
昨年より4日遅い梅雨入り。
Img_peyoungところで、商品への虫の混入が見つかり、昨年12月から製造を中止していた即席麺「ペヤングソースやきそば」の販売が、関東1都6県で再開されました。
製造元は、製造を中止していたこの半年、10億円以上をかけて容器の改良など再発防止策を進めて来たそうです。
発売から約40年の歴史があり、昨年は5000万食以上が売れた人気商品の復活です。
梅雨入りとは待ったく関係ありませんでした。

別れ歌

最近は、男が女々しくなりました。
別れ話になると、決まって未練タラタラなのが男。
それに比べて女性のさっぱりしたこと・・・。
「牡丹燈籠」のお露と新三郎は、現世では恐ろしい幽霊の世界に翻弄されますが、元々相思相愛の仲ですから、来世では、幸せに結ばれていることでしょう。
幽霊にも2種類あるそうで、怨んで出る幽霊と、恋しくて出る幽霊。
落語に出て来る幽霊は、基本的には後者が多いようです。
例えば、「三年目」はその典型ですし、「へっつい幽霊」は人恋しさでなく金恋しさですが。
「悋気の火の玉」は、幽霊ではありませんが、恋しいと言うより「焼きもち」ですから、その中間かもしれません。
しかし、いにしえの和歌を探すと、随分女々しいものもあります。
 哀れとも いふべき人は 思ほえで
              身のいたづら になりぬべきかな
38cadaa0
これは、謙徳公と言われた、平安時代中期の公卿「藤原伊尹(これただ)」の作。
貴女に見捨てられた私を、「あぁ、気の毒に」と同情してくれそうな人も、 今はありそうに思えません。
このまま貴女に恋こがれながら、自分の身が空しく消えて死んでいく日を、どうすることも出来ずに、ただ待っているだけなのですよ。

・・・どうです、この女々しさ。
藤原伊尹は、右大臣藤原師輔の長男で、妹の中宮・安子が生んだ冷泉天皇、円融天皇が即位すると栄達し、摂政・太政大臣にまで上り詰めた。
しかし、その翌年に早逝。
子孫は振るわず、権勢は弟の兼家の家系に移る。

若死にだったようですが、「大鏡」に、その逸話のようなものがあるそうです。
まずは「片棒」のような逸話。

伊尹の父師輔は自らの葬送について、極めて簡略にするように遺言していたにもかかわらず、伊尹は通例通りの儀式を行った。
師輔の遺言に背いたために早逝したとの噂があったとされる。

次に、「紀州」のような逸話。
伊尹が若年の頃の除目で、藤原朝成と蔵人頭の候補になった。
朝成は伊尹がまだ若く、家柄もよいのだから、これからも機会はあろうが、自分はこれが最後の機会だから譲ってくれと頼み込んだ。
伊尹はこれを承知するが、結局、蔵人頭には伊尹がなった。
朝成は生霊となって祟りをなし、摂政になって程ない伊尹を殺し、その子たちにも祟りをなしたという。

まぁ、人を恋するというのは、上手く行っても、行かなくても、つらいものです。
「牡丹燈籠」のお露は、新三郎に一目惚れをして、恋焦がれて死んでしまう。
そんなことって、本当にあるのでしょうか・・・。
 あかねさす 日の暮れ行けば すべをなみ
             千たび嘆きて 恋ひつつぞ居る

日の暮れゆくころはあなたへの想いがどうしょうもなくて何度もため息をついてしまいます あなたが恋しくて 恋しくて・・・・・。
ちょっと女々しいコメントになってしまいました。

カラ~ン、コロン。カラ~ン、コロン・・・。

受験勉強

私は本当に怠け者で、情けないと思います。
朝の通勤電車の隣の席の青年、珍しくスマホでゲームなどをせず、書物を紐解いてバラバラにしています。
受験勉強
何気なく、横目で見ると、どうやら何かの国家資格試験の受験参考書のようです。
偉いなぁ・・・、私などは、免許や免状などは何もありませんから。

「牡丹燈籠」読み稽古

昨日は、稽古から帰ってからも、入浴しながらと寝る前の2回、「牡丹燈籠・下駄の音」の読み稽古をやってしまいました。
師匠の高座本は、コンパクトに編成されているので、15分そこそこです。
やや、物足りなさもありますが、これで良いのでしょう。
稽古会の疲れが、普段の半分だったこともあって、帰宅してからも疲れ切っていなかったということです。
それから、巧拙はともかく、私は、こういう読み物的な、地の部分の多い噺が好きなのかもしれません。
逆に言えば、滑稽噺のような、会話のやり取りの多いのは、苦手なのかも・・。
しかし、それは、落語が下手だと言うことに他ならないので・・・。
この噺が出来れば、師匠創作の「揺れるとき」で、劇中に出て来る3つの噺のうち、「鰍沢」と2つが持ちネタになりますから、やり易くなる気がします。

2015年6月 7日 (日)

大失敗 !!(>o<)!!

昨日、帰省した帰り道。
渋滞情報もないので、早く自宅に着くことが出来るだろうと、東名富士インターの料金所のゲートに入りました。
すると、いつもなら、ピーッと言う音が鳴り、ゲートのバーが上がるのですが…大失敗 !!(>o<)!!
どうやらETCが読み込んでくれていないようです
しかも、このゲートは、バック禁止。
「あぁあぁ、あれか」。
愛車のETCカードは、施錠出来る、助手席前のグローブボックスの中に装着してあります。
大失敗 !!(>o<)!!
直前に、ボックスの中に入っている物を出し入れしたので、もしかすると、その時の弾みで、カードがeject状態になってしまったかも。
早速、ボックスを開けてみると、ピンポ〜ン!
慌ててリセットすると、「ETCカードがセットされました」と、カーナビのアナウンス。
ところが、前のバーは、開いてくれません。
そのうちに、脇のスピーカーから、係員が「ETCカードが感知出来ませんでしたから、通行券を取って、現金で支払ってください」と、一方的な、事務的な、有無も言わせないと言う勢いの指示。
…仕方なく、券を取って、出口(目的地)の東京インターの有人ゲートで、クレジットカードで支払いました。
割引が全くなく、物凄く損をした感じがしました。
やれやれ…。
しかし、改めて、ETCの便利さを痛感しました。

牡丹燈籠

「怪談牡丹燈籠」は、とにかく複雑怪奇なストーリーです。
三遊亭圓朝の代表作。
若林玵蔵・酒井昇造によって速記され、和綴じ本として明治17年に出版された大ベストセラー。
言文一致運動にも影響を与えたことでも知られている。
カランコロンの下駄の音で知られるお露の幽霊のストーリーと忠僕孝助による仇討のストーリーが交互に絡み合いながら進行していく。
現在は、刀屋の名を持つ発端、お露と新三郎の馴れ初め、お札はがし、栗橋宿が演じられる。


物凄く簡単にストーリーを紹介している文があります。
【本郷の刀屋】
発端は寛保3(1743)年。
飯島平太郎、本郷の刀屋藤村屋で黒川孝蔵に絡まれ、黒川を斬る。
飯島の父死亡。
平太郎、名を平左衛門に改める。
りえ、息子の孝助をおいたまま越後へ。
1745年、りえ、樋の口屋と再婚。
1759年、お国、飯島平左衛門の妾に。1jpg_2
【臥龍梅の梅見】
1760年2月、亀戸の梅見の帰り,山本志丈の仲介で萩原新三郎と飯島の娘のお露が柳島の寮で出逢う。
3月、孝助が飯島家の新参の家来になる。
ある日、孝助は自分の父の黒川孝蔵の仇を討ちたいともらす。
飯島、剣術を教え助太刀することを約束。
いつか孝助に討たれる決意を固める。
お露,萩原に焦がれて死亡、後を追うように米も死亡。
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【闇に響く下駄の音】
7月13日からお露の亡霊が萩原の家を訪れる。
20日、白翁堂、萩原の死相を見抜く。
萩原、谷中新幡随院の墓場でお露が毎夜持ってくる牡丹燈籠を見つけ、お露が幽霊だと知る。
新幡随院の良石からお札と仏像を借り受け、お露の亡霊を封じる作戦。
21日、飯島の妾のお国と隣家の宮野辺源次郎とが密通していることを孝助知る。
22日、相川五兵衛、孝助を養子に希望。
23日、相川宅からの帰り道に孝助を待ち伏せして殺そうという源次郎の計画失敗。1jpg
【お札はがし】
伴蔵宅を幽霊が訪れる。
百両とひき替えにお札はがしを約束。
24日、飯島家の百両紛失、お国、孝助に罪をなすりつける。
伴蔵、幽霊から百両受け取る。
お札をはがし、仏像をすり替える。
翌朝、萩原は死んでいる。
8月3日、隣家の源次郎がしのんできたと見誤り、孝助、飯島を槍で刺す。
孝助の仇が自分だと瀕死の飯島が打ち明ける。
孝助、相川の許に。
源次郎とお国逐電、孝助敵討に出発。Jpg
【栗橋宿】
伴蔵、幽霊からもらった百両を元手に栗橋で荒物屋の関口屋をはじめる。
1761年7月、栗橋に流れてきたお国との密通に感づいたお峰、嫉妬のあまりを旧悪を漏らしかねない、お国を幸手まで買い物に連れだし、幸手堤で殺す。
お峰の霊、関口屋の奉公人に次々と取り憑いてうわごとを言う。
初めて関口屋を訪ねてきた山本志丈を奉公人は見知ったようなうわごと。
結局、奉公人は全員解雇。
やむなく志丈に事情を話す。
お国との関係を強請に来た源次郎を追い返し、江戸へ出立。
【宇都宮の大団円】
8月3日、孝助、帰京。
伴蔵、埋めておいた仏像を掘りだした後、山本志丈を殺す。
そこへ孝助が通りかかり、伴蔵は捕縛される。
神田旅籠町の白翁堂の所で偶然、母のりえに出会う。
6日、宇都宮のりえの許に匿われている源次郎らを討ちに出立。
9日、りえ、源次郎を見殺しにできず、彼らを逃がして自害。
孝助、十郎ヶ峰まで追いかけ、源次郎とお国を討つ。
・・・・何のことだか分からない。
師匠の高座本は、「お露と新三郎」の純愛だけを抜き出して、コンパクトに編集してあります。
有名なカランコロンの下駄の場面だけの抜き語りという。
これにチャレンジしてみます。

落語っ子連稽古会

発表会の直後ですから、メンバー全員が読み稽古。
落語っ子連稽古会
 ◇干物箱     三流亭越児
落語っ子連稽古会
 ◇牡丹燈籠     三流亭流三
 ◇目黒の秋刀魚  三流亭新参
落語っ子連稽古会
 ◇らくだ     三流亭窓口
落語っ子連稽古会
 ◇狸札      三流亭百梅
落語っ子連稽古会
 ◇やかん     三流亭千公
落語っ子連稽古会
乙姫さんが欠席でしたが、オジサンたちは全員出席です。
読み稽古の段階ですが、それぞれ”演読”が出来ていますので、目を閉じて聴くと、しっかり噺になっています。
特に、新参さんは、師匠から、今までの演読で一番良かったと褒められていました。
千公さんも前回の稽古で、師匠から、「想像していたよりずっと良かった」と褒められていましたが、今回は、登場人物の料簡になってと、厳しいご指導も受けていました。
私も「牡丹灯籠」にチャレンジしてみました。
師匠の高座本はコンパクトな構成になっていて、いわゆる「お露と新三郎」から、「お札はがし」をカットして、「下駄の音」の部分を語ります。
今日は、6人で3時間ぴったり、びっしりと充実の時間。

朝日名人会の予約席DM

恒例の?予約席抽選の案内DM。
最近は土曜日に帰省することが多いので、エントリーもしていません。
かつては年間予約席に当選したこともありましたが、競争率は物凄く高く、一般のチケットでは即日完売しますので、高嶺の花、プラチナチケットです。

月の歌

今夜の月齢は「臥待月」か「更待月」のはず。
全く関係はありませんが、西行が月を詠んだ恋歌を「山家集」から・・・。
「山家集」の恋の章には、月の歌が37首あるそうです。
こんな文章がありました。   
澄んだ月に照らされた私の想い、あの人へ届け!   
そんな願いを込めて詠んだ歌。

 ともすれば 月すむ空に あくがるる
              心の果てを 知るよしもがな

そして恋が成就した後は、
 おもかげの 忘らるまじき 別れかな
              名残りを人の 月にとどめて

 
思ひ出づる ことはいつとも いひながら
              月にはたへぬ 心なりけり

恋しい人のことを思い出すのはいつものこと。   
でも別れ際の面影を月にとどめてきたからか、月を見るとあなたへの想いが一層、募ってしまう。
そして募る想いは…
 
恋しさや 思ひよわると ながむれば
              いとど心を くだく月影

 
よもすがら 月を見顔に もてなして
              心の闇に まよふ頃かな

恋しい想いをまぎらわそうと月を眺めても、一層心は乱れる。   
夜通し月をめでるふりをして、心の底では恋に悩む日々。
月を仰いでは叶わぬ恋を嘆く…

 あはれとも 見る人あらば 思ひなん
               月のおもてに やどる心は

我が想いを宿した月を見た人は、あわれと感じることだろう。
和歌に詠われた恋は、叶わなかった恋が多い。   
西行の和歌も同様で百人一首に撰ばれた歌も、

 なげけとて 月やはものを 思はする
              かこち顔なる わが涙かな
 
月の美しさが心に刺さり、止まらない涙。   
それはこれ以上、叶わぬ恋に嘆かぬように流れる涙。

 世々ふとも 忘れがたみの 思ひ出は
              たもとに月の 宿るばかりか

何度生まれ変わっても忘れることのない思い出は、   
叶わぬ恋ゆえに涙に濡れた袂に宿る月だけ。。。   
そして再び月を眺める。

 ながむるに なぐさむことは なけれども
              月を友にて あかす頃かな
 
月を眺めていても恋心がなぐさめられるわけではない。   
さりとて他に慰めてくれるものもなく、月を眺めて夜を明かすこの頃だよ。

念願叶って手にしたものより、叶わなかった願いの方が輝いて見える。   
流れ星や花火のように、一瞬光り輝いて、消えていった思い出の数々。   
また同じような瞬間に出会いたい。そんな想いが明日を生きる力となる。   
心のよりどころは、美化された思い出の中に眠っているのかもしれない。   
だからこそ、叶わぬ恋の歌が時を超えて読まれ続けるのだと思う。

最後にもう一首。
 
君にいかで 月にあらそふ ほどばかり
              めぐり逢ひつつ 影を並べん

毎晩出会う空の月と競うほど、恋しいあなたと出会い、肩を並べていたい。

落語でデート

ゲストは「死神」が好きなんだそうですが。
  ◇免許証   五代目春風亭柳昇
「春風亭柳昇と言えば、今や我が国では…、私一人であります」。
懐かしい台詞です。

牡丹燈籠・下駄の音

今日は、落語っ子連の稽古会。
次回は何を演ろうか…。
牡丹灯籠
千早亭では「五百羅漢」を宣言しています。
三流亭では、何か別の噺にチャレンジしようと思います。
そう言えば、先週の「お江戸あおば亭」の時、先輩の内気家てれ生師匠から「お前の怪談噺が聴いてみたい」と言われました。
それから、有難亭真仮名さんから誘われたイベントでは、怪談がテーマでした。
とりあえず、「猫怪談(通夜の猫)」でエントリーしていますが…。
昨夜、師匠の高座本「牡丹燈籠・下駄の音」を音読してみました。
今日の稽古で、演読してみようと思います。

2015年6月 6日 (土)

外国人向け浴衣

銀座三越では、訪日外国人向けに独自製作した女性用浴衣の販売を始めたそうです。
外国人向け浴衣
ガウン感覚で簡単に羽織れるのが特徴で、デザインも外国人の好みに合わせた。
日本らしさを楽しめる浴衣は外国人に人気が高く、売り上げは年々伸びているという。
外国人に特化した新商品で訪日客の需要取り込みを狙う。
丈の長さを通常より短くし、余った生地を帯の下で折り込む 「おはしょり」をせずに済むようにした。

帯も簡単に結べるようにし、着付けの知識がなくても楽しめるようになっているそうです。
それもありでしょう。
日本の「浴衣」が、「YUKATA」になったと言うことですね。

6月6日に・・・

今日は6月6日。
楽器の日、邦楽の日、生け花の日…。
昔から、芸事は6歳の6月6日から始めると上達すると言われていることから、それぞれの記念日になっているそうです。
   6月6日
それから、「かわいいコックさん」、「ドラえもん・えかきうた」の歌詞に、6月6日が登場します。
どちらも両腕のかたちを表現しています。
  棒が一本あったとさ
  葉っぱかな
  葉っぱじゃないよ カエルだよ
  カエルじゃないよ アヒルだよ
  6月6日に雨ザアザア降ってきて
  三角定規に ヒビいって
  アンパン二つ 豆三つ
  コッペパン二つ くださいな
  あっという間に かわいいコックさん
…懐かしい。

ハーフバースデー

生後6ヶ月の応答日を「ハーフバースデー」と言うそうです。Img01
松江の長男のところでも、今日が孫の生後6ヶ月。
きっと、お祝いの記念写真などを撮りに行っていることでしょう。
最近のコマーシャリズムに乗せられて、子どものお祝いも随分ありますね。
誕生・お宮参り・百日祝い【お食い初め】・初節句・ハーフバースデー・誕生日・七五三・1/2成人式・成人式・・・・。
離乳食を食べている動画が、送られて来ました。
普段、会える機会がないので、大きくなるのが早く感じます。
  ハーフバースデー ツー ユー

バックスクリーン直撃

先日のプロ野球の交流戦。
バックスクリーン直撃
「DeNA−ソフトバンク」で、ソフトバンク柳田外野手が、1−2で迎えた6回、DeNA三浦投手から特大12号同点ソロホームラン。 
打球はスコアボードを直撃し、液晶の一部が破損した。

バックスクリーン直撃
物凄いですねぇぇ。

喰亭寝蔵師匠

名人の面目躍如の「井戸の茶碗」。
全編にわたって善人ばかりが登場する噺は、極悪非道な輩の出る「笠と赤い風車」とは正反対。
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そうそう、最近、全く逆のこと、反対のことを、「正反対」と言わずに「真逆(まぎゃく)」と言う人が多いのですが、私は、どうもこの言葉が好きになれません。
そんなことはどうでも良いのですが、「深川三流亭」でネタ下ろしをして再演ですから、噺に練りと磨きがかかっています。
私が逆立ちしても叶わないのは、表情・雰囲気と言い回しの声。
座っているだけで、「落語をやるぞ」という雰囲気なんです。
それから、ちょっとドスを利かせた時の声が真似できないんです。
ちょっと志ん朝師匠がかった声と迫力なんです。
決して音量としては大きくないのですが、ビシッと決まります。
「”上手い”というのは、こういうことなんだな」と思わせてくれる芸なんです。
とにかく、学ぶところばかりの先輩、学生時代に雲の上の存在で憧れていた先輩と、同じ高座に上がることの出来るしあわせを感じています。

2015年6月 5日 (金)

スマホ首?

スマホ首?


今や、スマートフォンは暮らしに欠かせなくなって来ましたが、肩や首のこりなどを引き起こしやすいそうです。
神戸の某整体師が、長時間使用による首などの不調を“スマホ首”と呼んで、適正な使用を呼び掛けているそうです。
熱中し過ぎると身体には良くないと言う訳ですね。

恒例の寄り合い

夕方の地下鉄半蔵門線永田町駅のホームから乗り換える昇りのエスカレーターは、長蛇の列。
恒例の寄り合い
今夜は、昔の同じ職場の仲間たちとの定例の寄り合い。
恒例の寄り合い
いつもの某超一流ホテルが経営している和食店で舌鼓。
恒例の寄り合い
6月と12月の第一金曜日と決まっています。
もう、20年以上続いています。
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今夜も気の置けない仲間との語らいに、時間を忘れました。

「BE KUWA」?

電車の中で、中学生と思しき少年が脇目もふらずによんでいる雑誌。
あまり見かけない雰囲気だったので、表紙を見ると「BE KUWA」という名前の雑誌のようです。
「BEKUWA」?
どうやら、「クワガタ」の専門誌のようです。
大きさも厚さも装丁も立派で、「クワガタだけでネタが続くのかなぁ」と思いましたが・・・。
BE・KUWA(ビークワ)は、2001年11月に創刊されたクワガタ・カブトの飼育情報誌で、春(4月)、夏(7月)、秋(10月)、冬(2月)の季刊で年に4回発行。
A4変形判の大判サイズで、美しい紙面が特徴の最新情報誌。
発行は「有限会社むし社」。
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知りませんでした。
田舎者の私には、クワガタやカブトムシには、非常に親しみがあります。
通学路の途中や遊び場の近くに、クワガタが捕獲できる木があり、スズメバチの恐怖を酒ながら、樹液の出ている部分を覗いたり、木を蹴って揺すったりしたものです。
こんな立派な本になるんですね。
Nokogirikuwagata
ノコギリクワガタは、角がバッファローの角に似ているので、「牛」なんて言っていました。
明るい茶色に光る姿は、子ども心にとてもかっこよく映ったものです。
落語には、カブトムシもクワガタも登場しません。
江戸には、こんな昆虫たちが棲息するような森や林は少なかったのかもしれません。
金ちゃんや亀ちゃんは、クワガタを見ると驚いたかもしれません。
あぁぁ、クワガタ(怖かった)~!
本日、アクセス累計79万件に到達です。

人生”二毛作”…?

夕刊フジに「人生二毛作」という記事がありました。
そこに、作家の「車浮代」さんが登場していました。
人生”二毛作”…?
私にとっては、車浮代さんというよりも、「三流亭まど絵」さんの方が、馴染み深い方です。
3年前ぐらいまで、第一次の落語っ子連で、一緒に師匠に稽古をつけていただいていた、言わば"兄弟弟子"です。
残念ながら、本職の文筆業が忙しくなったために、落語っ子連を卒業されました。
昨年、「蔦十のおしえ」というデビュー小説がヒットして、雑誌やテレビでも大活躍されています。
人生”二毛作”…?
まど絵さんの噺で印象に残っているのは、何と言っても、落語っ子連で最後に演った「火事息子」です。
  
人生”二毛作”…?人生”二毛作”…?
正直なところ、「まぁ、随分身の丈よりも大きな噺を」とも思いましたが、きっと何度も何度も稽古をされたんでしょう、見事な出来栄えで、師匠にも褒められました。
考えてみると、落語っ子連でも、扇子っ子連でも、メンバーの個人情報は、お互いにあまり知りません。
ご本人が仰らない限り、高座名とメールアドレスさえ知っていれば十分なんです。
「まど絵さん」、「流三さん」・・・というやり取りで、ほとんど片付いてしまいますから。
記事を拝見すると・・・、まず年齢も初めて知りましたし(失礼)、今までのご経歴も初めてで、稽古で垣間聞きしたことのある部分は、「あぁ、あの時・・・」なんていう感じです。
色々ご苦労もされ、色々頑張って・・・。
女性は強いなぁと思います。

強すぎる?

「巨人・大鵬・卵焼き」の巨人と大鵬は強かった。
レスリングの世界選手権代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権が行われるそうですが、五輪実施階級である女子58キ ロ級にはなんとわずか3人しか出場しない“珍 事”が発生しているそうです。
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理由は・・・、五輪3連覇中の伊調馨選手が強すぎるようで…。
甲子園で松井選手が5打席全て敬遠されたみたい・・・。
全日本選抜選手権は、五輪出場につながる世界選手権代表を決める大事な試合。
誰もが出場を望む場だ。
権利を持つ選手に強化委員会からの推薦選手を加え、各階級で十数人が出場する。
ところが、女子58キロ級に限り、出場選手がわずか3人しかいない珍事が発生。

女王の伊調と大学生2人がエントリーしただけな のだ。
世界選手権2連覇中の登坂絵莉選手のいる48キロ級や吉田沙保里の53キロ級は12人 がエントリーしているように、日本は軽量級の選手層が厚く、中量級以上になると人数が減る傾向はある。
しかし、この“3人現象”は選手層 だけが理由ではない。

今大会はトーナメント方式で行われるため、 現状では伊調はシードされるので決勝1試合の み。
たとえ特例でリーグ戦が組まれたとしても、2試合だ。
1試合で優勝できれば喜びそう なものだが、試合数をこなしたい伊調は「もっ と試合がしたいです」と心の底から残念がっている。
強すぎるため困った事態になるとは…これも「最強」の宿命かもしれない。
・・・「吉田・伊調・アルソック」というところでしょうか?
女子レスリングとかけましてフードファイターと解きます
         その心は・・・・伊調(胃腸)が強いでしょう・・

筋肉痛

桂やまとさんがこんなツイートをしています。
「不動坊」をやった翌日に太ももがとても痛くなることは経験済みで覚悟してきたが、「臆病源兵衛」をやった翌日には腹筋が痛くなるのよ。
怖がって叫びまくるやら、上半身を上下運動するやら。
こういう噺は若いうちにどんどんやっておこっと。

・・・若手のプロでもそうなんですね。
私が、「鰍沢」や「浜野矩随」を演って筋肉痛になっても、不思議はないということですね。
「不動坊」もそうでしょうが、「愛宕山」とか「船徳」なんて言うのも、仕草の多い噺ですから、かなり堪えると思います・・・。

破れ家笑児さん

ごらんください、この熱演の表情。
破れ家笑児さんの「宮戸川」。
半七のキャラクターが秀逸でした。
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面白いなぁと思ったのは、笑児さんもプロの噺家さんからご指南を受けているのですが、例えば、私が落語っ子連で師匠からアドバイスやご指導いただくのと、やはり観点が違うんだなと思う点です。
あえて何処だとは言いませんが、ある場面で、師匠なら直すように言われる部分がありました。
師匠は、とにかく基本を大事にされていますから。
いずれにしても、軽いタッチで、ドカンドカンと、会場から笑いを取っています。
なかなか噺を覚えられなくなって、たまさか覚えてもすぐ忘れてしまって・・・なんて、同じ悩みを、出を待つ間に話しました。
「六尺棒」「棒鱈」「やかん」「たらちね」「紙屑屋」・・・、今まで追えどあおば亭でやった演目を見ただけでも、笑児さんの芸風が分かり、私とは完全に対極にあることが分かります。
これからも、お互いに刺激しあって行きたいと思います。

2015年6月 4日 (木)

天災?人災?

中国の湖北省を流れる長 江(揚子江)で450人以上を乗せた客船 「東方之星)」が転覆しましたが、 生存者の証言では、暴風雨の中、ほとんど何の前触れもないまま、いきなり転覆したそうです。
天災?人災?
こんな立派な船が・・・、自然は恐ろしい。
天災?人災?
ひっくり返ってしまうと、船底の一部しか水面上に出ていません。
昨年の韓国での事故といい、船の事故も怖いですね。
それより驚くのは、長江という大河は、悠々と流れているように見えますが、流れが早くて救出活動が困難なぐらいだそうです。
こういう事故の後に出て来るのは、まず先に救出(脱出)した乗組員(船長)たちの行動やふねが改造された事実などですが、今回も当てはまる部分があるようです。
流石に、いつぞやの鉄道事故ほどではないにしても、報道管制が厳しいようですから、真実は・・・?
「佃祭」という噺も、客を乗せすぎた佃島からの帰り船が沈って(しもって)、多くの犠牲者が出る所がクライマックスです。

創立50周年

立命館大学の落語研究会が創立50周年だそうです。
この7月に記念落語会を開くそうですが、OBの桂塩鯛さんや桂小春團治さんのほか、アマチュア落語家として活躍するOB、現役学生らが出演するとのこと。
5年ごとに記念会を開催してきたそうですが、半世紀の節目となる今回は初の2部構成で、落語11席に加え、音曲漫才なども披露するという豪華版・・・。
立命館大学落語研究会、1965年創立。
落語を演じるだけでなく、「研究」することにも力を注ぐのが伝統で、新しいネタに取り組む際には「レジュメ」を作成。
さらに、全部員の前で演じて厳しい批評を受ける「全体練習」をクリアしたネタでないと、高座にかけられないという「おきて」がある。
部員が1人になったこともあったが、現在は25人が在籍。
老人ホームや子供会などから年約300件の出演依頼を受ける実力派の落研だ。
5月22日、大阪市北区の立命館大大阪梅田キャンパスで会見した小春團治さんは「落研が存続するのは難しい時代だが、続けてくれてうれしい。記念会は気軽に楽しんでほしい」と話す。

メジャーな大学は、OBもバラエティに富んでいて華やかです。
いずれにしても、おめでとうございます。
ちなみに、マイナーな我が落研は、1959年の創部ですから、創部56年になります。
落研としては、東大や早稲田には敵いませんが、これでもかなり老舗なんです。
我が大学の文化系部活動団体は「学友会」に加盟していますので、正式名称は「落語研究部」です。
現在は正しく「部」と名乗っていますが、我々の頃は、他大学と同様、通称の「落語研究会」と名乗って活動していました。

洒落にならない?

実に説得力のある映像ではありませんか。
洒落にならない?

290円ラーメン

290円の中華そばが販売終了だそうです。
290円ラーメン
ラーメンチェーン「幸楽苑」の看板メニューの中華そばが、全店舗で販売終了に。
販売終了の理由は、原材料価格の高騰。
これにより、最も安いラーメンは、「極旨醤 油らーめん」が390円。
  290円ラーメン
私は、ラーメンが食べられない身体ですから影響ありませんが、ラーメン好きには打撃でしょう。

南亭蕪生師匠

いやお見事でした。
蕪生師匠の「時そば」。
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大勢いらっしゃっていたご贔屓も大満足の高座。
蕎麦をたぐる音が最高でした。
私も、蕎麦のたぐりの仕草は得意ですが、本当に素晴らしかった。
特に、太い蕎麦が。
「お前のが一番良かったよ」と仰っているご友人の方もいらっしゃいました。
漫才で言うと、つっこみの台詞の巧みさは、私には到底真似が出来ません。
もともと、ご幼少の頃からの寄席通い。
完全な落語ネイティブですから、私のような片言の落語は足許にも及びません。
何でも、喉の調子が悪いのと、数日後に国立劇場で大舞台があるので、ご本人は随分セーブしたと仰っていますが・・・。
高座に上がってしまえば、セーブもソフトバンクもありませんよ。
そう言えば、高座を下りた後、私が出囃子捜査のため座っていると、ポンと私の肩を叩いて、「"一番丁はずみ亭"をやろうよ」と、嬉しい言葉をかけてくださいました。

2015年6月 3日 (水)

車内検札

今日は一番前の16号車だったので、新大阪駅を発車するとすぐに検札に回って来ました。
車内検札
いつもは、京都駅を出てからで、その後で、やおら弁当を食べて、名古屋駅からは熟睡というパターンです。
京都駅では大勢乗って来るので、やはり弁当を広げる訳にも行かず、結局いつものパターン通りです。
車内検札
最近は、品川駅で途中下車して上野東京ラインの始発で座ってという術を覚えましたので、今回もゆったり座って帰りました。

新大阪駅始発

3日間の大阪出張帰り。
大阪駅で、新大阪駅始発ののぞみの指定席を取りました。
新大阪駅始発
新大阪駅では、発車時刻よりかなり早く入線して来ました。
16号車は、暫くの間、私以外は誰も乗って来ず、独占状態でした。
新大阪駅始発
勿論、京都、名古屋あたりで満席になると思いますが。
2泊すると疲れます。

甘さ杜撰さ

今朝の日本経済新聞の社説は「この甘さでは個人情報は守れない」。
みんな同じ思いと怒りなんですね。
甘さ杜撰さ
腐りきった日本年金機構。
全部、ヒトもモノも取り替えないと…。

落語協会ホームページ

落語協会ホームページの「芸人紹介」がやっとリリースされたそうです。
しかし、「定席番組」、「落語会情報」等はまだ準備中のまま。
相変わらず悠長なことです。
これからも、“順次”公開して行くそうです。
いつかは明示されていません。
従来のサイトがクローズして、もう2ヶ月経ちました。

あなたのブルース

雨が窓を打つ 私の胸を打つ
山梨県出身の歌手の大ヒット曲。
デビュー曲「あなたのブルース」が大ヒットし、1968年の第10回日本レコード大 賞新人賞にも輝いた歌手、矢吹健さんが今年1月、山梨県内の自宅で亡くなっていたことが分かったそうです。
あなたのブルースあなたのブルース
享年69歳。
妻子に先立たれ、誰にも看取られずに息を引き取った“孤独死”だったそうです。
矢吹さんは10年ほど前から家賃4万、築18年のワンルームアパートで独居。
食事も高齢者向けの宅配弁当だったが、1月19日、自宅で倒れているところを弁当業者に発見された。
過度の飲酒で糖尿病とアルコール依存症を患っていたが、自宅の冷蔵庫はアイスクリームが詰まっており、部屋の壁もたばこのヤニでべったりだったとし、「とても体に気遣う生活ではなかった」という…。
何曲かヒットを出すものの長続きせず、人気は下降線。
スナックやキャバレーなどで営業をしていたが、99年ひとり息子を病気で亡くし、2003年には妻が自殺。
自身も02年に脳梗塞で倒れ、リハビリ生活を送っていた。
過去の栄光からすれば、あまりにも落差の大きい、悲惨な晩年だったんですね。

金願亭乱志

パッチワークのような「笠と赤い風車」。
これは、お賎が、常吉を手を合わせて見送る場面です。
頓平師匠から(勝手に)いただいた着物、渋くていいですね。
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開演前に、何人かの方から、「ブログ見てるよ」と声をかけていただきました。
大変光栄である反面、あんまり日常の"食生活"などのくだらないテーマは恥ずかしいから、ちょっと控えないといけません。
いわゆる文芸物で、師匠から頂戴したアドバイスから、極力"地噺"の部分を会話(台詞)に変えて編集してみました。
読み物や講釈と落語は違う。
落語は(極力)会話でストーリーを展開して行くもの。
それから、落語には、トリで寝蔵師匠がお演りになった「井戸の茶碗」に代表されるが如く、真からの悪人は登場しない。
しかし、文芸物のこの噺には、主人公の常吉も入れると、少なくとも4人の悪人が登場します。
常吉にあることないことを吹き込んだやつ、莫連女のお金とそのヒモの蝮の仙吉。
このどうしようもない後味の悪さに、どうやって光明を当てて行くのか、そのプロセスでした。
ハッピーエンドではないストーリーに、かすかに救いを見出すために、最後に常吉が「おっ母さん、おっ母さぁ~ん!」と泣きつく場面で、2つの「おっ母さん」の間に、小さな声で「すまねぇ」と入れることにしました。
オチまでは、何の救いもない悲しい噺だけれども、改心した常吉がお花と夫婦になって、両親と育ての親のお賎に恩返しをするだろうとの期待感を込めようと。
「浜野矩随」と「笠と赤い風車」は、母と息子の人情を。
「ねずみ」と「通夜の猫」と「抜け雀」は、父と息子の愛情を演じてみました。
あ、「薮入り」は、育ての親(両親)との繋がりでした。
打上げの時に、内気家てれ生師匠から、「お前の怪談噺が聴いてみたいよ」と言われました。

2015年6月 2日 (火)

クイズ・グランプリ

テレビのクイズ番組「クイズ・グランプリ」の司会や、映画「サザエさん」シリーズのマスオ役で知られた俳優の小泉博さんが、間質性肺炎のため亡くなったそうです。
クイズ・グランプリ
父と同じ病名です。
享年88歳。
高校時代、受験勉強の合間に、この番組の問題を全問正解させるのがノルマでした。
その番組の司会者でした。
私の頭脳は、あの頃がピークだった気がします。

真仮名さんの「五百羅漢」

師匠のブログで、噺っ子連の有難亭真仮名さんの稽古についてコメントされていました。
真仮名[五百羅漢]。
地語りで表現す る情景描写の方法をいくつか演り分けるようになった。
親子再会の場面には大事 な地語りである。
それだけに、今日の稽古では満点。

さらに、この噺に対する真仮名さんのコメントも紹介してくださいました。
[五百羅漢]を上げて、高座本に連載をしている 「落語事始」に、熱く演読を 取り上げてくれた。 演読の薦めとして、ここへ転載する。
☆ 真仮名の「落語事始」十六 [五百羅漢] 噺っ子連・有難亭真仮名
(201 5・5・28) 今年の初め、紀伊国屋寄席で圓窓師匠の[五百羅漢]を聴いた。
背筋がピンッと伸びるようなさわやかな風が体中に吹いたのを覚えている。
色のある噺。
最後に親子が虹を描いた光景がそう思わせたのだろうか。
時が経てば経つほど、稽古を重ねれば重ねるほど、その色は濃くなり、物語の世界がクッキリと浮かび上がってきた。
この噺を稽古して一番体感したのは、言葉に感情を乗せるのではなく、登場人物の感情が自然と口から出てきたということ。
心を込めた演読の繰り返しで、登場人物と深く対話し、理屈ではない人間の心情を自分なりに掴めめたのではないかと思っている。
だから稽古をするたびに、同じ台詞でも感情の入れ方が異なることもあったし、これが演じる面白さと難しさであると感じた。
また、演者は物語の展開を知っているが、噺の中の登場人物にとっては一言一言が今であり、未来に続く。
だから今を演じることを心掛けた。
それまで夫婦が生きてきた人生、八百屋の清二が江戸の町で迷子と出会う場面、台詞にはない物語の背景を思い描くことも努めた。 口演時間は二十五分。
その中に登場人物の笑い・ 涙・喜び・驚き・・いろいろな 思いが交差する。
時間軸も変わる。
一つの感情に引きずられることなく、一瞬一瞬を演じることが落語なのだろう。
[五百羅漢]は、これまで聴いた、そして稽古した噺の中で一番心に残る。
また 一つ、落語が好きになった。
もっともっと稽古して、多くを学びたい。

…そのまま私の思いだと言ってもいいくらい、共鳴するコメントです。
師匠に「演読」と名付けていただいた稽古方法は、実は演じるのではなく、自分自身を自分の言葉で言葉に投影させて語ることだと思います。
「笠と赤い風車」で、流れが今一歩だったという批評は、半分はご指摘の通り、しかし半分は、場面場面でのリアルタイムの会話や感情の、私なりの表現です。
流暢ではない、言いよどんだ台詞だったかもしれない、でも、それが登場人物の感情だった気がします。
真仮名さん、若いのに凄いなぁ。

また年金機構?

日本年金機構の職員のパソコンに、外部からウイルスメールによる不正アクセスがあり、機構が保有する国民年金や厚生年金などの加入者と受給者の個人情報が外部に流出したそうです。
国民年金、厚生年金などの加入者に付与される10桁の基礎年金番号と氏名、生年月日の3情報が約116万7000件、3情報と住所の計4情報が約5万2000件、基礎年金番号と氏名の2情報が約3万1000件の計約125万件。
個人情報を記録したファイルにはパスワードを設定するよう内規に定めていたが、約125万件のうち約55万件には内規に反してパスワードが設定されておらず、誰でも開ける状態で流出。
お粗末千万
重要な個人情報そのものを扱っている自覚と緊張感、責任感の微塵も感じられません。
新種のウイルス云々以前の問題だと思います。
こんなに一事が万事信用出来ない組織も珍しいと思います。

ご贔屓のコメント

“金願亭乱志後援会”の会長を自認する「Ⅰさん」から、先日の「お江戸あおば亭」のコメントがありました。
まずは、全体のコメント。
楽しき一時ありがとうございました。
皆さん、それぞれ個性があって良いですね…。
そして、乱志への寸評。
自己評価にあるように、いつもの出来ではなかったですね。
流れが今一歩だったと思います。
詳しくは、今度お会いしたときに。
…やはり。
辛口コメントは、とても悔しいですが、必ず次に繋げて行きたいと思います。

油かけ犯人

奈良や京都、千葉の寺社などに油のような液体がまかれた事件に絡み、米国在住で東京都内に拠点があるキリスト教系の宗教団体幹部が各地で油をまいたことを認める発言をしていたことがわかったそうです。
油かけ犯人
この男は3月下旬、香取神宮の建造物に液体をかけた疑い。
防犯カメラに液体を投げつける姿が映っていたそうです。 1433246026884.jpg
この男は東京都出身。
2013年に教団を設立。
中国地方の城や神社、九州地方の神社で 「お清め」と称して油をまいたことを信者向けの集会で証言。
「日本の寺社を油で清め、日本人の心を古い慣習から解放する」などと語ったという。
余計なお世話ですよ

高座の写真

恋し家古狂師匠が撮ってくださった高座の写真です。
以前は、ご贔屓やメンバーが撮ってくれたものですが、最近は、あまり撮ってもらえなくなりました。
高座の写真
落語っ子連や扇子っ子連では、私がスマホで撮っているので、私の映像だけありません。
今回のお江戸あおば亭でも、この写真1枚しかありませんから、とても貴重です。

談亭志ん志師匠

達人談亭志ん志師匠。
昨年の秋の仙台でのOB落語会には、私と同様出演されませんでしたから、1年ぶりのお目見えです。
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今回の出演者は、寝蔵・とん平・乱志の3人は、落語っ子連で圓窓師匠に、蕪生・笑児ご両名も、プロの噺家さんの指南を受けていますので、この落語会以外にも高座の機会はありますが、志ん志師匠は、恐らく唯一の場ではないかと思われます。
一人で、自分の噺を作り上げ、さらに磨き込むというのは、実は至難の業だと思います。
大きな体躯と見事な銀髪は、一見威圧感がありますが、笑顔と芸風は全く違って、とても優しいオジサンです。
特に、今回は、可愛い可愛いお孫さんが客席で応援していますから、優しさがさらに優しさを呼んでいる感じです。
泥棒の噺は教育上いかがなものか、という野暮な議論を全く寄せ付けず、デング熱を話題にしたマクラから入りました。
デング熱のデングというのは、スペイン語か何かで「ダンディ」と意味なんだとか。
談亭→ダンディ→デング・・・。
「夏泥」という噺は、何故「夏」なんだろうと、以前から疑問に思っていた部分もありましたが、語りの中で、なるほどと言うご説明がありました。
さすがに、"泥棒道"にお詳しい!

2015年6月 1日 (月)

今日の富士山

新幹線からは、富士山は見えませんでした。
今日の富士山
今日も暑くなりそうです。

次の稽古?

日から6月。
2泊3日の大阪出張です。
朝の東京駅新幹線ホームは、まだあまり混雑していません。
次の稽古?
次の千早亭落語会に演る予定の「五百羅漢」の高座本を鞄に入れました。
いつもなら、落語会の後は、軽い燃え尽き症候群になるのですが、今回は何故か兆候がありません。
次の稽古?
むしろ、次の噺を、ということなのですが、さりとて物凄く前向きという訳でもなく。
確か、有難亭真仮名さんが、師匠のこの噺にチャレンジされたと聞きました。
真仮名さんの繊細な感性から、きっと素晴らしい作品になったことでしょう。

次の稽古?
今夜、ホテルで1人、読み稽古をしようかと思います。

還暦土俵入り

大相撲の元横綱千代の富士の九重親方が、還暦を祝う土俵入りを両国国技館で披露したそうです。
還暦土俵入り
赤い綱を締めた九重親方は、露払いに日馬富士、太刀持ちに白鵬の2人の現役横綱を従えて、現役時代と同じ雲龍型の土俵入りを披露。
相撲界も長寿になったので、何か特別な年齢だとは思えませんね。

杜の家とん平師匠

「長屋の花見」で、筵の毛氈を担いでいる場面。
恋し家古狂師匠の激写作品を使わせていただきます。
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杜の家とん平師匠は、学生時代は2学年上の先輩です。
1年生の時の3年生。
とん平師匠のほかに、風流亭喜楽師匠と山椒亭から志師匠。
3人ともとても優しい先輩方でした。
私のように、落語にのめり込まない、非常にさっぱりとした、あっけらかんとした芸風は、学生時代に「肥え瓶」などの噺をやっても、汚らしさや嫌悪感を感じない、とても素敵なキャラクターです。
大変僭越ですが、2週間前の「深川三流亭」でも同じ演目でしたが、とても良くなっていました。
下手の方向、前から2列目に、92歳のご尊父、90歳のご母堂が、「直ちゃん(とん平師匠の愛称)頑張れ」と、温かく見守っていらっしゃいます。
「息子の噺が心配た」と親が言えば、息子は「無事に家に帰り着けるか心配」と言う。
卒寿を過ぎた両親と、とっくに本卦還りを過ぎた愛息との、実にほのぼのした雰囲気。

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