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2015年5月22日 (金)

落語・ぶんがく亭

山梨県立文学館で、「落語・ぶんがく亭」という落語会が開かれているんですね。
「山梨県立文学館」・・・。
山梨県は博物館等の展示施設が未整備で「文化不毛の地」と評されていたが、戦後には文化行政に熱心な田辺国男が知事に就任し、山梨県立美術館や山梨県立考古博物館、山梨県立県民文化ホールなど公共文化施設が整備されていった。
県内出身の飯田蛇笏の子で自身も俳人である飯田龍太や、近世俳諧史研究者から文学資料の散逸を危惧する声があり、1981年(昭和56年)には県内出身の書店経営者岩森亀一が東京都千代田区神田神保町の三省堂書店において「芥川龍之介資料展」を開催し、資料の有効活用を条件に県への寄贈を意向した。
翌昭和58年にも県内文化団体から県へ建設要望が出されている。
こうした動きから望月幸明知事時代の1983年(昭和58年)6月に定例県議会において文学館構想推進費が議決され、同年11月には17名の専門家を集めた基本構想策定懇話会が開かれ、県内出身の文学者やゆかりの文学者に関する資料の収集と保管・公開を行い社会教育として活用する文学館建設の計画が進められた。
昭和60年3月には建設基金条例を制定し、昭和61年2月には県立美術館に併置させることが決定し、周辺を「芸術の森公園」として整備されることになった。
文学館の必要性については県議会においても反対意見があったが、1987年(昭和62年)に同文学館の建設を着工、1989年(平成元年)11月3日に開館した。
工事費は2億4200万円、敷地は山梨県立美術館とともに「芸術の森公園」として整備された。

・・・「文化の陥没遅滞」って、かつては山梨県も、静岡県東部の富士市周辺も言われていて、私は、そのど真ん中で、文化の片鱗もない田舎で育ったんです・・・。

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