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2015年5月27日 (水)

鰍沢で「鰍沢」を聴く

event落語の演目「鰍沢」の舞台になった山梨県富士川町内にあるすし屋「おかめ鮨」が、昨年から落語と食事を一緒に楽しめる寄席を定期的に開き、好評を博しているそうです。
噺家さんの落語を聴き、その後に落語に出てくる料理を取り入れた弁当を食べる趣向。で参加者からは「落語で笑い、おいしい料理をいただく。今から次回も楽しみ」などと。
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地元が落語「鰍沢」の舞台であることを知ったご主人が、「落語を使った町おこしは県内で唯一の取り組みになる」と企画。
昨年5月に1回目の「落語『鰍沢』と鰍沢弁当の会」を開催。
2回目の会では、柳家三三さんが「鰍沢」などを披露。
寄席に約70人が集まり、落語の後に内容にちなんだ総菜を盛り込んだ弁当を食べた。
20150526k0000e040144000p_size5_2弁当には話の中に登場する、「護符」をニンジンと大根で表したほか、「熊肉」にかけた「駒肉(馬肉)」のしぐれ煮、ノンアルコールの卵酒も付いたそうです。
ほかに町産野菜の塩麹焼きや、身延特産の曙大豆の煮豆や湯葉など地元食材を生かした品が並び、我が町南部町の人は、「『落語で聞いたあの部分がこの料理につながるのか』と考えながら食べると、難解と思っていた落語も楽しくなる」と笑顔を見せたそうです。
三三さんは、何度か鰍沢で「鰍沢」を演じておられるようです。
昨年、私も、身延山の麓の老人会で、「鰍沢」を演らせていただきましたが、落語が町興しに一役買うなんて・・・、しかも私の郷里で、なんて、素敵だと思います。
長く続いて欲しいものです。
いつか行きたいなぁ・・・。
「鰍沢」は、幕末から明治時代にかけて活躍した初代三遊亭円朝(1839〜1900年)の創作落語。
身延山参詣の道中だった旅人が雪深い山奥で道に迷い、宿を請うた家の女から毒入りの卵酒を飲まされ、命からがら逃げる、という内容。
「鉄砲・卵酒・毒消しの護符」または「小室山の護符・卵酒・熊の膏薬(こうやく)」をお題にした三題噺の会で発表されたなどと伝わる。
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富士川町(旧鰍沢町)は、日本三大急流の一つの富士川河岸の宿場町で、身延山の参詣や塩などの運搬でにぎわった。

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